どうも(^^)v
今回もみん友さんの愛車紹介にアップされていた車種のカタログになります。
地元のみん友さんになりますね…
ってコトで…
L600ムーヴ前期一部改良時です♪
この冒頭のCM…正直今見てもなんともビミョ~(苦笑)
有名な演奏家の方なんでしょうが、こんなピアノ弾かれたところでこのクルマの何がイイのかというのがサッパリ分からん。
ワゴンRの対抗馬で後から出てきたからこのCMでも全然大丈夫なんでしょうが、コレが一発目だったらワヤですよ…(汗)
新車で出てた時はワゴンRと販売競争で毎月3万台ペースで売れてましたね~♪
免許を取った2003年の時はもう3代目のL150になってましたが、ソレでも中古車はそれなりに高く、ワゴンRと較べてもムーヴはNAモデルのCXでも10万円程度中古車価格は高くて、60万切る位…後期のエアロダウンカスタムXXなんてもう手が出ないクルマでしたねぇ…(泣)
さて、そんなL600ムーヴは初代ムーヴとして1995年にデビューしています♪
L500ミラがベースとなっており、ライバルはご存知の通りで当時のスズキでドル箱だったワゴンRにガッツリとぶつかる感じとなってます…。
が…実は開発開始はムーヴの方が早かったんですが、恐らくこの手のマーケットが存在しなかったので、市場動向を見ているウチにエイヤと出したワゴンRが先手となってしまったというカタチでしょう…(^-^;
このL600ムーヴって軽の新規格化に伴う為に僅か3年間という短いモデルライフではあったものの、ライバルのワゴンRを販売台数で撃墜すべく、とにかく一部改良が多かったんですよね~(笑)
で…今回は最初の一部改良が入り、3気筒ターボ追加と全車に運転席エアバッグが
搭載された1996年5月のカタログになります。
このデザイン懐かしいですね…もう25年も前のクルマになるんですよ…(汗)
L600ムーヴはフロントピラーのラインがそのままフロントバンパーへと続くラインが特徴的です♪
そして前期はウインカーレンズがアンバー…個人的にはココがクリアになった後期の方が好みですね。
実はこのデザイン…当初はI・DE・Aのデザインで開発を進めていたものの、お蔵入りとなってこうなったようですね~。
なのでダイハツとの合作というコトになっているんでしょう。
一方コチラは4気筒ツインカムターボエンジンを搭載した最強仕様のSR-XX。
この時期のワゴンRはまだ1型でターボモデルのRT/Sが追加されたばかり。
アッチはツートンカラーがどうもジジ臭いというか…ムーヴの方が都会的に見えたもんです。
リア周りは縦長のテールランプに横開きのリアゲートがムーヴの特徴でしたね♪
バックランプはリアバンパーにチョコんと佇む1灯式。
インパネはベースとなったL500ミラのまんま。
しかし、それではインパネの奥行が足りないので、形を合わせるパネルが前の方に付いてます。
スイッチ類は手探り操作がしやすいレバー式でスイッチの触感も軽にしてはイイ方でしたね…ワゴンRは大して単純にスイッチって感じでしたので…(^-^;
かと言ってワゴンRが間違っているかというとそうでもなくて、スズキはあくまで軽便な軽、移動の道具としての軽を目指し、対するダイハツは小型車寄りの上質感を出して軽らしくない軽を目指していたように思います。
鉄板の質感、内装の質感、エンジンの力感、走りの質感…全てに言えるかと。
シートもまんまミラ…なんですが、リアシートはスライド&リクライニングが可能。
ワゴンRはこの時点でリクライニング機構は無く、スライドに至ってはモデル終了まで採用しませんでした…(汗)
この通り…ムーヴのリアシートのリクライニングは19段階もリクライニングするので、一見ルーミーな感じもしますねぇ。
しかし、ドラポジの自然さはワゴンRに軍配が上がり、車高が高い分シート高もバランス良く上げられてました(^O^)
対するムーヴはまんまミラ…低いから天井のにムダにスペース出来るんですよね。
頭上に空気を運んでる気分になります。
空間の使い方はワゴンRかなと。
そんなL600ムーヴ前期に搭載されるエンジンは全部で4機種…
・EF-RL…直列3気筒660㏄ツインカムターボ、EFI、64馬力、10.7kg-m。
この一部改良で新たに追加されたのがこの3気筒ターボですね。
EFはタイミングベルトなんですよね…。
・JB-JL…直列4気筒660㏄ツインカムターボ、EFI、64馬力、10.2kg-m。
トルクはコンマ5キロ3気筒に較べて落ちますが、高回転まで回る最強仕様ですね♪
4気筒なので低回転から静粛性が高くて、パンチは無いものの中々の名機です!
タイミングチェーンってのがメリットの反面、イグニッションコイルが折れたり、タービンのオイルラインが細くてタービンブローが起きやすいというデメリットがあります…(泣)
後はこの時期のダイハツ車はウォーターパイプの部品…3ジョイントチューブがポキポキ折れるのはお約束…自分も交換しましたねぇ…(^-^;
・EF-ZL…直列3気筒660㏄ツインカム、EFI、55馬力、6.2kg-m。
ワゴンRのNAも同様に55馬力なんですが、ムーヴの方が音が静かな上にパワーがあるような気がします。
ツインカムってのが効いてるんでしょうね。
それとワゴンRはアクセル抜いた時の減速感が大きいんですよねぇ。
・EF-GL…直列3気筒660㏄ツインカム、電子制御キャブ、52馬力、5.8kg-m。
そう言えば電制キャブのモデルもありましたね…ツインカムなのにフライパンが付いててなんか笑っちゃいますが。
しかし、全車ツインカムで攻めてきたのはダイハツの面白いところですね♪
コレらに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアル。
そしてターボに4速オートマでNAは3速オートマ。
4気筒に4速オートマの組み合わせはホントに乗用車的。
3速オートマでも実は走りにそんなに不満が無かったりしますね。
ただ…ウルサイと…(苦笑)
足回りはコレまたミラ譲りでフロントがストラットでリアがセミトレ…なんと4独
但し4駆はリアがリンク式になりますね。
ただ…意外や安定感はワゴンRの方があった気が。
アッチの方が重心低かったような気もしますね…40km/hからでもサイドターン出来てましたしね~(笑)
装備としては今でも収納が豊富かと思いますね!
