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2021年10月05日 イイね!

続・女子力ばかりの代車選び スズキ アルトラパンSS



今回、代車としてアルトラパンSS(以下=ラパンSS)を借りる機会があったので、以前掲載したノンターボモデルにやや加筆を行うような内容で以下に残しておきたいと思う。

以前掲載したノンターボモデルに関してはコチラをクリックして欲しい。


■概説

2002年にスズキが主に若い女性をターゲットに販売を開始した軽自動車がこのアルトラパンである。

内外装にややレトロチックなデザインを施し、各部に生活雑貨をイメージさせるパーツを装着させる事により、登場するや瞬く間にスズキの目論見通りラパンはそれなりのヒットを生みだした。

モデルチェンジと共にターゲットユーザーが変動しがちな日本車としては珍しく、ラパンはその後も2度程のモデルチェンジを行いながら現在もターゲットユーザーはそのままに進化を続け、メルツェデスのように独自のキャラクターを築いているのが特徴である。

その歴代ラパンのモデルライフにおいて、初代にだけ異端児とも呼べるモデルが存在する。

それこそが今回借りた「SS」というスポーツモデルである。

このSSは2003年の2型と呼ばれる一部改良時に追加されたものであり、それまでは可愛らしさを問われたモデルの中に突如現れたとてつもないオテンバ娘なのである。

■パッケージング、スタイル



全長×全幅×全高=3395×1475×1495mm、ホイールベース2360㎜。

ボディは5ドアハッチバックのみ。

今回のラパンSSは代車と言えど代車にあらず、通常のお客に貸し出すことはまず無く、顔馴染みのみになっているようである。



上記により、このラパンSSは数々のモディファイが加えられており、まず目に付くのは後期型のLグレードに用意された専用のフロントグリルへと交換されている。

通常ならメッシュグリルで精悍な表情のラパンSSだが、これだけで一気に気品が上がったかのように見え非常に好感が持てた次第である。



リア回りを見た感じでは通常モデルのラパンと何ら変化の無いスタイルである。

各ピラーが天に向かってまっすぐと延び、各グラスエリアが広く取るコトが可能となっている。

しかし、乗り込めば分かるが一体そこまでの室内高を必要としたのだろうかと思う程に頭上に余裕が残ってしまう。

やはり、ピラーが立っていることもあり、空気抵抗は大きめなのだろうから、以前述べたとおりで計算こそしてはいないが燃費はやや悪い傾向にあるのだと思う。



フロントフェンダーにはチェッカーフラッグのマーク、その横に赤いSSの文字が並ぶ。

筆者は視聴したことはないが、決して「二の呼吸、兎の舞」などと先取りした訳ではなく、あくまでレーシーな雰囲気を取り入れたものだ。

ところで、このラパンSSの「SS」とは一体何の略なのであろうか?

ルーツを辿ってみると、フロンテSSの場合は(ストリート・スポーツ)のようなので恐らくそれに倣ったものであろうと推測する。

ふと気になったのだが、アルトはイタリア語で「秀でた」という意味で、ラパンはフランス語で「ウサギ」という意味、そして英語で(ストリート・スポーツ)となり、実に車名だけで3ヶ国も混合するのである。

いかにも滑稽な感じがしなくもないが、思い返すとそのような車名は世界中に星の数ほど存在するので、そこまで違和感を抱くものでもないのであろう。



ドアミラーはややクラシカルな印象を抱く砲弾タイプの形状となっている。

雰囲気だけなのかもしれないが、このような遊び心は嬉しいし、何よりSSの雰囲気に非常にマッチしている。

それでいて視認性も十分なものである。

■インテリア



さて、このSSは通常のラパンと違い、専用のハイバックタイプのバケットシートが前席に装備される。

このシートはどうやら通常モデルよりも僅かながらヒップポイントが下げられているようだ。

やや低位置で着座し、気持ち立ち気味のステアリング、そしてこれまた立ち上がったピラーの位置関係から、幼少時に体験したローバーミニのような感覚を彷彿とさせた。

イタリアン且つフレンチな車名にアメリカンなグレード名、ソコにブリティッシュなドライビングテイスト。そんな日本車である。これで5か国だ。



インパネはSS専用でシルバー塗装されている。

本来、塗装が剥がれた際のみすぼらしさを嫌い、筆者はこのようなシルバー塗装を嫌う傾向にあるが、このクルマにはこのシルバー塗装が実にマッチしている上に、円形のフルシャットベンチレーターがまたこの雰囲気をより一層良いものにしている。



メーターも専用のSSが入ったホワイトメーターで、更にその右には通常モデルでは時計が入る部分にタコメーターが装備されており、レーシーな雰囲気を一段と盛り上げている。

但し、時間は分からなくなってしまうが。



タコメーターの右には、オーナーの好みでHKS製のブーストメーターが綺麗に装着されていた。

踏み方にもよるが、おおよそ2000回転からブーストが立ち上がり、最高で0.8キロのブーストが掛かっていた。



ステアリングコラム左側にはコラム式シフトレバー並びにワイパースイッチが装備される。

ワイパースイッチはフロントが間欠時間無段階調整式、リアが間欠式とこの時代の軽自動車としては結構豪華な物が装備される。



エアコンパネルはシンプルながらも扱いやすいダイヤル式の機構で、直感的に扱うならこれが一番であろう。

但し、欲を言えばもう少々上に位置した方が操作性は上がるのであろうが、見た目のバランスも考慮してこのように配置されたのであろう。



そして足元に目をやると、カップホルダーが装備されているのだが、こいつがなかなかに凝っており、前方のフタを開くことにより、なんともう一つのカップホルダーが出現するのだから大したものだ。

