どうも(^^)v
この1週間は全く家にいませんでしたので、久々のブログアップになります。
まぁ…この1週間の模様はまた時期が来たらアップというコトで←ネタが溜まってる。
今回はカタログのアップになりますね…あぁ…いいね~
…
初代エスティマ後期です♪
やっぱりルシーダが家にあったし、親戚のアニキも乗ってたから当然気になる存在…。
しかしながら、実はマトモに運転したのは去年ぽくろさんのを運転させてもらったのが初めてだったのです…(^-^;
乗ればルシーダと違う良さがありますね…さすが大エスティマ。
さて…そんな初代エスティマはバブル真っただ中の1990年にデビューしています♪
ご存知の通り、デビュー時はまだまだミニバンなんてワードは日本には全く無く、トヨタとしてもこのように当時は異端児ですから、とにかく開発には慎重になったようで、構想を含めて7~8年は掛かったようです…(汗)
「バブル」という時代背景も後押しし、専用設計を身に纏ったエスティマは非常にコストの掛かった1台となった訳です♪
しかしながら、その専用設計が仇となり、直4ではパワー不足だけどV6が載らないし、苦肉の策で搭載したスーチャーで燃費は極悪…(汗)
さらに何より今では当たり前となった全幅1800mmも当時の日本では大柄で扱いづらいと見なされた挙句、逆に輸出先のアメリカでは小さいと来た…(泣)
いつの間にやらモデルライフはズルズルと長引き、またバブル設計故に年々とコストダウンや装備簡略化がなされた挙句、1998年に後期型へとマイナーチェンジ。
当時のキャッチコピーは…
TOYOTAの天才タマゴ
まさに初代エスティマの代名詞とも言えるキャッチコピーですが、実は後期のキャッチコピーだったりします(^^)v
今回はそんな後期型でも1998年1月のモノになります。
さて…そんな初代エスティマ。コチラは最上級グレードのGになります♪
自分としては初期型からのイメージからか、やはり初代エスティマは赤ツートンが似合うと思いますね(^^)v
全長は4750mmなんですが、ホイールベースが当時としては長く2860mmもあります。
どうやら、開発途中のクリニックで、フロントの乗降性が悪いとの意見が出てきた為、最終的にホイールベースを250mm延長したんだそうです!
コレも効いてるでしょうね…見た目にも安定感が出てます♪
そして後期で追加されたのが、エアロパーツ装備のアエラス。
実際に当時のミニバンの中でもデビューは古いものの、相変わらずのスタイリッシュさとソレに加えこのエアロパーツでしたから、結構このアエラスも当時は走ってましたね(^^)v
で…コチラが一番ベーシックなV。
ウインカーレンズもクリア化され、見た目の高級感としてはアップしております♪
インパネは、時代の流れ?だったのか今としては元々のエスティマのシンプルながらも高品質だった感じとは逆を行く感じでケバケバシイ木目パネルが装備されたりしています(Gだけですけどね…後はココは好みの範疇です)。
それにしても、時代の流れに合わせ、デュアルエアバッグにしている上に、偶然ながらセンターコンソールの結構オイシイ位置にちゃんとナビが(笑)♪
インパネはかなり奥行きがあるものの、実際の視界は結構開けてて見やすいですよ(^^)v
シートは子分のルシエミと違い、助手席シートにもアームレストを装備!
ただ…2列目キャプテンシートは正直初期型のコストが掛かったデザインの方が良かったですね…(泣)
ただ…実際に売れた大半はコッチの8人乗り。
なので、7人乗りのGは探せば無いコトはないですが、他よりも希少ではあります。
そんな初代エスティマ後期に搭載されるエンジンは1機種のみ…
2TZ-FTE…直列4気筒2400㏄ハイメカツインカムスーパーチャージャー、160馬力、26.3kg-m。
以前もブログで話題にしましたが、元々は2ストロークの新開発エンジンが搭載される予定でしたが、コレが頓挫。
代わりに当初はNA版だった訳ですが、アンダーパワーは否めず、苦肉の策としてスーパーチャージャーが装備された訳です…(^-^;
しかしながら、元々の車重があるのでコレが踏んでも「ブモーッ!!」って言うばかりで付け焼き刃的な感じかと…(汗)
また、副作用で燃費が極端になるので、ゆったりと走るのがクルマのキャラクターからしても性に合ってます…間違いなく。
で…このエンジンをエスティマは75度傾斜させて搭載。
CMでもアピールするスラントミッドシップですね♪
傾斜角を75度としたのは、サンフランシスコで一番急な坂道でもオイル漏れが起こらないようにする為なんだそうです(^^)v!!
