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イイね!
2024年12月13日

今なお現役ってのは凄いですよ…(汗)

どうも(^^)v

「丸目ヘッドライト」をお題にリクエストを頂いてましたカタログのアップもとりあえず今回で一区切りですね~。

で…先日話題にした通り、続編という形になりますが。



ランドクルーザー70前期です♪

正直、自分の人生において全く接点の無い1台だったり…(苦笑)

ただ、子供の頃に、明らかにこの初期モノであろうヤツが鎮座していた駐車場は覚えてます(笑)

まぁ当時はセダンが全盛で、この手の4駆ってヤツは貨物車的なイメージも強く、止まっていると車高が高いので、どうしても目立つ存在ではありました…(^-^;

後はパジェロ…パジェロの方がより乗用的で高級な感じがしたもんです。

そんなランドクルーザー70は、1984年にデビューしています♪

40系のフルモデルチェンジ版で、なんと29年ぶりの新型!

当時としては、こんなに長期販売したのは異例…ではあります。

ただ、その後40年を経た現在でもこの70が現役ってのは驚くばかりですが(笑)

とりあえず、この初期モノ最大の特徴は3ドアモデルしか無いコト。

そして、ヘビー系という、現在に続く仕様と、より乗用車的にマイルドに仕立てたライト系の2種類が存在していたのが特徴ですね(^^)v

今回は前回の60と同じカタログなので、1989年6月の内容になります。



ってコトでまずはランドクルーザーワゴンと呼ばれるタイプ。

パッと見では通常のランクル70と大きな変化は無いものの、メカニズムがかなり変わるのが特徴だと言えます♪

特に悪路を走らず、ファッションとして乗るならコチラの方がよりマイルドな性格…にはなってますが、最近のSUVよりは明らかに本気ではあります(爆)



一方で、コチラがバン…つまりヘビー系と呼ばれるタイプで、現行で販売されているランクル70のルーツと言えるのはコッチです。

写真のモデルはウインチを装備するので、フロントバンパーが大きく張り出しています(*'▽')

そして地味にホイールベースが一部で違い、写真はロングホイールベース。

だからか…なんかワゴンと違うなと思ったら…。

見た目の安定感が違います♪



リアから見た感じでは、安定のランクル70と言えるデザイン。

現代のロングボディに見慣れていると、ショートホイールベースなので、やや寸詰まりな感じはしますね(笑)



インパネはまさに機能美がそのまま表に出てきたような直線基調♪

上段から高度計、ラジオ、空調、んで横に灰皿と…。

特に悪路走行時、瞬間的に把握がしやすいように配置された高度計は流石だと言えます(*'▽')

今ではココがナビになるでしょう(笑)



コチラはワゴン仕様のシートですが、張り出しの大きいスポーツタイプで、このクラスとしては結構豪華な感じがします(*'▽')

コレだと後席の居住性もソコソコ快適なのではないでしょうか??



シートの詳細はこんな感じ。

運転席はマルチアジャスタブルスポーツシート…なんて言いまして、電動式のランバーサポートを備える他、サイドサポートの調整機構も入ります(*'▽')

また、リアシートもワゴンならではのリクライニング、そしてアームレストまでありますね(^^)v



この時代はパジェロにも設定がありましたが、ランクル70にもサスペンションシートの設定があります♪

ドライバーの体重に合わせて調整するのが新鮮です(*'▽')

実際にソコソコ効果はあるのではないでしょうか??

コレは体感してみたいなぁと。

そんなランドクルーザー70前期に搭載されるエンジンは全部で3機種…。



・2L-T…直列4気筒2400㏄OHCディーゼルターボ、85馬力、19.2kg-m。

ワゴンのみに搭載されるディーゼルターボ仕様は、ハイラックスサーフと共通。

・13B-T…直列4気筒3400㏄OHVディーゼルターボ、120馬力、29.0kg-m。

このショートボディに大トルクのエンジンを搭載!

