どうも(*'▽')
今回はみん友さんの愛車紹介にアップされてる車種のカタログになります。
一応このシリーズもココで一旦区切り、近日中にリクエスト頂いたカタログをアップするコトになりますね~。
コレも車検で扱ったりしました…。
5代目アルト前期 一部改良時です♪
車検で触った個体も有れば、四方八方が凹みまくったバンモデルなんてのも馴染みがありますし、エポターボから軽耐久仕様まで…色々気付けば乗ってます…その割にナゼか印象が薄い…(苦笑)
よくよく考えると、全てが短時間でチョコ乗りの個体ばかりですね…だからか。
そんな5代目アルトは1998年に軽自動車が新規格化された際にデビューしています♪
ボディは拡大されたものの、最小限の重量アップに留め、従来モデル同様の軽便な軽として出しているのが最大の特徴…また、「小さなクルマ、大きな未来。」というスズキお馴染みのスローガンもこの時一緒に発表されてますね(*'▽')
そして1999年に今回の一部改良が入ります。
リーンバーン仕様をはじめとした、各種エンジンの改良や、オートマの制御変更、一部装備の見直し等、各部に手が入っています(∩´∀`)∩
ちなみに丁度この頃ってアルト20周年になるんですね…気付けばもう更に倍のモデルライフを全うしていると思うと、感慨深いモノがあります(*'▽')
そんな5代目アルト一部改良時のキャッチコピーは…
わたしの毎日が、地球の明日になる。
なんのコッチャ??と、思うかもしれませんが、各種リーンバーンやらアイドリングストップやらが装備されたもんですから…
こんな感じでエコエコアルトなんてCMでやり出したんですよ…(汗)
思えばこの辺りからでしょうか…各社エコ〇〇やら低燃費やらを段々とアピールしてきまして…。
特に酷かったのが2010年辺りのアルトエコとかあの辺り。
とにかく燃費の数値を競う余り、空気圧をムリヤリ高く設定した上に、低転がり抵抗と謳うグリップの低いタイヤで、マトモに走れないシロモノが出来たり、軽量化を優先する余り、燃料タンクを異様に小さくして、航続距離がお粗末だったり…(汗)
思えばこの辺りがその元凶のキッカケ…ではあるんでしょう…(^_^;)
日本人は追求する余り、どうもエスカレートしがちな上、国民の大半で右に倣えと乗り換えるのが昔からの悪しき伝統だと思ってます…(汗)
今はコレがSUVとスーパートール軽…お陰で今や殆どがこんなのしか売ってない。
そうだ…ハッチバックが5ドアだらけになったのも、思えばこのアルト辺りからですわ…。
ニーズが変わったと言えばソレまでかもしれませんが、どうもそういう風に仕向けて行った…行ってるよなぁ…。
ちなみにこの人が出たCMの商品は必ずヒットする!
なんて昔は言われたようですが、オートザムレビューで見事そのジンクスを打ち破った後、アルトへ代替しています(ぇ
なぬ…もう58歳なんですね…(汗)
で…今回はその一部改良直後となる、1999年10月の内容になります。
まずはメインとなる3ドア。
98年にデビューした時は、この色がイメージカラーでしたが、コレが経年劣化でピンクメタリックのように薄くなるんですよね…(苦笑)
ヘッドライトのインナー面がブラックアウトしていて、楕円形なのがフロントマスクの特徴…コレで車体が丸っこく見えます。
で…コチラが5ドア。
正直この型は見た目的には安っぽいイメージが…ってか元々アルト自体がややチープな感じではありますね…(^_^;)
この一部改良で追加された、最上級グレードのエポP2でさえこんな感じ。
例えばドアフレームがブラックアウトすらされてないですし、いかんせん何もかもがカラードパーツになると、全体的に締まらなくなるので、ボヤッとした感じに…。
ソレとホイールキャップ…共用化の為でしょうか、スズキのマークすら入らないんですが、何かしらの汎用品に見え、これまた締まらないんですねぇ…(^_^;)
リア周りは、フェンダーに彫りの深いサーフィンラインのようなプレスラインが入るのが特徴ですね(*'▽')
太めのリアピラーで骨太そうに見せているのかもしれませんが、全体的に線が細く、見た目の力感にはやや乏しい感じ。
反面、スズキならではの軽快さはあるようには思えます…実際軽いですし(笑)
インパネは旧規格の先代から比較するとかなり現代的になってますね(*'▽')
スイッチも少なく基本がとにかくシンプル。
そしてステアリングもエアバッグが他社とも共通化しているので、スズキのマークがありません…。
よく考えたらこの手でもドアトリムに表皮貼られてるんですよね…地味ながらも質感は出してきている訳です(*'▽')
シートは比較的固めの触感で、生地はザックリした感じのヤツだったかと…。
ロングドライブというよりも、街中をチョコッと移動するクルマと考えれば十分でしょう(*'▽')
しかし全体的にシンプル…スズキならではの割り切りを感じます。
そんな5代目アルト前期に搭載されるエンジンは全部で4機種…。
・K6A…直列3気筒660㏄DOHC、リーンバーン、46馬力、5.8kg-m。
当時のガソリン車では燃費No.1となるリーンバーン仕様…。
ではありますが、恐らくお受験スペシャルと言いますか、カタログ燃費だけ好都合にしたような仕様なんじゃないかと…(汗)
ちなみにこの時代の直噴やらリーンバーンやら…この手は大概トラブル抱えます。
ガス絞り過ぎてスロチャンにカーボン溜めるのもこの時代のクルマはホントに多かった…(泣)
・K6A…直列3気筒660㏄DOHC、VVT、55馬力、6.3kg-m。
恐らく可変バルタイの効果はこの小排気量には特に効果的なんじゃないでしょうか(*'▽')??