で…このエスティマのユニットの特殊なところは、全ての補器類を車両前方に配置し、クランクシャフトから伸びるエクイップメントシャフトで駆動する特殊な機構!!
実は最近偶然知りましたが、シトロエンSMも似たような方式でカムシャフトから伸びるシャフトで補器類を駆動するんだそうですよ(゜o゜)!!
さて…この補器類、やろうと思えば電動機構も出来なくもないですが、エスティマでは狭いエンジンルームの都合上、オルタの大型化が不可能だったそうで。
後は油圧カップリングファンで回すコトは技術的には可能だったらしいのですが、コレはコストの関係でボツ…結果的にこの機構はセルシオで生かされるコトとなります。
コレに組み合わされるミッションは4速のコラムオートマのみ。
ルシエミに設定のあった5速マニュアルはありません。
足回りはフロントがストラットでリアがGはダブルウィッシュボーン、他は4リンクです。
コレがトレッドの広さも相まって凄く安定性があってゆったりとした乗り味で実にイイんですよ(^^)v
後は当然ミッドシップってのも効いてる。
ゆ~ったりと動かせるからエンジンのパワーが多少無くてもクルマのキャラクターで結構打ち消せる訳です♪
正直グランビアは確かに豪華ですが、この安定感がエスティマは良くてですね~♪
時がゆったりと流れる感じがします…実にいいコト…ちなみにルシエミにこの感じは無いんですねぇ。
装備としては、後期になって見た目でこの違いが正直かなりデカイですね!
マルチリフレクターヘッドライト。
もうクルマの顔が一気に新しくなります♪
そして初期型から同じですが、オーバーヘッドデュアルエアコン。
コレの機構が実は結構凝ってるらしく、タンジェンシャルファンという、家庭用ルームエアコンと同じファンの機構を専用設計で採用し、カタログにも謳うように超薄型になったようです♪
バブルならではと設計陣のコダワリを感じますよね(^^)v
さらに当時のトヨタのRV(この表現が実に90年代後半のニオイ)では定番だったクール&ホットボックスがオプションで装備されます。
後は先述のようにデュアルエアバッグ。
運転席はともかく、助手席側は元々設計要件に織り込んで開発していたかは知りませんが、よく採用したなと思います。
ちなみにジャンル違えど、同時代を似たように生きたZ32フェアレディZはモデル終了までついぞ助手席エアバッグは未設定のままです。
ボディカラーは全部で5色。
グレードは先述通りG、アエラス、Vの3グレード。
価格表はこのようになっております。
当時としてもこの価格は結構強気で、最新型のライバルに比べると割高感は正直否めません…その分専用設計が多かったからこうなってるんでしょうが…(^-^;
実際に売れなかった…と言われつつも自分としてはコンスタントに台数は出てたかとは思いますね…ルシエミ程では無いですが。
結局初代は全部で125万台は売れたそうです(^^)v
2代目以降はスタイリングフォルムのコンセプトだけはそのままに、メカニズムはライバルと横並び。
んでもって独自性は初代には全く及ばず結局は卵型のフツーのミニバンに。
しかし、3代続けて売れたのは、「天才タマゴ」と称するように「スタイリッシュな卵型ミニバン」という「フォルムが伝統になったから」かと…(^-^;
偶然ながら、こんな折にエスティマが約30年の歴史に幕を閉じる訳で、寂しいものがありますね…(^-^;
そういえば、余談ながら卓球の愛ちゃんの家が乗っていた初代エスティマがどうやら1号車だったそうですよ(笑)
ソレこそ数日前にツイートしてましたわ(爆)
このカタログをアップしたのはエスティマの生産終了に伴った訳では無く、みん友さんの愛車紹介のアップ順に出しただけなので全くの偶然だったり…(^-^;
やっぱり初代のエスティマってスゴイと思いますよ…共用化がキーワードとなっている現代日本の自動車メーカーではこんなクルマは絶対造れません。