どうも(*'▽')
ネタが切れたもんで、前回より続いてリクエスト頂きましたカタログの話題を…。
DOHCがお題ってコトで、まさにドンピシャな車種でしょう(笑)
クイントインテグラ前期デビュー時です♪
周りで乗ってる人って…身近にはいませんでしたねぇ…(汗)
以前話題にしたインテグラおばちゃんも身近では無いですし…(苦笑)
この型で1番親近感があるのはトミカのインテグラでしょう(*'▽')
有名な話ですが、トミカのクイントインテグラは86トレノの金型を改修して出しているので、アレだけ頭文字Dでブームがドンと湧いた90年代後半に、金型が無く、かなりのタイムラグを要したんですよね…(苦笑)
アレはトミカも大誤算…さすがにソコまでの未来は…読めなかった…(苦笑)
しかもトミカのインテグラはリア周りの造形がイマイチっていう…(汗)
ソレと、ヘッドライトのリトラ部分のモールドを埋めちゃうと、カッコインテグラとソックリになっちゃう(爆)
とりあえず…人生に関わるコトが無かったのでコレ位しか話題が無く…(苦笑)
そんなクイントインテグラは1985年にクイントのフルモデルチェンジ版としてデビューしています♪
但し、5ドアモデルで、正直かなり地味だったクイントに対し、クイントインテグラはリトラクタブルヘッドライトのスポーティなフロントマスクで全車DOHC搭載というのが、当時の国産車としては非常に珍しい特徴!
また、当初は3ドアのみのラインナップで、その後遅れて5ドアや4ドアが登場して行きました(*'▽')
そんなクイントインテグラのキャッチコピーは…
ピュア・スピリット。
インテグラ誕生。
このインテグラ…とにかくCMがモデルライフ全般に渡り、山下達郎のCMが印象的でメッチャカッコイイんですよね(*'▽')
しかもガンガンにスポーティなんて感じでは無く、とにかく爽やかな印象♪
それは、DOHCロマン。
ってな感じでイチイチフレーズがカッコイイ(笑)♪
それにしても80~90年代のホンダ車のCMってホントにオシャレ。
変に燃費やらスライドで乗り降りが…とか連呼しなくて良いので、こういうムードで持ってくようなクルマのCM…今じゃダメなもんですかね…(汗)??
思うになんでも直球って感じだから、この時代の人達よりも読解力とか落ちてるんじゃないのかなぁ…なんて思ったり。
ナビに慣れて地図は読めず、PCに慣れ過ぎて字に馴染めず、小説から動画に移行し、想像力が養えず…気付けばコスパだタイパだなんてしか言えないのも…
なんだかなぁ…とも思っちゃう…(苦笑)
人々は便利になる反面…大事なモノを沢山失っていったのかも…なんて思ったり。
あぁ…話題が脱線した…(汗)
今回はデビュー直後となる、1985年2月の内容で、恐らくBカタログです。
にしてもスゴイなぁ…40年も前のカタログか…(汗)
さて…そんなクイントインテグラは、空力についてcd値が特に着目され始めた時代というコトもあり、cd値は0.33と、当時としてはトップクラス♪
サイドガラスも当時としてはトップクラスの段差で僅か5㎜!!
更にリトラクタブルヘッドライトで、低く抑えたノーズもカッコイイですね(*'▽')
大型エアロバンパーは、バラードスポーツCR-Xで実績のあるH.P.BLENDを素材に採用しています(*'▽')
今見ても洗練されていてカッコイイですよね~♪
ジャンルとしては3ドアクーペになりますね(*'▽')
写真はリアスポイラーの無い、素の姿で、コレも中々ですが、当時としては大型の部類に入るであろうリアスポイラーを装着すると、雰囲気もまた変わります(*'▽')
さりげなくサイドに入った「DOHC」のデカールもこれまたイイのです♪
ラップラウンド・スラントインパネなる名称が与えられたインパネは、名称通り適度な囲まれ感があり、スポーティですね(*'▽')
デジパネ等の煌びやかなエレクトロニクス装備は無いモノの、ソレでもソコソコの雰囲気は持ってますよね(*'▽')
シートは適度にサポートを持たせたバケットタイプで、本気な感じ…では無く、あくまでもCMのような感じでライトなムードを持たせたモノですね(*'▽')♪
当然、DOHCなのもあり、当時の国産車の中では結構速い部類…ではありますが(笑)
そんなクイントインテグラ前期に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・ZC…直列4気筒1600㏄DOHC、PGM-FI、グロス135馬力、15.5kg-m。
ワンダーシビックやバラスポでもお馴染みのZCですね(*'▽')
ってか基本プラットフォームやメカニズムは明らかにシビックでしょう(笑)
車両重量は僅か960㎏…1t切ってるからそりゃ十分な性能でしょう(笑)
・ZC…直列4気筒1600㏄DOHC、キャブ、グロス115馬力、13.8kg-m。
上記キャブ仕様…ってかココまでやっといてキャブってのも面白いですが…(笑)
この2機種は、共に16バルブ…ホンダはエンジンにコストを掛けるので、これまたスペック以上の良さがあるかと(笑)
今でこそ当たり前ですが、当時としては最先端のアルミシリンダーブロック…更に世界初の異型中空カムシャフトまで採用!