ドアの開閉で飛んでったりしたようですが、カップホルダーがドアトリムにあったのは新鮮でしたし、今じゃ当たり前のショッピングフックもこの頃は珍しいものでした(^^)v
エアコンは抗菌処理タイプ。
そしてラゲージにはユーティリティソケットもあり、RV的な要素もありますね♪
で…この96年5月で運転席エアバッグを全車標準装備に♪
恐らく…ですが、95年12月に登場したEP91スターレットのCMでエアバッグとABSをやたらと強調してから一気に標準装備にした車種が増加傾向にありました。
このワイドルームミラーも結構実用的でしてね…社外品のワイドミラーが要らない位に十分な大きさがありましたね(^_-)-☆
グレードはこんな感じで…
・SR-XX…最強の4気筒ターボグレード。
こんな色あったんだ(爆)
今まで見た記憶がありません…(苦笑)
正直解体屋とかで、格安事故修理であるパーツを付けたクルマが投げられてるものと思って勘違いして素通りしててもおかしくない(爆)
・SR…3気筒ターボグレード。スモークガラスとアルミホイールじゃない以外は装備的にほぼほぼSR-XX並ですね。2駆と4駆有り。
続いてNAの2駆モデル。
・CX…NA最高グレード。大半はこれだったかと思います。EFI.。
・CL…中間グレード。装備はコレでも不満無く、CXからチョイ落ち位。電制キャブ
・CG…一番安いの。無塗装バンパーでルーフレールも無く…とにかく簡素です。
最後にNAの4駆モデル。
・Z4…RV要素のあるグレードですね。大型フォグにバックドアガーニッシュ。
・CS…ほぼCL並装備の4駆版ですね。
自分ならSR-XXの2駆、敢えての4速オートマで。
ボディカラーは冒険してスペシャルオーダーからのレッドとシルバーでウルトラマン気取ります…えぇ。
で…コチラがオプションカタログ。
ダイハツらしく、ホントにラインナップが多いんですよ…。
メッキフードモールやフェンダーガーニッシュは見たコトあるんですが…
こんなフロントロアスカートやツインフォグなんてあったんですね…(汗)
Z4にはこのようにキャリアやバックドアトランクが装備出来るようになってます
リアにこんなストライプ…コレも見たコトないですねぇ…(^-^;
ダイナミックなんていう、見方によってはラリーアートと見間違えそう(爆)
ウッドパネルも色々用意。
この木目パネル…アヴァンツァートに使ったりしましたよ(笑)
助手席のトレイは今ですと絶対にアウトなヤツですね…(苦笑)
シートカバーも豊富に8種類…
更にアームレスト廻りも充実。
センターアームレストは欲しいですね~(^_-)-☆
フロアマットもこの通り8種類。
室内蛍光灯セットって…どれ位売れたんでしょうか!?
アナログクロックはメーターバイザーからキノコのように生えた形状。
ウェザークロックはこの時代のダイハツで他車種にもあったオプション。
コレ…どういう仕組みで天気が表示されるのか長年気になってます(笑)
先程、リアテーブルの写真もあったかと思いますが、カーテンにフットレストも用意され、後席廻りはVIP仕様に…(笑)
マスコットキーホルダーなんてのもイイですねぇ♪
マルチリアコンソールボックスはミラにも流用出来るでしょうね。
コレは当時知ってたら解体屋回って付けたかったですね。
オマケ
この写真のSRはデビュー当初のモデルなので、4気筒になってますね。
今回アップした96年5月に3気筒ターボが出て、4気筒だったSRの名称は3気筒に。
代わりに4気筒はSR-XXと名称変更されています。
最高速は5速でリミッター切って169km/h!
確かにJB-JLは高速でも伸びが良くて速かったんですよね(^^)v!!
で…モーターショーは97年にムーヴEV-Hというコンセプトカーが出てますね。
フロントマスクは市販で存在しなかったオリジナル。
2気筒570㏄のエンジンが発電機となって走行するシリーズハイブリッドになってるようですね(^^)v
さて…そんなムーヴですが、冒頭の通りとにかく短いモデルライフで改良が多く、なんとこのカタログから僅か3ヶ月後にはSR-XXに4WDが追加。
そして後期にエアロダウンカスタムが出て、最終的に4気筒のXXが出てシリーズ完成と相成ります。
モデルチェンジ後のL900も大ヒットしたのはご存知の通りですね(^^)v
それにしても僅か3年程度のモデルライフなのに、月3万台近くまで売れてたので、街中で見ない日が無い位でしたね…(汗)
ソレが今では見かける機会が少なくなりました…アレだけいたのに一体どこへ…。
個人的な予想ですが、恐らくエアロダウンカスタムは数年のウチにプレミアが付いて信じられないような相場になりそうな気がします…(汗)