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2023年09月04日 イイね!

礼をつくす会社。礼をつくすクルマ。



どうも(*'▽')

今回で「失敗車」をお題としたカタログのアップもラストになります。

散々ズッコケまくった輸入車…ありましたねぇこんなの。



サターン 2代目Sシリーズ
97モデルです♪

当時マスコミが盛り上げた「日本車キラー」のウチの1台ですよね…(汗)

正直このアクの強過ぎるフロントマスクに、軽のようなチープな内装。

安さが取り柄なこのクルマに食いつく人はとにかく少なかった訳で…(^_^;)

さて、元々サターンというメーカーはGMが100%出資した会社だそうで。

今回の2代目Sシリーズというのは1996年にデビュー、日本導入が1997年になります♪

初代は日本導入されてませんが、この2代目から日本に正規ディーラーを立ち上げ、黒船来航となった訳です。

最もこの頃は貿易摩擦緩和やらの政治的背景が絡み、シボレーキャバリエをトヨタで販売したり、コレまた日本車キラーみたいな感じでクライスラーネオンを日本上陸させ…瞬間風速で誰も見向きすらしなかったけど…(苦笑)

そしてこのサターン…と。



礼をつくす会社。
礼をつくすクルマ。

なんて感じで当時はCMバンバン流してましたよね…懐かしい。

CMはバンバン流すけど実車そんなに見ねぇっつの(爆)



で…今回は2冊のカタログを併用で話題とします…。

この左の本カタログが、意外や写真が少なくてですね…(苦笑)

ってコトで、左の方は1997年8月、右は1997年10月の内容になります。



そんなサターンはアメリカはテネシー州のスプリングヒルってトコにワザワザ工場を建て、ジャマになる木はソコのけソコのけで切らずに植え直してます。

除草剤も撒きませんし、訳の分からない諸費用も取りません。

その前にスプリングヒルなるトコが全く土地勘も無いのでフ~ン…ってなる訳で。

スプリングフィールド…アレはシンプソンズでしたか…(爆)



そしてテネシー州スプリングヒルで生産され、遥々価格破壊の元にやってきたサターンですが、まずはセダンモデルのSL2。

いかにも悪人ヅラ…走る悪役商会。テネシー州の八名信夫。

まず全体のフォルムはそんなに悪く無いのに、グリルレスのフロントマスクは当時の日本人にとってタブーとも言えそうな感じです…(汗)

SL2…セダン・レベルの略らしく、本国ではSOHCのSL1、そして日本ではDOHCしか無かったので、SL2となるそうで♪

しかし、四半世紀を経て、改めて見直しますと、フロントマスク以外は至ってクセの無い…いや…意外とイイじゃないかと思える感じです(*'▽')



予想外!?フロントに比べ、リアから見ると結構カッコイイ。

横長のテールランプに丸いフォルムは若干ながら2代目トーラスのような雰囲気もありますが(笑)

セダンにしては細めのリアピラーで視界も良さそうですし、個性もあります♪

全長4520×全幅1695(㎜)で、意外やコレが5ナンバーサイズのアメ車だったりして、日本に本気で売り込もうとする感じはこういうトコで分かります(*'▽')



一方、コッチはワゴンのSW2…セダン・ワゴンの略らしいけど…(苦笑)

どうなってどうなる(爆)?

で…このワゴンも意外や結構今見るとスタイリッシュで、このボディカラーですと、アコードワゴンのような垢抜けた印象さえあります…コストコの駐車場が似合う♪



リアから見てもそんな感じですし、リアバンパーに入ったSATURNの文字も雰囲気に合ってます!

このゴールド系のボディカラーもこれまたソレらしくてイイですね(*'▽')



で…最後はクーペモデルのSC2…スポーツ・クーペの略で一番フツーな名称(笑)

SC2のみ全幅が3ナンバーサイズで、全高も60㎜程度低く、造り分けてます。

コレもヘッドライトを除いて、ドコかで会ったコトあるよなお前?的な見た目。

このクーペは後に観音開きのモデルが追加され、コレが話題になりました(*'▽')

クーペのリアはカタログに出てこないので割愛。



インパネは助手席のモッコリが妙に気になります…要るんかコレ?

やたらとクセの多いスイッチ類の配置…ドアミラーのスイッチは運転席ミラーの付け根にあるわ、パワーウインドウもドアに付くであろうマスタースイッチがそのままセンターコンソールに埋め込んだカタチ。

で…このクラスのアメ車らしく、キャバリエもそうだけどチープな質感。

けど、ヘッドライトスイッチとウインカーレバーの配置はちゃんと日本仕様に直してきてて、その辺りでやはり売りたいって気はあったらしい(笑)

この辺りドイツ車なんてのは郷に従えと言わんばかりに何も手直ししてこない…ソコは21世紀に入り四半世紀が経とうとし、世の中は電動化とか言ってるのに、ココを頑なに変えやがらない。

そして今日も最新型車だろうと、ウインカー出そうとして、ワイパーを動かし…なんていうコトが起きているのをまずはイイ加減どうにかしやがれと思う訳で(爆)

ちなみにどうやらエアコンのドレンホースが当初は無かったようで、ユニットドレンがそのままダッシュパネルに繋がる構造…なもんで、エアコンユニットとインパネの穴がズレると車内が水浸しになるらしく…(汗)



シートは本革もありますが、このようにパッと写真で見ただけでも、コレは明らかに安いの使ってそうだなぁ…という感じの本革シート…キライじゃないけど(笑)

そんなサターンSシリーズに搭載されるエンジンは1機種のみ…。



・1C…直列4気筒1900㏄DOHC、124馬力、16.8kg-m。

型式だけ見ると、トヨタのディーゼルみたいですな(爆)



どうやら、ロストフォーム・キャスティング製法というのを採用してるらしく、エンジンの型を発砲スチロールで造ってから、砂型に埋めちゃう(笑)



んでソコにアルミを流し入れると、発泡スチロールは蒸発して、代わりにアルミが埋まって行ってエンジンブロックが出来ちゃうよ…と(笑)

オールアルミエンジン…なんてよく聞きますが、この場合、アルミ99.9%、元発泡スチロール0.1%エンジンとかそんな感じになっちゃわないとか…。



コレに組み合わされるのが、意外や5速マニュアルを全車に用意!!

