どうも(*'▽')
今回は「軽除くアンダー1500cc」お題としたカタログのアップになります。
ってコトで、馴染みは全く無い1台…けど沢山走ってましたね(*'▽')
3代目ミラージュ ファビオ前期です♪
さて…実は過去にサイボーグとザイビクスはアップしてまして、今回はファビオ。
他にスイフト(スズキのじゃない)ってのもあるんですが、どうやらソレがミラージュシリーズで一番標準となる仕様。
このファビオってヤツは女性仕様なんだそうな。
てっきりスイフトの方はキャンバストップ装着車があるので、コチラの方が特殊なモデルかとばっかり…(汗)
しかし、一番ベタ仕様ですら結構ぶっ飛んでる辺りがバブル期の浮かれ具合を象徴しているように思えます…ザイビクスなんてスゴイもんね…(汗)
そんな3代目ミラージュは1987年にデビューしています♪
従来型はエリマキトカゲのCMで有名にはなりましたが、有名になったのはエリマキトカゲだけで、肝心のミラージュはシティのように爆発的ヒットになった訳では無く…(泣)
平面で構成されまくった2代目とは打って代わり、当時としれは先鋭的なオーガニックフォルムを採用♪
コンパクトカーらしからぬ抑揚のあるフォルムが特徴になりました(*'▽')
そして、グレード構成もこれまた奇怪で、通常モデルのスイフト、スポーツモデルのサイボーグ、イギリス仕様のパネルバンの特徴を利用し、後席をミニシアター化したザイビクス、そしてこの女性向けのファビオ…と。
発表会でも当時の社長が、これらのラインナップをエビフライ定食に例えちゃったもんでして、爆笑会見となった模様ですが、コレに尽きましては以前のブログを…。
そんな3代目ミラージュ前期のキャッチコピーは…
社交性動物。
ミラージュ変新。
このカタログもCM通りの構成なんですが、このCMがユーミンの曲と相まってホントにイイCMなんですよね~(*'▽')!
で…CMの最後にも言われるんですが…
・A型のスイフト
・O型のサイボーグ
・B型のファビオ
今となっては批判の的にされそうな案件ですが、血液型によってイメージするグレードを出してくる…と。
ちなみにCMこそしてないものの、ザイビクスはAB型となってます(爆)
ラクラク装備お洒落なファビオ
コレもファビオのウリとなるコピーですね(*'▽')
そしてファビオってイタリアの男性名から付けたんですね…(汗)
「のりお」とか「よしお」とかをグレード名にしちゃってるのと同じだ(爆)
今回はそんな3代目ミラージュのデビュー時となります、1987年10月の内容となります。
ってコトでCMまんまの世界が再現されています(笑)
魅惑の深海パーティなのかは分かりませんが、まさしくそんな感じ。
油断すると100m後方からビフに追いかけられそうな世界。
対向車には堆肥を満載したトラックがいるコトかと…。
で…肝心のミラージュは女性仕様と言う感じは見た目からは分かりませんね!
ただ、とにかくコストは掛かってますよね…ドアもプレスドアなので、やたらとスタイリッシュ♪
切れ長のヘッドライトとイイ…コンパクトカーらしくなく、やや上級なクルマというイメージです。
コレはリア周りも然り。
しかし、このファビオというヤツはどちらかというとお買い得モデル的なキャラクターも入ってるんでしょうね…他のモデルにあるリアガーニッシュが装備されてません…(汗)
グラスエリアは広く、明らかに昨今のこのクラスより視界は抜群でしょう(*'▽')
そしてこの周りの感じもイイなぁ…新婚旅行で行った沖縄のA&Wのようで(ぇ
インパネは外観とは少々違い、三菱らしい骨太さがあるのと、直線と曲線が所々に交じり、少々消化しきれてない感じもあります…(汗)
メーター周りのサテライトスイッチはこの時代のお約束システム。
エアコンのセンターレジスターの形状でやや遊んでるような感じ。
他は全体的にやはり硬い感じで、機能一辺倒な感じですね…(^_^;)
この辺りは4代目の方が上手く仕上がってます(*'▽')
室内は、ファミリアを発端に各社が追従したラウンジリアシート。
シート自体の質感は、この時代のこのクラスとしては標準的な感じがしますね♪
この時代の三菱車のシート…ミラージュは座ったコトありませんが、全体的に幅を広く取ってる気がしますが、このミラージュも525㎜と、このクラスにしては大きいかと(*'▽')
正直トリムの成形具合や仕上げ方はこの時代の方が自分は好きです(^_-)-☆
そんな3代目ミラージュファビオに搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・4G15…直列4気筒1500㏄OHC、エレクトロキャブ、73馬力、11.9kg-m。
当時の廉価グレードとしては標準的なスペック…ですかね…。
・4G13…直列4気筒1300ccOHC、エレクトロキャブ、67馬力、10.6kg-m。
上記1.3リッター版ですね。
コレらに組み合わされるミッションは、1.5リッターが5速マニュアル、1.3リッターが4速マニュアル、そして全車3速オートマ。
4速マニュアルに3速オートマだなんて響きがまず今じゃありえない(笑)
足回りはフロントがストラットで、リアがトーションビームという、未だにオーソドックスな機構になりますね(*'▽')
装備としては、シートベルトが取り出しやすいようにフックが設けられていたり、ハイトアジャスターが装備されていたりと、この辺りが女性仕様車たる由縁なんでしょう(*´ω`*)
ハイトアジャスターのレバー…日産のフリーシートセッターもこんな感じでしたが、意外と共用品だったりするんでしょうかね…妙に似てる(笑)
また、この手のクラスとしては標準でパワーステアリングはモチロン、車種によっては2リッタークラスの車種でも装備されないチルトステアリングにテレスコまで!!
