どうも(^^)v
今回は「失敗車」をお題にカタログをアップさせて頂いております。
改めて見ますと全然イイクルマ…だとは思う…思うのですが…。
G200シャレード前期
ソシアル追加時です♪
周りではデトマソ含め、誰1人所有していた人はいませんでしたね…(^-^;
1番印象深いのが、「お金がない!」で財前直見が乗ってた位の記憶しか無いので、過去を掘り起こしたトコでたかが知れてるという位です(爆)
後は、確か当時の「間違いだらけのクルマ選び」でソコソコ酷評されてましたね…。
コレが今改めてカタログの内容や仕様を見ますと、ナルホドと思う内容チラホラ。
さて、そんなG200シャレードは4代目シャレードとして1993年にデビューしています♪
先代のロングルーフで特徴的なハッチバックから一転…オーソドックスな2BOXハッチバックへ…。
設計自体じゃバブル全盛期なので、コストがそれなりに掛かっている場面も見られますが、どうもその良さが見た目に出ていない感じではあります…(苦笑)
また、それまでリッターカーと世界最小排気量のディーゼルターボの2大巨頭を売りにしていたものの、そのドチラも廃止…正直ココが最大の「失敗」だと思います。
ただ、ダイハツとしては初期の方こそ結構この商品に力を注いでいたようで、発表1年以内に特別仕様車や四駆モデルの追加、更にはデトマソの復活と、かなりの気合の入れっぷり。
そして今回話題とする1994年に4ドアセダンモデルのソシアルが遅れてフルモデルチェンジされ追加する運びとなっています。
キャッチコピー…というよりも、一応こんな感じでカタログに見出しが…。
シャレードが、ふたつの個性で走りはじめた。
<短いセダン>と<6㎡ハッチバック>。
一見、何の変哲もない見出しですが、自分はこのワードに引っ掛かりました…。
6㎡
いやいや…かつて初代がデビューした際は、「結晶、5㎡カー」だった訳です。
ムダに肥大してる…(泣)
コンパクト且つエコノミーな方へ送る、スモールカーの名車が、排気量やボディサイズの拡大、そしてガソリンのみという…。
スターレットと何ら変わらん。
いきなり辛辣なスタートですが、どうもこういう印象が強く…(汗)
今回はそんなソシアル追加時となる、1994年5月の内容となります。
ってコトで、まずはこの時に追加された4ドアセダンのソシアルから…。
この時点で個人的に違和感がありましたが、フロントグリルがボディ同色じゃないんですね…(^-^;
グレードによってカラードになるの?って思って調べると、どうやらソシアルのグリルは黒になるようです…(汗)
全長はハッチバック比で35㎝延長されるものの、5ドアハッチバックのリアドアからトランク部分をくっつけただけの造り…。
要はフィットアリアやラティオなんかと同じような、いかにも新興国向けっぽいバランス悪くケツが重い感じになります…(^_^;)
そんなコトもあり、リアピラーがこれまたセダンにしては異様な位に細い。
で…シャレードと言えば基本形となるのがこのハッチバック。
元々セダンが出たのは先代のG100系からですしねぇ…(^_^;)
30年前のクルマでセンターにロッド式のアンテナを装着するのは珍しいですね!