そして4速オートマもしっかりとあります(*'▽')

足回りはフロントがストラット、リアがパラレルIアーム+トレーリングリンクという構造なんですが、イラストも無く…(汗)

ブレーキは97年のみ4輪ディスク、ソレ以降はリアがドラムになっちゃうらしい。




で…サターンと言えば、凹んでも元に戻るドアパネルで話題になったのを、記憶に残ってる人も多いのではないかと(*'▽')

コレ…98年の九州モーターショーにドアパネルが展示されてて、実際に体重掛けて凹ましたものの、見事パネルが戻ってきて、「コリャスゲェ♪」となったのを覚えてます…そんなんで喜ぶ変な中2でしたが…(爆)

樹脂パネルを使っているというカラクリですが、当時の印象は画期的♪

今でこそ「マルチマテリアル」なんて言っちゃって、アルミにカーボン、ポリカーボネート…更に溶接じゃなくて構造用接着剤なんてのも当たり前になっちゃってますが、この当時こういうのはホントに珍しい…

んだけど、どうやら熱膨張率の管理なんてのが未熟だったようで、凹んで元に戻るのはともかく、ソレ以前にボディパネルの建付が合わないという本末転倒な結末になったようですね…(苦笑)

大体の新素材やら新機構やら世界初やらなんてのは、何かしらやらかしてます…コレは今も変わりませんね…(汗)



他に装備としましては、この時代にしては珍しくトラクションコントロールが標準!

更にキーレスもコレまた標準で、車両価格を考慮すると装備は結構充実してたりします♪



他にクルコンやサンルーフはパッケージオプションで選べます(*'▽')



で…グレードはこんな感じで…。

・SL2セダン (MT/AT)…156万円/163.5万円

・SW2ワゴン (MT/AT)…168万円/175.5万円

・SC2クーペ (MT/AT)…172万円/179.5万円

基本装備は特段変わらないので、ココは一気にご紹介♪

■各種標準装備
・ABS
・トラクションコントロールシステム
・運転席&助手席エアバッグ
・ポリマーサイドパネル
・リモートキーレスエントリーシステム
・電動格納式ドアミラー
・ウォッシャー連動間欠式フロントワイパー
・リアワイパー(ワゴン)
・リアスポイラー(クーペ)
・フォグランプ(クーペ)
・チルトステアリング
・助手席側バニティミラー
・シートハイトアジャスター(運転席)
・グラフィックイコライザー内蔵AM/FM付ラジオカセット
・P185/65R15タイヤ


・SL2セダン Gパッケージ (AT)…181.5万円

・SW2ワゴン Gパッケージ (AT)…188.5万円

・SC2クーペ Gパッケージ (MT/AT)…188万円/195.5万円

各種豪華装備をプラスしたのがGパッケージになります(*'▽')

■Gパッケージの主な装備
・クルーズコントロール
・チルトアップ式電動ガラスサンルーフ(セダン/クーペ)
・ルーフレール(ワゴン)
・フォグランプ(セダン/ワゴン)
・アルミホイール


・SL2セダン GLパッケージ (AT)…190.5万円

・SW2ワゴン GLパッケージ (AT)…197.5万円

・SC2クーペ GLパッケージ (MT/AT)…197万円/204.5万円

上記Gパッケージにレザーインテリアを追加した仕様です(*'▽')




コレに仕様で選択出来る内容は異なりますが、ボディカラーが全部で7色。

意外とブルー系とかは無いですね。

内装も基本3色、コレの布か本革か。

自分でしたらSW2ワゴンGLパッケージのオートマ、ボディカラーはミディアムレッドって感じでしょう(*'▽')



で…今回のカタログはお客様の声なんてのも掲載。

まぁ確かに輸入車だから関税も掛かるんですが、ソレを入れた上に装備を考えるとこの車両価格は当時でもかなりリーズナブルだと思いますね!

ちなみにサターンは納車式が結構強烈だったようで、各担当が一斉に並び紹介された後…

「I say Saturn!」

なんて全員でコールをするという、一種の宗教団体のような何とも言えない内容だった模様で…(爆)

気付けば路上トラブルゼロになる壺や、凹みが戻る磁気ネックレス、下取りがアップする除草剤なんて売りつけられるんじゃないかと(ぇ



もう全然サターンに似せてもない(爆)

ユーザーも箱乗りしてますし、センターピラー付近に切断した跡まであります。

さて…そんなサターンですが、確かに1.9リッターのこのクラスでこの装備、内容をこのクルマ単体で見ると安くは感じます。

しかし、保守的な日本で新規参入のブランドが少ない店舗網で売れる訳が無く…。

よく考えたら、当時の日本車だってこのクラスは戦場、そしてそれなりに安価で、コロナプレミオやU14ブルもソコソコ売れてましたし、なんせA32セフィーロやアコードもモデル末期ながら廉価グレードだと結構バッティングするんですわこのクラス…(苦笑)