スペック以上に十分乗りやすい性能はあるんじゃないのかな?って思います。
・F6A…直列3気筒660㏄SOHCターボ、60馬力、8.5kg-m。
当時でもやや旧態化しつつあった、鋳鉄エンジンのマイルドターボ版。
しかも唯一1気筒2バルブだったり。
しかし、元々が軽いアルトだけありまして、動力性能は不満無く軽快だったりします(笑)
・F6A…直列3気筒660㏄SOHC、46馬力、5.8kg-m。
廉価グレードやバンに搭載される仕様。
この一部改良でEPI化されてますね(*'▽')
シンプルではありますが、4ナンバーバン自体が軽いので、マニュアルでしたらソコまで気になる程に遅い訳もないですね…。
コレらに組み合わされるミッションは、バンとLcに4速マニュアル。
エポ及びエポのリーンバーン仕様に5速マニュアル。
マニュアル車はこの一部改良でクラッチスタートシステムを追加してますね♪
エポ、Lc、バンのVSに3速オートマ。
エポP2とエポターボに4速オートマ。
そしてエポリーンバーン仕様にCVT…ってかリーンバーンにCVTってトラブルの種でしか無いような…(苦笑)
ちなみに4速オートマは省燃費化の為、停車中にニュートラル制御が入ります。
足回りはフロントがストラットで、リアがスズキ定番のI.T.L。
後はパワステが電動になりますが、トルクセンサーが壊れて、直進中でも手を離すとフルロックまでステアリングが回り続けるトラブルがありました…(苦笑)
で…エポリーンバーン仕様は、更に軽初のアイドリングストップシステムを搭載…。
う~ん…コレはなるべく手を出したくない…(汗)
装備としましては、UVカットガラスや抗菌インテリアという、この時代に一気に定番となったアイテムを採用♪
そしてアルトでもオートエアコンが液晶表示になる時代…ドンドン豪華になって行く過程が垣間見えます!
収納も当たり前の装備が多いですが、クォータートリムポケットは珍しいタイプですね(*'▽')
こういう収納が用意されるのが、3ドアならではのメリットだったりするんですよね…アームレストになったりとか(*'▽')
他はカタログには未記載ですが、バンとセダンのLcに間欠ワイパーが採用されてますね(*'▽')
そしてこの通り、外観の印象をアップさせるディーラーオプションを豊富に用意!
ワークスでも無いのに純正フルエアロの仕様ってそういえば見た記憶皆無です…(汗)
室内もかなりの面積で木目化が可能♪
グローブボックスなんてモロですよね(笑)
で…グレードはこんな感じで…。
・Va…(4MT)
最廉価グレードのバンで受注生産となります…ボディカラーも白1色のみ。
■Vaの主な装備
〇安全装備
・運転席シートベルトフォースリミッター
・ハロゲンヘッドランプ
・フロントディスクブレーキ
〇インストルメントパネル
・液晶オド/トリップメーター
・PP2本スポークステアリングホイール
・灰皿
〇インテリア
・抗菌インテリア
・運転席サンバイザー
・3ポジションルームランプ
・フューエルリッドオープナー
・フルトリム
・成形ドアトリム
・成形天井
・ニードルパンチフロアカーペット
・塩ビラゲージカーペット
〇シート
・塩ビシート
・一体可倒式リアシート
〇ポケッテリア
・運転席ドアポケット
〇エクステリア
・熱線吸収グリーンガラス
〇その他
・キー抜き忘れ/ライト消し忘れ警告ブザー
・135/80R12タイヤ+センターキャップ
▲Vaの主なオプション
(以下、セットオプション)
・運転席・助手席SRSエアバッグ
・4輪ABS
・助手席シートベルトフォースリミッター
・フロントシートベルトプリテンショナー
・パワーステアリング
・ウレタン3本スポークステアリング
・助手席サンバイザー
・Vs…(4MT/3AT)
・Vs 4WD…(5MT/3AT)
バンの上級グレードになります(*'▽')
■Vaにプラス、またはグレードアップする装備
〇安全装備
・熱線入りバックウインドウガラス
・間欠ワイパー
・リアワイパー(4WD)
〇快適装備
・エアコン
・スピーカー一体AMラジオ
・パワーステアリング
〇インストルメントパネル
・シガーライター
〇ポケッテリア
・シフトコンソールポケット(AT車・4WD)
〇エクステリア
・カラードバンパー
〇その他
・155/70R12タイヤ+センターキャップ(4WD)
・5ドアLc…(4MT/3AT)
5ナンバー乗用モデルの最廉価グレードになります(*'▽')
内容としては、ほぼバンですね…(汗)
■Vsにプラス、またはグレードアップする装備
〇安全装備
・ハイマウントストップランプ
〇インストルメントパネル