このカットからでは分かり難いですが、マルチリフレクタータイプのヘッドライトが採用されてまして、このクラスではひょっとしたら初かもしれませんね(*'▽')
ただ…その割に斬新な感じがしないのは、全体的にフォルムがオーソドックスだからでしょうね…(^_^;)
少なくとも先代のG100系の方が目新しく感じるかもしれません。
で…歴代シャレード唯一のキャンバストップの設定があるのは珍しいトコですね♪
但し、装着車は極めて希少…恐らく1回も見たコトがありません…(汗)
リアテールは一文字のガーニッシュに上段にブレーキランプ…ローレルっぽい(爆)
ソレと5ドアがありますね(*'▽')
単純にこの辺りは、ソシアルのトランク部分を省いたバージョン。
3ドア/5ドア共に全長は3750㎜でココは共に同様。
インパネはこれまた個性的…でも無く、全てにおいてクラスの平均的な感じ。
右側のエアコン噴出口はL500系のミラで見たぞ…って形状で、あぁダイハツだなって感じる箇所もあります。
シートは運転席にパワーシートがあるのは、このクラスでは珍しいものの、他はあくまでオーソドックスな機構と形状。
正直、パッと見てシャレードじゃないといけないんだ!…という、ウリとなる部分が見た目から伝わってこない感じです…歴代はもうチョット個性があって尖ってたところがあったと思うんですけどね…(^_^;)
そんなG200シャレード前期のソシアル追加時に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・HE-EG…直列4気筒1500㏄OHC、97馬力、12.8kg-m。
排気量はとうとうこのモデルで1500㏄までアップ。
確かに排気量アップで動力性能こそアップするでしょうけど、どうもシャレードにソコを求めてないような…(^_^;)
ちなみに当初は設定が無く、登場してから数か月後に追加されています(*'▽')
寧ろこのエンジンはアプローズに搭載するべきだったのではなかろうか…(汗)
・HC-E…直列4気筒1300㏄OHC、91馬力、11.0kg-m。
先代からキャリーオーバーされた1300㏄エンジン。
この上記2ユニット(デトマソはまた別としましょう…)で構成される訳ですが、初代からの伝統だった1000㏄やディーゼルターボが無くなった辺りは個人的に失敗じゃないの??って思っちゃいます…(^_^;)
エコノミストの味方と言えるコレらに期待していたユーザーには非常に酷な話。
コレらに組み合わされるミッションは、5速マニュアルと4速オートマ。
オートマはESATと呼ばれる、電子制御オートマになってますね。
なんだかんだ書いてますが、基本的な制御内容は他車と遜色ないです。
足回りは4輪ストラットの独立懸架♪
この時代はコンパクトでも4輪ストラットの車種が多かったですね(*'ω'*)
4駆のシステムはセンターデフを組み込んだ、ビスカスカップリング式。
コレも当初は設定が無く、1500と同時に追加されてます(*'▽')
装備としましては、3ドアのTRのみですが、リクライニングを起こした際にソフトに起き上がる、リクライナーダンパーというのを装備♪
そして、メーカーオプションにはなりますが、このクラスにしては珍しく、スライドのみのパワーシートの設定があります(*'▽')
更に、このパワーシートはキーの抜き差しでシートが設定したポジションにスライドする、イージーアクセス機構まで付いてて、中々凝ってます(^_-)-☆
但し、リクライニングが手動(爆)
先程のシートスライドも…ですが、コレもオプション扱いで、超音波雨滴除去装置付のミラーまで!!
恐らくトヨタのヤツと同じユニットでしょうけど、このクラスでコレを付けた車種があるのは初耳でした…(汗)
で…コレは先述しました、クリスタルヘッドランプ。
コレもこのクラスでは初?じゃないかと…恐らくですが、表面はガラス製。
コレがG200シャレード最大の個性と言える、キャンバストップ!
キャンバストップ付のシャレードが出てきたら…
予算次第じゃ食いついて買ってしまいそうな気がする(爆)
設定するグレードの範囲は広いものの、装着率はメッチャ低いかと思います…(汗)
キャンバストップ装着車はオートラマのフェスティバを皮切りに各メーカーで80年代末に瞬間的に設定こそ増えましたが、雨漏りの耐久性や、日本の気候、保証範囲に適さなかったんでしょうね…寧ろこの時代はもう下火の装備かと…(^_^;)
コレも個人的に驚いた装備ですが、このクラスのハッチバックにオートアンテナがあるという…(笑)
しかもフロントピラー部では無く、リアクォーター側に装備してます…(汗)
で…ココまで装備が充実しているクセに、デジタルクロックが全車にメーカーオプション…(苦笑)
一体何がしたいんだろうと悩む装備設定…(汗)
で…グレードはこんな感じで、まずは3ドアと5ドアを一気に紹介。
・3ドア1300ポゼ
・3ドア1300ポゼ4WD
・5ドア1300ポゼ