ソコにサターンに飛び込む人なんて極少数…ましてやアクの強い外観。

案の定売れるハズも無く、バンバンCM流して数年後にはあっけなく撤退してますし、後に本国でもブランド消滅…どうやら部品確保に苦労するクルマにまでなってます…(苦笑)

後はアメ車=フルサイズの図式は未だ日本は定着したままじゃないですか。

フォードもフィエスタ出したりして撤退したり、シボレーソニックなるコンパクトカーも一時期ありましたが、ソレらの目撃頻度よりもダッジチャレンジャーや、カマロの方が遥かに見かけます(笑)

唯一、この手の新規参入でクラスレスで定着した近年のアメ車…テスラはある意味コレらの概念をEVというキャラクターでぶっ飛ばした型破りなメーカーですかね…そう考えるとテスラやりますねぇ~。

さて…四半世紀が経過しつつあるサターン。

現在日本でどれだけ現存してるんでしょうかね…ドアパネルも経年で変形して戻らなくなってたり(爆)!?
Posted at 2023/09/04 11:51:30 | コメント(16) | トラックバック(0) | カタログ~輸入車~ | クルマ
2023年09月01日 イイね!

気が付きゃ5年。



どうも(*'▽')

今回は近況報告って感じの内容です(笑)

そういえば、数日前に驚く話題を耳にしまして…



え!?ガチャガチャで出るんかい(汗)!?

とうとうC33ローレルまでガチャガチャで出る時代に…(汗)

ってかシルキースノーパールは無いのかよ…(苦笑)

けどそのウチ別バリエーションで出るでしょう…(笑)

とりあえず2セット位箱買いしておこう(*'ω'*)♪

発売は12月のようですね…1/72スケールなので、トミカより一回り小さい。


さて本題!?




プリウスPHV購入5年が経ちました…(汗)

ってコトで2回目の車検。

正直もうそんなになるの??ってのが心境。



思えばコレも5年前…。

年貢の納め時と覚悟し、一括364万8000円の契約画面にサインする図(爆)

「ホントに購入されるんですか??」

なんて…どっからどう見てもスーパーボルク履いたGX71からまさかコレを新車で買うとは全く思われなかったのももう5年前ですよ…(汗)



そして走行距離7kmで納車され、気付けば71000㎞となっております。

いつしか周りもこの5年の間に、「昭和の男」から「最先端エレキテルボーイ」という印象に換わった訳です…

未だに「お前らしくない」ってスゲー言われる(爆)



そんなつい最近購入したとばかり思ってたクルマがもう5年…。

正直この5年で愛着は全く湧かず、ラクに移動するツールという…(汗)

ホントに乗る分にはスゲェ楽…つまんねぇけど。

多分このプリウスのEVバッテリーが死んでも、またPHVに乗り換えようとすら思います…なんせ一番維持費が掛からないから(爆)

このクルマがあるからローレルもアイも維持出来てます…そう考えるとスゲェ感謝してます。

で…ココで新車保証が切れる訳ですね…5年経つから。



ソコで「保証がつくし」に入ろうとしたら…

なんと免責なし57200円…(汗)

いやいや…コレ7万㎞以下だったら入ってたし…26400円。

いやいや…なんだよなんだよ…コレ知ってたら69500㎞位で入庫して、代わりにアイで通勤してたし…(泣)

ってコトで入りませんでした。

恐らく7年オチの間にそうそう壊れないだろうから、こういう保証があるんでしょうし(壊れまくってたらメーカーも儲からん…)、アイが来てからこの1年弱、休みの日はアイに乗る頻度が増え、PHVの走行距離が減って行ってるのです。

いや…ぶっちゃけアイのがガス代掛かるんですが、休みの日位は運転楽しいクルマに乗っときたいじゃない。

かと言ってローレルは燃費が悪過ぎる…アレが一番乗りやすいけど。

プリウスは通勤で1人で乗るのが1番イイ(笑)

そしてどうやらバッテリーの熱がスゴイらしく、「後席が暑い…家のクルマで一番暑い」と、苦情が来る位にエアコンが効かない…(苦笑)

プリウスPHV>アイ>ローレルって感じで、我が家は古いクルマの方が夏は快適です(爆)



そんなこんなで車検も終了。

今回はコミコミ9万円。



まだ仮検査証なので、もうすぐステッカーを取りに行きます…が…

右上に車検シール貼りたくねぇ…(泣)

7月から車検ステッカーの貼付位置が運転席側の上に変わってます…改悪。



後は日々の生活はこんな感じで、コレはたまたま前を走ってたZR-Vに目が行き…。

最近売れてるんでしょうか、よく見かけますね(*'ω'*)

ただ、このガンメタはかなり印象が変わります…ガンメタが似合うクルマですね♪



で…この日は別件で寄ったリサイクルショップでたまたま見つけたチョコレート効果。

なんと1.4㎏も入って税込2000円とかなり安いので1箱買いました(爆)

もうチョット買っとけばよかったかな…(^_^;)!?

