どうも(^^)v
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります…。
なるほど…1年ぶりの登場(笑)
K11マーチ中期です♪
自分は一向に問題ありませんが、なんか1回やったような…って思ってましたら、昨年6月に中期でコレットLが追加されたヤツをアップしてたんですね~(笑)
要は今回は中期でもソレ以前なので、違いは恐らくソレ位かと…(^-^;
コレットL追加時のカタログと見比べて頂き、カットの細かい違いでも確認頂けましたら…間違い探しみたいでしょ(ぇ
ちなみにK11は整備士時代に結構入庫してましたよ…ソレこそ初期モノから最終型までまんべんなく入っていた黄金期?なのかもしれません…(笑)
さて、そんなK11マーチは2代目モデルとして1992年にデビューしています♪
確か「10年モデルチェンジしない」という公言の元で登場しましたが、実際に2002年まで販売されるロングセラーに…。
また、販売不振になる車種が連発した90年代中盤の日産車の中で安定して販売台数を稼ぐ、救世主にもなっています(*'▽')
コレが結構面白く、販売当初より4年後の1996年の方が売れちゃって、年間で14万2000台も販売されちゃうという…当時の日本車ならモデルチェンジの時期なんですがね(笑)
で…1997年に今回の中期型へとマイナーチェンジ。
月間の販売目標も1万台へ…登場時の9500台よりも上乗せされます(爆)
この中期型では、ビッグマイナーとも言える内容で大規模な変更を実施。
外観はフロント周りが大きく変わる他(その割に違いは分かり難いけど…)、助手席エアバッグやABSを主とする安全装備等、時代に応じた対応をしているのが大半となります(*'▽')
そんなK11マーチ中期のキャッチコピーは…
スモールの理想へ。
なんて書いてたりもしますが…
進化するタウンスモール。
ともなってます。
事実、この時代の国産コンパクトカーの中で、最も日本の風土にマッチしていたコンパクトカーだとも思いますね(^^)v
で…福岡県民なら目にしたコトであろう風景の方が気になってしょうがない…(汗)
ハウステンボスがロケ地になってるんですよ…(笑)
実際の所在地は長崎県ですが、福岡なら近いですし、毎年クリスマスシーズンは光の王国として有名なスポット…実際に自分もソレで行ってますし…。
しかし、ソレはこの10年間位の間でHISが運営を始めてからの話で、ソレまでって正直地味な場所で、風景だけオランダ感が出てるスポットっていう記憶しか…(苦笑)
さて…そんなハウステンボスは長崎オランダ村をより大規模にし…
…マーチ…そうだ…マーチでしたね…。
今回は中期へマイナーチェンジした直後の1997年5月の内容になります。
と…いう訳でこの中期型は、ドコに気合が入っているかというと、フロントマスク。
なんとこの中期でフロントグリル一体型フードに作り替えてます…(汗)
未だとマイナーチェンジ位でこの手の金物を変更するだなんてまず無いです…。
しかも利幅の少ないマーチでコレをやっちゃうんですからねぇ…。
更にはバンパーにヘッドライトも変更。
ヘッドライト1つにしてもスゴイですよ…最近はインナーだけの変更に留まり、ユニットの形状はそのままですからね…。
と…いうコトで、前回りの金型をココまで変えたら、そりゃスゴイよね…と。
しかし、ソコまで変わった感じがしないってのが面白いんですねぇ(笑)
リア周りではテールランプの意匠変更、そして地味にバンパーも端部のモールと本体が別体部品になってまして、加修コストを下げるという、メーカーの良心を出しまくった内容…(汗)
そう言えばK11ってドアヒンジが弱くてドア落ちするんですよね…(苦笑)
先輩がヒンジのトコに12㎜位のソケットを挟んで、ドアを閉めるなんていう、ムリヤリ修正する裏技みたいなのやってましたねぇ。
で…コチラは5ドアで、その中でもスポーティグレードになるアウトストラーダ。
前期の途中から追加されたこのグレードは、中期でフロントグリルはフロントグリルがメッシュ化される等して差別化が図られています♪
また、フォグランプを備えるのも特徴…ではあるものの、実際に殆ど見たコト無いですね…大半はi・zかコレットです。
リア周りは特段3ドアと変わりません。
にしても懐かしいクルマになってきちゃったなぁ…(泣)
あぁ…燃料タンクのサービスキャンペーンとかやったなぁ…。
タンクをチョット傾けて、ボディとの接触面にアルミのぶ厚い両面テープ貼るヤツ。
インパネは、ハザードスイッチやヒーターコントロールパネルを上側へ移設!