ワゴンよりもバンの方に強力なエンジンを搭載するのは珍しい感じがします。

・3B-Ⅱ…直列4気筒3400㏄OHVディーゼル、94馬力、22.5kg-m。

上記ノンターボ版。

コレ…何気に元となったエンジンはダイハツが開発したんだそうです…(汗)



コレらに組み合わされるミッションは、全車に5速マニュアル。

そして13B-T搭載車のLXのみに2ウェイOD付4速オートマを設定。

オートマの設定幅が狭い辺りは時代を感じますねぇ…(^-^;



足回りはワゴンが前後コイルリジッドで、バンは前後リーフリジッド。

特にワゴンはこの手のクロカンでは初のコイルサスだったようですね(^^)v

この辺りで造り分けちゃう辺りが、この時代のトヨタって感じだなと(笑)

更にバンはホイールベースが2種類設定されてます(*'▽')



2駆と4駆の切替はボタンでワンタッチ♪

更にフリーホイールハブも当然ながら装備するのと、オプションにはなりますが、デフロックの設定もあります(*'▽')

この辺りの装備は60も70もほぼほぼ似たようなもんですよね(笑)

そしてウインチも電動とメカ仕様を設定♪



また、幌タイプは可倒式ウインドウ…コレはイイですね~♪

今なら絶対ムリなヤツですし、何より野性味溢れます!!

ブレーキの仕様は、ワゴンがソリッドディスクなのに対し、バンはベンチレーテッド(笑)

ん!?やはりバンの方が走行関係の装備が充実してるではないか…と…(苦笑)



で…道具感溢れるモデルなので、装備の話題は最小限。

60でも話題にしましたが、アクセサリーメーターの設定があります(*'▽')

そしてオーディオはこの通り4スピーカーラジオがワゴンに標準。

カセットはオプション(笑)



クォータートリムには気持ち程度のボックス収納。

更に三角停止版を収納する専用のボックスなんてのも。

タイダウンフックも標準ですが、明らかに現代の買い物フックとは用途が違います(爆)



で…グレードはこんな感じで、まずはバンから。

・バンSTDショートホイールベース…(5MT)
・幌STDショートホイールベース…(5MT)

最もベーシックなのがこのタイプで、幌は明らかにスパルタン(笑)

■ショートホイールベースSTDの主な装備
〇タイヤ&ホイール
・7.00-15-6リブタイヤ、グレーホイール
〇メカニズム
・パワーアウトレット
・フリーホイールハブ
〇外装
・フロント簡易マッドガード
・サイドステップ
・ドアミラー
・観音バックドア
・トラクションフック
・タイダウンフック
〇視界
・防眩インナーミラー
・フロント間欠ワイパー
・サンバイザー
〇シート
・レザーシート
〇内装
・セミドアトリム
・塩ビフロアマット
・ロールバー(幌)
・室内ランプ
・アシストグリップ
〇オーディオ
・AMラジオ+1スピーカー
〇その他
・フロント&リアヒーター

▲ショートホイールベースSTDの主なオプション
・セミラグタイヤ
・215SR15ラジアルタイヤ、6JJホワイトホイール
・クラッチブースター
・フルフロートリアアクスル&LSD
・24V電動フロントウインチ
・サイドストライプ(バン)
・フェンダーミラー
・ハロゲンヘッドランプ
・間欠リアワイパー(バン)
・リアウインドウデフォッガー(バン、24V)
・アクセサリーメーター
・デジタルクロック
・パワーステアリング
・AM/FMマルチラジオ+2スピーカー
・雪国仕様


・FRPトップSTDミドルホイールベース…(5MT)

STDでも名称通りのFRPトップでホイールベースが長い…と(笑)

■バンSTDショートホイールベースにプラス、またはグレードアップする装備
〇内装
・内蔵式ロールバー


・バン3400ディーゼルLXショートホイールベース…(5MT)
・バン3400ターボディーゼルLXショートホイールベース…(5MT)
・FRPトップ3400ディーゼルLXミドルホイールベース…(5MT)
・FRPトップ3400ターボディーゼルLXミドルホイールベース…(5MT/4AT)

