どうも(*'▽')
今回はみん友さんの愛車紹介に出てるクルマのカタログになります。
県内のみん友さんですが、1、2度挨拶したコトがあるかと(*'▽')
ってコトで…
K11マーチ中期 コレットL追加時です♪
実は今まで後期と思ってたんですが、正式にはコレが中期になるっぽい。
と…いうのも日産のニュースリリースを見る限り、95年にフロントグリルの形状が変わる変更があるものの、コレが正式には一部改良扱い。
で…97年が初のマイナーチェンジになるっていう…(汗)
まぁ…そういう話題は後でするとして、K11は前期から後期までホントに入庫が多かった…(笑)
けど、全然致命的な故障ってのが少なくて、丈夫でイイクルマ…寧ろ後のK12がトラブルだらけでホントに大変だったという…(汗)
とりあえず端々で色々思い出しながら話題にしていきましょう(*'▽')
さて…そんなK11マーチは2代目マーチとして1992年にデビューしています♪
初代モデルは今でこそ当然のようにありますが、当時としては結構なロングライフモデルで10年ぶりのフルモデルチェンジ!
この2代目もデビュー当初から10年間モデルチェンジしないのを念頭に置いていたようで、非常に質実剛健な設計となってます(*'▽')
また、バブル全盛期の設計…というか、神が降臨したかのような時代の日産全盛期の1台でデザインが非常に良かったのも特徴ですね!
そして1997年に中期型へとマイナーチェンジしますが、コレがもうビッグマイナーと言ってイイレベルの内容。
内外装の変更は当然で、時流に合わせ各種安全装備の充実が図られます♪
更に1998年に今回話題となります、コレットLの追加、更にオーテック扱いでカタログに掲載されてはいませんが、クラシックモデルのルンバも追加されます。
そんなK11マーチ中期のコレットL追加時のキャッチコピーは…
the world basic.
コレはもうホントにその通りかと…。
ヨーロッパでも「マイクラ」の名称で親しまれ…いや、けどよく考えると北米輸出されてねぇんでねぇの??
ってコトはワールドベーシックとは言い難い…のかもしれませんが…(爆)
今回はこのコレットLが追加された直後の1998年11月の内容です。
さて、そんなK11マーチ中期…まずは3ドアから。
ってか3ドアハッチバックなんてジャンルが壊滅してます…(泣)
GRヤリスとかそういう特殊のしかもう無いっていう…。
さて…この中期はホントに手が込んでて、ボンネットフードがグリル一体型で開口するようになると共に、ヘッドライトも大型化されています!
イヤ…このクラスでココまで金物に手を掛けるってかなり手が込んでますし(しかも面積のデカいフード…)、第一倒産前夜とまでなっていた日産の台所事情で、売れ筋モデルとは言え、よくこんなトコに手を入れたなと思ってしまいます…(汗)
細かいトコではバンパーモールが従来は単純に塗装塗分けで表現されていただけでしたが、この中期から別部品となり、リペアビリティが向上♪
しかもココまで変更点が多岐に渡るのに、デザインの印象はソコまで代わりが無く、ちゃんとマーチと判別可能で纏めてる辺りがスゴイと思いますね(^_-)-☆
リア周りではテールランプを変更♪
ターンレンズを赤色化してスッキリとさせたコトにより一体感を演出!
こんな話題をしつつも、初期のシンプルな感じが一番好みだったりする訳ですが(ぇ
インパネもこの中期で大きく変更され、上段の一等地へエアコンパネルが移動♪
手探り操作性に優れたダイヤル式、更に内外気の切替がレバー式というのもポイント…変に液晶化したりするよりも、コレ位アナログな機構の方が合理的です!