更にオーディオを2DIN化する等して使い勝手を向上♪
但し、カップホルダーと灰皿の位置関係が少々悪く、同時仕様はムリという感じ。
シートは意外と侮れず、コレが快適でしっかりとしてます(*'▽')
実際に初期型で広島まで終始助手席で移動してますが、全然苦痛なんてのは皆無。
寧ろ後年に同ルートをZ11キューブで移動した時の方が遥かにキツイ…(苦笑)
室内空間もシンプルながらも素性がイイから、不満が出ません…適度に快適♪
そして所々に現れるハウステンボス(爆)
この船も乗りましたよ…意外と楽しい(笑)
そんなK11マーチ中期に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
コレは絶対構内車両用のガソリンスタンドと見た…まぁ…この話題はイイか(笑)
・CG13DE…直列4気筒1300㏄ツインカム、79馬力、10.8kg-m。
この1300…乗った記憶が無いんですねぇ…(汗)
まぁ…Z10キューブは絶対コレなんで、それではありますが(笑)
正直大半は1000㏄なんですよ…もうほぼ1000㏄。
ヘッドカバーパッキンが弱く、プラグホールにオイルが溜まりやすいのと、エアフロ一体スロチャンが壊れた場合に修理代がドンと掛かるのがウィークポイント。
基本的にスカスカで整備性はイイです♪
・CG10DE…直列4気筒1000㏄ツインカム、58馬力、8.1kg-m。
もうほぼ搭載されてるのはコッチ。
基本の車格は1000㏄…コレに1300㏄の強心臓を乗せたという感じでイメージしてください(笑)
例えばスターレットは1300㏄しか搭載していないので、アッチの方がやはり車格も同じエントリーカーと言えど、それなりに上級感があります。
普段乗りで平坦路をトコトコ走るには問題無いですが、やはり1リッターなんで性能はソコソコと言った具合。
コレらに組み合わされるミッションは、1000のセーフティグリップパッケージを除く全車に5速マニュアル。
そして1000のGとセーフティグリップパッケージを除く1000㏄車に4速オートマ。
中期で写真のシフトポジションインジケーターを装備するようになりますが、コレのDレンジ部分がやたら球切れするんですよ…(苦笑)
メーター外して球換えたりしました…(笑)
更に1300全車と、1000のGとセーフティグリップパッケージがN・CVT。
コレがクセモノ…よく壊れます…(苦笑)
内容としてはスバルのECVTを技術提携でそのまま活用。
なのでクリープが無いのです…渋滞ノロノロ運転でギクシャクする電磁パウダークラッチ。
後期になると自社製ハイパーCVTなってクリープも発生しますが…コレもよく壊れる…(苦笑)
とにかくこの時代のCVTには手を出さない方が無難です…最も大半が壊れてもう現存しませんが…(汗)
足回りはフロントがストラットで、リアが5リンクコイル。
ショックはアタリが柔らかで粘らないと思ったらコレがグッと踏ん張るフランス車志向…とは言え、フランス車は2CVとルーテシア位しか乗ったコト無いですが…(苦笑)
中期は装備の変更点が多いので、その辺りを中心に…。
この時代、日産はインナーグリーンなるヤツを提唱していたコトもあって、手に触れる箇所は抗菌、そしてUVカットドアガラスを各車に採用してました(^^)v
中期はこの辺りが充実されてました(^^)v
更にドアガラスには撥水機能が付いたのと、ディーラーオプションで撥水ウインドウシステムを…。
ディーラーで超撥水とかやってましたねぇ~。
赤い液と透明の液を1回ずつ塗るんですよ…効果半年とか言ってたけどホントかなぁ…(苦笑)??
そう言えば月に1回、フェアでクイックカットシステム…だったかな。
1ヶ月効果のある撥水剤を1000円で塗りますとかフェアでやってましたわ…(笑)
懐かしい…意外と覚えてるもんだ…(笑)
安全装備の充実も中期ではテーマになりまして、94年にいち早く運転席には
標準装備されてましたが、ココでほぼ全車に助手席エアバッグを追加!
