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イイね!
2019年12月02日

TOYOTAの天才タマゴ



どうも(^^)v

この1週間は全く家にいませんでしたので、久々のブログアップになります。

まぁ…この1週間の模様はまた時期が来たらアップというコトで←ネタが溜まってる。

今回はカタログのアップになりますね…あぁ…いいね~






初代エスティマ後期です♪

やっぱりルシーダが家にあったし、親戚のアニキも乗ってたから当然気になる存在…。

しかしながら、実はマトモに運転したのは去年ぽくろさんのを運転させてもらったのが初めてだったのです…(^-^;

乗ればルシーダと違う良さがありますね…さすが大エスティマ。

さて…そんな初代エスティマはバブル真っただ中の1990年にデビューしています♪

ご存知の通り、デビュー時はまだまだミニバンなんてワードは日本には全く無く、トヨタとしてもこのように当時は異端児ですから、とにかく開発には慎重になったようで、構想を含めて7~8年は掛かったようです…(汗)

「バブル」という時代背景も後押しし、専用設計を身に纏ったエスティマは非常にコストの掛かった1台となった訳です♪

しかしながら、その専用設計が仇となり、直4ではパワー不足だけどV6が載らないし、苦肉の策で搭載したスーチャーで燃費は極悪…(汗)

さらに何より今では当たり前となった全幅1800mmも当時の日本では大柄で扱いづらいと見なされた挙句、逆に輸出先のアメリカでは小さいと来た…(泣)

いつの間にやらモデルライフはズルズルと長引き、またバブル設計故に年々とコストダウンや装備簡略化がなされた挙句、1998年に後期型へとマイナーチェンジ。

当時のキャッチコピーは…



TOYOTAの天才タマゴ

まさに初代エスティマの代名詞とも言えるキャッチコピーですが、実は後期のキャッチコピーだったりします(^^)v

今回はそんな後期型でも1998年1月のモノになります。



さて…そんな初代エスティマ。コチラは最上級グレードのGになります♪

自分としては初期型からのイメージからか、やはり初代エスティマは赤ツートンが似合うと思いますね(^^)v

全長は4750mmなんですが、ホイールベースが当時としては長く2860mmもあります。

どうやら、開発途中のクリニックで、フロントの乗降性が悪いとの意見が出てきた為、最終的にホイールベースを250mm延長したんだそうです!

コレも効いてるでしょうね…見た目にも安定感が出てます♪



そして後期で追加されたのが、エアロパーツ装備のアエラス。

実際に当時のミニバンの中でもデビューは古いものの、相変わらずのスタイリッシュさとソレに加えこのエアロパーツでしたから、結構このアエラスも当時は走ってましたね(^^)v



で…コチラが一番ベーシックなV。

ウインカーレンズもクリア化され、見た目の高級感としてはアップしております♪



インパネは、時代の流れ?だったのか今としては元々のエスティマのシンプルながらも高品質だった感じとは逆を行く感じでケバケバシイ木目パネルが装備されたりしています(Gだけですけどね…後はココは好みの範疇です)。

それにしても、時代の流れに合わせ、デュアルエアバッグにしている上に、偶然ながらセンターコンソールの結構オイシイ位置にちゃんとナビが(笑)♪

インパネはかなり奥行きがあるものの、実際の視界は結構開けてて見やすいですよ(^^)v



シートは子分のルシエミと違い、助手席シートにもアームレストを装備!

ただ…2列目キャプテンシートは正直初期型のコストが掛かったデザインの方が良かったですね…(泣)



ただ…実際に売れた大半はコッチの8人乗り。

なので、7人乗りのGは探せば無いコトはないですが、他よりも希少ではあります。

そんな初代エスティマ後期に搭載されるエンジンは1機種のみ…



2TZ-FTE…直列4気筒2400㏄ハイメカツインカムスーパーチャージャー、160馬力、26.3kg-m。

以前もブログで話題にしましたが、元々は2ストロークの新開発エンジンが搭載される予定でしたが、コレが頓挫。

代わりに当初はNA版だった訳ですが、アンダーパワーは否めず、苦肉の策としてスーパーチャージャーが装備された訳です…(^-^;

しかしながら、元々の車重があるのでコレが踏んでも「ブモーッ!!」って言うばかりで付け焼き刃的な感じかと…(汗)

また、副作用で燃費が極端になるので、ゆったりと走るのがクルマのキャラクターからしても性に合ってます…間違いなく。



で…このエンジンをエスティマは75度傾斜させて搭載。

CMでもアピールするスラントミッドシップですね♪

傾斜角を75度としたのは、サンフランシスコで一番急な坂道でもオイル漏れが起こらないようにする為なんだそうです(^^)v!!



