どうも(^_-)-☆
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります…。
うん…全然馴染みが無い…良くも悪くも。
キザシ 一部追加時です♪
モチロン個人ユーザーの方もいらっしゃいますが、キザシユーザーの中でも割合が高いのはご存知の通り捜査用パトカーです(爆)
そういう意味で、このクルマのリアシートに座る機会が無かったのはイイコトです。
で…チョット機会があり??このキザシを愛用される公務員の方にキザシのコトを聞いたコトがあります。
小回りが効かないって…(汗)
カタログによると最小回転半径は5.5mで、確かにこの方々が好む?アリオンとクラウンは5.3m…この0.2mの差は追い込みをかける時にかなりの差になるなぁ…と。
さて…そんなキザシは2009年にデビューしています♪
元々は2007年に登場した、コンセプト・キザシというのが源流。
このコンセプト・キザシは以後、第3弾まで造られています。
スズキとしてはフラッグシップモデルとして開発したクルマで、北米や欧州、中国へ輸出販売もしていました(^_-)-☆
で…登場から約半年後、2010年に入ってすぐに、先進装備が追加とされています。
今回のカタログは、その中でも2012年4月の内容になります。
「ダイナミックアスリートインモーション」とかう言うのがデザインテーマなんだそうで…。
そんなテーマを聞こうとも正直全くピンと来ませんが、個人的にはスイフトと似通った、いかにもスズキって感じのデザインだなぁと思います。
全幅は1820㎜と意外やワイドですが、全高も1480㎜でセダンとしては結構高いコトもあり、実際に目にしてもソコまでワイド感がありません。
スズキのフラッグシップというコトで、デザインはエレガントに纏めているのかと思うと、案外そうでも無く、結構スポーティでアグレッシブ。
どうしても捜査パトカーの印象が強いのでしょうかね…高級感という雰囲気は見た目からでは感じにくいところではあります…(^_^;)
インパネはモニターを中心に左右対称で、これまたスイフトに通ずる感じでスズキ独特の感じが出てますね(^_-)-☆
思うに、この手のセダンをこれまでスズキは造ってない訳です。
あったとしてもカルタスエスティーム、カルタスクレセント、SX4セダンとか…。
つまりは見栄え品質(実際の触感や素材の品質はカタログからはムリ)は正直このクラスのセダンというよりもコンパクトカーの範疇に入ったままなのかな…と…。
写真で見た感じからでも分かるシボの粗さとか…この辺りはホントに見た目に影響されますよね…(^_^;)
30プリウスや3代目ヴィッツが出た時もインパネのシボが急に違和感バリバリの安っぽい感じに変更され、総スカン食らったり…あの時のトヨタも酷かった…(苦笑)
シートは何と本革シートのみ!!
いかにも豪華絢爛…という80年代のバブリーさを感じるヤツでは無く、現行車と同じ感じでプレーンな雰囲気の本革シートですね(^_-)-☆
そんなキザシに搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・J24B…直列4気筒2400㏄DOHC、188馬力、23.5kg-m。
エスクードのエンジンをベースに改良が施され出力アップが図られたモノ。
コレに組み合わされるミッションは、CVTのみ。
パドルシフトも装備されてますね(^_-)-☆
ちなみに輸出用には6速マニュアルも用意されてるようですね!
足回りはフロントがストラットで、リアはマルチリンクの4輪独立懸架。
さすがにこのクラスとなると、スズキでも定番のI.T.Lでは無く、しっかりとマルチリンクを採用してきます(*'▽')!!
しかもしっかりと新開発♪
更に4駆も用意してまして、当然ながら電子制御♪
i-AWDと呼ばれるこのシステムは、前後輪への駆動配分は当然で、車両の横滑りを検知し、カウンターを当てる側に操舵力を軽くするように仕向け、自然とカウンターステアに持っていくように制御していきます(*'▽')
トヨタのVDIMもこんな制御入ってますね(^_-)-☆
で…今回アップする一部追加で、オプション扱いながら装備されたのが、このプリクラッシュセーフティシステム!