ドアミラーも電動になりますが、電格機能まではさすがに未装備となってます…(^_^;)
リアシートは分割可倒式で、積載性もイイですし、サングラスポケットにシートアンダートレイも用意され、何かと収納が充実しています(*'▽')
そしてナゼか1.3リッター車のみ、アップヒルキーパーなるものを装備♪
要はヒルアシストコントロールですね(*'▽')
80年代初期辺りにラングレーとかに装備されていたり、社外品で後付けのシステムもあったようですが、まだまだ一般的とは言えない装備はありました…(汗)
個人的に面白いと思うのは、マニュアル普及率がまだまだ高かったこの時代には一般的でないのに対し、オートマやCVTが9割以上のシェアを誇る現代には、結構な比率て装備されている車種が多いという…(爆)
最も、昨今は電子制御でブレーキアクチュエーターから油圧を送れるようになったのが大きいんでしょうね(*'▽')
この手の装備もVSCも、電子制御化の恩恵だと言えます。
更に、このクラスとしては結構装備が良く、コーナリングランプまでも装備!
バックランプを活用した、リアチェックバックアップランプなる機構も当時の三菱は積極的に展開してましたね(*'▽')
コーナーセンサーなんてまだ無い時代なので、コレ自体が非常に画期的!
ディーラーオプションでは、ナゼか1.3には標準のエアコンが1.5ではオプション扱い…(汗)
物品税の絡みで色々あるんでしょうね…(苦笑)
ラジオはプレイバック機能付…詳しくは忘れましたが、数秒前まで現在聞いている番組を遡っての確認が可能!
今ではラジコで改めて聴けばいいので、この手の機能は最早活用されなくなりました…(苦笑)
オーディオスピーカーの大きさもさることながら、このクラスでは珍しくなんとロールブラインドまでオプションで用意されてます!
今ではスーパーハイト軽にも装備されてますが、もうココまでやるか…と(笑)
確かに年々日差しは強くなってますがね…(苦笑)
で…グレードはこんな感じで…。
・ファビオ1.5…(5MT/3AT)
・ファビオ1.3…(4MT/3AT)
文字通り、1.5と1.3の2グレードの展開。
■ファビオの主な装備
〇エクステリア
・カラーキーグリル(1.5)
・バンパーカラーキー(1.5)
・サイドプロテクトモール(1.5はカラーキー)
・コーナリングランプ
・リアチェックバックアップランプ
・フロント合わせガラス
・熱線プリントリアガラス
・間欠ワイパー
・リアワイパー(1.5)
・電動リモコンドアミラー(1.5はカラーキー)
・155SR13タイヤ+フルホイールカバー
〇シート仕様
・ローバックファブリックシート
・チルトハイトアジャスタシート
・ウォークイン
・リアスプリットシート
・バックル組込み式シートベルト
・シートベルトフック
〇計器盤まわり
・2本スポークソフトタイプステアリングホイール
・A/Tインジケータ
・デジタル時計
・エアコン(1.3)
・デュアルバイレベルヒータ
・ロータリ式ヒータコントロールスイッチ
・AM電子同調ラジオ(1.3)
・AM/FM電子同調ラジオ(1.5)
〇インテリア
・成型ドアトリム(1.5)
・ラウンジタイプクォータトリム
・大型グローブボックス
・ドアポケット(1.5)
・シートアンダートレイ
・サングラスポケット
・フロアコンソール(1.3)
・大型フロアコンソール(1.5)
・リアクォータボックス
・リアシェルフ
・ニーパンフロアカーペット
・アシストグリップ
・バニティミラー
・大型防眩式ルームミラー(1.5)
・フットレスト(AT車)
〇機能装備
・エンジン回転数感応式パワーステアリング
・チルト&テレスコハンドル
・ワンタッチスイッチ付パワーウインド(1.5)
・フロントディスクブレーキ
・アップヒルキーパ(1.3の4MT車)
・テールゲートオープナー
・フューエルリッドオープナー
▲ファビオの主なオプション
・フェンダーミラー
・アップヒルキーパ(1.5の5MT車)
・リアワイパー(1.3)
ボディカラーは全部で5色。
自分でしたらファビオ1.5の5速マニュアルを…。
ボディカラーはボストンブラウンって感じでしょう(*‘ω‘ *)
オプションでネタとしてアップヒルキーパを…。
・キビキビ走る知的なスイフト。
・高感度・高性能、サイボーグ。
・おもしろ改装2シータ、ザイビクス。
全部含めてよろしくね…と。
実はサイボーグ、ザイビクスも気にならなくはないですが、スイフトのスーパートップが1番気になりますねぇ(笑)
で…この3代目ミラージュは登場から僅か3か月後にはセダンを追加。
そしてデビューから僅か1年後でザイビクスが消滅…(苦笑)
このファビオに関しては、特別仕様車になったりもしながら、モデルチェンジまで生き残ったようですね(*'▽')
このデビューからもう37年にもなろうとしていますが、マニアライクなサイボーグですらもう壊滅状態…(汗)
他のグレードも幻レベルで今や見ないクルマになってますね…(^_^;)
もうミラージュに限らず、この手のホットハッチは壊滅的ではありますが…。
よく考えたらグランドシビックってその割に結構生き残ってますよね…特に部品が出にくいメーカーだろうに結構健闘してるなぁ…と思う訳です。
あれ…なんか最後はシビックの話になってしまった…(爆)