・5ドア1300ポゼ4WD
このポゼシリーズが最もベーシックな仕様となります。
コレも元々は特別仕様車で登場したものの、この時点でレギュラー化。
■ポゼの主な装備
・可倒式ドアミラー
・145SR13タイヤ+ホイールキャップ(1300)
・155SR13タイヤ+ホイールキャップ(1500 4WD)
・前後スタビライザー(1500 4WD)
・前後マッドガード(1500 4WD)
・フルファブリックシート
・助手席ウォークイン機構(3ドア)
・運転席ドアポケット
・ラゲージルームマット(ビニール)
・リアワイパー(1500 4WD)
・マニュアルエアコン(1300)
・パワーステアリング
▲ポゼの主なオプション
・フェンダーミラー
・キャンバストップ&リアワイパー(1300 3ドア)
・デジタルクロック
・AM/FM付HiFiステレオ+2スピーカー
・運転席SRSエアバッグ+フルコンソール+フットレスト(1300)
・ABS+フルコンソール+フットレスト
・LSD(1300)
・マニュアルエアコン(1500 4WD)
・パワステレス&エアコンレス(1300の3ドアAT車、5ドアクルージングパック)
◎クルージングパック(1300 5ドアMT車)
・燃費仕様エンジン
・燃費仕様ギヤレシオ
・タコメーター
◎スノーパック
・LSD
・ABS
・1500TZ
・1300TZ
・1500TZ 4WD
・1500CZ
・1300CZ
・1500CZ 4WD
TZ系が3ドア、CZ系が5ドアになります。
■ポゼにプラス、またはグレードアップする装備
・電動格納式カラードドアミラー
・ドアサッシュブラックアウト
・サイドプロテクションモール
・155SR13タイヤ+フルホイールキャップ
・ウレタンステアリングホイール
・ドアトリム(プリントレザー)
・大型ドアアームレスト
・両側ドアポケット
・フルコンソール
・助手席アシストグリップ
・タコメーター
・シフトインジケーター(AT車)
・AM/FM付HiFiステレオ+2スピーカー
・リアワイパー
・パワーウインドウ
・パワードアロック(1500CZ系)
・フットレスト
▲ポゼより更に選択可能なオプション
・超音波雨滴除去装置付電動格納式カラードドアミラー
・ルーフエンドスポイラー
・キャンバストップ(1300/1500TZ)
・オートアンテナ
・プロジェクターフォグランプ(1500/1300)
◎スノーパック
・1500TR
・1500CR
最上級グレード…TRは3ドアでCRは5ドア。
■TZ/CZにプラス、またはグレードアップする装備
・165/65R14タイヤ+フルホイールキャップ
・ルーフエンドアンテナ
・トリコットシート
・縫製ヘッドレスト
・リクライナーダンパー付助手席ウォークイン機構(TR)
・不等分割リアシート
・リアシートヘッドレスト
・リアシートセンターアームレスト(CR)
・ドアトリム(シート生地)
・後席アシストグリップ(CR)
・ラゲージルームマット(ニードルパンチ)
・AM/FM付HiFiステレオ(CDチェンジャーコントロール内蔵)+2スピーカー
・ブロンズガラス
・防眩ミラー
▲TZ/CZより更に選択可能なオプション
・イージーアクセス機構付パワーシートスライド(運転席)
・オートエアコン+プッシュ式ヒーターコントロールパネル
・175/60R14タイヤ+アルミホイール
▽TZに対し選択不可となるオプション
・キャンバストップ
次いでソシアルになります。
・1500SE
・1500SE 4WD
ソシアルで最もベーシックなグレード。
■SE/SE 4WDの主な装備
・鏡面可動可倒式ドアミラー
・155SR13+フルホイールキャップ
・ドアサッシュブラックアウト
・サイドプロテクションモール
・マッドガード(4WD)
・ウレタンステアリングホイール
・フルファブリックシート
・不等分割リアシート
・リアシートヘッドレスト
・ドアトリム(プリントレザー)
・ドアアームレスト
・両側ドアポケット
・フルコンソール
・助手席&後席アシストグリップ
・ラゲージルームマット(ニードルパンチ)
・パワーステアリング
・フットレスト
・前後スタビライザー(4WD)
▲SE/SE 4WDの主なオプション
・フェンダーミラー
・トランクリッドスポイラー
・AM/FM付HiFiステレオ+2スピーカー
・運転席SRSエアバッグ(4WD除く)
・ABS
・LSD(4WD除く)
・マニュアルエアコン
◎スノーパック
・1500SE-エクストラ
SEに実用的な装備をプラスした仕様。
■SE/SE 4WDにプラス、またはグレードアップする装備
・大型ドアアームレスト
・AM/FM付HiFiステレオ+2スピーカー
・マニュアルエアコン
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・1500SX
・1500SX 4WD
ソシアルの4WDではコレが最上級グレード。