テレビでやってたんですが、食前にコレを1枚食べておけば、体重が増えにくくなります(*'▽')

なんでも食物繊維がスゴイ多いんだそうで…。

実際に痩せはしませんが、多少ガッツリ食べても太りません♪

カカオ72%のチョコを食前に5g…コレは地味に効きます。




そんな中?水曜日は1人で天下一品へ…。

みん友さんのブログで気になった、こってりMAXを食べに行きました(笑)

ついでに…こってり天津飯もココぞとばかりに(爆)

ウチのカミさんは脂っこいのが苦手なので…急遽仕事が休みになったこの日がベストだと思って行ってます(笑)



こってりMAXは、こってりしてる中でも天下一品のヤツは食べやすいんですよね♪

ハタチの頃に魅龍のトンコツを食べましたが、アレは当時でもギブしました…(汗)

その後に胃もたれしてなんと気分んじょ悪かったコトか…。

反面、コレは完食♪美味しかったですねぇ(*'ω'*)



一方、コッチのこってり天津飯は…(汗)

うん…コッチのが食べるんがツライ…(泣)

ジョブチューンでもかなり評価が低かったらしいんですが…コレは…ねぇ…。

ソレでも意地で完食しました(爆)


そしてもたれました(爆)

今度はタイミングを見て、ブロンコビリーへ行ってみたいなぁ…(*‘ω‘ *)


まぁこんな感じで近況です。

ではまた。
Posted at 2023/09/01 22:18:53 | コメント(15) | トラックバック(0) | プリウスPHV | クルマ
2023年08月30日 イイね!

10分の1ですって!?



どうも(^^)v

今回は「失敗車」をお題としてカタログのアップをしております。

長々やってますが、今回含めあと2冊って感じで。

個人的にはクルマ自体というよりも、出すタイミングが失敗じゃないの?

なんて思わせる1台ですが…



ビークロス
175リミテッドエディションです♪

その前にビークロス自体に馴染みは無いんですがね…(^-^;

近未来的なデザインは確かに未だカッコイイですし、個性という面でもココまでぶっ飛んだSUVもそうそう無いですし、2023年の目線で見ると中々に気になる1台だとは思っています♪

そんなビークロスは1997年にデビューしています♪

元々は1993年に出したコンセプトカーが発端で、コレがどうやら反響を呼びまして、見た目の基本的なトコはほぼそのまんまで出ています…なのでかなり奇抜(笑)

しかし…しかしですよ…出てくるまでに4年掛かっちゃってるモンだから、新鮮味という意味では、この個性が非常に勿体ないコトになってます…(泣)

例えばRX-8なんてのも、最初のコンセプトから出て来るまでに結構掛かっちゃってるモンですから、結局出てきた時には見慣れた新型車という感じですからねぇ…。

この辺り、コンセプトからデビューまでの間ってのはホントに大事かと…。

で…デビューしてからは奇抜過ぎて中々売れない訳です。

そりゃそうですよね…コンセプトモデルを見て「カッコイイ!」ってなったとして、現実的に身銭を投入するかとなれば話は別ですからねぇ…各々生活環境がある。

ただ、この辺りメーカーとしても分かっていて、どうやら金型の耐久性の設計なんてのも、元々の規模が3000台位での総生産台数でやってた模様。

しかしながら、モデル途中でボディカラーの追加があったものの(コレがスゴイけど…)、特にテコ入れは無く、1999年に今回の175リミテッドエディションという特別仕様車を出すコトになった訳です。



コレがとにかく特別仕様車という感じのカタログでして、このようなケースに1枚1枚写真が入ってるような、気合の入った感じです(*'▽')



この175リミテッドエディションは文字通りで175台の限定車♪

なんでもビークロスの開発コードネームが「175」だったコトに由来するんですが…

総生産台数の10分の1がコレという(爆)



このカタログにはコンセプトで登場したビークロスを発端として(けど、どうやら左上に出てる1987年のCOA-Ⅲってのが予兆にあたるそう…ビッグワンガムでありましたね!)、実際に販売開始に至るまでのストーリーも掲載。

コンセプトモデルの細かい話はまた後程しましょう(*'▽')

今回は1999年2月の内容で、まさにこの特別仕様車が発表された時の内容です。



と…言うコトで、このように1度見たら忘れられないSUV…ビークロス。

コンセプトカー時代とはなるものの、この発端となったデザイナーは中村史郎。

個人的にはこの人のデザインってとにかく販売し出すとズッコケるイメージしか無いんですよ…(汗)

JT190のジェミニ、2代目ピアッツァ、更にゴーン時代の日産でチーフデザイナーになってからのV35スカイライン以降のヤツからと…。

台数出さないといけない大衆車含めどれも奇抜で、今見ると良いものの、当時はもう違和感しか無い、カッコ良く言えば、時代の先を行き過ぎたクルマばかり…(汗)

そんなイメージがどうも自分の中で抜けないんですよねぇ…(^-^;

下半分が無塗装樹脂で覆われたボディは、金属と樹脂という、熱膨張率が違うそれぞれの素材を大規模で使用する為、建付調整が大量生産には不向きで、ほぼハンドメイド…どうやら117クーペ時代の熟練工まで携わってるようです…(汗)

コレは新車時こそイイものの、経年劣化で必ず樹脂部分が白化しますからねぇ…現行車の大半も同じコトが言えるんですが、とにかく後々手入れも大変でみすぼらしくなっちゃうのがなんとも…(泣)

ちなみに少量生産を加味してたからか、レンズ類は他車流用が多いのも特徴!