但し、現行車のように完全停止タイプでは無く、当時の法規上の関係で、あくまで減速までの抑制機能となります。
同時にセットオプションで装備されるのが、アダプティブクルーズコントロール♪
プリクラッシュシステムにミリ波レーダーを用いるなら、同じ原理が使えるので、この機能も付けちゃおうってなりますね(^_-)-☆
コチラも法規制の絡みで全車速追従型とはなっていません。
あくまで車間距離制御のみですね。
また、コレらの装備を選んだ場合は、フロントグリルも専用のモノとなります!
コレがどうやら結構レアなようで、確かに街中でこんなキザシに遭遇したコトは無いですね…(汗)
さて、ココからは装備の話題となってきますが、意外と充実!!
運転席&助手席パワーシートは当然のように装備♪
特に運転席はランバーサポートまで電動化した10WAYな上に、3名分のシートポジションメモリーまで備えてるんです…(汗)
しかも、4WD車はコレに加え3段階のシートヒーターを備え、快適性をアップ!!
このクラスでココまで装備してる車種はチョット珍しいです♪
更に…どうしてもスズキ=軽のイメージが付くので、意外と高級装備が多いのに驚きます…(汗)
インナードアグリップが本革巻…コレがスゴイですね…(汗)
レクサスでも合皮だったりしますよ…このクラス。
そして各種照明類も充実♪
エアバッグはニーエアバッグまで備えます!!
サイドエアバッグ、カーテンエアバッグも当然ながら標準装備♪
自動防眩式のルームミラー、雨滴感知ワイパーもこれまた標準でして、日常生活で装備に不満が出る場面は殆ど無いでしょうね(^_-)-☆
バニティミラーには照明も装備されますし、サンバイザーにはエクステンションまでありまして…と、言ってもオマケ程度の嬉しさかも…(^_^;)
面積がやや小さい気がしますが、実際のトコどうでしょうかね(*'▽')??
で…グレードはモノグレードのみ。
2駆と4駆が選べるという感じですね(*'▽')
■主な装備
・ディスチャージヘッドランプ(ロービーム)
・マルチリフレクターハロゲンフォグランプ
・パーキングセンサー
・ヒーテッドドアミラー(4WD)
・左右独立温度調整式フルオートエアコン
・7スピーカー
・クルーズコントロール
・ETCユニット
・後席エアコン吹出し口
・235/45R18タイヤ+アルミホイール
▲メーカーオプション
・プリクラッシュセーフティシステム&アダプティブクルーズコントロール
コレにボディカラーは正直定番の3色と、フラッグシップにしてはかなり寂しいですね…(泣)
しかも標準色はブラックのみです(爆)
せめてシャンパンゴールド、ダークブルー、ワインレッドなんて感じで、もう少々華やかにしても良かったんじゃないかと思います…(苦笑)
で…コチラがオプションカタログ。
正直、特に目立ったオプションは無く、汎用品ばかりですね…(^_^;)
チョット気になったのは、フロアマット・ジュータンなる商品名(爆)
そして当たり前のように、トランクルームマット・ジュータン(爆)
なんだろう…同義語を2回繰り返したと言いますか…。
さて…そんなキザシなんですが、自分がこのクルマが出た直後の2010年にもカタログをアップしてたりします。
その時に書いてるんですよ…。
「コレからも売れない兆し」
案の定…と、言いますか2015年まで意外や6年間も販売された訳ですが、結果的になんと新車で出たのは3379台…(汗)
そしてなんとパトカーで採用されたのが908台…(爆)
つまりはキザシの3分の1を愛用するユーザーは警察っていう…(苦笑)
当時のブログに「探偵が尾行に使うのに打ってつけ」とも書いてるので、あながち間違ってはいませんでした…(爆)
ただ…アレですね…13年経つと価値観も変わりますし、今はココまで好き勝手に書けなくなった自分もいるなぁ…と改めて思った次第…(苦笑)
で…中古車はまだ高年式なコトもあり、一定数が存在し、プリクラッシュシステム搭載車もチラホラタマ数はあるようですね(*'▽')
それにしても、2023年の現在、トヨタや日産の大手ですらセダンというジャンル自体がラインナップから壊滅的な傾向にあるのに対し、スズキが2015年までこの手のセダンを売っていたコトは、改めて考えるとスゴイコトです…(汗)
この貴重なセダン…大半を警察に所有させておくのも少々勿体無い気がします(笑)