どうも(^^)v
今回はリクエスト頂いたカタログのアップになります。
いや~ホントイイですよね…懐かしいったらない。
C120ダットサンバネットコーチ中期
SGX追加時です♪
子供の頃にオヤジが仕事で乗ってたバンが家にありましたし、代車だったのかなんなのか分かりませんが、2~3歳の頃にコーチに乗った記憶がうっすらとあります。
ソレこそC120バネットなんて子供の頃は沢山見ましたし、地方に行けば物置として第二の車生?を歩んでいたのも印象的です(笑)
特にこのコーチの角目4灯なんて今見てもホントにカッコイイですよね…ときめきます♪
そんなC120バネットは1978年にデビューしています♪
サニーキャブ及びチェリーキャブの後継車として、当初はサニーバネット及びチェリーバネットの兄弟車としてのデビューでしたが、1980年に今回のダットサンバネットも追加されています。
そしてこのダットサンバネットが登場してから僅か3ヶ月でマイナーチェンジされて今回の中期型に。
1981年にディーゼルがLD20に換装されると共に、新グレードとしてSGXが追加された今回の仕様となります(^_-)-☆
今回は1981年6月のモノになります。
たまらん。カッコイイ。
このボクシーなフォルムがなんとも言えません♪
基本はバンとなる当時のワンボックスですが、ボディカラーと派手なストライプで一気に化けてカッコ良くなりますよね(*'▽')
そして角目4灯のヘッドライトが更に効きます!!
にしても…
なんて横着なフリースロー(爆)
コレで跳ね返ったボールが勢い良すぎてルーフパネルに直撃して「なんて日だ!」ってなるヤツ。
左の男は何を守備しているのか?
そしてこんなに広い屋外でそんなに密になる必要な何も無い。
ボールを取ろうとする訳でも無く、ポケットに手をINしてる時点でボールを取る気も無い。
分かった!!イン〇ンだ(爆)!!
多分かなり痒い。
一方コチラはロングボデー。
ルーフがロールーフなのも相まってダックスフンド感が漂います。
縦長の小窓がオシャレ♪
いいなぁ…ロングカッコイイなぁ。
バネットはリアのピラーの角度が適度に寝ててコレがカッコイイんですよね(*'▽')
にしても…このネェちゃん中々の酒好きで、真っ昼間からバドワイザーを2本も開けてます(爆)
バネット眺めて酒飲むなんてどんな趣味してんのか小一時間問い詰めたくなるシチュエーションではあります(笑)
インパネは吊り下げ式のクーラーユニットに時代を感じますね(;・∀・)
メーターバイザーの縁に赤いラインが入る辺りは910ブルのSSSに似たような雰囲気を感じます♪
ステッキ式のサイドブレーキも時代を感じますね~
楽しさは、わかちあいたい。回転対座シート。
ってコトで日本初の回転対座シートになります(^_-)-☆
特に冒頭のCMもイイですよね…
「兄貴たちは、シートが倒れたら楽だと思った。僕たちはシートが回れば愉快だと思う。」
けど実際そんなに使わなかったとも思う…(苦笑)
しかしながら、この回転対座シートはその後のワンボックス…果ては21世紀初頭のミニバンまでは定番の装備となりました(^^)v
しっかしこのCMは選曲がイイですね…思わず調べてこの人の曲を片っ端から聞いてましたココ数日。
カタログに話題を戻すと、この姉ちゃんはアシがスラッと長くてキレイな人ですね…恐らくもう還暦超えちゃってるんでしょうけど。
で…そんなバネットは、前席は2人掛けと3人掛けがあります。
個人的には3人掛けのが懐かしいですね…子供の頃だし、今みたいにチャイルドシートなんて無くてもOKな時代でしたから、真ん中が定位置でしたね(笑)
で…2、3列目シートはこのようにフルフラットになります♪
にしてもアシ長いな~この人。
で…通常使用はこの通りで8人、または9人乗り。
足元が快適…とは言えないものの座るコトは十分出来ます。
で…ディーゼルのロングボディの方は4列10人乗りとなってますね!
しかし、コレはあくまでレジャーユースよりも送迎用としての役割が高いかと…。
そんなC120バネット中期に搭載されるエンジンは全部で3機種…。
・Z20S…直列4気筒2000㏄OHC、キャブ、105馬力、16.5kg-m。
中期で追加されたパワー云々よりも燃費を重視したツインプラグのZエンジン。
音はドロドロの低音がカッコイイけど、正直回りも重いし遅いです…(苦笑)
が、コレでもこの中ではハイパワーなエンジンになります♪
最大トルクが3200回転で発生するのと、加速重視のギヤ比になってるので、街乗りだとマニュアルなら不満が無い位に引っ張るコトは出来るかもしれませんね(^^)v
ちなみにトップグレードのSGXにしか搭載されません。
・A15…直列4気筒1500㏄OHV、キャブ、83馬力、12.2kg-m。
サニー等に積まれた名機A型がこのバネットのガソリン車は大半に積まれてます。
コレも当初は1400㏄でしたが、モデル途中で1500㏄に排気量アップされてます。
けど…キツイだろうなぁ…(苦笑)
このA15はサニトラのドナーにされるコトも多く、エンジンをスッポ抜かれて物置になってしまうバネットも多かったコトと思われます…(泣)
・LD20…直列4気筒2000㏄OHCディーゼル、65馬力、12.5kg-m。
この時にディーゼルはこのLD20に変更…最大トルクが2400回転と低めなのでそれなりには走るんだとは思います。
コレらに組み合わされるミッションは…
・ガソリンの1500に4速のコラムマニュアル
・ガソリンの2000とディーゼルに5速のフロアマニュアル
・ガソリンの1500SGLに3速のコラムオートマ
・ガソリンの2000に3速のフロアオートマ
全4タイプの組み合わせ。
5速マニュアル以外にオーバードライブのギヤ比が無いのに時代を感じますね~。
足回りはフロントがダブルウィッシュボーンの横置リーフ!!