内装は今回追加されたコレットLというヤツのですね(*'▽')
専用生地のシートで、この年代のこのクラスにしてはややシックな柄が特徴♪
一見何の変哲の無いK11マーチのシートですが、コレが結構良くて、助手席で広島まで行った時は非常に快適でしたね…(前期の1リッターでしたけど)。
一方、その翌年に新車降ろしたてのZ11キューブで同じ行程をコレまた助手席で行った時は腰に妙な違和感を感じ…ソファ感が無いなぁと…。
シートの違いでこんなに変わるんだとこの時初めて思いましたね…まだ免許を取るチョット前のコトなので20年以上前の話ですが…(^_^;)
一方、コチラは5ドアで、スポーティルックのアウトストラーダ。
専用メッシュグリルにバンパー組み込みのフォグランプが特徴♪
ちなみにアウトストラーダは5ドア専用グレードとなります(*'▽')
3ドアだとコレがG#ってヤツになります。
で…5ドアだからと、スタイルは正直ドア以外に代わらないという…(笑)
そう言えば、さっきからバックの景色に妙な見覚えが無いですか??
特に九州地方。
コレ…ハウステンボスです(笑)
そう言えばハウステンボスが開業してすぐに行ったコトがありますが、当時は構内を専用色のフィガロや、一般販売されてなかったサンバークラシック(…というより、このハウステンボスで走ってた仕様がウケたもんだから一般販売が始まった)、後は薄い記憶ですが、ワンビア仕様の200SXが走ってたハズ。
シルビアなのに顔がワンエイティだし!?何コレ!?ってなった記憶がなんとなくあります…。
さて…そんなK11マーチ中期のコレットL追加時に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・CG13DE…直列4気筒1300㏄ツインカム、79馬力、10.8kg-m。
この1300ってのが、恐らく乗ってるんだろうけど全然記憶に無いのです…(汗)
大半は1リッターのヤツだったもんなぁ…。
エアフロ一体型スロチャンなので、壊れた際にココで修理代がドカンと来るのがネックなコト以外は丈夫だったかと(*'▽')
・CG10DE…直列4気筒1000㏄ツインカム、58馬力、8.1kg-m。
K11に搭載される大半はコレです…正直街乗りから高速域まで日本の法定速度域なら十分な性能♪
車重も800㎏台と軽量なのもイイですね(*'▽')
コレらに組み合わされるミッションは、5速マニュアル、4速オートマ、N・CVTと3つのトランスミッションを用意。
特にN・CVTはスバルのECVTを供給していたもので、コレがまぁ…壊れる…(苦笑)
後はこの時期まではクリープが無いんですよね…電磁クラッチのヤツで渋滞時はギクシャクします。
後期になってハイパーCVTが採用されてからクリープ機能が入ります。
そういえばマーチのハイパーCVTは壊れた記憶が無いですね…絶対的な出力が低かったからかもしれませんが…。
足回りはフロントがストラットでリアが5リンクコイル。
ショックが抜けてる訳では無く、フランス車的な深いロールで粘るタイプ。
他にメカニズム面での話題で言えば、ボデーと樹脂製の燃料タンクが接触して、タンクに亀裂が入るってんで、タンクに接着剤と厚めのアルミテープを貼るサービスキャンペーンとかやってましたねぇ…。
タンクバンド外してタンクとボデーのスキマを造ったりしてましたねぇ…。
装備としては、この時代の日産はインナーグリーンを提唱してまして、各種抗菌素材の採用、UVカットグリーンガラスを運転席ドアだけでなく全面に拡大、エアコンクリーンフィルターの導入を中期でしていますね(*'▽')
他にもフロントドアガラスに撥水ガラスを採用したり、ベーシックモデルと言えど結構細かいトコにテコ入れが入り、商品力をアップしています!
