どうも(*'▽')
今回も「後輪駆動」をお題にカタログのアップとなります。
チョット懐かしい部類…ありましたね~こんなクルマ♪
ってコトで…
光岡ゼロワン後期です♪
恐らく今回の後期では無く、前期だとは思うんですが、整備士時代に毎朝都市高でゼロワンがバッティングしてました…(汗)
よく考えたらスゴイですよね…日々の通勤にゼロワン使うって…(笑)
ソレと自分で一番身近だったのはスーファミのゲーム…ゼロヨンチャンプRR-Zの隠しマシン♪
パチンコ屋に行って、所持金の下4ケタを「0100」にしてカーディーラーに行くと購入出来るという(笑)
コレをフルチューンにして、スーパーEFI付けてセッティング出したら、ゼロヨンでチャンプにも勝てます…ドライなら。
なんてもう30年近く前のゲームについて未だ話題にしてるという…(爆)
さて…そんなゼロワンは1994年にデビューしています♪
バーキン・セブンをサンプルカーとして購入し、参考にしながらこのゼロワンを開発、発売へと漕ぎ着けたものの、当時はまだメーカーとして認証が取れていなかった光岡自動車はコレを「組立車」という扱いで販売を開始します。
その後、1996年に今回の後期型へマイナーチェンジする際に、晴れて型式認定を取得!!
コレって当時ホントに凄いコトでした…(汗)
コレまで不可能と思われた国内10番目の自動車メーカーが誕生した訳ですから…。
ちなみにこの後期で、エンジンを1.6リッターから1.8リッターに換装しています♪
そんなゼロワン後期のキャッチコピーは…
変わらぬ熱き思い。
正直スゴイメーカーだと思います…ソコまで熱い思いが無いと国内10番目のメーカーなんて出来やしません…(汗)
今回は後期の中でも1996年8月の内容となります。
ってコトでそんなゼロワン…全体的なデザインと言いますか、フォルムと言いますか。
いわゆる「ニア・セブン」と呼ばれる、スーパーセブンでは無いけど、ソレに近いジャンルとなります。
例えば、ウイリスジープから「ジープ」というジャンルが成立し、その後各車その手の軍用車…フォードGPWやトヨタジープ(後のランクル)、日産パトロールという感じで各車ジープモデルを出すような感じ。
ロータススーパーセブンを始祖とし、ソコにウエストフィールドや、バーキンセブン、ドンカーブートという感じで、各国各社色々なセブンを出したと…。
日本では、このゼロワン、そして鈴商というメーカーからスパッセという車種も出ていました(*'▽')
外観はこの通りドアは当然のように無く、フェンダーもサイクルフェンダーと呼ばれる、泥除け程度の内容のモノが付いてるだけ。
パッと見でスーパーセブンに瓜二つな訳ですが、フロントマスクの開口部の形状や、開口部下部のデザインがゼロワンのオリジナルという感じで、少々違って見てとれます(*'▽')
ホントに必要最低限で、贅肉の無い車両…コレ以上の削り様はもうほぼゼロ(笑)
透過類も丸いのが気持ちだけ付いてますし、フェンダーも最低限の機能として付いてるだけですし、スペアタイヤを収納する場所も無いから後ろに背負うだけなのです。
車両重量も突然超軽量…僅か720㎏!!