やっぱりホンダはエンジンに掛けるコスト配分が異様…トヨタや日産ではおいそれと踏み切りにくい箇所までやったりしますよね…(汗)
更に地味なトコでは、水素添加NBRを採用した、世界初の耐熱・高強度タイミングベルト…と、なってます。
後は「ゴソウダンブヒン」じゃなければ全て丸く収まるものの、中々そうは行かない…(苦笑)
コレらに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアルと、ホンダマチックの3速フルオートマ。
さすがにこのスペックだとオートマは4速欲しくなりますよね…(苦笑)
足回りは、フロントがトーションバースプリングを用いたストラット。
リアはコイルリジッドで、やはり基本レイアウトがワンダーシビックとかと同じですよね(*'▽')
ホンダ曰く、コレをスポルテックサスと呼ぶんだそうで、トーションバーコイルとするコトで、高さのあるコイルスプリングが要らなくなるので、ノーズが下げれると…(笑)
後のシビックやプレリュードは、ダブルウィッシュボーンになって、更にノーズを下げて来る訳ですが、もうノーズを下げるのが命でしたからねぇ(笑)
フェラーリ328よりノーズが低いFFってなんだよ…(汗)ってなる訳ですよ(爆)
で…装備としては、正直コレを行って目立つような装備は無く、ただただこのクラスのテンロククラスとしては平均…もしくはやや足りないかなって位です…(^_^;)
なので目立った装備は少なく、敷いて珍しいのは、写真上のコートフック(爆)
そしてインパネセンターのフロア側に設けられた小物入れってコトでしょう(笑)
で…グレードはこんな感じで。
価格は当時のニュースリリースより、東京での車両本体価格になります♪
・LS (5MT/3AT)…119.8万円/124.8万円
クルマが、もっと好きになりそうだ。
ってコトで最もベーシックなグレードは素地のバンパーでとにかくシンプル。
■LSの主な装備
〇快適クルーズ装備
・サイドデフロスター
・平行スライド式ヒーターコントロール
・フットレスト
・3重ドアシール
〇エクステリア
・デュアルエキゾースト
・サイドプロテクションモール
・可倒式リモコンドアミラー
・熱線吸収青ガラス
〇インテリア
・フルトリコットシート
・バック一体可倒式リアシート
・テールゲートオープナー
・フューエルリッドオープナー
・ラゲッジルームランプ
・後席専用灰皿
・シガーライター
・コインポケット
・カセット成形ルーフライニング
・グリップ付ドアアームレスト
・左右サイドポケット
・ニードルパンチベロアフロアマット
・ニードルパンチベロアラゲッジルームフロアマット
・コートハンガー
・フロアコンソール
・ラゲッジルームサイドポケット
〇インストルメントパネル
・タコメーター
・大文字トリップメーター
・白色文字照明メーター
・グローブボックス
・フロント灰皿照明
・PVCソフトステアリングホイール
・インパネセンターポケット
・インパネドライバーズポケット
〇安全関連装備
・ミスト付フロント間欠ワイパー
・電熱線入りリアウインドウデフォッガー
・ライト消し忘れ警告ブザー
・フロント3点式ELR付シートベルト
・フロントベンチレーテッドディスクブレーキ
・リアリーディングトレーリングブレーキ
〇ホイール
・5J×13スチールホイール
〇タイヤ
・165SR13スチールラジアルタイヤ
▲LSの主なオプション
・フェンダーミラー
・5J×13アルミホイール
・ホイールカバー
・ZS (5MT/3AT)…132.8万円/137.8万円
クルマで旅にでると、聴ける音楽がある。
キャブ仕様の上級グレードになります(*'▽')
■LSにプラス、またはグレードアップする装備
〇快適クルーズ装備
・油圧反力感知方式パワーステアリング
・チルト機構付ステアリング
・AM電子チューナー式ラジオ+1スピーカー
・マニュアルアンテナ
〇エクステリア
・ボディカラードバンパー
・ハロゲンヘッドライト
〇インテリア
・コンビファブリックシート
・バックスプリット式リアシート
・アクセサリーソケット
・アッパーパッド付布貼りファブリックドアライニング
・左右ドアポケット
・リアシェルフ
・スペアタイヤバケット
・ラゲッジルームボックス
〇インストルメントパネル
・デジタルクォーツ時計
・イルミネーションコントロール
・照明付グローブボックス
〇安全関連装備
・昼夜切替式ルームミラー
・リアワイパー
・ダブルホーン
〇タイヤ
・185/70SR13スチールラジアルタイヤ
▲LSより更に選択可能なオプション
・スモークドガラスサンルーフ(4万円で装着車を設定)
・RSi (5MT/3AT)…146.5万円/151.5万円
走ることの歓びは、いま16ビートのサウンドになった。
