どうも(*'▽')
えっと…まだ年末の話題やってます…(汗)
しかも今回は年末休み開始となる12月29日の話題。
コトの発端は、ご近所のディーゼルC33乗りからのお誘い。
「代車でレンタカーが来たんですが乗りませんか??」
ほうほう…コレは気になるなんだろな?っていう。
で…乗ってきたのはコレ!!
トヨタ パッソ
皮肉にも現在改ざん疑惑の渦中にある1台ときました…まぁソレはともかく。
3世代に渡って販売されたパッソ…実は昨年9月生産をもってモデル終了と相成りました。
思えば、トヨタ車に乗る機会は比較的多いものの、初代から現行まで不思議と縁が無かったのがこのクルマ…但し初代に追突されたコトはあります…(苦笑)
デュエットの後継として、プチトヨタにムムマッファと今一つピンと来ないまま、この3世代目が2016年にデビューしている訳ですが、「軽じゃないK」だなんて最早迷走感しかない…(汗)
今回の個体はなんと2023年9月登録となる、正真正銘のラストパッソ。
走行距離も3400㎞と、極めて新車に近い状態が体感可能な1台。
グレードはX ”Lパッケージ”で、エントリーグレードのチョイ豪華仕様。
日常のゲタとしての装備は必要十分な内容です。
さて、外観ですが、バンパーのデザイン等を含め、どうもVW uP!に似せて行ったような感じ…しかもチープに。
しかしながら、昨今のゴリラの鼻のようにガバッと開いた妙に品の無いグリルが多い傾向の中、このフロントマスクは無味無臭な感じが漂い悪くないとは思います♪
更にパッソにはモーダという上級仕様があり、ソチラはミニクーパーチックな外観となってまして、お好みでしたらソチラもどうぞという具合です。
リア周りもこれまた無味無臭で、加飾も少なく、斬新さも無ければ、突拍子のある感じも無く、ただただ日常生活にスッと溶け込んでいく見た目です。
もうココまで来るとクォーターガラス風リアガーニッシュなんて全く不必要なのでは無いかと…自分は思う訳です。
こんな無塗装樹脂を付けるなら、鉄板剥き出しでシンプルな方がエッセのような割り切り感が出ますし、どうせ経験でココが褪せてくるなら寧ろ要りません。
蛇足な加飾だなぁ~と感じ…最もコレは隣にある自分のプリウスPHVも同様。
ドアサッシの不格好さを隠す為に誤魔化すんでないとは毎度思う訳で。
全体的に簡素に纏めて行くかと思えば、ライセンスランプは2つ用意されてて、そういうトコはしっかりやってたりします(笑)
フロントシートは現代のクルマだけありまして、取り分け悪いモノでも無く、通勤程度の距離でしたら、何も気にならずに乗るコトが出来る造りです♪
ちなみにこの通りベンチシートで、センターアームレストを装備していますが、位置が高く、やや使いづらい…そして助手席側の人間はシートベルトを装着する際にやや着けにくいとのコト。
ドアトリムは非常に割り切られてて、クロスも貼られずただただチープ。
正直デュエットとかの時代の方がこの辺りまだ豪華だったかと…(汗)
ただ、内装の割り切りの割に装備は結構奢られてまして、コーナーセンサーやオートハイビームは標準♪
スマートキーにプッシュエンジンスタートもこの通り全グレードに標準。
ただ、コラムにキーシリンダーの跡がありますが、コレは過去に設定車でもあったのか…もしくは他車流用か…。
ソレとアイドリングストップシステムは要らないながらも付いてます…百害あって一利なし装備…今やどのメーカーもその過ちを認めたか、次々撤廃して行ってます。
で…装備が多いからか、エントリーグレードも警告灯がこんなにも煌びやか(爆)
やはり現在のトレンドか…その装備は安全装備に集中しがち…なので高くなる。
ソレでもこのグレードは130万円程度で、近年のトヨタとしては非常にバーゲンプライスだとも思いますね…こういうトコを見てますと。
20年前のセルシオにこんな装備があったかというと無いですもの…ソレが今や130万円程度のクルマにも標準で付いちゃうという驚き。