さらにこいつは当たり前のようにリアシートの乗員用にも備え付けられているのである。




助手席側にはグローブボックスとは別に引き出し式の収納が装備される。

通常のラパンではやや可愛らしい演出で中々のものだと思ったが、これがSSになると特段この装備について何も思わなくなってしまった。

前回指摘した建付については今回のSSでは気にならなかったので、推測ではあるが個体差によるバラツキだと考えられるフシがある。



リアシートに関しては前回のラパン同様。

但し、今回のSSはリアシートバックが分割可倒式になっているのが違いではある。



室内には一通り目を向けたので、今度はラゲッジスペースに目を向けてみようと思う。

昨今の軽自動車は室内の広さを各社アピールする傾向にあるのだが、それはラゲッジスペースを犠牲にしたスペースユーティリティでだと思っている。

ラゲッジスペースを犠牲にした結果、広大なリアシートスペースを設けたのは、メーカーの目線で見ると大いに結構なのかもしれないが、反面、後面衝突時の際、リアシートの乗員の頭部障害について考えているのかについては大いに疑問だ。

その点、このクルマはまだまだ言葉通りのラゲージスペースを占有しており好感が持てるのである。

この内容は前回の内容をコピー&ペーストしただけなので実に手抜きだ。

■ドライブフィール

この車両に搭載されているエンジンは以下の通りである。



K6A型…直列3気筒660㏄12ヴァルブツウィンカムターボ、64馬力10.8kg-m。

元々は女性向けのコミューターとも言えるラパンにスズキはアルトワークスから継承されるツウィンカムターボを与えて過激な方向へとシフトした。



これにコラム式の4速オートマチックが与えられる訳だが、相性は抜群とは言えず、出足でヨッコラショとワンテンポ遅れて走り出すのである。

無論、ターボということもあり圧縮が低いので出足は尚更つらい。

これは以前ドライビングする機会のあった5速マニュアル仕様では感じなかったことだから恐らくオートマチックの1速ギヤ比に要因があるように思う。

しかし、2000回転を超えた辺りからブーストが掛かると中々の加速をするので、この辺りは通常のラパンとはまるっきり話が違ってくる。

とくにこのクルマの気持ちがいいところは、40キロから60キロ辺りでの追い越し加速で、この辺りが一番のファンなところではある。

但し、それ以上になるとやはり立ったピラーも関係するのか、加速はそれなりとなってしまい、取り分けこのオテンバ娘には、ストリート・スポーツという言葉がまさに間違いないように聞こえてくるだろう。



足回りにはTEINの車高調が組み込まれている。

この車高調の動きとしてはとかくしなやかであり、前席に乗車する分に関しては路面からの入力を適度にいなし、非常に気持ちの良い仕事をしてくれる。

しかしながら、リア側に関してはフルストロークする前に気持ち大きめの入力で早くも強烈なバンプタッチをしてしまう。



理由としては、前後に装着されたBBSのホイールにブリヂストンのプレイズ、165/50R15の組み合わせが関係している。

あくまで見た目のバランスに拘った今回のクルマは、その見た目と引き換えに大きめの入力時にホイールハウスとタイヤが接触してしまう懸念に見舞われた。

そこで、リア側に関しては接触する前に早めのバンプタッチで事を済ませるように手が加えられているという訳である。

よって、後席の乗員はリアからの大きな突き上げに肝を冷やす場面もあるだろうが、このような代車を借用させて頂くだけでも十二分に贅沢な事だから、そのような些細なことを気にするのは全くもってナンセンスなのである。

故に、この痛快な代車はこれらの事情、扱いを理解した者にだけ貸し出すようにしているのだそうだ。ごもっともである。

■結論



概要で述べた通り、このラパンSSというクルマはラパンシリーズきっての異端児であるのだが、このラパンSSに心を熱くするファンは未だ持って多く存在している。

思うに、和製ミニと言えるような独特の着座感やターボが効きだしてからの痛快な加速が人々を虜にするのだろう。

この車両から漂う愛嬌もしかりである。

そんなことを思いつつ、現行のラパンを目にしてみるとこれがどうも筆者にはパッとしない。

人の好みは十人十色なので、現行ラパンのスタイルが好きな方も当然多く存在する。

しかし、私的には現行ラパンの車両を囲むように無塗装樹脂のプロテクターに覆われているあの姿にどうも好感を持てない。

いつからどの車種を起点に採用され始めたか定かではないが、元々「〇〇クロス」や「クロス〇〇」等のSUVチックな車種にワイルドさをアピールしたいのか、無塗装のオーバーフェンダーが採用されだして今日に至っている。

そしてなぜだか現行ラパンはチャーミングな外観になぜだかSUVチックな無塗装のプロテクターを纏ってしまった。

更に時は流れ、今やプレミアム系SUV等が無塗装では経年劣化でシミになるのを嫌ったのか、はたまた安っぽく見えるからなのか、カラードのプロテクターを設定したりしている現状がある。

そして次期ラパンがどうなるのかは分からないが、ひょっとしたらこのプロテクター類をカラードにしてくるのかもしれないと思うと実に滑稽でならない。

そのようなマッチポンプな改良等行った場合、最初からそのような物など付ける必要はまるでなく、ただのフェンダーで問題無かったということになる。

今後のラパンに期待したいところではあるが、とりあえず現状はアルトワークスが存在する限り、ラパンというブランドネームにSSという存在はもう2度と出ないだろうと思っている。

そう思うと実に貴重な1台だと言える。
Posted at 2021/10/05 03:41:48 | コメント(9) | トラックバック(0) | インプレッション | クルマ
2021年09月25日 イイね!