特にミツオカが使う手法ですねコレ(笑)

ヘッドライトはオートザムキャロル、ウインカーレンズはL300オプティ、ヘッドライトとウインカーレンズの中間に位置するポジションランプは日産パオ。

サイドマーカーはユーノスロードスターと共用…と、けど常套手段ですねコレ。



リア周りもとにかくウネッとした曲面が印象に残ります♪

スペアタイヤがバックドアの内板に組み込まれるコトにより、とにかくスタイリッシュ…だけど一発でSUVなんだなと思わせる造り込みはカッコ良さにかけてはホントにイイなと思わせるポイント…カッコ良さにかけては。

で…これまたハイマウントストップランプはユーノス100の流用…流用先もマイナー(爆)



インパネは曲面を多用した外観とは対称的で結構スクエアな箇所が目立ちます。

上段一等地には、90年代後半に装着率が急上昇したカーナビ…と、いうよりビークロスの場合はナビ機能が無くてもモニターが標準…理由は後述。

その他、エアコンパネルやシフトレバー、各スイッチ類は恐らくビッグホーン辺りと共用なんでしょうかね…さすがにこの辺りまでコストが掛けれなかった感じは出ちゃってます…(^-^;

その前に外観でココまでコスト掛かってるのが異様なんですが…(笑)



インテリアはとにかく真っ赤なドアトリムが目立ちます!

そしてシートもですね…175リミテッドエディションには赤と黒のツートンカラーとなったレカロシートを装備するのが特徴!

当時のSUV/クロカンというジャンルでは飛び抜けて個性派なのが分かります♪

そんなビークロス175リミテッドエディションに搭載されるエンジンは1機種のみ…。



・6VD1…V型6気筒3200㏄DOHC、215馬力、29.0kg-m。

コンセプトモデルは1.6リッター直噴のスーチャー仕様でしたが、実際に搭載されたのは、ビッグホーンと同形式ながらも細部に改良が入った3.2リッターに…。

いすゞとしては意外でして、搭載されるのはガソリンのみ…ディーゼルが無いんですよ…(汗)



コレに組み合わされるミッションは4速オートマのみ。



足回りはフロントがトーションバースプリングのダブルウィッシュボーン、リアがコイルリジッドと、いかにもトラックメーカーらしいサスペンション形式。

基本的にはビッグホーンをベースとしているので、このような感じになっているものの、ショックアブソーバーがこの通り…カヤバ製のオイルタンク別体というかな~りコストが掛かった内容。

純正部品なのにショックだけで1本5万もするらしい…(汗)

ほぼほぼビッグホーンのラリー車用と同等の内容らしいです…凝ってるんです。



そして4駆のシステムにはトルクオンデマンドという機構を採用♪

電子制御で駆動配分をするシステムとなってます(*'▽')



装備としましては、175リミテッドエディション専用の内容も多く、ステンレス製のグリルガーニッシュや、限定車ならではのシリアルナンバープレート。

ホイールやエキパイもポリッシュ仕様になる他、エンブレムも3D化!



で…前述の通り、モニターが標準装備。

そしてバックミラーはマップランプ内蔵…ガラス貼付けまではイイとして、配線が出て来てる…(爆)



で…モニターが付いた理由はこの通りで、バックカメラが標準という…(汗)

コレ…当時としてはかなりスゴイコトですが、要はそれだけ後方視界が悪いってコトでもあります…(苦笑)

どうやらカメラにはシャッターが付いていて、バックに入れるとシャッターが開く構造のようですよコレ(*'▽')



給油口はアルミダイキャスト製とこれまた凝った造りではあるものの、オープナーは無く、鍵で開けるという、昭和感がやや漂う内容…(苦笑)

ちなみにバックドアもオープナーが無く、鍵のみで開閉…実用性はう~ん…(汗)



スペアタイヤはこの通りバックドアに内蔵し、確かに見た目はスッキリとするものの、バックドアにコレだけの重量物を内蔵する訳ですから、重みで建付が変わってこないのか?この辺り気になるトコ。

メーターパネルはカーボン調になってまして、スポーティ感を出してます!


で…グレードは当然ながら175リミテッドエディションという特別仕様車なので仕様も1つのみ。

■175リミテッドエディションの主な装備
・スペシャルカラーインテリア(レッド&ブラック)
・前席本革レカロシート(レッド&ブラック)
・ダブルフォールディング機能付5:5分割リアシート(レッド&ブラック)
・シリアルナンバーオーナメント
・グリルガーニッシュ
・3Dサイド&リアデカール
・245/70R16タイヤ+5本スポークポリッシュドアルミホイール
・大径ポリッシュドエキゾーストパイプ
・モノチューブ別体タンク式ショックアブソーバー
・強化キャブマウント
・LSD
・前席エアバッグ
・ABS
・集中ドアロック
・キー付グローブボックス
・電動格納ヒーテッドドアミラー
・バックアイカメラシステム(カラー)
・T165/90D17アルミスペアタイヤ
・フルオートエアコン
・チルトステアリング
・CD/MDチェンジャー対応AM/FMラジオ+カセット+5インチTV+6スピーカー
・前席バニティミラー
・残光式ルームランプ
・エアバッグ内蔵MOMOステアリングホイール
・本革巻ATシフト&トランスファーレバー
・カーボン調メーターパネル&ガーニッシュ



コレにボディカラーはなんと全部で25色!!

