どうも(*'▽')
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります(*^^*)
当時は「???」って感じの1台でしたが、コレが今見るとホントにイイと思います♪
ってコトで…
30ソアラ後期 一部変更時です♪
正直出た時の印象って「コレがソアラ!?」ってのは誰もが思ったコトではないかと…(^_^;)
ただ、ココ10年位でしょうかね…この30の造りの良さなんて知ってしまうと、コレはチョットたまらない(笑)
ツインターボでナンボだろ…なんて思ってたコトも、段々と3リッターや4リッターのNAでゆったり流すのもコレで味だなと思ってしまう訳です…もうこんなの無いし。
LCは確かに似たようなポジションだけどチョット違うもんなぁ…(^_^;)
ってコトで30ソアラは3代目モデルとして1991年にデビューしています♪
ドメスティックモデルだった過去2世代から一転…この型からレクサスSCとして輸出されたコトもあり、グローバル基準になったのが最大の特徴。
コレが3世代目で大きく変わった理由でしょう…結果的に日本ではバブル崩壊やミニバンブームと相まって、人気は一気に下火となる訳ですが、やはりバブル全盛期にこのラグジュアリークーペを開発したってのがとにかくデカイ…。
外観で違和感を覚えたのはともかく、中身はソアラらしく当時の最新装備と高級感抜群の質感はそりゃもうスゴイもんでした(*'▽')
で…その後は3リッターモデルの追加等を行い、1996年のマイナーチェンジで比較的大きな変更が入った後期型へ。
1997年に3リッターモデルがVVT-i化されるも、4リッターモデルが廃止になる等、バリエーションの縮小が図られます。
そして今回の1998年の一部変更は、単純にボディカラーが差し変わっただけという…。
コレは通常ならココまで販売台数が低下している車種は早々にモデルチェンジ、または廃止されるモノですが、海外でレクサスブランドで展開されてた故に、モデルイヤー制の改良が同時に入れられた辺りが大きいんでしょうね(*'ω'*)
しっかりと毎年何かしら手が施されてます(笑)
この後期型でも一部変更時のキャッチコピーは…
果てしなき道を、ソアラと。
こんなコピーだったんですね…正直テレビCMや雑誌広告も後期は無かったと思います。
今回はそんな後期でもボディカラーの一部変更が入った直後となる、1998年7月の内容になります。
さて、後期はフロントバンパーにグリルが付いたのが最大の特徴だと思います♪
正直見た目は後期派…インフィニティQ45にしろ、やはり日本でグリルレスのデザインは正直受け入れられにくい印象があります…(^-^;
中にはプレセアという成功例もありますが、大型車になればなるほど、グリルレスというのは高級感が欠けるのと、ボディが大きい分、間延びした印象を与えるのかもしれませんね…(汗)
ダクトの形状も変わり、エレガントな印象から、ややスポーティな雰囲気が足されたような気がします♪
後はボディカラーで印象が変わってるトコもありますね…30ソアラが出た当時は、バブルが弾けた直後ではあるものの、まだ日本人の弾けたという感覚が薄い時期なのもありまして、ムードは好景気でしたね(^^)v
こういう好景気の時にダークグリーン等が流行るそうで、前期のイメージカラーも例に漏れずダークグリーン。
C33も後期の途中までイメージカラーはダークグリーンでしたしね(^^)v
で…さすがにデビューから5年経過した後期の時点でイメージカラーはこの通りパールホワイトに…。
時代背景が出てるんでしょうね…やはり前期より結構新しく見えます(*'▽')
リア回りはテールランプが変わりまして、インナー部分はメッキの縁取りが入るのと、配置も変わっていますね♪
こういう処理の仕方も前期と比較するとかなり近代的になりますね~。
後は、当時のクルマとしては結構丸っこい印象がありました…だからでしょうね、30年以上前にデビューした車種なのに、そんな古く感じない。
正直この30ソアラは見た目よりも室内の方が個人的には魅力的♪
今のクルマのように変にお絵描きしてなくて、ゴチャついたラインが皆無!