3ドア全車に助手席メモリー付ウォークイン機構を採用範囲を拡大♪
う~ん…やっぱり3ドアハッチバックってイイなぁ。
中期でシフトポジションインジケーターも採用されるものの、コレのDレンジの球がナゼか不思議と切れるんですよ…(汗)
メーター取り外して電球交換も結構してましたねぇ…(笑)
そしてG#のみ標準となるルーフスポイラー、1.3リッターのみのオプションでサンルーフも用意されています♪
で…グレードはこんな感じで、まずは3ドアから。
・i・z…(5MT/4AT)
・i・zセーフティグリップパッケージ装着車…(N・CVT)
最もベーシックなマーチがコレで、先代後期から登場したグレード名ですね♪
■i・zの主な装備
・間欠ワイパー
・前面UVカットグリーンガラス
・ロングライフ撥水ガラス(フロントドアガラス)
・パワーステアリング
・カップホルダー(350㎖×2個)
・バックドア&フューエルフィラーリッドオープナー
・抗菌仕様(ステアリング・シフトノブ・パーキングブレーキレバー)
・コインポケット
・運転席側ドアポケット
・オゾンセーフオートエアコン(クリーンフィルター付)
・リヤ可倒式シート
・ハーフドアトリム
・リアサイドポケット
・155/70R13タイヤ
・前席SRSエアバッグ&ABS&プリテンショナー付シートベルト
▲i・zの主なオプション
・リアワイパー
・フェンダーミラー
・Cパッケージ(エアバッグ&ABS&プリテンショナー付シートベルト&リアサイドポケット非装着)
●セーフティグリップパッケージ仕様車
・リアワイパー
・ビスカスLSD
▲セーフティグリップパッケージのオプション
・カセット一体AM/FM電子チューナーラジオ+2スピーカー
・コレット…(5MT/4AT)
初代にもコレットはありましたが、2代目では前期の一部改良で特別仕様車で登場。
そしてこの中期からカタロググレードとして昇格しています(*'▽')
K11マーチはこのコレットがホントに多かったですね~。
■i・zの装備にプラス、またはグレードアップする装備
・電動リモコンカラードドアミラー
・パワーウインドウ
・集中ドアロック
・両側大型前席ドアポケット
・運転席バニティミラー
・カセット一体AM/FM電子チューナーラジオ+2スピーカー
・フルドアトリム
・ドアトリムガーニッシュ
・カラードバンパー
・サイドガードモール
・13インチフルホイールカバー
□i・zから削られる装備
・コインポケット
▲i・zより更に選択可能となるオプション
・リモートコントロールエントリーシステム
・13インチアルミホイール
・コレットL…(5MT/4AT)
名称通りで上記コレットの豪華版。快適装備だけでは1リッターで1番多いです♪
■コレットにプラス、またはグレードアップする装備
・リモートコントロールエントリーシステム
・布張りヘッドレスト
・布張りフルドアトリム
・カラードドアハンドル&ライセンスランプカバー
・G…(5MT/N・CVT)
1リッター最上級グレードで、快適装備はコレットLに劣るものの、セットオプションを追加するとコレがコレットL同様のレベルにまでなるので、実質コレがやはり一番豪華という訳の分からんオチに…だったら最初から標準にしとけと…(苦笑)
■コレットLにプラス、またはグレードアップする装備
・バンパー組込みハロゲンフォグランプ
・ブルーメーター(スピードメーター&タコメーター)
・スポーティグリル
・エアロタイプカラードバンパー
・カラードサイドガードモール
・テールパイプフィニッシャー
・前後スタビライザー
□コレットLより削られる装備
・布張りフルドアトリム→ハーフドアトリム
・カラードドアハンドル&ライセンスランプカバー
▲コレットLより更に選択可能となるオプション
・カラードルーフスポイラー
・ビスカスLSD(N・CVT)
●選択することでコレットLと同様のレベルになるオプション
・電動リモコンカラードドアミラー&パワーウインドウ&両側大型ドアポケット&フルドアトリム&ドアトリムガーニッシュのセットオプション
・リモートコントロールエントリーシステム
・カセット一体AM/FM電子チューナーラジオ+2スピーカー
・A#…(5MT/4AT/N・CVT)
ココから1.3リッターで、グレード名称も元々K11でメインとなっていた音楽記号をモチーフとしたモノとなっています。
装備はコレットL並。
■コレットLにプラス、またはグレードアップする装備