その引き換えに現在の国産車は華美な加飾と質感を犠牲にしたんだ…と。
余談ながら、ココで衝突安全系の話題を絡めると、パッソは今回の認証試験の一部において数件ながら衝突試験の絡みでアウト…。
ではあるものの、実態は定められた速度より高い速度で衝突(つまり本来より不利な条件)してしまった際の数値に対し、速度を下げて表記しているので、実態はより安全という内容。(あくまで衝突の試験条件においての話)。
メーターはカラー液晶ではないものの、マルチインフォメーションディスプレイを装備。
航続可能距離等の各種情報も必要十分確認可能です(*'▽')
後席用シートベルト警告灯もこの通り装備…今やパッソまでも普及。
エアコンはLパッケージなのでオートエアコン。
但しモーダでは無いので、加飾はゼロ。シンプルなもんです。
エアコンパネルは温度調節だけでもダイヤル式にしていて、操作性は僅かながら配慮しています。
エントリーモデルだけありまして、インパネも射出成型なのは当然、助手席エアバッグも今時珍しく隠す素振りは微塵も無く、開口部がハッキリと出てます(笑)
もっと言えば写真でも分かる位にうっすらと展開する為のプレスラインまで…。
アームレストの内部は、容量ソコソコで、スマホやらエコバッグやらの日用品を入れたりとかには使えます♪
反面、フェルト等は貼られていないので、内容物によっては音が出ます。
リアシートは、腰掛けて近所回る位ならイイんじゃないでしょうかね…。
とりあえず着座して移動しましょうという感じ。
とにかく今回このクルマで大きく感じたのは、「前席と後席はまるで別世界」コレに尽きます。
詳細は後程…。
バックドアは近年のダイハツ定番の樹脂製。
個人的に樹脂製バックドアは全くイイ印象は無く、補修費用も掛かるし、マグネット式の初心者マークや高齢者マークが貼れないので、吸盤のタイプにしちゃうと、今度はプライバシーガラスなもんだから見え難く、一体なんなんだコイツは…と。
その他、外装ではフロントフェンダーも同様に樹脂を使ってますね…。
ラゲッジスペースは見た目以上に容量が有り、この日は寝室用に空気清浄機を購入したコトもあり、試乗ついでに引取へ向かった訳ですが、1台が箱に入ったまま、立てて載せれたのには驚きましたね(*'▽')!
リアピラーが立っているコトが功を奏した感じ…結構嵩張る荷物も行けます!
と…いうコトで積載性は◎。
デッキボードをめくるとメーカーオプションのスペアタイヤが出現。
フロアパネル側に遮音材は皆無で、スペアタイヤに気持ち程度のシートが貼られている程度。
デッキボード裏のクッション材である程度の遮音をするようにはなっているんでしょうけど…。
コレが案の定効いてきます。
搭載されるエンジンはこんな感じ。
・1KR-FE…直列3気筒1000㏄ツインカム、69馬力、9.4kg-m。
コレにCVTの組み合わせとなる訳ですが、この組み合わせがかなり秀逸で、少なくともバイパス等の中速域まではコレが結構元気に走ります♪
下からのトルクも十分に出ていますし、3気筒と思えない位に振動が抑えられ、実に良く出来てます…いや~コレ中々ですよ(*'▽')
トルク変動も少なく実に滑らか…いやコレはチョット驚いた。
しかもCVTの制御も抜群ですね…パワーの出し方&効率含め実によく出来てます!
もうコレ乗っちゃうとヤリスの3気筒1000㏄はなんであぁなったのか??
経験上の1000㏄のエンジンとしての出来を個人的に並べると…
パッソ=uP!>ミラージュ>>>>>ヤリス
意外や元気が良くて中々だなと…。
しかしながら、性能試験ではポートを削って数値を偽装しちゃった上の69馬力。
…ってか、スペックなんて実馬力出てないなんてもう当たり前なんで個人的にはなんとも思わなかったり。
280馬力規制の時に250馬力も出てないクルマなんて一体何台あったよ!?