食べて駆け抜けて。




どうも(^^)v

気付けばアップに1週間掛かってしまった…(汗)

今回は先週土曜日の模様を…。



そうそう…プリウスPHVのビンボーランプがとうとう点灯してしまいました…(汗)

思えば2021年1月30日に給油…約8か月で満タンから8692.6㎞走りました(爆)

普段の通勤は全て自宅ソーラーからの充電で賄いますし、休日も充電がゼロになるまではオールEV走行…出先で電池残量がゼロになればがHVで帰宅という使い方。

そりゃ減りませんって…(苦笑)

燃費はリッター211.96km(笑)

充電代も月2000円位だと思うので、ガソリン入れても月1100㎞走って交通費は2500円位かと。




で…2週連続で月乃たこやきを食べに行くっていう…(爆)

前回は行橋のドンキでしたが、今回はひびきのってコトでまだ比較的近い♪



今回はポン酢マヨで♪



相変わらず安定の美味さです(^^)v



カミさんはブラックペッパーレモンにしてましたが、コレもサッパリしてて美味しかったですねぇ(^^)v

ってコトでまたリピートしましょうかね。

その後は買い物へ行き、カミさんのご機嫌取りをした後に家へとほっぽり投げて一人河内へ…。

いつもの面々が集まってるってるから顔出しで行ったものの、肝心の写真を殆ど撮ってないっていう…(苦笑)

そんな中、めいふぇあ氏のニューマシンに乗せてもらう訳で。




BMW 5シリーズ ツーリング♪




2015年式の523dツーリングラグジュアリーってグレードになります(^^)v

23dなんで…

つまりディーゼル♪

23だけど排気量は2000㏄…2000㏄の排気量で2300㏄相当のパワーがありまっせと。




シートは本革で、着座感や生地の触感は極めて上々♪

自然で違和感がありません。

チョット意外だったのはこの手の欧州車の割にドア開閉の操作感が日本車的。

しっかりした節度はあるものの、軽いんですよね(^^)v

各スイッチ類の配置はいかにもBMWに何回も乗ってたら違和感を感じないいつものトコにいつものヤツがいる感じです。




現車はパノラマルーフ装着車でしたが、2分割の前方ガラスのみが開閉可能。

尚且つガラスがルーフ内に引き込まれるインナースライド式。

ルーフデフレクター部にはメッシュ素材を採用してまして、最近のこの手のパノラマルーフ車ではよくあるメカニズムとなっています(*'ω'*)



今回の523dツーリングラグジュアリーはパワーバックドア装着車。

室内側スイッチはインパネロアよりさらに下のカウルサイドパネルに…

しかも結構スイッチが小さく、やや慣れが必要ではあります…(^-^;

しかしながらこのパワーバックドアの出来がかなりいいですね(^^)v



パワーバックドアは室内スイッチ、バックドアスイッチは勿論、バンパー下にキックセンサーが組み込まれておりまして、足をバンパー下に振りかざすだけでバックドアがスーッと…スーッと開くんですよ!!

センサーの反応も早いし、開閉時のモーター音もかなり静か…アウディA4アバントもこんな感じでしたが、この辺りの装備って最近日本車の方が質感で負けてます…(汗)

ココ1年位で出てきたクルマとかでやっとこの2015年のレベルに追いついてます…えぇ。

バックドアについたカーテシランプも安全性を配慮した配置でイイですね♪

ソレとヒンジの処理…キレイにビルトインしていて荷物を痛めません。



ラゲッジスペースはかなり広大♪

洗車道具も余裕ですね(^^)v

更にトノカバーにはパーティションネットも装備されてまして、ヘッドライニングに数か所装備されたアタッチメントにカチッと装着するだけの簡単設計。



おぉ…ガラスハッチまで(笑)



しかもガラスハッチはウェザーストリップが下面以外バックドアのウェザーストリップ兼用という合理設計!

綺麗に水を外に流し出すんでしょうね…面白い設計だったんで撮影。

明日見れそうだからまたチョット見せてもらおう。

誰得なんだこの内容??



エンジンはこんな感じで。

・N47D20C…直列4気筒2000㏄ディーゼルターボ、184馬力、38.7kg-m。

写真にある「ツインパワーディーゼルターボ」…調べたらツインターボでは無くって、直噴と可変ターボの2つの技術を組み合わせたって意味らしい…(^-^;

通りでタービンの段付き感とか全く無い訳だ…(笑)

最大トルクは1750~2700回転まで最大トルク維持のフラットトルク型。

確かに常用域~中速域でのコーナーの立ち上がりとかで加速フィールがやたらイイ訳ですねぇ♪



今回乗った場所は全幅1800㎜もあると結構キツイ場所ですが、ソレでも取り回しが良くて舵を入れた分だけ素直にハナが入って曲がって行きます♪

しかもディーゼルがウルサイは過去のモノで、もうかなり気にしないと分からん位静かです♪

8段ATもショック無くてですね…リニアで気持ちイイですねコレ(*'ω'*)

最近低ダストのパッドにしたようですが、調子乗って加速すると少々コワイですね…コーナーの進入角度とか読み誤ってオーバースピード気味で進入しちゃった時とか結構踏み込まないとややツライ。

その他には歩行者検知等の各種安全装備も充実…

実際に歩道の無いトコで脇を歩いていた歩行者に感知して警告灯出てましたね♪

いいなぁ…最近日本車ってSUVばっかりでこういうツーリングワゴンがホントに無いんですねぇ…(泣)

しかも5シリーズツーリングは走りは当然で、ワゴンの要となる荷室の造り込みがコレだけイイと…(^-^;

前から思ってるんですが、レクサスも日産もこの手のLクラスワゴンを出せば意外と海外でも受けるんでないのでは??

