どうも(*'▽')
今回は「丸目ヘッドライト」をお題にリクエスト頂いていた…
のにも関わらず、角目です(ぇ
いや…事情はありまして…(汗)
ランドクルーザー60後期
ワゴン追加時です♪
コレ…実は今回リクエスト頂いたのは、70系のランドクルーザーワゴンなんですが、このカタログが60系との併用。
コレを一気に掲載すると、写真が結構なボリュームになるので、2回に分けてアップする運びとなりました…(^_^;)
なので、今回は丸目とは無縁のランクル60後期からって訳です…(汗)
ちなみに生産終了から35年が経過しましたが、未だに時折ハイリフトされ、現代化されたような仕様なら見掛けたりしますね…意外や生き残ってます。
そんなランドクルーザー60は1980年にデビューしています♪
先代、56型からの後継モデルとして、より乗用車的に…そして更に豪華になったのが特徴です(^_-)-☆
そして1987年に後期型へとマイナーチェンジ。
この際にヘッドランプが角目4灯になる他、インパネ配置の見直しが入ります。
ソコから更に翌年の1988年にワゴンモデルを追加し、更に乗用車に近付いた…と。
ちなみにランクル60系としてはコレが最終型というカタチになりますね(*'▽')
今回は後期ワゴンでも1989年6月の内容で、生産中止直前とも言える内容です。
先端をいく誇りートヨタの最高級4WD、ランドクルーザー60。
ってコトで80年代のクロカンではコレが最高峰だと思います(^^)v
そして後期の角目2灯のモデルになってから、バブル景気も後押し…一気に豪華路線へと切り替わった感じがします(*'▽')
どちらかと言いますと、初期モノの60は丸目2灯のヘッドライトで、貨物って感じしかしません…(^-^;
そしてこの後期ワゴン追加後の翌年に80へモデルチェンジするので、間違いなく伏線的な感じもあるでしょう♪
ド派手なサイドストライプに、ブロンズガラスも相まって、高級路線へまっしぐら。
全長4750㎜、全幅はVXが1880㎜、他が1800㎜と、完全なる3ナンバー及び1ナンバーボディなので、当時の国産車ではかなりの大型車になりますね(^^)v
しかもモールでカサ増ししたワイドボディでは無く、基本からしてワイド。
だからか…今でもたまに走ってるのを見かけると、大きいなという印象が拭えないのは…(汗)
大きそう…では無く、大きい(笑)
バックドアは写真の観音開きと、一般的な跳ね上げ式の2種類があります(^^)v
インパネは貨物感が拭えない感じではあるものの、モデル途中でオーディオスペースが2DIN化されたりと、随所にアップデートはされてます♪
元々のデビューが1980年というのもあり、所々の細かいトコに70年代の名残を感じますね~。
シートもワゴンの豪華グレードなら、それなりに乗用車感覚な感じに…。
そしてナゼかシースルーヘッドレストで、妙にスポーティな感じも(笑)
完璧な豪華路線を味わうなら、後の80にした方が賢明ではありますね(*'▽')
で…VXの運転席はマルチアジャスタブルシート。
サイドサポートに電動式ランバーサポート…更にオプションでサスペンションシートが装着され、スポーティなのか豪華なのか?はたまた硬派なのか何とも棲み分けの難しいシートではあります…(苦笑)
そしてワゴンは7人乗り。
この車体の大きさではありますが、現在の3列シートSUV同様、補助席と割り切った内容かと…(^-^;
ただ、現代のSUVと違うのは、トリムが薄い分、ガランとした広さはあるかと(笑)
室内幅は1520㎜…自分のE24とほぼ同じですね(*'▽')
ちなみに乗降性もこの通り…推して知るべしな内容。
そんなランドクルーザー60後期に搭載されるエンジンは全部で4機種…。
・3F-E…直列6気筒4000㏄OHV、EFI、155馬力、29.5kg-m。
後期のワゴン追加時に搭載されたエンジンで、唯一のEFI仕様♪
僅か2600回転で最大トルクを発揮します!