■SE-エクストラにプラス、またはグレードアップする装備
・165/70R13タイヤ+フルホイールキャップ
・電動格納式カラードドアミラー
・トリコットシート
・リアシートセンターアームレスト
・ドアトリム(シート生地)
・タコメーター
・シフトインジケーター(AT車)
・ブロンズガラス
マニュアルエアコン(4WD除く)
・防眩ミラー
・ラゲージルームランプ
▲SE-エクストラより更に選択可能なオプション
・165/65R14タイヤ+アルミホイール(4WD除く)
・超音波雨滴除去装置付電動格納式カラードドアミラー
・イージーアクセス機構付運転席パワーシートスライド
・オートエアコン+プッシュ式ヒーターコントロールパネル
・1500SX‐リミテッド
ソシアルの最上級グレード。
■1500SXにプラス、またはグレードアップする装備
・165/65R14タイヤ+フルホイールキャップ
・オートアンテナ
・AM/FM付HiFiステレオ(CDチェンジャーコントロール内蔵)+4スピーカー
・オートエアコン+プッシュ式ヒーターコントロールパネル
・前後スタビライザー
ボディカラーは全グレードに5色のラインナップとなります(^_-)-☆
自分でしたら、キャンバストップを付けたいので、1500TZの4速オートマで、ボディカラーはピュアレッドを…。
オプションで、超音波ミラー、プロジェクターフォグ、キャンバストップ、デジタル時計という感じでしょう(*‘ω‘ *)
TRで無いと足りない装備はディーラーオプションで補えるコトもあるので、もし当時新車購入するとしたらそんな感じにするでしょう(笑)
ってコトでダイハツのカタログならお馴染みのディーラーオプションカタログ。
当然ながら?シャレードもアイテム数が豊富です(笑)
意外?なのか、この純正フルエアロのキットがカッコイイかと♪
こんな感じで装着例もありますが、デトマソとまた違う感じでカッコイイです♪
で…各種ウッド系アイテムもありますし、サイドストライプの種類が豊富なのもダイハツらしい感じ(笑)
スポーティタイプのストライプはアルピナっぽい感じ(笑)
…ってか何でマインなんだろ(爆)??
そしてファンシーも全然ファンシーじゃない…(苦笑)
リアガーニッシュはソシアルに入れると雰囲気変わりますね♪
リアウインドウ関係のアイテムも豊富!
カーテンからスクリーン、サンシールドもあります♪
ダッシュボードトレイはシャレードに限らずダイハツ車は装備してる中古車をたまに見かけます(^_-)-☆
デトマソは確か専用形状のトレイが付いてますね♪
シートバックポケットは、ヒモで括るシンプルな仕様(笑)
キーホルダーは言われないとシャレードだとは分からんでしょうコレ…(苦笑)
スポットランプ内蔵式ルームミラーは、スッキリしてて見た感じがイイですね!
そしてリアバンパーカバーなんてのもあります…コレ自体が凹みそうですが…(汗)
シートカバー、フロアマットも異様に豊富…(汗)
シャレードにムートン…ソコまでやるか…と(爆)
一体何セット出たのか…(笑)!?
マットは全種類購入して、10枚重ねで使用しても…ダメか…(爆)
全部足したらマットだけで15万9800円(爆)
メディケアセットⅡ(ママの愛情編)…ネーミングセンス(爆)
デラックスツールセットにする意味は果たしてあるのか!?
オマケ
95年のモーターショーには、ソシアルのデトマソも参考出品で出ています(^_-)-☆
コレはコレで出てたら別の需要があって面白かったかと思います!
そしてソシアルEV-Hというコンセプトカーも。
このコンセプトカーは、当時ではEVという括りなんですが、実は660㏄のエンジンと発電機を搭載してるらしく…。
つまりコレはレンジエクステンダーの先駆けですよね…スゲェ♪
しかもなんか写真の撮り方がおかしいのか間延びしてなくね??
いやいや…実はボディを200㎜ストレッチした、コロナスーパールーミー的な1台!
実はコッチの内容が自分としてはツボに刺さった訳で(笑)
さて…そんなG200シャレードですが、1995年にマイナーチェンジをしてフロントマスクの印象を変えてきたものの、平凡な感じから、変にアクが強い感じとなり…(汗)
そして1997年には1000㏄のストーリアを出してきて、最早コッチの方が嘗てのシャレードを彷彿とさせる内容となったのであります…(^_^;)
そのストーリアなんて、もっとアクの強いデザインでしたが…(爆)
で…何気にこのシャレードとストーリアは併売してるんですよ…2年位。
結局、このシャレードは特に当たらず触らずな感じで1999年にフェードアウト。
実質的な後継はストーリアに任されるカタチとなりました。
ちなみにソシアルはダイハツオリジナル最後の4ドアセダンだったり…。
今ではもう現存も壊滅的な状況のG200シャレード…残ってるのはデトマソが大半で、通常グレードはたま~にチラホラという感じで…(汗)
う~ん…やっぱり全体的に地味なんだろうなぁ…(^_^;)