なんて思ったりもしますが…(^-^;

やっぱりBMW、アウディ、VW、ココ2年位のベンツ…この辺りイイですね~。

メモ:定年後にドコかで外車を何かしら所有する。

あ…そうそう…話は全然変わって金曜日にワクチン1回目打ちました…(汗)

左腕が痛い~上がらない…(汗)

モデルナでしたが、他は今んトコ何も変化なし。

ソレと預けてたローレルも取りに行きましたよ(*'ω'*)

コッチは夜で写真がマトモに撮れなかったのでまた改めて…。

ではまた(*'▽')
Posted at 2021/09/25 23:51:56 | コメント(8) | トラックバック(0) | インプレッション | クルマ
2021年09月06日 イイね!

レッツ陸上巡洋艦♪



どうも(^^)v

今回は先週日曜日の話題を…。



え~とうとう…とうとうですよ…

初回車検が来た…(汗)!!

気付けば「本当に購入されるんですか??」と言われながら契約し…。

「マジで新車買ったの??」

と…周りの誰もが購入を信じてくれなかったプリウスPHVに乗り始めてもう3年が経ちます…我ながらあっという間過ぎて驚きます。

購入当初は初めての新車ってコトでテンションも上がってましたが、購入1年経つ頃にはぶっちゃけ愛着もクソも一気に失せて買い替えたいモードが発生しておりました。

で…今年の初めにホイールとタイヤ換えて、やっと自分のクルマ感が出てきました(爆)

気付けばなんだかんだで結構気に入っております…EVならではの楽しさと接し方がやっとこさ分かってきております←スゲェ遅い

3年で48000㎞…気づけば過走行。

正直、古いクルマがもう1台欲しいモードが出てなくは無いものの、現実問題そうは言ってられないし、最初から乗り潰す覚悟で買ってますので、EVバッテリーが死ぬまでは乗るつもりです…(恐らくEVバッテリー死ぬ頃には、バッテリー交換よりもPHVの中古の車体のが安いだろうから、同じ青のPHVでローレルのように乗り継ぐ)。

または、今度出るレクサスNX450h+が欲しいので貯金します…

恐らく10年も貯めれば初期モノの低走行中古がそれなりの値段で購入出来るでしょうから←いつの話だ??

さて…そんな未来予想図Ⅱを描きつつ、ブレーキランプ5回点滅させて初車検のサインをしながらディーラーへ行きました。

なんでも今は1日どころかその場で待ってりゃ3人がかり担当して車検終わるんですって…(汗)

で…待ってる間に担当の営業さんがやって来られまして…

「試乗行きませんか??来られた時に一緒に行こうと思ってたんですよ(^^)v!」

まさかのドライブでございます(爆)


そういえば最近新型アクア出てたから気になってたんですよね♪

















ランクル300だ(爆)

ってコトで今回はおよそ14年ぶりにフルモデルチェンジ…今年シリーズ通して70周年を迎えましたランドクルーザーでございます♪




今回試乗したのはガソリンの3.5ZX。

GRスポーツを除き、通常モデルの中では一番高いヤツになります♪




ちなみに写真はまた先程のフロントマスクに戻りますが、ボディ側面をよく見ますと、最近の他のトヨタ車と違い、サイドにムダなプレスラインが無かったり、フェンダーアーチよりも突出した部位が全然ないのです…ほぼフラット。

このランドクルーザー300のコンセプト

「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」

つまり山岳地帯やら河川、泥濘地、森林帯やら色々な生命の危機に満ちた場所へ行くクルマですので、変に気取って装着された外装の突起物で引っ掛かって帰って来られないようではクルマの性能として失格な訳です。

ってコトで変にウネウネしてません…運転席からドアミラーで見てもボディ側面はキレイにフラットで実に車幅感覚が掴みやすい。

トヨタは分かってやっている訳です…他のクルマでもやってよと言いたいけど。



だからインパネも変にカーブを描いてません…水平基調でとにかくフラット。

各種スイッチ類は全て物理スイッチ…そして大柄な人や手袋を装着した人でも簡単に操作出来るようにスイッチ類が大きいのです(^^)v

だって運転中にタッチパネルが故にスイッチに目が行ってる最中に、気付けば車体は崖下に真っ逆さま…なんてのもゼロじゃないですし、寧ろ普段の運転でも手探りでスイッチを扱えた方が目線が逸れずに大変好都合な訳です。

なので、個人的にはほぼタッチ操作になったゴルフⅧに疑問を感じちゃうのです…

だからランクルは…トヨタは分かってやっている。他のクルマでもやってよ…。



そしてランクルと言えば陸の王者でありつつも、盗難率も悲しいかな王者の部類だったりします…(泣)

ソコでランクル300はトヨタ初の指紋認証スタートスイッチを採用しています♪

勿論コチラは試乗車なので指紋登録してません…だから自分もスタートOK(笑)




少々分かりにくいですが、ランクル300にはマルチテレインモニターという、主に不整地で使用します下回りを映す機能があります♪

この写真もそうなんですが、CGのフロントタイヤは停止線に乗ってます。

車体前方は緑の枠、下回り…つまりSTOPの文字は車両床下です!!

カラクリとしては、車両が前に進むと、フロントカメラで撮った映像がドンドン繋がって合成されて行く訳です…雑巾がけで前に進むと水の筋がサーッと出来て直線となって跡に残るような感じ。

コレは実際に体験すると感動しますよ(^^)v



ちなみに今回の車両はオプションの後席モニター付き。

後席モニターで17万円だったか…。

モニターも…ですが、ソレに加え従来のシガーソケットにUSB端子が
2口、更にはHDMI端子まであります…最近ホントこの辺りが凄い!