リアはリジッドアクスルの半楕円リーフと、前後リーフというトラックのようなアシですね(;・∀・)
で…結構室内が広そうだから大きく思えるようなボディですが、実はかなりコンパクト!!
全長は僅か3930㎜…910ブルと比較してもこんなに短い訳です…(汗)
ロングボディでも4230㎜…確かティーダが全長こんなもんだったかと…。
ティーダの全長が気になったので調べてみると4205㎜。
全幅は1600㎜…うん…メッチャ小さいですよ。
コレに8~10人乗るんですから。
装備としましては、空調関係で言えばリアヒーターにツインクーラー。
ビルトインされたエアコンじゃなくてクーラー…70年代な感じですね(^^)v
その後、80年代のワンボックスは、クーラーユニットはビルトインされてエアコンユニットとなり、2列目以降もオーバーヘッドデュアルエアコンになっていきますね。
現代の目線から見て変わった装備と言えば、バックドアに非常用の開閉装置があります(笑)
バスみたいですね(笑)
当時は事故発生時の非常口とか、故障時の緊急用とかで装備されたものかもしれませんが、今もコレはあってはイイんじゃないですかね…(^-^;
輸出用のセダンとかって誘拐とかを考えてトランク内に脱出用レバーが備わりますが、国内向けも緊急性を考えて装備していてイイと思うのです。
コレも今や当たり前ですが、当時としては超画期的な電動サンルーフ!!
この時のバネットはパネルルーフですが、モデル末期にはガラスのツインルーフ…パノラマルーフってヤツになります(*'ω'*)!!
コレもバネットは先進的で、当時の他のワンボックスはサンルーフでも手動開閉だったりした位です。
カスタムミラー…こんな装飾でレジャー志向をアピールするのもこの時代って感じですね(^^)v
で…グレードはこんな感じで、まずは標準ルーフ&ロングボディから。
・標準ルーフ1500DX/2000DX
最もベーシックなグレードで、シートもビニールレザー…つまりバンみたいなワゴンですね(笑)
・標準ルーフ1500SGL/ディーゼル2000SGL
この間にGLがあるんですが、ソチラは後述…標準ルーフで2番目のグレードです。
一気に乗用車感が増すのと、1500では最上級グレードになりますね(^^)v
回転対座シートが付くのもGLからですね♪
ヘッドライトも角目4灯になります。
・標準ルーフ2000SGX
標準ルーフの最上級グレードとなります。
タコメーターにハロゲンヘッドライト、何気に助手席がリクライニング出来るのもこのSGXだけだったりします…(汗)
・標準ルーフ1500GL/ディーゼル2000GL
DXとSGLの中間に位置するグレードとなります(*'ω'*)
DXのようなビニールレザーでは無くなり、生地はトリコットに♪
このグレードから時計が付いたりして、なんとか日常使用の最低限を賄える仕様という感じでしょう。
・ロング標準ルーフ1500GL/ディーゼル2000GL
唯一のロングボディはGLにのみ用意されます(^^)v
装備も基本的には標準ボディのGLと遜色ありません…だけどなんでサンバイザー付かないんだろう…(苦笑)
お次はハイルーフとなります。
・ハイルーフ1500GL/ディーゼル2000GL
ハイルーフで一番の廉価グレードとなるのは、GLからになりますね(^^)v
けどやっぱり装備は乗用車と考えると最低限…ヘッドライトもバン譲りで丸目4灯ですね。
・ハイルーフ1500SGL/1500SGLサンルーフ/ディーゼル2000SGL/ディーゼル2000SGLサンルーフ
SGLグレードからサンルーフの選択が可能となります♪
このグレードから一気に豪華になるのは標準ボディと変わりませんね(^^)v
・ハイルーフ2000SGX/2000SGXサンルーフ
シリーズ中の最上級グレードとなります♪
サンルーフの有無では特に装備で変わるコトは無いようですね(^^)v
ボディカラーはグレードによって選べるものが変わりますが、全部で6色。
自分でしたらハイルーフ2000SGXの5速マニュアルでボディカラーはレッドですかね(^^)v
後は他のバリエーションで、チェアキャブ…そしてバンシリーズもよろしく!
なんてなってます。
オマケ
写真はチェリーバネットですが、当時の記事で筑波ラップは1分37秒。
最高速は120km/hで、ゼロヨンは22.73秒。
A15の3速オートマでこの性能ならまずまず…なんですかね…(^-^;
少なくともCT系ワゴンRのオートマよりかは遅いような感じかと。
しかし、やっぱり今見ても懐かしさもあるんでしょうね…とてもカッコ良いいと思いますね(^^)v
で…よくよく日産のホームページを見ますと、NV200バネットには実は乗用3列シートのワゴンタイプがあったりするんですよね(笑)
ホントにバンにシートを3列にして少々加飾を加えた感じで、まさにこの時のバネットのテイストを現代に引き込んだような感じに思えます。
しかし…今の視点で見るとなんとも装備が貧弱に見えちゃう訳ですね…(汗)
そう考えると、今の時代にこんなバネットコーチみたいなテイストのクルマはもう難しいでしょうね…(^-^;
そういえばクッキングパパの漫画版の荒岩一家って確かファミリーカーコレでしたね(爆)
話は戻してC120バネット…というよりこの時代の日産車はとにかくサビに弱いのもありましたし、商用車がメインだったのがトドメ…だったのかもしれませんが、本当に見かけない1台になりましたね…(^-^;
イベントで久々に見たい1台でもあります(・ω・)