どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
正直全く馴染み無いんですがね…(^-^;
初代カペラ前期ロータリークーペです♪
何気にロータリー以外にレシプロ1600も載ってるんですけどね(笑)
実車はソレこそ今回のみん友さんの愛車そのものの運転席に座らせてもらったコトがある位ですね…(^-^;
後はセフィーロの亡くなった元オーナーが晩年の時に話したコトを思い出します。
このオッチャンはセフィーロをご存知の通り?20数年もワンオーナーで乗り続けた訳ですが、その前は赤黒ツートンの910ブルの2ドアをコレまた長年乗ってました。
で…亡くなる数年前にセフィーロから次のクルマへの買換えを実は考えてたんですよ…(^-^;
で、上記の通り日産との付き合いが長いので、代替候補も当然日産車…。
しかし…ガレージ面積の都合上、フーガは入らないし、スカイラインもチト大きい。
かと言ってティアナはピンと来ねぇときた…(苦笑)
ってコトでココで他のメーカーも提案してみたんです…
「おっちゃん!マツダなんてどう??」
するとですよ…
「下取りが安いけんもうマツダは要らん!」
ってか、廃車まで長々乗るオッサンが何が下取りだ(爆)!?
っつか寧ろマツダ車乗ってたなんて初耳だし…意外。
「ってかマツダ車って何乗ってたん??」
「カペラロータリークーペ!」
いつの話だよ`;:゛;`(;゚;ж;゚; )ブフォォ!!
ちなみにコレ…7年位前の話です(爆)
ソレにしても意外だったなぁ…(汗)
生涯独身、趣味は特に無く敷いて言うならパチ屋。
平日は仕事を当然ですがしまして、毎日夜9時にキッチリ寝るオッサン。
マネーにはシビアでスーパーのポイントカードのポイントまでキッチリ貯めるオッサン。
そんな人がカペラロータリー乗ってたのはマジで意外でしたわ…ガソリンバラまいて走るようなクルマなのに…(笑)
さて…そんな初代カペラは1970年にデビューしています♪
車格としてはファミリアより上でルーチェより下…まだサバンナは出てません。
中でも最大の特徴はやっぱりこの時代のマツダと言えばロータリーですね(^^)v
当時のマツダは本気です…世界初のロータリーエンジンを全ラインナップで普及させようとしてた訳ですから。
なので当時のキャッチコピーも当然こうなってきます…
70年代に車の主流はロータリー車に変わる!
いや…スゴイですよねこの言い切るまでの自信と熱意!!
結果がどうなったのかは皆さん明らかではありますが、夢があるように思います♪
今回のカタログは1970年5月のモノでまさにデビュー時…51年モノのカタログですよ(笑)
そんな訳でこの初期型。
フォグランプが標準の最上級グレード…グランドスポーツです♪
当時としては珍しい角型のヘッドランプが特徴…コレだけで当時はかなり新しいクルマに見えたハズですし、実際に1970年よりはもうチョット後年のクルマというイメージがします(^_-)-☆
リアはロケットの噴射口のような丸いテールランプが特徴♪
イチイチエンブレムが各所に付いてるのがカッコイイですよね(´ω`*)
一方コチラはレシプロ版の1600クーペ。
ロータリーのグランドスポ―ツと比較しますと、フェンダーミラーが質素になったり、ホワイトリボンのタイヤやトリムリングの付いたホイールではなく、ホイールキャップになっている辺りでドコとなく実用車的な感じがします。
インパネは中央にラジオや時計が一つの枠に収まっているのが特徴的♪
ウッドのステアリングとシフトノブがこれまたスポーティです(^O^)
ちなみにこのグランドスポーツ…なんとAMラジオ付きの8トラックカーステレオが標準なんですね!
スピードメーターは210km/hまで刻まれているのも味です♪
シートは18段階のリクライニングと160mmのスライド量。
座った感じはどんなだったかなぁ…いかにも70年代のシートだった気がします。
スプリングが入ってて沈み込むように座るアレです。
次にコチラがリアシート。
その下の写真にあるようになんと後席のサイドウインドーも昇降式です!!