OHVと、当時でも旧態化しつつあるバルブレイアウトではあるものの、直6というのがソソります…フィールが気になる(笑)
ちなみにこのエンジン…何と元は1949年に登場したエンジン…(汗)
コレにEFIやターボが付くんですから…純正で魔改造ですよ(爆)
・3F…直列6気筒4000㏄OHV、キャブ、145馬力、28.0kg-m。
上記キャブ仕様。
・12H-T…直列6気筒4000㏄OHVディーゼルターボ、135馬力、32.0kg-m。
大排気量の直噴ディーゼルターボは太いトルクが自慢ですね(*'▽')
・2H…直列6気筒4000㏄OHVディーゼル、105馬力、25.5kg-m。
上記ターボ無し。
コレも基本は1969年に出たエンジンで、悪く言えばどれもが旧態依然とした機構ですが、ドコでも整備が可能で、生きて帰るコトを使命とするランクルにとって、この熟成されまくったユニットは逆に武器となるのでしょう(*'▽')
コレらに組み合わされるミッションは、なんとワゴンのVXはこの時代には珍しく2ウェイOD付4速オートマのみ!!
で…この2ウェイOD…要はロックアップ付ってコトなんですが、実はコレがクロカン世界初…範囲が狭いけど…(爆)
この4速オートマがワゴンVX、バンのVXとハイルーフGXに設定。
他は5速マニュアル。
足回りは本気のクロカンというコトもあり、前後リーフリジッド♪
堅牢さは折り紙付き!
当然ながら4駆な訳ですが、前後のデフロックは室内レバーで行います(*'▽')
トランスファーはボタン1つでポチッと済むのが高級クロカン!
更に本格的4駆…フリーホイールハブも装備します♪
そして…まぁ日本を走るランクル60の殆どはファッションアイテムかも…(汗)
ただ、イザという時に脱出を助ける強力な味方!
ウインチは電動と機械式がそれぞれ選べます…こういう辺りが本気。
また、装備としましては、オプションではあるものの、シートヒーターを設定♪
リアシートは分割可倒で、荷物の落下を防ぐガードベルトも装備します(*'▽')
アクセサリーメーターは、コンパスはモチロン、デジタルの内外気温計も装備!
マルチクロックはアラームに加え、使うかどうかはともかく、ストップウォッチまであったり…(笑)
オーディオは5スピーカー…そう言えば80年代前半のトヨタ車は特に5スピーカーって車種が稀にあるんですよ…。
そして4駆ならではのインパネアシストグリップ。
パワーウインドウに集中ドアロックと、当時としては装備はかなり奢られていますね(*‘∀‘)
ココでレジャー要素も入り、サンルーフも設定♪
電動ムーンルーフってのもミソですね…パネルじゃなくてガラス。
余談ながら、トヨタの場合はパネル開閉の場合はサンルーフ。
ガラス開閉の場合は夜間に月が閉めたまま見えるので、ムーンルーフ。
で…グレードはこんな感じ。
・バン標準ルーフSTD (5MT)…(ガソリン/ディーゼル)
最もベーシックなのがコレで、林業の方等に最適♪
要は実用バンというコト。
■STDの主な装備
〇タイヤ&ホイール
・7.00-15-8セミラグタイヤ、グレーホイール
〇メカニズム
・クラッチブースター
・ワンタッチ2-4セレクター
・ベンチレーテッドフロントディスクブレーキ
・パワーアウトレット
・フリーホイールハブ
〇外装
・成形マッドガード
・フェンダーミラー
・観音バックドア
・トラクションフック
・タイダウンフック
〇視界
・防眩インナーミラー
・間欠ワイパー
〇ステアリング
・パワーステアリング
〇シート
・レザーシート
〇内装
・セミドアトリム
・塩ビフロアマット
・シガレットライター
〇オーディオ
・AMラジオ+1スピーカー
〇その他
・フロントヘッドレスト
▲STDの主なオプション
・リブタイヤ
・215R15-6ラジアルタイヤ、6JJホワイトホイール
・デフロック
・LSD
・12Vカバー付電動フロントウインチ(ガソリン)
・24Vカバー付電動フロントウインチ(ディーゼル)
・メカニカルフロントウインチ
・AM/FM電子チューナーカセット一体式マルチラジオ++2スピーカー
・雪国仕様
・バン標準ルーフGX (5MT)…(ガソリン/ディーゼル)
ココから乗用車感が一気にアップ。見た目は豪華で質実剛健仕様。
■STDにプラス、またはグレードアップする装備
〇タイヤ&ホイール
・215R15-6ラジアルタイヤ、6JJホワイトホイール
〇外装
・トップシェード付ブルーガラス
・メッキバンパー&グリルモール
・サイドステップ
・リモコンメッキドアミラー
・パワーアンテナ
〇視界
・ハロゲンヘッドランプ
・12Vリアデフォッガー(ガソリン)
・24Vリアデフォッガー(ディーゼル)