グレード名称長いなぁ…。
とにかくバンの上級仕様はLXになります(*'▽')

■バンSTDショートホイールベースにプラス、またはグレードアップする装備
〇タイヤ&ホイール
・215SR15ラジアルタイヤ、6JJホワイトホイール
〇メカニズム
・クラッチブースター
〇外装
・ブルーガラス
・成形マッドガード
・メッキバンパー&グリルモール
・リモコンメッキドアミラー
〇視界
・ハロゲンヘッドランプ
・間欠リアワイパー
・リアウインドウデフォッガー(24V)
〇計器盤
・タコメーター
・マルチデジタルクロック
〇ステアリング
・パワーステアリング
・チルトステアリング
・ウレタンステアリングホイール
〇シート
・ファブリックシート
〇内装
・ファブリック付セミドアトリム
・ドアポケット
・前席アームレスト
・ニ―パンフロアマット
・フットレスト(AT車)
・フューエルリッドオープナー
・内蔵式ロールバー(FRPトップ)
〇その他
・リアヘッドレスト

■バンSTDショートホイールベースより更に選択可能なオプション
・6JJメッキホイール
・フルフロートリアアクスル&デフロック
・電動サンルーフ(バン)
・ヘッドランプクリーナー
・前席サスペンションシート
・集中ドアロック&パワーウインドウ



次いでワゴンです(*'▽')

・LX5…(5MT)

ワゴンのベーシックグレードは基本的にバンのLXに通ずる内容です♪

■バンLXショートホイールベースにプラス、またはグレードアップする装備
〇メカニズム
・ターンオーバークラッチ
〇視界
・リアウインドウデフォッガー(12V)
〇ステアリング
・チルト&コラプシプルステアリング
〇シート
・リクライニング付分割式リアシート

▲バンLXショートホイールベースより更に選択可能なオプション
・セミフロートリアアクスル&LSD

▽バンLXショートホイールベースより省略されるオプション
・電動フロントウインチ
・集中ドアロック&パワーウインドウ


・SX5…(5MT)

ワゴンの最上級グレードは、装備としてはランクル70で1番充実してますね(^^)v

■LX5にプラス、またはグレードアップする装備
〇外装
・ブロンズガラス
〇視界
・ヘッドランプクリーナー
〇計器盤
・アクセサリーメーター
〇シート
・モケットシート
・運転席マルチアジャスタブルスポーツシート
〇内装
・ハイグレードファブリック付フルドアトリム
・前席+後席可倒式アームレスト
・カットパイルフロアマット
・集中ドアロック
・パワーウインドウ
〇オーディオ
・AM/FMマルチラジオ+4スピーカー
〇その他
・オープンスルーヘッドレスト


自分でしたら、ココは動力性能重視で、FRPトップ3400ターボディーゼルLXミドルホイールベースの5速を…。

ボディカラーは一覧が記載されてないのでよく分かりませんが、ダークグレーは確かに似合いますね(^^)v

コレにオプションで、メッキホイール、LSD、電動フロントウインチ、サイドストライプ、ヘッドランプクリーナー、アクセサリーメーター、サスペンションシート、集中ドアロック&パワーウインドウ、2スピーカーラジオ、雪国仕様って感じでしょう。


オマケ



コチラは1985年の東京モーターショーで展示されたコンセプトカーの、ウィンディクルーザーなる派生系。

コレ…パッと見、ただのランクル70ですが…



なんと窓と屋根が前方に折れちゃう(爆)

どうやらこの屋根は電動と油圧の併用だそう。

そしてクォーターガラスとルーフは、シャッターのようにリアフェンダー内へと格納されるってのが面白いですね(^^)v

さすがにココまで奇抜なヤツは、コンセプトカーの枠は出ないでしょう…(苦笑)

さて…そんなランドクルーザー70は、ご存知の通り、日本国内では2004年まで20年に渡り販売された後、2014年に限定復活!

そして2023年に正式にカタログモデルとして再復活するってのがスゴイ!