しかもココまでバリエーションがあると、もう手吹きなんだそうで…(汗)

前も話題にしましたが、どうやら実際に生産されてないボディカラーもあるんだとか…(汗)

なんせ各色キレイに割り振っても1色辺り5台ですので…。

ちなみに過去の生産車にあやかったボディカラーってもあるんだそうです(*'▽')

自分でしたらガーラピーコックマイカで(^^♪


オマケ



コチラは1993年のモーターショーで出たコンセプトモデルのビークロス。

1.6リッター4気筒スーチャー仕様の5速マニュアルだなんてメカニズムは実際の販売車両と大きくかけ離れていますね…(^-^;



こうやって見るとほぼほぼデザインはそのまんまですが、やはりまだ磨かれてない…と言いますか、アラの目立つデザインですね。



で…室内は全然違いますね…もうコッチのが断然近未来的(笑)

この内装なら更にぶっ飛び感が倍増してたコトでしょう(笑)



で…実はビークロス自体の販売は1999年の175リミテッドエディション発売で終了しています。

但し国内の場合。

北米ではエンジンがパワーアップして2002年まで継続販売されますが、99年にVX-O2なるオープンモデルのコンセプトカーも提案しています(*'▽')

その他、4ドアモデルもコンセプトモデルで出してはいたものの、結局はどれも販売までには行かず、あくまでコンセプトで終了しています。

最後に…個人的にこのクルマでもう一つ失敗なのではないかと思ってしまうのは、タダでさえいすゞの国内販売シェアが終了間際のような時代に、なんでこんなパイクカ―のようなクルマを出して来たんだ?と…(苦笑)

例えばコレが80年代後半のバブル真っ盛りに出てたら、ソレこそ飛び道具でウケたでしょうに、最早乗用車は全てOEM、更にSUV系もラインナップは少なく、国内販売シェアを上向かせたいなら、もっと多数の客層を取り込めるようなクルマにしないとダメだったんじゃないの!?ってなる訳です…。

少なくともその方向で台数が稼げたなら、ひょっとしたらいすゞがまだ国内販売で乗用車はともかくSUVを出せていたかもしれません…後のアクシオムとかも。

そうなるとつくづく惜しいクルマだなと思いますねぇ…。

どんなにイイクルマだろうとデビューさせるタイミングは重要だと思わせるクルマです。
Posted at 2023/08/30 15:13:27 | コメント(6) | トラックバック(0) | カタログ~いすゞ~ | クルマ
2023年08月27日 イイね!

スマホゲームで見るC33ローレル。



どうも(^_-)-☆

なんかネタが無いかなぁ…??

なんて思ってたら、話題にするの忘れてたんでタイトル通り。

以前、ローレルが出てくるプレステのゲームを色々と話題にしたような気がしますが、

いや…してないかも…(苦笑)

ちなみにプレステだと峠MAX2と峠MAX G、街道バトルシリーズと族車キングシリーズに出てきます(笑)

で…最近は子供がリビングを右往左往する上に、正直プレステを出すという手間でゲームから遠ざかってます…アレだけ毎日ゲーム三昧な20代だったのに…(爆)

ソコで?最近は時折スマホゲームをする訳ですよ(*'▽')

ホントに便利ですよね…アプリ起動したら即出来るし、何かあったら即やめれる。

課金しなくても遊べるアプリも最近は多いですしね(*'▽')

で…今回はC33が出てくるゲームを2つ…

まずコレ。

・shifted

去年たまたま見つけたレースゲーム…多分マイナーですコレ。



コレにC33が出てくる訳ですが、ナンバープレートの位置に違和感…(苦笑)



リアは結構似てるかと…ちなみに後期♪

プレステに出てくるのは確か全部前期なんですよね…(苦笑)

その他、このゲームはディテールこそ今一つなトコが無くはないですが、とにかく珍しい車種が出てくるのが特徴(*'▽')

他に出てくる珍しい車種はこんな感じ♪



S12シルビアのハッチバック♪



多分後期かと(*'▽')

ただ、S12は他にJDMレーシングっていうゲームに出てきます(*'▽')



意外とゲームでは出てこないのが13クラウン…多分他に見たコトが無い。



コレも後期かな…。

このゲーム…リアは結構忠実。フロントがビミョーだけど。



コレは結構リアルですね(*'▽')

2代目ルーチェ…通称:ビッグルーチェ。



前後共にコレは似てると思うんですけどねぇ~(^^)v

自分が細かいトコに詳しくないからかもしれませんが…(苦笑)



じゃあコレはなんなんだ?

と…実は思ってたんですよ最近まで…(苦笑)

なんかビスタ風なオッチャンセダンなんかなぁ~って。



コレ…恐らくHCルーチェのセダンじゃないのか!?…と。

なんとなくそうだと思うんですが、コレが全車中でも圧倒的に似てない…(苦笑)



81マークⅡ…恐らく前期なんですが、フォグランプがプロジェクターになっちゃってます(爆)



しかし結構よく出来てます♪

81前期が出るゲームは他に見たコトが無い(笑)



81はチェイサーも出てます…コッチは完璧前期♪



けどテールはチョット後期っぽい(笑)



GX71系はナゼかクレスタのみ(笑)

前期の角目。



十分雰囲気ありますね(^^)v




で…90系はマークⅡも出てるんですが、マークⅡはグランツーリスモでも出てきたコトがありますし、ツアラーVのお陰で結構メジャーな存在ですよね(^^)v

このゲームはチェイサーも出てきます(爆)



テールから後期?ですかね(^^)v

しかも全然ツアラーじゃなくてアバンテ系ですよね(笑)



クレスタも出て来る(笑)



コッチもスーパールーセント(笑)

オヤジセダンがドリフトして走る訳です(爆)

では本題に戻り、C33ローレルが出て来る次のゲーム。


・CarX

コッチは結構やってる人も多いゲームだと思います(*´з`)♪



このゲームは細かいトコまで似てるのと、弄る範囲が広いのが特徴!