で…このエスティマのユニットの特殊なところは、全ての補器類を車両前方に配置し、クランクシャフトから伸びるエクイップメントシャフトで駆動する特殊な機構!!

実は最近偶然知りましたが、シトロエンSMも似たような方式でカムシャフトから伸びるシャフトで補器類を駆動するんだそうですよ(゜o゜)!!

さて…この補器類、やろうと思えば電動機構も出来なくもないですが、エスティマでは狭いエンジンルームの都合上、オルタの大型化が不可能だったそうで。

後は油圧カップリングファンで回すコトは技術的には可能だったらしいのですが、コレはコストの関係でボツ…結果的にこの機構はセルシオで生かされるコトとなります。



コレに組み合わされるミッションは4速のコラムオートマのみ。

ルシエミに設定のあった5速マニュアルはありません。

足回りはフロントがストラットでリアがGはダブルウィッシュボーン、他は4リンクです。

コレがトレッドの広さも相まって凄く安定性があってゆったりとした乗り味で実にイイんですよ(^^)v

後は当然ミッドシップってのも効いてる。

ゆ~ったりと動かせるからエンジンのパワーが多少無くてもクルマのキャラクターで結構打ち消せる訳です♪

正直グランビアは確かに豪華ですが、この安定感がエスティマは良くてですね~♪

時がゆったりと流れる感じがします…実にいいコト…ちなみにルシエミにこの感じは無いんですねぇ。



装備としては、後期になって見た目でこの違いが正直かなりデカイですね!

マルチリフレクターヘッドライト。

もうクルマの顔が一気に新しくなります♪



そして初期型から同じですが、オーバーヘッドデュアルエアコン。

コレの機構が実は結構凝ってるらしく、タンジェンシャルファンという、家庭用ルームエアコンと同じファンの機構を専用設計で採用し、カタログにも謳うように超薄型になったようです♪

バブルならではと設計陣のコダワリを感じますよね(^^)v



さらに当時のトヨタのRV(この表現が実に90年代後半のニオイ)では定番だったクール&ホットボックスがオプションで装備されます。



後は先述のようにデュアルエアバッグ。

運転席はともかく、助手席側は元々設計要件に織り込んで開発していたかは知りませんが、よく採用したなと思います。

ちなみにジャンル違えど、同時代を似たように生きたZ32フェアレディZはモデル終了までついぞ助手席エアバッグは未設定のままです。



ボディカラーは全部で5色。

グレードは先述通りG、アエラス、Vの3グレード。



価格表はこのようになっております。

当時としてもこの価格は結構強気で、最新型のライバルに比べると割高感は正直否めません…その分専用設計が多かったからこうなってるんでしょうが…(^-^;

実際に売れなかった…と言われつつも自分としてはコンスタントに台数は出てたかとは思いますね…ルシエミ程では無いですが。

結局初代は全部で125万台は売れたそうです(^^)v

2代目以降はスタイリングフォルムのコンセプトだけはそのままに、メカニズムはライバルと横並び。

んでもって独自性は初代には全く及ばず結局は卵型のフツーのミニバンに。

しかし、3代続けて売れたのは、「天才タマゴ」と称するように「スタイリッシュな卵型ミニバン」という「フォルムが伝統になったから」かと…(^-^;

偶然ながら、こんな折にエスティマが約30年の歴史に幕を閉じる訳で、寂しいものがありますね…(^-^;

そういえば、余談ながら卓球の愛ちゃんの家が乗っていた初代エスティマがどうやら1号車だったそうですよ(笑)

ソレこそ数日前にツイートしてましたわ(爆)

このカタログをアップしたのはエスティマの生産終了に伴った訳では無く、みん友さんの愛車紹介のアップ順に出しただけなので全くの偶然だったり…(^-^;

