どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…。
令和のマイナー車と言ってもイイですよね…コレ。
ハイゼットキャディです♪
仕事柄意外と見る機会は多かったり…生産台数少ない割に目撃頻度が高い1台。
しかしながら、ホワイト、後は水色位で他の色は見た記憶が無いです。
ベースのウェイクの運転席に座ったコトがある位で、キャディに至っては乗るどころか座る機会に恵まれてもいませんが…(^-^;
そんなハイゼットキャディは2016年にウェイクの商用車版としてデビューしています♪
恐らく…ですが、ベースとなったウェイクも正直当初の予想を下回る売れ行きだったようで、テコ入れとして急遽このハイゼットキャディを立ち上げたのではないでしょうか…(汗)??
カタログを今回改めて見る限り内容とイイ販売手法とイイ、急ごしらえ感が否めず何もかもにムリがあり過ぎるようにしか見えません…(苦笑)
まず冒頭のCMからして車名すら言わないんですから…あれじゃパッと見ウェイクだっつの!!
そうそう…そう言えばこのカタログもデビューして真っ先に入手したんです。
恐らくこのクルマは速攻で消えていくぞ…マイナーなニオイしかしないと…(汗)。
ってコトで2016年6月…まさにデビュー当初のモノになります。
で…ハイゼットキャディはもうパッと見でベースがウェイクだと分かりますね。
ケバッとしたウェイク嬢のお顔をクレンジングで落としたスッピンの姿がコチラです←まさにこんな感じだと思う。
バンパーなんてガーニッシュ部分が無塗装樹脂になってドロボーヒゲのようにもなってますが…。
しかしながら、道端でパッとすれ違うだけじゃウェイクと勘違いしそうですね…特にトニコオレンジって色のヤツ。
「あんちゃん…ウェイクじゃなくてキャディだよ!!」って。
リア回りはテールランプがワザワザ専用で、LEDからバルブ式になってるんだそうです…(汗)
しかしこの素っ気ない姿になんだかそそられてしまいます…(爆)
20年後に絶対マイナー車扱いでレアモデルでなんじゃかんじゃネタ車になるのはもう間違いないかと…(笑)
インパネはウェイク同様の模様ですが、ステアリングが違うようです(*'▽')
元が乗用だけありまして、インパネにバン臭さが無いですね♪
そうそう…このクルマって着座位置に対して天井がムダに高いからバックミラーがメッチャ上にあるのと、不細工な位にステーが延びてますね。
このハイゼットキャディには個人的に致命的な欠点じゃないかと思うトコがありますが、まず1つ目にこの室内を見て分かるコトがあります。
2人乗りしかないんです…(汗)
幾ら軽商用車と言えど4人乗る需要はゼロじゃないので、大概のモデルは4人乗りのモデルが多いですよね…(2人乗り仕様ってのも当然ありますが…)
このハイゼットキャディには4人乗りの設定がまず無い…(泣)
リアシートが無いのは何とも言い難いコトですが、荷室は低床且つフラットで積み降ろしやスペース一杯には荷物が入りそうなのはイイですね(^^)v
荷室幅、荷室高共にそれなりにあります♪
奥行も1310㎜とそれなりにありますし、営業用に便利そう!
何より運転もハイゼットと違って乗用車感覚♪
なんて思ってますと致命的な欠点と思われるその②があるんですねぇ…。
最大積載量が150kgしかない…(泣)
ハイゼットバンで350kg位積めますし、ミラバンとかでも200kgは積めるようで…
だから折角これだけの荷室容積があるのに実際に重量物が積めないという訳の分からないクルマになっちゃってまるし…(汗)
CMに出てくるように、容積はあるけど単品の重量がそれ程無いであろう生花店など業種が限られてしまうっていう…(汗)
後は趣味としてのツールですよね…荷室がフラットだから車中泊に使えちゃう。
けど…快適性云々考えたらウェイクで事足りますしね…(苦笑)
そんなハイゼットキャディに搭載されるエンジンは全部で2機種…
・KF-VET…直列3気筒660㏄DOHCターボ、64馬力、9.4kg-m。
ターボが付いててソコソコ走る…とは思うんですが、なんせ車重は1トン…(汗)
軽も重くなりましたよねぇ…。
・KF-VE…直列3気筒660㏄DOHC、52馬力、6.1kg-m。
幾ら高効率CVTと組み合わされると言ってもノンターボってホント辛そう…(汗)
ちなみに組み合わされるミッションは、どちらもCVTのみ。
足回りはフロントがストラットでリアは2駆がトーションビーム、4駆が3リンク。
装備に関しては全体的にパックオプションだったりがとにかく目立ちます。
リアドアのサンシェードはあくまで荷物の為の日除けらしく…だったらメッシュ素材じゃなくてよくね?とも思いつつ…。
他にはディーラーオプションでバンらしい間仕切カーテンもあります♪
コレもウェイクの機構をそのまま受け売りしたような内容ではありますが、荷室の下には容量90Lの大容量ラゲージアンダートランクがある…んですが…
最大積載量150kgが引っ掛かる…(汗)
更に助手席後方までもアンダートランクがあるんですよ。
収納スペースはあるんですよ収納スペースは。
で…コレもパックオプションなのか…(^-^;
ウェイクにあるのか知りませんが、助手席シートバックテーブルは時代背景を反映してますよね…タブレットを差して立てる切り欠きが設けられてます♪
確かに待ち時間で業務をこなしたりするのには便利ですね(^^)v
更にシート間トレイはショルダーバッグ位なら置けるスペースがありますね!