見た目の安定感が出るよう、インパネは水平基調で、あくまで素材としての高級感で勝負している感じが好きですね(*'▽')
インパネのパッド1つ取っても全然プラスチッキーな感じが無く、ロアパネルまでしっかりトリムしてます♪
木目パネルはしっかりと本木目…しかもソレがドアトリムまで続き、ラウンドしている感じがイイですね~(*'▽')
この辺りでウマイのがユーノスコスモ…アレはもうキレイにラウンドしてます(笑)
助手席側の本木目パネルの下はドカンと大きいパッドで、決して開いて収納になる訳ではない辺りが実に贅沢…今なら即収納アピールで開きます。
エアコンパネルの左側にある縦長のヤツは助手席カップホルダー。
コレ…不思議と初期物は穴だけなんですよね…(汗)
シートもザ・ラグジュアリーという感じの上質なモノ♪
本革シートはオプションにはなるものの、コレ…恐らく今のと違ってシートのサイドからヘッドレストの裏側までしっかり本革使ってるハズです。
この時代は本気ですよ…ドアトリムもアームレストも本革だったりするんで…(汗)
そんな30ソアラ後期に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・1JZ-GTE…直列6気筒2500DOHCターボ、VVT-i、280馬力、38.5kg-m。
最強仕様の2.5リッターターボは後期でターボがツインからシングル化…。
但し、VVT-iの採用でレスポンス重視の仕様になってますね(*'▽')
まぁ…とにかく速い速い…重量級のボディをグイグイ引っ張ります(笑)
ソレに電子制御スロットルのETCS-iを採用したのもポイント♪
この時期の電制スロットルは特に壊れるって聞かないんですよね…(*'▽')
・2JZ-GE…直列6気筒3000㏄DOHC、VVT-i、230馬力、31.0kg-m。
グランツーリスモとしてのソアラを楽しむならコッチの3リッターなのでしょう♪
コレも後期マイナーチェンジの翌年となる1997年に遅れてVVT-i化されてます!
コレらに組み合わされるミッションは、2.5GT-Tにのみ5速マニュアル。
後は全車電子制御の4速オートマですね(*'▽')
足回りは4輪ダブルウィッシュボーン。
自分はGT-Tにしか乗ったコトがありませんが、乗り心地はソフト過ぎず…かと言ってガチガチでも無く、ラグジュアリークーペの適度なトコを突いてます♪
但し踏めば一気にケツがグッと沈みます(^^)v
コレに後期ではピエゾTEMSが廃止されたものの、16段減衰制御のスカイフックTEMSを一部で採用♪
推測ではありますが、恐らくピエゾTEMSの方が特殊でしょうから、コストもかなり掛かってたんじゃないかと思います…(汗)
コレにトルセンLSDの設定もありますね(*'▽')
装備としては、初代からの伝統…デジパネを全車へ採用♪
メーターは詳細が全く無いのですが、恐らく途中で白色になってますよね(*'▽')
コレもスペースビジョンになるんでしょうかね…調べてみるか…。
なるほど…スペースビジョンなんですね~(^^)v
そう言えば14マジェは定番…確か30ソアラもデジパネ故障は定番トラブルだったかと。
なのでオドメーターの走行距離は信用出来ないのが多いとは言われてましたね…(^-^;
更にメーター下部へマルチインフォメーションディスプレイが入る訳です♪
現代の内容とは大幅に違い、単色液晶ですし、文字での警告のみと非常にシンプル。
但し、外気温表示があったり、何かと便利な内容ですし、コレ位で正直イイとも思いますね…ゴチャゴチャと最近のはお節介過ぎる。
ナビは従来の専用モニターでは無く、2DINサイズの5.8インチワイドになってます(^^)v
コレに通信システムのMONET(モネ)…いや…懐かしいワードだ(爆)
なんせカセットまで装備されてますぜ(*‘∀‘)!
さりげなく2行のみしか記載が無いけど、助手席パワーウォークインなんてまさにリッチな装備ですね(^^)v
更に全面UVカットガラスを採用し始めたのもこの頃♪
日焼けやシミ、ソバカス…なんてのはカタログ上のセールストークになる訳ですが、個人的に気になるのはコレでインパネの割れってやはり抑えられるのか??