PGM-FI仕様のベースグレードは、LSにやや装備を足したような内容ですね(*'▽')
但し、専用のエアロパーツが標準装備になる等、硬派なスポーツグレード的な意味合いもあります♪
■LSにプラス、またはグレードアップする装備
〇快適クルーズ装備
・リアスタビライザー
・フロントバケットシート
〇エクステリア
・マフラーカッター
・テールゲートスポイラー
・フロントロアスカート
・ハロゲンヘッドライト
〇インテリア
・コンビソフトウィーブシート
・アクセサリーソケット
・アッパーパッド付布貼りソフトウィーブドアライニング
・左右ドアポケット
・リアシェルフ
・スペアタイヤバケット
〇インストルメントパネル
・照明付グローブボックス
・ウレタンソフトステアリングホイール
〇安全関連装備
・昼夜切替式ルームミラー
・リアワイパー
・ダブルホーン
・リアディスクブレーキ
〇ホイールイ
・5.5JJ×14スチールホイール
〇タイヤ
・185/60R14スチールラジアルタイヤ
▲LSより更に選択可能なオプション
・5.5JJ×14アルミホイール
・GSi (5MT/3AT)…157.5万円/162.5万円
美しさもクルマの性能のひとつだ。
コレが最上級グレードになりますね(*'▽')
■ZSにプラス、またはグレードアップする装備
〇快適クルーズ装備
・リアスタビライザー
・AM/FM電子チューナーラジオ+2スピーカー
・フロントバケットシート
〇エクステリア
・マフラーカッター
・フロントロアスカート
・可倒式電動リモコンドアミラー
〇インテリア
・コンビモケットシート
・バックスプリット式ピロー付リアシート
・布貼りモケット&ロアカーペット貼りドアライニング
・カットパイルフロアマット
・カットパイルラゲッジルームフロアマット
・大型フロアコンソール
〇インストルメントパネル
・ウレタンソフトステアリングホイール
〇安全関連装備
・リアディスクブレーキ
〇ホイール
・5.5JJ×14スチールホイール
〇タイヤ
・195/60R14スチールラジアルタイヤ
▲ZSより更に選択可能なオプション
・5.5JJ×14アルミホイール
ボディカラーに関しては記載が無かった為、割愛。
自分でしたら、GSiの5速で、サンルーフとアルミホイールって感じでしょう(*‘∀‘)
で…恐らく今回はコチラのオプションカタログの方がレアかと…(笑)
この合成感丸出しのシチュエーションが80年代…。
更に陸サーファーな雰囲気もバリバリです(爆)
けど…妙にこういう仕様にも惹かれちゃうのは確か(笑)
もうどのオプションもレアでしょうけど、サイドサンシェードやテールゲートバイザーなんて、クイントインテグラマニア(って…呼ぶ程の現役がいるのかも怪しい…)では絶対に競り合うパーツかと♪
このフルホワイトのフルエアロもツボです!!
エアロはフルに3点揃えると、当時としては結構な額かと思いますね(*'▽')
ただ、コレはコレで非常に魅力的♪
グラデコステッカーをフェンダーへ貼りたくなります(笑)
で…ボディストライプもこの通り4種類が存在!
ってかAタイプとBタイプの違いが分からん…(苦笑)
ソレとボンネットストライプも用意…コリャ目立つでしょう(笑)
この時代…他メーカーでは珍しいと思いますが、ホンダはヒーテッドドアミラーがあるんですよね(*'▽')
コレは便利さを知ってしまうと注文したくなる一品…。
特にフェンダーミラーだったりすると尚更です。
また、便利なフロントアームレストに、今ではまず使わないであろうピラースポットライトなんてアイテムも…。
ピラースポットライトは、まだカーナビも無く、地図で行動する時代ならではのアイテムでしょう…。
恐らく夜道で迷った際に、コレで便利だってなるコトもあったかと…(笑)
今やスマホでグーグルナビ…なんならCarPlayの機能でそのままモニター反映…便利なモンですよ(笑)
この辺りの利便性は確実に現代でしょう(*'▽')
さて…その後のクイントインテグラは、発売から1年足らずで5ドアを追加。
コレでファミリー層の顧客獲得に繋げて行ったのかな…と。
そして翌年には4ドアセダンも追加されたものの、まさかのSOHC仕様が追加され、正直本来のキャラクターがブレたのは否めないかと…(汗)
その後はマイナーチェンジをして1989年に次期型へバトンタッチ。
世界初のVTECを搭載した「カッコインテグラ」が、マイケルJ.フォックスのCMと共に話題をかっさらう訳ですね…あのCMがまたカッコイイんですよねぇ(笑)
で…肝心のクイントインテグラの方は、2000年位を境に一気に見かけなくなり、今やイベントでも簡単に見かけるコトが無い1台となりました…(汗)
思うに、サビや塗装が弱かったりしたんでしょうかね…ホンダらしいというか。
部品供給の件も大きいでしょうね…おおよそ20年位でどれも見かけなくなるので…(泣)