当然、海外ではずっと絶えず生産されていたので、日本でも復活が比較的容易だったというカラクリはあれど、名称だけの復活では無く、改良で復活というのはホントにスゴイコトです…(汗)

そんなのって…初代のシエンタ位じゃないですか(笑)

しかもアレは短期間の消滅だからまだ…ねぇ。

時代を超えど需要は不変…ホントにスゴイ1台だと思います。
ブログ一覧 | カタログ~トヨタ~ | クルマ
Posted at 2024/12/13 00:46:50

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この記事へのコメント

2024年12月13日 7:21
個人的には今のファショッンで乗るSUVは興味が湧きませんが、ランクル70や初代から2代目辺りのパジェロは好きですね。
実際に子供の頃に親父の会社の若い方が初代パジェロに乗っていて、ゲレンデまで乗せてもらったことがありましたが、当時我が家で乗っていた80系カローラとは違い、雪道での安心感は子供ながらに感じていました。まだ、アウトドアブームなんて事がはやる前の時代に、このオーナーさんは山奥に釣りやキャンプ、そしてウィンタースポーツにパジェロを相棒に出掛けていたみたいです。本当に使い込まれていたパジェロはカッコ良く映りましたね。
コメントへの返答
2024年12月15日 2:20
この辺りは本気で悪路を走破する為の四駆ってのが大きいですね(笑)

北九州に住んでますと、積雪も大したコト無いので、イマ一つ実感がありませんが、雪国や山地でしたら、かなり頼もしい存在なんでしょう(*'▽')

現在は確かにキャンプブーム…なんてのもありますが、大半は本格的なモノでは無く、お気軽な内容かと思ってます(ソレもソレで自分はイイと思いますが…)

恐らく本気で山籠もりなんて人はランクル等のこの手になるのでしょう♪
2024年12月13日 20:21
待ってました~\(^o^)/

この本物感がたまらず、勢いでサードカーとして買ってしまった私です。私が買ったのはこの次のエンジンが3.4リッター直4から4.2リッター直6に替わってすぐのモデルでした(^-^)

ただこの3.4リッターのモデルも友人の父が所有していて、中学生だった当時に何度か隣に乗せてもらったことがあり、速い遅いじゃなくとにかく「力強い」という印象が残ってます。

40年後の今のモデルと比較したらこの頃のは「まんま2トントラック」なので、別なクルマに感じてしまうでしょうね。

とにかく「機械を操っている!」という運転感覚がお気に入りでした(^-^)
コメントへの返答
2024年12月15日 2:22
どうも…遅くなりすみません…(^-^;

でしたら、90年以降辺りのモデルですね(*'▽')

確かにトラックみたいなクルマですので、最新の70は恐らくソレに比べたら乗用車になってるコトでしょう(笑)
2024年12月13日 22:38
70ワゴンは後にプラドになり、今の250に繋がる譜系の元祖でしたね。
しかし何故かワゴンにATが無くてバンのみというのが抜かり無いラインナップを誇るトヨタらしからぬところかなと思います。
コメントへの返答
2024年12月15日 2:23
完璧にソコへ繋がってますね(*'▽')

このラインナップ…チョット変わってますよね(笑)

恐らく開発されている物の流用で組み合わせるとこうなったとか…そんな感じじゃないかと思ってます(笑)
2024年12月14日 18:17
70ワゴンって、ブリザードの代替えを狙ってたんじゃないでしょうか
初代サーフから二代目サーフみたいな流れで(貨物メインから乗用にシフト)
昔は4ナンバー枠だったらエンジン排気量関係なく自動車税一緒でしたが、今は3リッターとか4リッターディーゼルなんていったら堪らんものが有るのでは無いでしょうか
コメントへの返答
2024年12月15日 2:24
確かにソコもありそうなんですが、ほぼ同時期で2代目ブリザードもあったりするので実に複雑です…(苦笑)

乗用で排気量が大きくなると税制面がキツイですよね…まさにソレを実感してる最中ですが(爆)

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