但し、1996年の時代背景として、各社がエアバッグを標準装備していく訳ですが、ゼロワンもコレで運転席エアバッグが標準(笑)
その他のインパネ周りはメーターが整然と並ぶのと、ダイヤルだけのヒータースイッチが装備されるだけ…実にシンプル♪
助手席側にはセーフティパッドと思われるものだけ(笑)
室内なんてあったもんじゃありません…シンプルに座席だけと言った方が正解(笑)
ただ、サポートの深いバケットシートが2脚並んだだけです。
当然快適性なんてほぼゼロ…4輪のバイクと思った方が賢明でしょうね…(笑)
そんなゼロワン後期に搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・BP-ZE…直列4気筒1800㏄DOHC、130馬力、16.0kg-m。
そう…基本的なメカはユーノスロードスターからの流用なんですよ(*'▽')
なのでエアバッグもマツダ車と共用ですよね♪
ただ、ユーノスロードスターでもソコソコライトウェイトなんですが、ゼロワンは正直ロードスターがツアラーに見える程、ガッチガチにスパルタンなライトウェイトマシンな訳です(*'▽')
コレに組み合わされるミッションは当然ながら5速マニュアルのみ。
足回りは4輪ダブルウィッシュボーン…ってかこの手になると当然とも言えますが…(^_^;)
この辺りはゼロワンのオリジナル♪
フロントは典型的なお手本通りのAアームですね(*'▽')
そしてこれまた当然ながらモノコックなんてコトは無く、オリジナルのスペースフレームとなります(*'▽')
軽量な上に、ココまで頑丈なフレームですからねぇ…走りはかなりダイレクトなんでしょうねぇ♪
恐らく今まで自分が体験したコト無いような乗り味なんだと思います。
さすがにスペースフレームのクルマは運転したコト無いですもの…。
で…この通り衝突実験も前述の通り8台の試作車を用いて実施しています(*'▽')
装備としましては…ココまで行くと何もない…(苦笑)
いや…寧ろ無いからこそイイんでしょうね(*'▽')
ただ…エアバッグがあります…(爆)
コレが付いちゃうとステアリング周りの慣性モーメントは絶対重くなる訳ですから、もし自分が乗るなら真っ先に外して社外ステアリングにします…(苦笑)
当然無い方がステアフィールは劇的に良くなります…現行車でも試しにエアバッグを取り外して動かすと違いは歴然。
ってコトでゼロワンは当然ながらモノグレード。
但し、クラシックタイプFというオートマ仕様で名称通りのレトロ仕様なるものもありますが、ソチラは別カタログになります…。
持ってますのでまたソレは機会がありましたら…(^_^;)
ってコトで同封されてる価格表と共に詳細を…。
・ゼロワン (5MT)…295万円
■ゼロワンの主な装備
・185/60R14トランピオF08+14×6JJアルミホイール
・アジャスタブルシート
・ヒーター
・ロールバー
・メッキヘッドライトシェル
・サイクルフェンダー
・キー付ガソリンキャップ
・幌
・幌カバー
・アクリル製サイドウインドウ
・運転席SRSエアバッグ
▲ゼロワンの主なオプション
・クーラー(24万円)
・トノカバー(3万8000円)
・クロームメッキフロントアーム(9万円)
・ステンレスロールバー(6万円)
・ストーンガード(2万1000円)
ボディカラーは全部で3色。
個人的にゼロワンって初期のイメージカラーだった黄色、そして明るめのブルーのイメージ、またはソリッドの赤という感じでしたが、どれも初期モデルのみっぽいですね…(汗)
自分でしたらグリーンメタリックですかね(*'▽')
オプションは全部付けたくなります…けどクーラーは無くてもいいかもしれませんね…このクルマはスパルタンでナンボでしょうから(笑)
ココでカタログの最後に、当時改めて自動車メーカーとして認可された光岡自動車の熱い想いが長々と記されています(*'▽')
なんか大手メーカーと違うのは、本気で出したいものを(恐らく小さい社内政治は少なからずあるかもしれないけど…)出してきたって感じでしょう(*‘ω‘ *)
その後のオロチにしてもそうですね…アレはトヨタや日産じゃ絶対に出せないデザインですよ♪♪
なんかイイコト言うなぁ~( ;∀;)
さて…そんなゼロワンはその後、衝突安全試験をパス出来なくなる2000年まで販売されたものの、メーカーの規模がいかんせん小規模ですので、販売台数も僅か350台。
そう考えてたらスゴイですよね…誰かは知らないけど、350分の1を通勤で使ってたんだ…(汗)
その後の光岡自動車は、こんな感じでエンジンやその他メカに関しては、他の供給を受けつつも、完全オリジナルとなるオロチを出してます…アレも凄かった♪
ただ、その後は顔面成形でレトロ風な出で立ちの車種が大半で、唯一現行モデルでは、ノーズを伸ばしてるヒミコ辺りが一番改造度が高いかもしれませんね(*'▽')
一部では「アメ車の真似」とか言われがちだったりもしますが、個人的にバディやロックスター等、結構好きなんですがね(*'▽')
何気にミツオカのカタログもチョコチョコ持ってたりします…そのウチどっかでまた話題にしましょうかねぇ(∩´∀`)∩