更に従来は1300㏄車のみに標準だった助手席ウォークイン機構を1000㏄車にも拡大採用♪
いや~コレは逆にいるでしょう(笑)
オーディオもオプション選択可能なグレードは少ないものの、まさかの6スピーカーのサウンドシステムがあるとは…(汗)
収納も豊富で、アンダートレイやリアサイドポケットもあります♪
カップホルダーは350mlってのが時代を感じます…(笑)
で…サンルーフも設定があるものの、装着車はレアかと思います(*'▽')
そしてこのディーラーオプションテンコ盛り仕様もネタです(笑)
スポイラー関係は結構レアかと…(汗)
フィレットモールも見たコトありません…(汗)
で…グレードはこんな感じでまずは3ドアから…。
当時のセールスマンが説明の為に殴り書きした価格表も今となってはリッパな記録♪
・i・z…(5MT/4AT)
・i・zセーフティグリップパッケージ装着車…(NCVT)
最もベーシックな仕様がコレ。
セーフティグリップパッケージは以下、SGで記載させて頂きます。
■i・zの主な装備
〇視界
・最適配光ハロゲンヘッドランプ
・全面UVカットグリーンガラス
・ロングライフ撥水フロントドアガラス
・間欠ワイパー
・リアワイパー(SG)
・熱線リアウインドウ
〇運転席まわり
・パワーステアリング
・抗菌仕様
・ウレタン4本スポークステアリング
・トリップメーター
・燃料残量警告灯
・ヘッドランプ消し忘れ&キー抜き忘れ警報
・バックドア&フューエルフィラーリッドオープナー
・フロントコンソール
・フットレスト
・カップホルダー(350ml×2個)
・コインポケット
・運転席側ドアポケット
〇空調/オーディオ
・オゾンセーフエアコン
・アンテナ
・オーディオレス
〇シート/インテリア
・トリコットシート
・助手席メモリー付ウォークイン
・リア可倒式シート
・ハーフドアトリム
・リアパーセルシェルフ
・ラゲッジフロアトリム
・リアコンソールボックス
〇外装/タイヤ・ホイール
・155/70R13タイヤ
〇メカニズム
・前席SRSエアバッグ
・ABS
・ビスカスLSD(SG)
・前席ロードリミッター付プリテンショナーシートベルト
・前席上下調整式シートベルト
▲i・zの主なオプション
・フェンダーミラー
・ロングライフ撥水フロントドアガラス(i・z)
・カセット一体AM/FM電子チューナーラジオ+2スピーカー(SG)
・スーパーファインハードコート
◎Cパッケージ
(助手席エアバッグ・ABS・プリテンショナーシートベルトのレスオプション)
◎寒冷地仕様
(大型バッテリー・5MT以外に大型スターター・大型ヒーターコア)
・コレット…(5MT/4AT)
正直大半がコレ…もう入庫してくるのはコレばっかりでした(笑)
■i・zにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・リアワイパー
・電動リモコンカラードドアミラー
〇運転席まわり
・パワーウインドウ
・集中ドアロック
・前席大型ドアポケット
・運転席バニティミラー
〇空調/オーディオ
・カセット一体AM/FM電子チューナーラジオ+2スピーカー
〇シート/インテリア
・フルドアトリム
・ドアトリムガーニッシュ
〇外装/タイヤ・ホイール
・カラードバンパー
・サイドガードモール
・フルホイールカバー
▲i・zより更に選択可能なオプション
・リモートコントロールエントリーシステム
・アルミホイール
・G…(5MT/NCVT)
1000の最上級グレードはNCVTになっちゃう…だったらコレットかな?