ソコに尽きます…けど正直効果はあやしいような…。
21世紀に入った車種で割れてるの多々ありますもの…(苦笑)
安全面で言えば後期でGOA規格を採用♪
フルラップにオフセットも対応する訳ですが、コレ…何気にドアヒンジは20ソアラ同様、板金屋泣かせのかなり凝ったヤツな訳です。
アレ…見るからに頑強そうなヒンジな訳ですが、よくコレでGOAに出来たな~とも思います。
衝突時の潰れ方も設計時に入っているのかもしれませんが…(^-^;
そしてデュアルSRSエアバッグが標準装備となり、段々と21世紀へ突入していっているのが分かる内容です(笑)
そうそう…自分は今回初めて知りましたが、衝撃感知ドアロック解除システム…まさか30ソアラにまで搭載されてたとは…(汗)
コレは当時かなり先進的です!
で…グレードはこんな感じで、まずは2.5リッターモデルから…。
・2.5GT-T (5MT/4速ECT-iE)…350万円/361万円
BEAMS2.5ℓVVT-iターボエンジンのハイレスポンス&ビッグトルクを
思いのままに楽しんでいただくために。
ソアラ唯一のマニュアルミッションバージョンを設定。
走りにおいてGTの名に相応しい印象を与えずには置かない。
ってコトで最もベーシックなヤツでターボってのも凄いんですが、唯一のMT車ってのが最大のポイントだと思います(*'▽')
■2.5GT-Tの主な装備
〇タイヤ&ホイール
・225/55R16タイヤ+7JJアルミホイール
・T145/70R17スペアタイヤ
〇足まわり
・ABS
・電子制御スロットルシステム(ETCS)
・4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ
〇外装&視界
・ハイマウントストップランプ
・サイドマッドガード
・プロジェクターヘッドランプ
・フロントフォグランプ
・防眩インナーミラー
・電動格納式カラードドアミラー
〇計器盤&操作性
・プログレッシブパワーステアリング
・チルト&テレスコピックステアリング
・車速感応オート電気式ドアロック
・衝撃感知ドアロック解除システム
・マルチファンクションワイヤレスドアロックリモートコントロール
・パワーウインドウ
〇室内
・モケットBシート
・合皮4本スポークステアリングホイール
・本革巻きシフトレバー(MT車)
・デュアルSRSエアバッグ
・前席プリテンショナー付シートベルト
・チャイルドシート固定機構付リア3点式シートベルト
・前席カップホルダー
・マイコンオートエアコン
〇オーディオ
・カセット一体AM/FMマルチ電子チューナーラジオ+CDデッキ+6スピーカー
▲2.5GT-Tの主なオプション
・標準タイヤ&アルミホイール(スペアタイヤ)
・トルセンLSD
・間欠リアワイパー&ハイマウントストップランプ付リアスポイラー
・チルト&スライド電動ムーンルーフ(グリーンガラス)
・GPSボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーション+7スピーカー(AT車)
・ソアラスーパーライブサウンドシステム+7スピーカー
・ソアラスーパーライブサウンドシステム+CDオートチェンジャー+7スピーカー
・2.5GT-T Lパッケージ装着車 (4速ECT-iE)…413万円
BEAMS2.5ℓVVT-iターボエンジンと電子制御式スロットルシステムがもたらす
リニアな加速感。
それを柔軟に受けとめるスカイフックTEMSのしなやかさ。
そして本物のクオリティからしか生まれない雰囲気の高雅さ。
時代の最先端を疾走するソアラ。
2.5リッター最高峰が実は1番最高額のグレードになります!