シートは当然前後共にゆったりとしながらも体はしっかりと支えます。
要求性能が非常に高いクルマなのでゴマカシが効きません。



何気にこういうところに気配りが行き届いてるなって思ったのは後席からこのボタンを押すと前席のコンソールボックスを開くコトが出来ます♪

オプションで冷蔵庫も装着可能。



で…今回のランクル300は一部を除き、ガソリンが7人乗り、ディーゼルが5人乗り。

3列目シートは電動格納付き。



エンジンフードを開けますと、通常のクルマと同じく風切り音低減の為の機能を持たせたウェザーストリップ。

そして、エンジンフード全周に渡りウェザーストリップが配置されます。

コレは推測ですが、恐らく渡河時にエンジンルームに極力水が入らないようにする、又は砂漠地帯での防塵も兼ねているのではないかと思います。



搭載されるエンジンは以下の通り…。

・V35A-FTS…V型6気筒3500㏄ハイメカツインカムツインターボ、415馬力、65.0kg-m。

コレに10速ATが組み合わされますが、基本的にエンジンは現行のLS500と同じ。

細かいチューニングやらエンジン特性は変わりますし、排気系からして違うでしょうから何とも言えませんが、少なくともLSよりもエンジンの音質はイイかと♪

LSは初期モノしか知りませんが、低音が濁ってて全然らしくない…そしてウルサイ。

試しにグイッと踏んでみましたが、5500回転まで結構な速さで回転は上がるものの、いかんせん車重が2.5tあるので加速Gは思った程でも無い感じ。

一瞬しか踏んでないのでなんですが、恐らくそのまま踏み続けると高速域はかなりパワフルなのではないかと思います…グワーッと加速が高速域まで伸びるハズ。

やっぱり低速トルクがこの手は欲しいのでディーゼルの方がキャラクターにはマッチしてるかと思います。

それとやっぱりツインターボだろうがなんだろうが、排気量がモノを言いますね…LX570の方が出足で引っ張る感じが強力。

しかしながら、ランクルってユーザーの使用方法によっては世界的にシビアな操作が要求される場面が多く(そりゃそうですね…)、変にスロットル特性をゴマカシてエイヤッ!!なんて飛び出てオラオラ運転になるような動きではたまったもんじゃありません…(苦笑)

寧ろ超低速域でジワジワとアクセルコントロール出来る位の躾の良さの方が大事。



ちなみにステアフィールは抜群で、今では珍しいけど、信頼性抜群の油圧パワーステアリングに、操舵支援用の電動モーターを組み込んだハイブリッド型。

機構としては恐らくボールナット…ってかボールナット。

最初の切り込みのダルな感じはまさにソレでして、鼻先が咄嗟に動きません。

寧ろコレだけ重いクルマがクイックに動かれても困ります。



LLCはインタークーラー用とエンジン用で2つのリザーバタンクがありました。



それとランクル…伝統のフレーム式でございますが、今回最適化により(確か溶接方法が特殊)200kg位軽くなってるようですね(^^)v

乗り味も昔ながらのトラックのようなブルブルは…ありません(笑)

ただ…路面のゴツはそのままタイヤ→フレーム→ボディとキレイに入力がそのまま入ります。

ってか路面の状況が手に取るように分からないと寧ろ怖いので、このクルマはそうじゃないといけませんし、快適にしたいならAVSの特性をコンフォートに切り替えますと気持ち程度ですが、街乗りは誤差範囲で多少快適になるかと…(^-^;

とにかく最新型ですが、その走り&機能は凄く基本に充実!

今時のクルマにしては珍しく運転してる感覚が分かりやすいクルマです♪

大きな車体に命預けて動いているんだ感が凄い。

ちなみに営業さん曰く現在3年待ち(爆)

今注文しても納車は2024年ですね…(汗)。



ってコトで試乗してたら車検終わってました…(汗)

今回は初回車検ってのと、環境なんちゃら車なので…

重量税免除です(笑)


なので車検は激安。


コミコミ11万円になりました♪








高けぇし`;:゛;`(;゚;ж;゚; )ブフォォ!!


ちゃ~んと理由はしっかりとあります…決してボッタクリに合った訳ではない(笑)


コレ…一体に何にそんなに掛かったかはまた改めて話題とさせて頂きます。

ではまた。
Posted at 2021/09/06 05:07:53 | コメント(5) | トラックバック(0) | インプレッション | クルマ
2021年05月09日 イイね!

コンパクトSUVを愉しむ。



どうも(^^)v

今回はGW直前の週末の話題を…。

コトの発端はディーラーから来た1本の電話~。

「プリウスPHVを購入希望のお客様がいらっしゃるのですが、ボディカラーにスピリテッドアクアメタリックがいいらしくって…。」

その後の話を伺うと、どうやら試乗車が無いとのコトで、ウチのクルマを代わりに見せたいと。

いいんか??アレで(爆)??

とりあえずアレで構わないようなので、ディーラーに小一時間預けるコトとなり…。

その間に乗ってきますか??


あ…じゃあ…。


ってコトで乗ってみました。

先日のセラのブログで気になって…という訳ではなく、たまたま試乗車に乗ったコトの無い車種だったので…




ヤリスクロス♪

最近のトヨタ車としては、グリルの開口部が気持ち程度狭いのと、ヘッドライトの形状やインナーの黒基調から、ロズウェル事件の宇宙人っぽいフロントマスクでございます(笑)



グレードは最上級グレードのハイブリッドZの2WD。

このクルマに乗る前に事前に下調べもそんなにしてなかったので、ほぼ詳しくないまま乗ってます。

どうやらオプションは色々付いてる模様。

そういえば、個人的な疑問ですが、SUV系モデルの流行りでフェンダーアーチのプロテクターやら無塗装の樹脂だったりしますが、手入れって皆さんどうされてるんでしょうか…(^-^;??