・防眩式ルームミラー
・チルトステアリング
・運転席シートリフター
・前後スタビライザー
▲コレットLより更に選択となるオプション
・電動格納式ミラー&リモートコントロールエントリーシステム
・オゾンセーフオートエアコン
・マーチスーパーサウンドシステム(CD+カセット+AM/FMラジオ+6スピーカー)
・カラードルーフスポイラー
・電動ガラスサンルーフ
・175/60R13タイヤ+アルミホイール
・フロントビスカスLSD(AT車除く)
・G#…(5MT/N・CVT)
3ドア最上級グレード。
■A#にプラス、またはグレードアップする装備
・バンパー組込みハロゲンフォグランプ
・ブルーメーター(スピードメーター&タコメーター)
・本革巻4本スポークステアリング
・本革巻シフトノブ(MT車)
・スポーティグリル
・エアロタイプカラードバンパー
・カラードサイドガードモール
・テールパイプフィニッシャー
・カラードルーフスポイラー
・175/60R13タイヤ
□A#より削られる装備
・運転席シートリフター
お次は5ドアと行きましょう。
・i・z…(5MT/4AT)
・i・zセーフティグリップパッケージ装着車…(N・CVT)
・コレット…(5MT/4AT)
・コレットL…(5MT/4AT)
この3グレードの装備は3ドアと全く一緒です。
当たり前ですが、5ドアになるコトにより、後席リアサイドポケットが無くなる位ですね…(笑)
・G…(5MT/N・CVT)
ココもリアサイドポケット以外3ドアと同様。
・A#…(5MT/4AT/N・CVT)
ココから僅かに違います。
■3ドアA#にプラス、またはグレードアップする装備
・6:4分割可倒式リアシート
・後席シートピロー
・アウトストラーダ…(5MT/N・CVT)
5ドア最上級グレードのみの専用名称。
しかし、装備は3ドアのG#とそんなに変わりません。
■3ドアG#にプラス、またはグレードアップする装備
・6:4分割可倒式リアシート
・後席シートピロー
▲G#に標準だった装備がオプションとなるもの
・カラードルーフスポイラー
ボディカラーは全部で9色。
どうやらコレットL追加時にソニックシルバーが追加、そしてコレットL専用色のスカイブルーパールメタリックが設定されるようですね(^^)v
シートクロスはグレード別にこんなに作り替える始末…日産やり過ぎじゃね??
自分でしたら1300G#の5速マニュアルで、ボディカラーはカスタードイエローを。
オプションで電格ミラー、パワーウインドウ、マーチスーパーサウンドシステム、サンルーフ、アルミホイール、LSDって感じでしょう(*'▽')
で…コチラが3ドアの価格表。
裏面は5ドアの価格表となってます(*'▽')
最廉価は3ドアi・zの5速マニュアルで車両本体価格94万7000円。
そして最高額は5ドアアウトストラーダのN・CVT車で154万円。
ただ、正直コレでも実は結構高く…(爆)
自分の記憶の限りでは、後期最終のモデル末期1年位はコレットの3ドアが79万円で連日チラシ広告が入ってましたね…まさに薄利多売…(苦笑)
モデル最後の2002年…このクラスのライバルは、斬新だった初代ヴィッツに、これまた爆発的ヒットを起こした2強ライバルが渦巻く中で、ソレでも結構検討して月5000台とかなり奮闘していました…初代デミオと共に…(爆)
思えばマーチはこのK11がシンプルかつバランスが取れててホントに良かったです。
この後のK12もデザイン&コンセプト、新車時の見た目の質感こそかなり良かったのですが、いかんせん設計&製造品質と耐久性で全てが台無しに…(泣)
アレ…ホントにソレこそちゃんとしておけば凄く良かったのが実に惜しい…(泣)
しかし全体を通してロングライフなクルマでしたねぇ。
気付けばマーチも歴史に終止符を打ち、4世代40年で終了。
肝心なK11は実用車故に初期モデルこそ壊滅的な状況ですが、この中期、そして後期の方は丁度生産終了から20~25年経過となりまして、大事にされた車庫保管ワンオーナー車がオーナーの高齢化に伴って極上個体が市場流出するケースを最近結構見かけるんですよね…イイのか悪いのか別として。
K11に本気で乗りたいって人は今がチャンスです…しかもまだソコまで高騰化してないですし、恐らく極上個体探すならもう多分この1~2年が勝負かと…。
いや…C33ローレルもそうだったんですよ…生産終了から20~25年位までが手軽に極上個体を手に入れるボーダーラインでしたので…(汗)