装備はi・zよりイイのは当然として、ナゼかコレットより落ちます…(苦笑)
■i・zにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・フォグランプ
〇運転席まわり
・ブルーメーター(スピードメーター&タコメーター)
・運転席バニティミラー
〇シート/インテリア
・スポーティトリコットシート
・前席布張りヘッドレスト
〇外装/タイヤ・ホイール
・スポーティグリル
・エアロタイプカラードバンパー
・カラードサイドガードモール
・テールパイプフィニッシャー
・フルホイールカバー
〇メカニズム
・前後スタビライザー
▲i・zより更に選択可能なオプション
・カラードルーフスポイラー
・ビスカスLSD(NCVT車)
★パワーパッケージ(以下の通り)
・電動リモコンカラードドアミラー
・リモートコントロールエントリーシステム
・パワーウインドウ
・集中ドアロック
・前席大型ドアポケット
・カセット一体AM/FM電子チューナーラジオ+2スピーカー
・フルドアトリム
・ドアトリムガーニッシュ
・A#…(5MT/NCVT)
1300㏄車になります(*'▽')
ココまで来ると装備がグンと充実します♪
■コレットにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・防眩式ルームミラー
〇運転席まわり
・チルトステアリング
〇シート/インテリア
・運転席シートリフター
・前席布張りヘッドレスト
・布張りフルドアトリム
〇外装/タイヤ・ホイール
・カラードドアハンドル&ライセンスランプカバー
〇メカニズム
・前後スタビライザー
▲コレットより更に選択可能なオプション
・オゾンセーフオートエアコン
・カラードルーフスポイラー
・電動ガラスサンルーフ
・ビスカスLSD
・175/60R13タイヤ+アルミホイール
★セットオプション(以下の通り)
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
・リモートコントロールエントリーシステム
・マーチスーパーサウンドシステム
(CD+カセット一体AM/FM電子チューナーラジオ+6スピーカー)
・ヒーター付ミラー(セットオプション+寒冷地仕様の場合)
・ワイパースノーブレード(セットオプション+寒冷地仕様の場合)
・G#…(5MT/NCVT)
3ドアのみに設定のある最上級グレード。
■A#にプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・フォグランプ
〇運転席まわり
・ブルーメーター(スピードメーター&タコメーター)
・本革巻4本スポークステアリング
・本革巻シフトノブ(MT車)
〇シート/インテリア
・トリコットスポーティシート
〇外装/タイヤ・ホイール
・スポーティグリル
・エアロタイプカラードバンパー
・テールパイプフィニッシャー
・カラードルーフスポイラー
・175/60R13タイヤ+フルホイールカバー
□A#より省略される装備
・運転席シートリフター
次いで5ドア
・i・z…(5MT/4AT)
・i・zセーフティグリップパッケージ装着車…(NCVT)
・コレット…(5MT/4AT)
・G…(5MT/NCVT)
コレらの4グレードは、チャイルドロックが装備される以外3ドアと装備が同様。
・A#…(5MT/NCVT)
3ドアとは以下の3点が異なります。
〇シート/インテリア
・6:4分割可倒式リアシート
・後席シートピロー
〇メカニズム
・チャイルドロック
・アウトストラーダ…(5MT/NCVT)
5ドア専用グレードで、価格だけで言えば全車中で最高額。
装備はG#よりややイイ位です。
■G#にプラス、またはグレードアップする装備
〇シート/インテリア
・ダブルラッセルスポーティシート
・6:4分割可倒式リアシート
・後席シートピロー
〇メカニズム
・チャイルドセーフティドアロック
▲G#で標準だった内容がオプション化するもの
・カラードルーフスポイラー
コレにボディカラーが全部で7色…もっとあると思ってました(笑)
自分でしたら、G#の5速…ボディカラーはカスタードイエローを…。
オプションは、電格ミラー、キーレス、オートエアコン、スーパーサウンドシステム、SFHC、サンルーフ、アルミ、LSD、寒冷地って感じでしょう(*‘∀‘)
で…コチラが価格表。
カタログ同様、大分日産モーター大分店のヤツになるんですが、殴り書きされた臼杵営業所のと微妙に違うので、営業所で独自に引いてたりしてたのか??
最安値は3ドアi・zの5速で、店頭価格100万6000円…意外や100万するんですね…(汗)
なんでこの話題するかというと、モデル末期の頃には3ドアコレットが79万8000円で投げ売られててたから…(笑)
最高額はアウトストラーダのNCVTで、なんと160万6000円…マーチにしては結構します。
さて、そんなK11マーチはその後、カブリオレ、ボレロ、ジュークという感じで次々と色々な仕様を追加♪
更にマイナーチェンジをしながら2002年にK12へとバトンタッチして行きます。
それにしても最近はK11もまず見かけなくなりました…(汗)
辛うじて後期を稀に見る位…でしょうかね…(^-^;
ただ、今でもコレットとかなら中古で出て来るコトもありますし、驚く程のプレ値が付いてる訳でも無いので、趣味車入門にイイかもしれませんね(^^)v
少なくともK12より壊れないってのは結構デカイです…(苦笑)