アレって新車時は良いけど、経年劣化で絶対色褪せたりするじゃないですか…。

プリウスもリアバンパーの下側が無塗装なので、最終的に白化するだろうと思い、モデリスタのエアロを組みました。



インパネは恐らく…ですが、ヤリスのそのまんまですよね。

よって使い勝手もまんまヤリスです。

ヤリスからの買換え、又は増車した場合は馴染みやすいでしょうね(^^)v



さて…このクルマで今回1番気になったのがこのシート。

乗り心地やドラポジ云々はヤリスと遜色無く…
寧ろヒップポイントが高くなって視界良好♪



が…ヤリスには無かったこのパワーシートが…(汗)

どうやら1モーター式だそうですが、作動音が大きい上に音色が濁ってて…(汗)

そして新形状のスイッチがとにかく使い勝手が悪い…(泣)

どれをどう操作したらいいのか本気で分からなくなります。



運転席に座るとヤリスクロスと言うだけあってコレまたヤリスとほぼ変わらない感じ…。

ただ、ヤリスとメーター形状が違いますね…1枚物のフル液晶。



インパネ中央には最近のトヨタが順次推してるディスプレイオーディオ。

コレで確か9インチ。

画質は良いけど、SDやCD/DVDのメディアのスロットが無いのは毎度困ります。

ストリーミングオーディオ前提なのは時代…なんでしょうか…。



その下にはエアコンパネルにシートヒーター、そしてUSBスロット。

USBスロットがこの辺りにあるのは便利ですよね(^_-)-☆

この下のポケットにスマホをドカンと手探りで放り込みやすいですし♪



シフトゲートはHVモデルでも分かりやすい昔ながらのストレート式。

そしてオプションのアドバンスドパーク(自動駐車アシストですね)が装備されてましたが、ヤリスHVと比較して駐車精度が若干落ちてるような気がします…ヤリスとの全長差や天候の差もあるのかもしれませんね…(^-^;



運転席インパネロアの右側になります。

左上から順に、パワーバックドア、TRC、パノラミックビューモニター、AC100Vメインスイッチ、ステアリングヒーター、オートハイビームスイッチになります。

ステアリングヒーターはオプションですが、冬場は本当に重宝します♪



リアシートはヤリスより居住空間がアップしているものの、ソレでもやや狭い…でしょうか…(^-^;

それでもレクサスUX200よりは広いですね…アッチはホントに2by2みたいな。

リアシートは4:2:4の可倒式…4人乗車の際はセンターシートバックを倒すと後席用カップホルダー兼簡易アームレストになりますね(^^)v

また、センターシートベルトのアンカーは天井からではなくシートバック組込みなので、使い勝手はモチロン、運転席からの後方視認性も向上します♪



ラゲージはこのようにジオニックトヨタのゴルフバッグがスッポリ(爆)

荷物はこのクラスとしては載る方じゃないのかと思います(^O^)

但し、ピラーの傾斜が大きいので、上の方はソコまで積めません。



バックドアはオプションのパワードアロック付…予約ロック機能もあります♪

自分はひょんなことから最近しったんですが、このバックドアの左のボタンを数秒間押し続けると4回「ピーッ」と鳴って任意の位置でメモリー出来るんですね(^^)v

自宅駐車場の後部のクリアランスが無いって人は重宝しますね♪

やっぱり全開がイイやって人は、この4回「ピーッ」が鳴ってもボタンを更に押し続けると、更に2回「ピーッ」って鳴りましてソコで解除となります(^O^)

こういう細かい演出は昔からウマイなぁと。



コアサポート等の骨格はほぼほぼヤリスと共用のところも多いんでしょうね。

フード裏を見ると、キャッチ部分がこのように嵩上げしてます。

コレがイイとか悪いとかではなく、気になったので(笑)




搭載されるエンジンはこんな感じで…

・M15A-FXE…直列4気1500㏄ハイメカツインカム、91馬力、12.2kg-m。

HVなんでコレに1NM(80馬力/14.4kg-m)のモーターが組み合わされます。

車両重量こそ1190㎏もあり、結構重いですが、モーターのトルクも相まって出足で過不足なところもないですし、傾斜の大きい坂でも3気筒エンジンのパンチがあるので、実用域では不満の無い性能ですね♪



但し、このプラットフォームにこの重量、更に18インチのタイヤはスペックオーバーな感じですね…(^-^;

低周波の振動がフロアに伝わってきますし、タイヤは路面のザラツキをモロに拾います…(^-^;

恐らく16インチのグレードの方が快適なんじゃないかなと。

それにしてもトヨタはウマイところを突いてきます。

CH-Rじゃ大きいけど、ライズだとやや物足りない…(汗)

なんてなった時にライバルメーカーでパッと出て来るのはキックスとクロスビー(ちょっとコッチは路線が違うか?)。

つまりは他に選択肢がそんなに無い…。

ソレでいて、昔からのクルマ好きの目線で言えば、明らかにコストダウンを感じる場面は多々あれど、クルマに興味の無い、普段の生活手段として購入する人にとっては、装備に抜かりが無くて、便利な機能がオプションでも沢山付けれちゃう。