やっぱり初代のエスティマってスゴイと思いますよ…共用化がキーワードとなっている現代日本の自動車メーカーではこんなクルマは絶対造れません。
ブログ一覧 | カタログ~トヨタ~ | クルマ
Posted at 2019/12/02 05:24:13

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この記事へのコメント

2019年12月2日 6:27
おはようございます(*^^*)

自分も過去に結婚してた頃に後期の特別仕様Vリミテッド乗ってました。

夏場の普段乗り燃費は思ったほど悪くなかったような気もしますが、冬場は暖気も長かったのでリッター5キロ切りました(笑)

HID入れたりアエラスのスポイラー入れたりマフラー入れたりシンプルに乗ってましたが、車検時期が当時の嫁車と重なり車検費用
も高額だったので諦めて手放しました。

乗り心地も運転してて楽だったので良い車でしたが、新車価格もそれなりに結構いい金額したんですね(^_^;)
コメントへの返答
2019年12月3日 5:56
こんばんは(^^)v

自分も1回運転したのはVリミテッドでしたよ(^^)v

あ…確かに冬場だと燃費落ちちゃいますよね…(汗)

やっぱり新車価格も結構高価な1台で、しかも機構が独特な物ばかりでしたので、車検はそれなりに掛かっちゃいますよね…(苦笑)
2019年12月2日 8:43
(整備士泣かせの)天才タマゴでしたね😅

シャフト交換はマジでしたくなかったです、、、
コメントへの返答
2019年12月3日 5:56
シャフトで先輩がメッチャ大変そうでした…(^-^;

トヨタにしてはメンテナンス性が悪いですよね…(苦笑)
2019年12月2日 13:22
こんにちは~

先輩が乗っていて、アンダーパワーに泣かされS/C付きに乗り換えました。

しかも整備を任されていたのですが、これが壊れまくってリザーバー割れ・Fブレーキの固着などなど
最後整備はトヨタの友人に泣きつき事なきは得たのですが
先輩自身が嫌気がさしE51エルグランドに代替えしてしまいした…

その後はE51エルグランド⇒ムラーノ⇒E52エルグランドと代替えして頂いております。
コメントへの返答
2019年12月3日 6:32
こんばんは(^^)v

S/Cでもそれなりなんですが、NAとなるとやっぱツライですよね…(苦笑)

後はレイアウトが特殊ですからやはり整備性は…(^-^;

2019年12月2日 13:48
こんにちは。

『トヨタの天才タマゴ』まさに言い得て妙な意欲作でしたね。

エスティマが、ミニバンに市民権を与えた功績は計り知れません。

コメントへの返答
2019年12月3日 6:39
こんばんは(^^)v

このキャッチコピーを考えた人はかなりのやり手な方かと(^^)v

とにかく初代のインパクトは未だ大き過ぎます…
2019年12月2日 13:58
エスティマは初代は整備性が最悪だったみたいですが、車としてのコンセプトがしっかりとしていて、ミニバンに興味のない私でしたが、エスティマだけは乗ってみたい車でしたね。
偶然にも今の職場に転職した当時に仲良くしてもらっていた先輩が所有していて、前期モデルの8人乗りだからVグレードかな?は遠出するのに何度か運転しました。
SC無しだったので確かにアンダーパワーでしたね。
でも、当時のミニバンの中ではハンドリングは良かったです。
2代目以降は普通のFFになってしまって全く興味がなくなりました(爆)
コメントへの返答
2019年12月3日 6:44
我が家もルシーダでしたので同様ですが、整備性が悪い&トヨタ車にしては珍しく故障が多かったですねぇ…(^-^;

前期モデルの8人乗りでしたら確かXですね(^^)v

2代目以降はメカニズムよりスタイルでアピールするクルマになってますね…(^-^;
2019年12月2日 23:22
こんばんは。

自分は乗る機会がなかったですが、上の方々が仰るように整備性はよくないようですね(´-ω-`)
特にエンジンが斜め故のオイル漏れとか。
もし2スト完成してたら評価変わってたでしょうね。

あとはoption誌にエスティマのドリフト画像が投稿されてましたね(・∀・)