・ウレタン2本スポークステアリング
〇インテリア
・バックドアオープナー
・助手席アシストグリップ
・ニードルパンチラゲージカーペット
〇シート
・ファブリックシート
・インパネスライド式カップホルダー
・前席ドアポケット
〇その他
・フットレスト
・3ドアエポ…(5MT/3AT)
・5ドアエポ…(5MT/3AT)
・3ドアエポ4WD…(5MT/3AT)
・5ドアエポ4WD…(5MT/3AT)
恐らく最量販グレードはコレだと思います♪
■Lcにプラス、またはグレードアップする装備
〇安全装備
・リアワイパー(4WD)
〇快適装備
・AM/FMラジオ付カセットステレオ+2スピーカー
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・キーレスエントリー
〇インテリア
・クロス入り成形ドアトリム
〇ポケッテリア
・助手席シートバックポケット
・リアラゲッジサイドポケット(右側)
・シフトコンソールポケット
〇エクステリア
・フロントドアUVカットガラス
〇その他
・155/65R13タイヤ+フルキャップ
・3ドアエポリーンバーン仕様…(5MT/CVT)
・5ドアエポリーンバーン仕様…(5MT/CVT)
上記リーンバーン仕様は、マニュアルで乗るのが無難な気がします…(苦笑)
エポと装備の差は特にありません♪
・5ドアエポターボ…(4AT)
・5ドアエポターボ4WD…(4AT)
唯一のターボモデルで、装備もソコソコ♪
■エポにプラス、またはグレードアップする装備
〇安全装備
・運転席・助手席SRSエアバッグ
・4輪ABS
・助手席シートベルトフォースリミッター
・助手席シートベルトプリテンショナー
・リアワイパー(4WD)
・ベンチレーテッドフロントディスクブレーキ
〇インストルメントパネル
・ウレタン3本スポークステアリング
・3ドアエポP2…(4AT)
・5ドアエポP2…(4AT)
・3ドアエポP2 4WD…(3AT)
・3ドアエポP2 4WD…(3AT)
コレが実質的な最上級グレードになりますね(*'▽')
しかし…ナゼか4駆は3速オートマなのです…(汗)
■エポにプラス、またはグレードアップする装備
〇安全装備
・運転席・助手席SRSエアバッグ
・4輪ABS
・助手席シートベルトフォースリミッター
・フロントシートベルトプリテンショナー
・フロントシートベルトショルダーアジャスター
・防眩式ルームミラー
・ヒーテッドドアミラー(4WD)
・リアワイパー
〇快適装備
・オートエアコン
・AM/FMラジオ付フルロジックタイプカセットステレオ+2スピーカー
・電動格納式カラードドアミラー
〇インストルメントパネル
・シルバーメーター
・メタリックグレーインパネガーニッシュ
〇インテリア
・メッキインサイドドアハンドル
・メッキATセレクターノブ&パーキングブレーキリリースボタン
・運転席カードホルダー&ミラー付サンバイザー
・全席アシストグリップ
・リアラゲッジシェルフ
〇シート
・運転席大型ファブリックシート
・分離式リアシートヘッドレスト
・分割可倒式リアシート
〇エクステリア
・カラードサイドドアハンドル&バックドアハンドル
自分でしたら5ドアエポターボのグリニッシュシルバーメタリックを…。
コレにエポP2の部品を移植したりして、イイトコ取りしたいトコです(笑)
さて…そんなアルトですが、その後、2000年にマイナーチェンジをして後期型へ。
エクステリアの変更がされた後は、スズキお得意の年次改良が入りながら、2004年に次期モデルへとバトンタッチしています。
この次の型…日産でピノとしても売ってましたが、正直この型から一気に地味になったなぁ…と思いました…(汗)
ソレと3ドアも無くなっちゃうんですよね…(泣)
正直アルトって20代の学生とかで3ドア乗る人も結構いたんですが、なんだろ…若手が飛びつきにくくなったというか…(汗)
要は更に地味になった…と…(苦笑)
ちなみにモデルライフが7年で54万2000台を販売した5代目に対し、6代目は5年で27万台…やはりやや少ない…。
で…この5代目はラストの3ドアモデルというコトもあり、意外や軽耐久レースで人気があったり♪
ってコトで中古車…意外や捨て値じゃないです…5速の3ドアはソコソコします。
う~ん…やはり軽いはエライ…ちなみにバンの最軽量モデルは620㎏です(笑)
いや~この数値を見ると今の軽がいかに重いか…。
しかし、そう考えると最近のワークスって結構軽いですやはり。
どうやら次期アルトは500㎏台を目指すとかいうウワサがありますが、果たして…