ディーラーは、販売ラインナップにライバルの少ないクラスの人気SUVが加わり非常に売り込みがしやすい。

チョットこれまた最近思ったことがありまして、多少のプラスチック部品や目に見えるコストダウン、昔のクルマよりも目立っているロードノイズやNV性能なんてのを気にしてるのはほんの一握りであって、実際の購買層は便利でオシャレに感じればそれでいいのだと…(^-^;

昔のトヨタの経営の神様はこう言った。

一にユーザー。
二にディーラー。
三にメーカー。

あぁ…なるほど…上手いコト言うなぁと。

ある意味マニアックにクルマを作り過ぎるとこのピラミッドが崩壊してしまい、どうもこうも行かなくなるメーカーがあったりする(だから無くなったメーカーも沢山ある)

トヨタって確かに面白味が無いと言いますか、ドコか平凡で走りの磨きが無いと言いますか、変に凝ってないと言いますか…。

とにかくマニアック感が少ない。

ある意味トヨタはその辺りでイイ意味で万人向けに味付けをするから長年トップメーカーを貫ける訳なんだと思った訳ですねぇ…(^-^;

当たり前のコトのようで意外と気付かないそんな話な訳ですが。

そう考えるとヤリスクロスって実に上手いところを突いたクルマだと思った訳です。

現に売れてますしね(笑)

自分の現在のライフスタイルではチョット異なりますが、こんなクルマもあるんだなと思った次第です。

なんか締まりが悪いですが…





ではまた。
Posted at 2021/05/09 23:54:48 | コメント(6) | トラックバック(0) | インプレッション | クルマ
2021年05月04日 イイね!

未知への翼の愛を見に行く。



どうも(^^)v

今回は1週間チョット前の話題になります。

キッカケは4月上旬にみん友さんの桂秋さんから来たLINE…



あら…画像にしてみたら分かりにくい…(爆)

まぁ…とにかく北九州58ナンバーのとあるクルマを手放されるというので、購入検討で下見に行きませんか?

と言う内容。

こんなやり取りがありまして、4月末の土曜日に北九州某所へ向かいました。


見に行った車種は…



トヨタ セラ♪

価格はセラの最近の相場を知ってると破格値ではあります。

平成4年式のスーパーライブサウンドシステム装着車になります。

見た目は結構キレイですよね(^^)v



気になるオプションとしましては、ガルウイング上部のサンシールドデカール。




そして、リアウインドウガラス上部にもSERAのデカールが付いております♪

で…今回のセラはどのようなオーナーさんなのでしょうか??



オーナーさんは平成11年にディーラー中古車で購入された女性の方でした。

余談ながら購入されたディーラーはなんと我が家がPHVを購入したところ(笑)。

コチラのオーナーさん、22年に渡りセラを所有されておりますが、決してカーマニアの方という訳ではなく、このセラが昔から欲しかったから購入し、共に日々を過ごしていたら22年が経過した…と。

ですからメカに精通された方でも無ければ、ネットでオーナーズクラブに入って云々でも無く、「天然オーナー」さんとなります。

しかし…拘りはとても強い!




「元々は福岡市内にあったターコイズのセラを検討していましたが、ディーラーの方の熱意でこのセラを購入するコトになりました…けど黒だったんですよね…(^-^;」

本来は青系のセラに乗りたかったオーナーさん…

納車時にディーラーで当時のプリウスのブルーに全塗装して納車することに!!

「ところがですね…見に行ったら手違いで紺色になってまして…(苦笑)」

なのでソコから更に水色にちゃんと塗り直してからの納車になったんだそうです。

エピソードが最初から濃厚。

そして購入当初は僅か5万㎞だった走行距離…22年共に歩むと気付けば…




36万3800㎞…(汗)!!

「職場が福岡市内なので、北九州からの往復の通勤で距離がドンドン伸びました。」

ナルホド…そして通勤以外にもドライブ等のプライベートもこのセラ1台で過ごされてきました…。



ステアリングも年数の経過と共に年輪を刻むように擦り切れ、シートも乗降する度に布地どころかフレームまで出てきています。



しかし、そんなシートですら、ご自身で当て布を貼られてまで使いこなされてるのには愛着の凄さ…そして共に刻んだ時を感じます。



「私は機械のことは分かりませんし、ディーラーでも『さすがに年式が古いので』という理由で断られるようになりました。」

「ソコで現在は知人が経営している長崎の大村にある整備工場まで預けに行ってますね。エンジンオイルも3000㎞毎に交換しています。」

自分達からすれば、ワザワザ長崎まで!?と思ってしまいがちだが、一般的に近場で都合良く長年乗ったクルマを診てくれるお店を探すのは容易なコトでは無いのだと思います…変に近場の修理工場に預けても幾ら請求されるか分からないし、知らない修理工場の門を叩くのは確かに中々行い難いところではありますね…(^-^;

そしてさすがに29年オチ36万㎞…トラブルも多い。



「バックドアからは雨漏りがしているようで、スーパーライブサウンドのスピーカーが壊れてしまったので外すことになりました…(T_T)」

なるほど…。

そしてバックドアのダンパーはとうに抜け、セラなら肝心のガルウイングのダンパーが両方とも抜けており…更に助手席パワーウインドウは閉まったまま開かない。

しかし、オーナーさんはソレでもこのセラが好きで好きで仕方が無い。

長年乗ってることから体に自然と染み付いているのか、ドアを上に上げると背中でドアを支えながらスルリと乗り込んで行ってしまう。

しかし、そんなセラとのカーライフにもとうとう終止符がやってきてしまうようで…。

「ヒーターコアって言うんですか??ソコから水が漏れだして、とりあえずは粉状の漏れ止め剤を入れて短距離ならなんとか乗ってるんです。」

しかし、家族の反対やもうソロソロ諦めてもイイのでは無いのか?という周囲の声もあり、とうとう先日ヤリスクロスを新車購入してしまったらしい。

「納車が8月なので、ソレまでになりました。誰か引き継いでいらっしゃる方がいれば嬉しいのですが、それも無ければ引き取られて廃車です…(~_~;)」

後は走って状態がどんなものなのか…??