ローレルもこの通りで、窓の色とかまで変えれます♪



モデルとなってるのは後期♪

どうやらスマホ版以外にもswitch版もあるっぽい…そしてソッチのが改造範囲が細かい模様。

ちなみにスマホ版でも足回りの調整は結構細かく出来ます♪

ホイールのインチや幅はモチロン、キャンバー角にフェンダーとのツラ具合まで!



室内も忠実に再現…していますが、ステアリングがナゼか前期…(苦笑)

そしてホワイトメーター(ぇ



マニュアル乾燥されてますが、コンソールはどっからどう見ても後期オートマ用。

本木目パネルもしっかり後期用のマホガニーになってるものの、時計は前期用(笑)

で…コチラもローレルだけでは内容が薄いので、珍しい車種を紹介♪



60のカリーナが出てます(笑)

しかも結構造りが細かいと来た♪



恐らく前期ですよね(*'▽')

コレで走れちゃいます…更にエアロパーツも色々あるので、走り屋系も可能♪

自分は敢えてノーマル風で楽しみます(笑)



コレは課金するなり、何かしら条件達成をしないとゲット出来ないキャリイ。

自分は無課金の人なんで持ってません…(^-^;



コチラの81マークⅡはもう一発でどっからどう見ても81後期(笑)


コレも自分はゲットしてませんが、リアスポを外し、ガラスを薄いブルーにしてから電車トレッドに調整すれば、GRサルーンチックなんてのも可能(笑)



チンスポとバンパーレスが余計ですが、620のダットラなんてのも♪



17のアスリートならまだしも、17マジェが出て来るゲームは他に無いかも…。



VIP系にイジるもヨシ!ハイヤーチックに攻めるもヨシ!!



なんて言ってたら17クラウンが出てきたけど、どっからどう見てもロイヤル(笑)


こんな感じで、このCarXなるゲームも結構マニアックです(*'▽')

ただ…色々なスマホアプリのレースゲームに手を出してみたものの、今のトコC33ローレルが出て来るゲームはこの2種類だけですね…(汗)

後は操作は出来ないものの、アザーカーで登場して来るヤツがあります。

名前忘れたけど…(爆)

そう言えば、たま~に見るんですけど、このホームページが結構面白いです(*'▽')

icgd

実際に操作可能な車種からアザーカー、風景の一部になってるヤツまで、色々なゲームに出て来る車種が網羅されてます♪

是非ご確認を…ホントに意外な車種まで結構出てるゲームが世界にあるコトを痛感しますので(笑)

あぁ…次は何の話題しましょうかね??

ではまた。
Posted at 2023/08/27 23:42:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | C33ローレル資料館 | クルマ
2023年08月26日 イイね!

マルチスポーツクーペ登場。

どうも(^^)v

ネタが無いので連続でカタログのアップとなります。

もうチョット続きます…「失敗車」のお題ネタ。



3代目レオーネクーペです♪

正直、スペシャリティな感じでも無ければ、この後に追加されたRX/Ⅱならまだ分かるんですが、この3ドアクーペに関しては、玄人志向のラリーストも正直食いつかないような…(汗)

どのユーザーに向けて販売していたのか正直何とも言い難いトコ…(苦笑)

そして今までの人生で全く絡みの無い車種とも言えますが…(^_^;)

さて、そんな3代目レオーネクーペは、1984年にモデルチェンジした3代目レオーネのデビューから約1年後に追加されています♪

主に特徴的なトコは、この手のクーペモデルに4駆がラインナップされるのが当時では珍しいトコ…そして角張ったボディに対し、予想外に空力がイイのが特徴。

ただ…どうも掴みどころが無い…(苦笑)

そんな3代目レオーネクーペのキャッチコピー…



マルチスポーツクーペ登場。

マルチ…マルチねぇ…確かにカタログの内容を見ると、妙に実用性アピールだったりで、スペシャリティ感やら、クーペとしてのアピールでは無く…考え様によっては間違ってない気もしますがね…(爆)

今回は1985年10月の内容で、3ドアクーペ追加直後の専用カタログになります。



さて…そんなレオーネクーペは前述の通りで、cd値0.32と、当時の国産車の中ではトップレベル…の割に全然そんな感じがせず、極めてスクエアなデザイン。

また、やたら腰高ですが、ソレもそのハズで、最低地上高は180㎜と現在のSUVに負けず劣らずに高い…(汗)

まだコレは4駆モデルなんで分かりますが、FFモデルでも170㎜…。

スタイリッシュに行くのであれば、もっと地上高を下げたら印象が変わる可能性もある?のかなぁ…。

けど、何が驚きって…アルシオーネより4ヶ月後に出てるんです…コレ…(爆)

幾ら追加車種と言えど、ホントに同年代のクルマなのかと思ってしまう訳で。



で…3ドアクーペという名称ですが、要は3ドアハッチバッククーペですね。

この手のクーペにしてはクォーターガラスが大きい上に、ガラスハッチも大きいので、妙にリアが重く見えますよね…。

それと、サイドデカールの貼られる位置も独特。



インパネは外観同様直線基調のカックカクなヤツ。

メーターバイザーを囲うようにサテライトスイッチが装備されます(^_-)-☆

ステアリングホイールは2本スポークで、スポーティな感じでは無いものの、独特な感じはします…しかし、当時のギャランΣとかもこんな感じでしたよね。



シートはサポート深めのバケットシートですが、デザインはやや地味…どうも若々しい感じも無いですし、かと言って硬派な感じが漂う訳でも無い。

単純にレオーネのリアドアを取っ払った感じ。



どうもこの辺りが質実剛健なスバルという感じでしょうか…、ラゲッジスペースの広さなんてのを話題にしてたりします(笑)