専門学校時代、後輩の女の子が「先輩、セルティマって知っちょる?」って話しかけてきました。
※20セルシオ顔移植のエスティマのことでWagonistか何かの表紙になった車です。
当時セリカ買ったばかりのわたくしが車の噺ができると思われたのか( ´_ゝ`)
コメントへの返答
2019年12月3日 6:47
こんばんは(^^)v

はい…整備性は全然でございます…(苦笑)

セルティマは97年位からですかね…意外と好きな人には流行ったカスタムでしたね(^^)v
2019年12月2日 23:40
トヨタが手掛けたCMよりも、福岡トヨタ店が独自で流してたCMが印象強く、弓道着を着てたネーちゃんを思い出しますw
80点主義の無難な車造りだったトヨタがここまでやってのけた事が、ミニバン市場のエポックメイキングな車でしたね。
低燃費技術の競争も結構ですが、そろそろこんなアッと驚く車が増えて欲しいですね。
コメントへの返答
2019年12月3日 6:59
なんとそんなCMがあったんですか!!

確かにバブル真っただ中の当時でさえ、このコンセプトはぶっ飛んでました(^O^)

とりあえず今年のトヨタで面白いのは、グランエースを日本市場に向けて発表したコトでしょう(笑)
2019年12月3日 0:32
こんばんは。

初代エスティマは歴史に名を残す車ですよね。
コンセプト、ルックス、実用性どれも素晴らしく思えます。燃費とか整備性は犠牲になってるようですが…
街で多く見かけたような気もしますが大抵ルシエミ、たまにエスティマだったんでしょうね。この兄弟、合わせれば結構いたような気がするんですが一体どこへ行ってしまったんでしょうね(´;ω;`)

2代目以降は普通の車になってしまったのは事実ですが、需要は一定数あったと思うんですけどね…3代目が最後のビックマイチェンがあったのもそれを物語っているんでは無いかと…惜しむ声だってないわけじゃ…
やはり寂しい気持ちになります(´・ω`)
コメントへの返答
2019年12月3日 7:05
こんばんは(^^)v

整備性で注文付けるトコは多々あれど、あのパッケージングは名車と言わざるを得ませんね!

以前はニュージーランドへ流れてたりしたものの、現在はまた状況が変わっているでしょうね…(^-^;

勿論、2代目以降もコンスタントに売れたのですが、初代のメカニズムに惚れて購入した人から見ると、全く違うクルマになってますもんねぇ…(^-^;

現行の50系もデビュー当初は売れてましたね♪

デザインは正直初期のままで十分だと思いますね…(^-^;
2019年12月3日 12:17
前期のディーゼルが欲しかったなぁ
見つからなかったけど(笑)
ルシーダエミーナはゴロゴロあったのに
コメントへの返答
2019年12月4日 8:10
それがですね…ディーゼルの設定があるのはルシエミのみなんですよ…(^-^;

大エスティマもディーゼルの設定があればよかったんですけどね…(泣)
2019年12月4日 8:37
えっ前期だけに設定あるって聞いたよ?
トヨタで働いてる時に笑
それで探したんよ~
嘘つかれたんかね?
コメントへの返答
2019年12月4日 8:50
多分お相手さんの勘違いですね…(^-^;

ディーゼルはルシエミのみなので…(^-^;

多分大エスティマにディーゼルがあったらウチもルシーダ買わずにソッチを買ってたと思います(^O^)
2019年12月4日 13:13
こんにちは♪

やっぱエスティマはTCRですね!

うちは中期のルシーダだったんでかなり憧れがありました

エスティマではでかすぎるし、ディーゼルが選べたのでルシーダになったようです

アンクエルションやったかな?内巻きエアロがめちゃくちゃカッコよかったです

マークXに続きエスティマもですね…一時代を築いたクルマがなくなるのは寂しい限りです
コメントへの返答
2019年12月5日 4:37
こんばんは(^^)v

自分も初代が一番好きですね♪

ウチも中期のルシーダでしたが、実は当時一番気になってたのは後期でした…が…高くてウチには中期が限界でした…(苦笑)

エアロはジャンクションが好きでしたね…唯一ミニバンのラインナップでエスティマがありました(^O^)

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