まずは桂秋さんの運転で、自分は助手席へ。

カプセルに入るような独特の空間…そして入り込む日差しは春と言えど暑く…。

気付けば右足の靴に緑色の液体がポタポタと…ヒーターコアは結構漏れてるみたいで…(汗)

水温計を見ると、水温計自体が壊れててHを振り切ったままだからもう何も分からない。

ステアリングラックはガタガタになってて、この辺りも交換していかないと行けないかなぁ…と。




しかしながらエンジンとミッションは36万㎞とは思えない程に調子がイイ!!

ショックも少ないし、変なノイズも無い♪♪



エンジンルームを一通り見てみると、パワステホースの漏れ、デスビOリングの漏れ、エアコンコンプレッサーの滲み…そしてタイベルがそろそろ3回目?みたい。

う~ん…致命的な故障は無いんだけど、コツコツと全てに手を入れていくと恐らく巷の中古車市場に並んでいる中の上の程度のセラが来ちゃう感じではあります。




「もう気持ち的にもコレだけ乗ったからイイと思うんです。」

と、口頭ではおっしゃっていたが、どうもオーナーさんはそれでもなんとかかんとか人に聞いたりしてネットオークションでヒーターコアを落札されておりました。

更に…

「ココの凹みは以前シカと当たったとこでして、フロントガラスは交換しましたが、ココまでは…ということで残ったままになってるんです」

等々、思い出を話されてはどうもまだ心の中ではこのセラに乗りたくて仕方が無い気持ちしかどうも自分には感じ切れなかった訳です。

「HVでセラのようなクルマを出してもらえないのかトヨタ自動車へ嘆願書も出しました!」

愛着は尽きない。



10分程度だけど、自分もこのセラの歴史に参加させて頂き、一回り走ってみた訳です。

確かに修理箇所は多々あるのだが、少しずつ手を入れていけばまだ走れる気がする。

何よりエンジンとミッションの調子がイイし、オーナーさん自体の乗って行きたい気持ちが尽きていないようにしか思えないのです。

整備しようとなれば、いつものアソコに相談して(その後相談してみた)、少しずつ手を入れて休日専用で乗るなんてことでもいいのではないだろうか??



「顔を上げると夏は花火がキレイに見えるのがイイんです♪♪」

コレはもうセラの唯一無二の世界でしょう…比較自体がナンセンスですが、ヤリスクロスではこうは行かない。

セラから眺める花火は8月で最後になってしまうのだろうか??



色々と話を伺い感じたのは、このセラが他の人に渡るのも悪くは無いのだろうが、どうもそうなってしまっては、もう違うクルマになって行くような気もしてしまうし、また、かと言って程度の良いセラに乗り換えたらいいのかというとソレもまた違う…個人的にはこのオーナーさんにはこのセラにずっと乗っていて欲しいなと。

当初はクルマを見に行くだけのハズが、気付けばクルマの域を超え、セラと共に歩むオーナーの半生を覗かせて頂くようなカタチになってしまった。

とりあえず、桂秋さんと相談し、余計な世話ながら「8月にヤリスクロスが来たら、手間も費用も掛かるが別の駐車場を用意し、少しずつ手を入れて休日のクルマにするのがいいのではないでしょうか?」と、提案をしてきました。



その後、オーナーさんと別れ桂秋さんとお好み焼を食べに行き、前述の通りいつものボディワークスさんへ行くと、やはり似たような境遇の駆け込み寺な感じになってましたね…(笑)

ワンオーナーのパオがいたり、コレじゃないとダメっていうL900ムーヴの前期がいたりと(しかもカスタムじゃないホントの素のムーヴ)。

現車を見せてないのでなんとも言えないが、セラの話題を振ると、「まぁなんとかなるんじゃないのかな」的な話もしてましたし。



「貴重なナンバーが~」とか「珍しいクルマだから~」とか、そんなコトは自分はどうでもよくって、22年でこの距離を乗っていて、尚且つ愛着は衰えず…。

実は今回、2時間に渡ってオーナーさんの話を伺った訳ですが、もうとにかく話が止まらない…好きで好きでたまらないという気持ちしか伝わってきませんでした。

とても手放そうと思ってる方の声には思えなかった訳です。

帰りのクルマの中で1人運転しながら改めて思ったのは、「クルマが好きな人は沢山いるが、1台のクルマを長年愛する人はそうそういない。ホントにスゴイ方だなと。」

同時にこのセラと歩むストーリーはもう終わってしまうのか??

なんて思うと泣けて来まして…(汗)

どうなるかは分からないですが、あと3ヶ月…

何気に帰宅後、当時のセラのCMを今一度こうやって見てた訳ですが…



「もうはなさない。君がすべてさ」

乗ったら余計思いますね…唯一無二の楽しいクルマです。

今回ブログをアップするに辺り、オーナーさんの承諾を頂いている訳ですが、果たしてこのブログがレクイエムとなってしまうのか…はたまた今後の起爆剤となるのか…。

余計な世話ながら後者になればこの上ないのですが、一旦はこのセラの今日までの歴史をこのブログに刻むコトが出来ましたことを改めて御礼申し上げます。



ではまた。
Posted at 2021/05/04 14:54:54 | コメント(20) | トラックバック(1) | インプレッション | クルマ

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