確かにリアシートを倒すとフラットで広々とした荷室です♪



ラゲッジスペースは何と550ℓで、このクラスとしては異様な程に広い…(汗)

更にリアシートを倒すと1127ℓもあり、並のセダンを凌ぐ利便性(笑)

そんな3代目レオーネクーペに搭載されるエンジンは全部で2機種…。



・EA82…水平対向4気筒1800㏄OHCターボ、ネット120馬力、18.2kg-m。

昔ながらのエンジンで、幾らネット換算だとしても、当時の1800㏄ターボとしてはやや低めのスペック。

グロス換算で135馬力だかのエンジンなので、ツインカムでテンロクNAのワンダーシビックと変わらないんですよ…(汗)

但し2400回転で最大トルクを発揮するタイプだったりはします。

しかし、何がスゴイって、この3年後に出てるS13シルビアなんて、175馬力出てる訳です…この時代はたった3年だかで国産車のスペックが飛躍的にパワーアップするんですからスゴイですよね。

・EA82…水平対向4気筒1800㏄OHC、キャブ、ネット85馬力、13.8kg-m。

上記ノンターボ版…昔ながらのキャブレターで、しかも手動チョークときた(笑)



コレに組み合わされるミッションは、全車に5速マニュアル、そしてFFに4速オートマ。

特に4駆のマニュアルは、デュアルレンジという副変速機を搭載していて、どうやらコレがこのクルマの魅力的な要素となるようです(*‘ω‘ *)

Lo/Hiレンジがあるので、実質10速マニュアルのような感じになります♪

なので、Loギアに選択してダートラなんかに出ると重宝するという…。

足回りはフロントがストラットで、リアがセミトレの4独!

4駆グレードには油圧式ハイトコントロールが装備され、Hiモードで地上高が30㎜アップ…つまり210㎜とやたら高い(笑)

そうだ…サイドブレーキは昔のスバル車らしく、前2輪です(^_-)-☆

ソレにホイールのPCDが確かこの時代のスバルは140㎜とやたらと大きいんですよね…だから履けるホイールが中々無い…(泣)



装備としては、クーペなのに珍しくサブトランクがあります!!

いや…もうコレは単純にツーリングワゴンをクーペにしただけのようなクルマって気もする(笑)



他に目立つ装備としては、純正でMOMOステがあるって感じでしょう。

恐らくコレもホーンパッド外すと例のが出てくるんでしょう(笑)



で…グレードはこんな感じで。

・ST…(5速MT/4速AT)

クーペで一番ベーシックな仕様で、唯一のFF。オートマが選択可能♪
スバル関係者や、付き合いのあるセールスを通し、奥様用に買いそうな仕様。

■STの主な装備
・セミコンシールドワイパー
・リアワイパー
・ソフトウレタンステアリングホイール
・デジタル時計
・AM/FMマルチラジオ+2スピーカー
・灰皿照明
・チョーク(MT車)
・ツィーディトリコットシート
・フットレスト
・防眩ミラー
・トノカバー
・サブトランク
・フロントスタビライザー
・パワーステアリング
・175/70SR13タイヤ

△STの主なオプション
・フェンダーミラー
・大型エアダムスカート


・ST 4WD

4駆グレードは副変速機付きの5速マニュアルのみ。

■STにプラス、またはグレードアップする装備
・ボディストライプ
・リアマッドガード
・燃料残量ウォーニング
・油圧式ハイトコントロール


・RXターボ

最強グレードになりますね…当然4駆の5速マニュアルのみ。

■ST 4WDにプラス、またはグレードアップする装備
・カラードバンパー
・サイドプロテクター(レッドモール)
・大型エアダムスカート
・エアフラップ
・電圧計&油圧計
・チルトステアリング
・ターボブースト表示ランプ
・チェッカーモケットシート
・4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ
・前後スタビライザー

□ST 4WDより省略される装備
・リアマッドガード
・AM/FMマルチラジオ+2スピーカー
・油圧式ハイトコントロール

自分でしたらRXターボ一択ではあります(笑)

さて…そんな3代目レオーネクーペですが、このクーペ登場から僅か半年足らずで、何とフルタイム4WDのRX/Ⅱが出ちゃうんです…(苦笑)

当時の国産車では珍しいフルタイム4駆に副変速機付のミッションで、一部のダートラ好きの方には愛されたマニアな1台になる訳ですが…。

なんかアレを見ると、このRXターボを購入しちゃった人が気の毒な感じもする(爆)

で…最終的にこのクーペは初代レガシィが登場する1989年まで販売される訳ですが、レガシィにクーペは無かったので、そう考えるとダートラ系スバリストには貴重な1台だったのかもしれません…。

結局この手のダートラ出来ちゃうスバルのクーペは90年代末にインプレッサWRXが出るまで10年程度待たないといけませんでした…けど4枚のインプレッサでも十分な訳ですが…(苦笑)

う~ん…恐らく80年代半ばだと一定の支持はあったんでしょうね…(^_^;)

ソレこそインプレッサが登場した後の未来からの視点で見ちゃうと、どうしてもインプレッサのスタイルや動力性能に目が行きがちで、コッチは本気で影の存在って感じになっちゃってますが…(苦笑)
Posted at 2023/08/26 18:13:15 | コメント(8) | トラックバック(0) | カタログ~スバル~ | クルマ

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