実用性がちゃんとあります♪
で…コンソール後端にフットランプが装備されてるようで結構凝ってます。
ソレにしてもこのCピラーの傾斜とリアフェンダーのグラマラスなラインに伸びやかな感じがしますねぇ♪
そんな初代カペラ前期に搭載されるエンジンは全部で2機種…
・12A…直列2ローター573×2㏄、120馬力、16.0kg-m。
最高速190km/h、ゼロヨン15.7秒は当時としてはかなりの性能ですね!
ゼロヨンタイムだけで言ってもSR311のフェアレディとコンマ3秒位しか変わらないのではないのかと…(汗)
ちなみに12Aが初搭載されたのがまさにこのカペラになります♪
・NA型…直列4気筒1600㏄OHC、100馬力、14.0kg-m。
どうやらコチラも新開発…タイミングチェーンはイギリスのレノルド社製なのだそうです。
コレらに組み合わされるミッションは4速マニュアルのみ。
ココまでのクルマでも5速にならないところに時代を感じます…(^-^;
足回りはフロントがストラットでリアがコイルサスの4リンクリジッド。
この時代はリアサスがリーフリジッドなんて当たり前だったりしますし、コイルってだけでも結構豪華だと思います(^O^)
装備としましては前述の8トラックステレオ付きAMラジオ。
そしてその上にヒーター、右にはアナログ時計。
下段は左からフォグランプ、パワーアンテナ、シガーライター、チョークレバー。
で…いいハズ(爆)
何気に思ったんですが、ラジオにFMないんですよね…。
どうやらこの1970年を境に日本中でFMラジオ局が普及していったようで、そりゃ無い訳だ…(苦笑)
今やAM放送もワイドFMでクリアな音質で聴ける時代…ってかラジコもあるからホントにイイ時代ですよ…(笑)
あ…コレも前述通り。
スピードメーターは210km/hまでの表示ですよってコトで(笑)
グレードはこんな感じでロータリー3グレードの1600が2グレードで計5グレード。
まずはロータリーから…
・グランドスポーツ
最上級グレードで、フォグランプにカーステレオ、ダブルホーンなんてのが標準。
・デラックス
オートアンテナがセミオート…恐らくロック解除でポンッと先頭だけで出て、後は手で伸ばしていくタイプなのか!?
後は助手席シートベルトが無くなるってのが時代ですよね…(^-^;
・標準モデル
コレの何がスゴイってボディカラーが赤のみ…割り切るなぁ…(笑)
次いで1600シリーズ…
・スーパーデラックス
チョコッと装備落ちるものの、ロータリーのグランドスポーツレベル。
ロータリーのデラックスよりも装備は十分にイイ訳で。
・デラックス
コレの何が興味深いかって、ロータリーのデラックスより装備が落ちる&タコメーターがコレは無いっていう…。
レシプロとの差別化はエンジンのみじゃないんですねぇ…グレード名称同じでも。
ボディカラーはロータリーでこんな感じ。
但し標準モデルは赤のみ。
対して1600クーペはこんな感じで選択出来るボディカラーが減ります。
自分ならロータリーのグランドスポーツでボディカラーはエンジェルブルーメタリックがイイですね(^^)v
オマケ
どうやら1971年には、ロータリー車生産累計20万台を記念したステンレスカーが製作されています…実際には安全性の面で市販化はお蔵入りとなった訳ですが、そのアイディアは面白いかと思います!
ちなみにこの個体…意外や現存してまして、写真を見る限り未だに輝いておりました(^O^)
さて…このカペラ。
デビュー翌年にはこのステンレスカーの写真のように、デビュー時に特徴的だった角目のヘッドライトがオーソドックスな丸目4灯へとマイナーチェンジされた上に、他も各部に渡り莫大なマイナーチェンジを実施しています♪
個人的な推測の域を出ませんが、恐らくヘッドライトに関してはマイナーチェンジを機にコストダウンを兼ねて丸目になったのかもしれませんね…(^-^;
さて…そんなカペラですが、今や後継車はマツダ6と名乗るフラッグシップまでになっていますね…(^-^;
思うにカペラの歴史はこの初代が異端児だったのかもしれませんね…その後のモデルではロータリーの設定が一切無く、スポーティグレードでもただただ静観するのみのような感じの大人しいクルマだった記憶しか残ってないんですよね正直…(苦笑)
今やコレも当然かなり貴重な車種かと思います…なんせ半世紀前のクルマですもんねぇ…(汗)