収納に関してはホントに便利そうです♪
そしてハイ…この通りパックオプションばかり…(汗)
結果どれも必要そうな内容ばかりで足してたら総額で結構なるんですわ…。
選べるカラーパックだったり、省力パックなんて新車買うなら欲しいでしょう。
今やスマートキー無いと面倒…慣れってコワイですよ…(苦笑)
ナビパックはその中でも良心的な価格ですかね…HDMI端子も装備♪
グレードはこんな感じで…大まかにXシリーズがターボエンジン。
・X ❝SA Ⅱ❞…(2WD/4WD) 142万200円/154万4400円
ターボグレードに各種先進装備スマートアシストが付いたモデル。
衝突回避支援や車線逸脱警報、誤発進抑制なんて付きますがクルコンはありません。
それとスマートアシストが付くと、カメラ周りの配線を隠す為か?またはカメラの認識性能を落とさないようにする為なのかボカシガラスになります。
・X…(2WD/4WD) 135万5400円/147万9600円
上記よりスマートアシストとボカシガラスを省いたターボのベーシックグレード。
コッチはノンターボ版のDシリーズ。
・D ❝SA Ⅱ❞…(2WD/4WD) 125万2800円/137万7000円
最もベーシックなDにスマートアシストを付けたグレード。
・D…(2WD/4WD) 118万8000円/131万2200円
一番ベーシックなグレード。
・D ❝デラックスSA Ⅱ❞…(2WD/4WD) 132万3000円/144万7200円
Dをベースにカラードミラーやセキュリティ、オーディオを付属したグレード。
ターボモデルのX系とはタコメーターが付かない以外は装備が変わりません♪
・D ❝デラックス❞…(2WD/4WD) 125万8200円/138万2400円
上記グレードよりスマートアシストを省いたグレード。
ボディカラーはホワイト1色のみが実は標準。
前述の選べるカラーパックというオプションで他の5色を選べるコトになります!
自分でしたらX ❝SA Ⅱ❞にセットオプションを組めるだけ組んだ上、ボディカラーをトニコオレンジにしてみたい…
けどソコまでするならウェイクでイイと思う訳で…(苦笑)
ちなみにコチラがオプションカタログ。
ダイハツらしくオプションは多々ありますが、気になったのがこのクォーターウインドウパイプ。
そう言えば昔は4ナンバーの貨物だと法規的に必要だったハズですが、いつから不要になったんでしょうか…(^-^;??
ってかあの金属パイプが1万すんだ…(汗)
まぁ純正だからこんなもの…なのでしょうか…(笑)
さて…そんなハイゼットキャディはウェイクの派生モデル的な感じでデビューしたものの、結果的に知名度は低いは、貨物として使うには無理があるわで泣かず飛ばず…(汗)
2021年にウェイクより早く僅か5年少々でフェードアウトしています。
生産台数もだから極端に少ない…。
当初は月販目標1000台だったようなので、5年だと6万台で計画達成…ですが…
僅か6730台…(苦笑)
やはり最大積載量の少なさ…そして2人乗りしかないという利便性の悪さ。
更に趣味性を求めていくとホンダにN-VANなる最強のホビーツールが出てしまってはこのクルマに一体何を求めようか…??
恐らく購買層はトヨタ・ダイハツの関係者及び関連企業、昔馴染みのセールスの勧め(けどよっぽどじゃない限りハイゼット勧めるか…)、マイナー車故に手を出してみようというマニア。
多分今は正直余程のマニアじゃない限り注目しない1台だと思ってますが、恐らく20年も経てばコレが今でいう「エモい」なるワードで(恐らく20年後にとって代わるワードが出てるハズだ!!)きっと地味~なプレミアとかが付いてそうな…。
気がするんですがねぇ…(^-^;