逆にソレ以上出てるクルマもありましたしね…(汗)
RB26DETTとNEO6のRB25DETがどう見ても同じ280馬力な訳ない。
エンジンルームを見た時に気になったポイント。
もう今や当たり前なんですが、エンジンルーム横の鉄板なんてのは、ココ10年無いクルマばっかですよね…。
この樹脂フェンダーを止めるステーの鉄板の薄さもスゴイ…。
衝突時に変形して吸収させる為、敢えてこうなってる訳ですが、ヘッドライトの取付ステーもだけど、こんなに細い訳です。
その結果、衝突安全性能はレベルアップしているものの、引き換えに莫大な修理代が来るようになりました…ケチらずに車両保険入ってた方がホントにイイです。
足回りはフロントがストラットで、リアがトーションビームという、この手のコンパクトカーならメジャーなレイアウト。
リアだけパッと覗いたところ、ショックアブソーバーはカヤバ製。
ってコトでしつこいようですが、スペアタイヤのフロアの鉄板の下にアンダーカバーなんざモンは無く、外界とはおよそ僅か0.8㎜程度の鉄板1枚で隔てられているだけなのです…(汗)
ソコに遮音材なんてものがマトモに無いだけでも想像は容易。
恐らくですが、ホイールハウスの室内側に気持ちながらのアスファルトシート、ソレにこれまた気持ちながらシンサレートが入ってたらラッキーレベル。
ってコトで乗ってみる訳です。
前席意外とマトモで、移動手段と割り切るならさして不満は何も無い訳です。
動力性能もこれまた意外や良かった。
但し…ブレーキ、お前は問題だ。
ルーミーも大概だったけど、更に軽いパッソでもホントに効かない。
タッチもフニャっとしてるし、何より心もとないし、緊急回避なんて恐らくまるで話にならない…ルーミーはもっと話にならない。
で…もうこの話題ばっかりになりがちですけど、制動距離やらもやってるんですよ。
いや…ルーミーを試乗した時から明らかにおかしいと思ってたんですが、恐らくコレはモロに影響しちゃってるんじゃないかなと…。
もっと辿ると、以前乗ったブーンX4ですらブレーキは弱いなと思ったモンです。
YRVとかはこの辺りなんとも無い…寧ろメッチャイイクルマなんですがね…。
で…前席は非常に快適♪
ところが…ですよ、問題は後席。
ロードノイズに凹凸通過時の路面入力からなるこもり音、タイヤの気中共鳴音のオンパレードで正直コレは…(汗)
しかも30~50km/hの常用域でこのレベルはハッキリ言ってツライ。
コレ…他の軽と比較してもかなり悪いです。アイがどんなに快適なコトか。
よく老夫婦が買い物等で使用する際に、奥様が後席に座るパターンをよく見かけます…恐らくシートベルトしたくないとかそんなんだと思うけど。
当然パッソに乗ってるそういうシーンも高頻度で見かける訳ですが、コレに乗って全く気にならないってのは、余程クルマに関心が無い…若しくはコレが当たり前と思ってるんでしょうね…(汗)
またはリッターカークラスだから平均点位だろうと理解されているか。
当のダイハツもこういうところを割り切って設計している感はありますがね…(^_^;)
総合的に思うところ、やはり最近はこの手のコンパクトカーよりも軽の方が実に優秀…その分車体が高いけど。
思うに、その軽の車両本体価格の高さを考慮して、数年所有するとしてトータルコストでこのパッソにするか…。
又は室内幅の広さでパッソにするか…、更には昔ながらの軽コンプレックスがあってパッソにするのか…。
そのような理由があって購入するクルマだなと思います。
ってコトでパッソはモデル終了し、後継モデルも現状では無し。
ヤリスに1000㏄があるからバッティングするのもあるんでしょう…。
個人的にヤリスの1リッターとパッソでしたら、パッソですね(*'▽')
そしてブレーキパッドをストリートパッドないしで多少強化するのと、リアのホイールハウス、そしてリアのフロア周りを重点的に遮音材を増加させます。
多分コレだけで化けると思います…他は中々です。
さて…次回はカタログ挟んで、ローレルの話題をしましょうかね…。
やっと次の話題で2023年のキャリーオーバーが消化出来ます…(苦笑)
ではまた。