〇計器盤
・タコメーター
・マルチデジタルクロック
〇ステアリング
・チルトステアリング
・ウレタンステアリングホイール
〇シート
・高級ファブリックシート
・運転席シート上下アジャスター
〇内装
・ファブリック付フルドアトリム
・ドアポケット
・ループパイルフロアマット
・ドアロックコントロール(バックドアのみ)
・フューエルリッドオープナー
〇その他
・前後調整付フロントヘッドレスト
・リアヘッドレスト(セカンドシート)
▲STDより更に選択可能なオプション
・メッキホイール
・フルフロートリアアクスル&デフロック
・フルフロートリアアクスル&LSD
・サイドストライプ
・リモコンフェンダーミラー
・ヘッドランプクリーナー
・アクセサリーメーター(高度計+温度計)
・シートヒーター(ディーゼル)
・集中ドアロック
・パワーウインドウ
・バンハイルーフGX (5MT/4AT)…(ディーゼル)
ハイルーフはディーゼルのみの設定…但しオートマが選択可能になります♪
■バン標準ルーフGXにプラス、またはグレードアップする装備
〇外装
・電動ムーンルーフ
・ブロンズガラス
・上下開きバックドア
〇視界
・リアウインドウ間欠ワイパー
〇内装
・フットレスト(AT車)
・バンハイルーフVX (5MT/4AT)…(ターボディーゼル)
バンの最高峰はターボディーゼルを搭載♪
装備も当然グッと豪華になります(*'▽')
■バンハイルーフGXにプラス、またはグレードアップする装備
〇タイヤ&ホイール
・31×10.50R15-6PRLT、7JJホワイトホイール
〇視界
・ヘッドランプクリーナー
〇計器盤
・アクセサリーメーター(高度計+温度計)
〇シート
・モケットシート
・運転席マルチアジャスタブルスポーツシート
・分割式リアシート
・前席シートバックアシストグリップ
〇内装
・モケットフルドアトリム
・大型ドアポケット
・シャギーフロアマット
・集中ドアロック
・パワーウインドウ
〇オーディオ
・AM/FMカセット一体式電子チューナーラジオ+5スピーカー
〇その他
・オープンスルー前後調整式フロントヘッドレスト
・オープンスルーリアヘッドレスト(セカンドシート)
▲バンハイルーフGXより更に選択可能なオプション
・7JJメッキホイール
・前席サスペンションシート
・ワゴンハイルーフVX (4AT)…(ガソリン)
シリーズ最高峰は、唯一のワゴンモデルで、ガソリンのオートマのみとなります♪
■バンハイルーフVXにプラス、またはグレードアップする装備
〇メカニズム
・カバー付電動フロントウインチ(12V)
〇視界
・リアウインドウデフォッガー(12V)
〇ステアリング
・チルト&コラプシプルステアリング
〇シート
・スペースアップ式サードシート
▽バンハイルーフVXより省略されるオプション
・シートヒーター
・雪国仕様
自分でしたら、当然?豪華装備が好きなので、ワゴンハイルーフVXですね(笑)
ボディカラーは一覧が未記載なので省略。
オプションでメッキホイール、LSD、ウインチ、サイドストライプ、サスペンションシートって感じでしょう(*‘ω‘ *)
・オマケ
コチラは1981年の東京モーターショーで展示されたコンセプトカー。
オールマイティランドクルーザーというヤツになります♪
ベースは左ハンドル…つまり輸出仕様。
コレの左リアドアを潰し、ラウンジシートを入れてます(*'▽')
ヘッドライトも市販仕様とは全く異なる異型角型2灯なのも特徴!
リア周りはテールランプとリアピラーの立ち方が、レンジローバーっぽい感じもします。
どうやら天井が開き、ソコからイスが飛び出し、バードウォッチングが楽しめる仕様…なんて書いてますが、ドコぞの所轄の団長みたいです(ぇ
更にリアデッキにはテレビも装備されてまして、目指す所は英国貴族が愛用するシューティングブレーク…つまりレンジローバーをベンチマークとした上で、更にラグジュアリーなキャラクターを与えたコンセプト…なんて感じに見えます(笑)
で…肝心のランクル60…結局最終型のワゴンも確かに豪華…ではありますが、89年にモデルチェンジするランクル80を知っている現代の目線で見ると、装備や質感は各段の差…アチラは砂漠を走るセルシオになってますよ…(笑)
で…肝心の60は最上級のワゴンでも、まだワイルドなバンという、野性味が出てるような気がします…。
個人的にはシティーハンターの海坊主が1番似合うような気がします(笑)
コレにバズーカー持って乗ってればまさにベストマッチかと…(爆)
あ…ソレと近日中にリクエスト頂きました、本丸となりますランドクルーザー70ワゴンをアップさせて頂きます…ご了承を…。