それにしても通常のGT-Tとの価格差が結構デカイですね~( ゚Д゚)
■2.5GT-Tにプラス、またはグレードアップする装備
〇足まわり
・スカイフックTEMS
〇外装&視界
・コンライト
・撥水ドアガラス
・UVカットウインドウガラス
〇計器盤・操作性
・クルーズコントロール
・マルチインフォメーションディスプレイ
〇室内
・モケットAシート
・フロントパワーシート
・助手席パワーウォークイン
・本革4本スポークステアリングホイール
・本革巻きシフトレバー&パーキングブレーキレバー
・本木目オーナメント
〇オーディオ
・ソアラスーパーライブサウンドシステム+7スピーカー
続いて3リッター。
・3.0GT (4速ECT-iE)…322.5万円
性能において、燃費において、その静粛性において。
ソアラという稀有の個性は、BEAMS3.0ℓVVT-iエンジンにより、
GTの新次元を切り開いた。
このパワーユニットは、その奥行きにおいても、広がりにおいても、
存分に体感するための中心としてある。
ピュアソアラ、ピュアGTの姿がここにある。
実はソアラの中で1番最廉価になるのがこの3.0GT。
しかし廉価と侮るなかれ…ソアラなので装備は十分豪華です(笑)
■2.5GT-Tにプラス、またはグレードアップする装備
〇足まわり
・電子制御スロットルシステム(ETCS-i)
□2.5GT-Tより省略される装備
・215/65/R15タイヤ+6JJアルミホイール
・T135/70D16スペアタイヤ
・3.0GT Sパッケージ装着車 (4速ECT-iE)…334.5万円
強力な動力ユニット、BEAMS3.0ℓVVT-i。
225/55R16タイヤ&16インチアルミホイール、リアスポイラー。
本革巻きステアリングホイール&シフトレバー。
そしてブラックに統一されたインテリア。
さらに専用のスポーティ・チューンドサスペンション。
走りのイメージを凝縮したソアラ。
名称通り、3リッターのスポーティ仕様になりますね(*'▽')
■3.0GTにプラス、またはグレードアップする装備
〇タイヤ&ホイール
・225/55R16タイヤ+7JJアルミホイール
・T145/70R17スペアタイヤ
〇足まわり
・スポーティチューンドサスペンション
〇外装&視界
・間欠リアワイパー&ハイマウントストップランプ付リアスポイラー
〇室内
・本革4本スポークステアリングホイール
・本革巻きシフトレバー&パーキングブレーキレバー
・3.0GT Gパッケージ装着車 (4速ECT-iE)…345万円
BEAMS3.0ℓVVT-iエンジンの、余裕ある走りと力強い加速感。
フレックスロックアップ付4速A/Tの、滑らかな変速フィール。
モールの輝き、本木目オーナメントや本革シート(メーカーオプション)の質感…。
走りに、インテリアに、エクステリアに、ソアラたる誇りを発散している。
価格こそ2.5リッターより安いものの、最もラグジュアリーなソアラがコレ♪
本来のスーパー・グランツーリスモとしてのキャラクターを考慮すると、恐らくコレが1番ソアラらしいかと思います(*'▽')
■3.0GTにプラス、またはグレードアップする装備
〇外装&視界
・コンライト
・メッキウインドウモール
・撥水ドアガラス
・UVカットウインドウガラス
〇計器盤・操作性
・電動チルト&テレスコピックステアリング
・クルーズコントロール
〇室内
・モケットAシート
・フロントパワーシート
・助手席パワーウォークイン
・本革4本スポークステアリングホイール
・本革巻きシフトレバー&パーキングブレーキレバー
・本木目オーナメント
▲3.0GTより更に選択可能なオプション
・本革シート&本革フロントアームレスト&本革コンソールボックス
・前後調整式リアシートヘッドレスト(本革シートとセット)
ボディカラーは全部で7色と、意外と多めな印象ですね(*'▽')
ちなみにこの時に、スーパーホワイトパールマイカがホワイトパールマイカへ。
ブルーイッシュシルバーメタリックがシルバーメタリックに変更されてます。
う~ん…自分でしたら3.0GT Gパッケージ装着車のローズレッドマイカを…。
オプションで標準装着タイヤのスペアタイヤと、LSD、ムーンルーフ、マルチ、本革シートって感じでしょう(*‘ω‘ *)
ちなみに台数が元々そんなに見込みが無いからか、フェンダーミラーや寒冷地の設定は無いようですね…(^_^;)
さて…そんな30ソアラはこの翌年の1999年、全グレードが16インチ化したのがどうやら最終モデルのようですね(*'▽')
そして2001年に10年という、当時としては比較的長いモデルライフを終了し、これまた全くソレらしいと思えない40ソアラへとモデルチェンジします…。
まさかオープンモデルのみになるとはアレも意外過ぎましたねぇ…(^_^;)
で…30ソアラは当然のように価格高騰。
元々がエレガントな車種なのもあり、程度のイイ個体は他のスポーツモデルよりも目立つ傾向にありますが、さすがに四半世紀は前の車種なので、タマ数はそりゃ少ないです…(苦笑)
まぁ元々が6万台位しか出てないクルマなので、どうしても20ソアラよりタマは少なくなるでしょう…(^_^;)