どうも(^^)v
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップを…。
出てすぐに気になって試乗しに行ったんですが、コレは欲しい!!ってなりました♪
HA36S アルトワークス1型です♪
特に自分はこの型のアルトのデザインが好きなのと(ティザー写真見た時にコレはカッコイイ!!ってなったのと、実際に出てすぐ試乗へ行った)、何よりワークスが15年ぶりに復活するというのが大きかったので、そりゃもうワークスも試乗に行くしかないと(笑)
コレがホントに楽しくてイイクルマ…ではあったんですが、71マークⅡに乗り始めて1年経って無いのと、何よりスズキだと通勤費が出ないもんでして、その辺りが最大の障壁ですよね…(泣)
結果、未だ手に入れる機会もございません…(苦笑)
さて…そんなHA36Sアルトは8代目モデルとして2014年にデビューしています♪
先代のエコ一辺倒で丸味を帯びていたスタイルから一変…スクエアはフォルムで、箱スカのようなヘッドライト周りで、かなりシャープな印象へ。
デザイナーにはどうやら和田智さんが絡んでるようで(だからイイんですよ…A31セフィーロやプレセア、Y32にアウディのシングルフレームグリルも全部この人!)、ムダの無い洗練された印象がとにかく強いです(*'▽')
そして2015年に今回のワークスが復活!
個人的には今の時代にコレって結構売れたんじゃないかと思ってます…結構見かけるコトないですか(*'▽')??
ちなみにコレは手持ちのティザーカタログ…というより、リーフレットですね。
まず通常のアルトが出て、遅れてターボRSって感じだったんで、このチョット前から「ワークスはまだか?」って声が多かったんですよね(*'▽')
そんなHA36Sアルトワークスのキャッチコピーは…
いま、マニュアルに乗る。
正直コレはもっと他に無かったんか??とは思ってます…(苦笑)
なんかマニュアル乗ってるってだけで特殊な時代になってますが、コレも時代の流れで致し方ない…というよりもオートマ免許しか持ってない自動車業界の人間もいたりするんで驚く時代です…(;・∀・)
今回はそんなワークス追加直後となる、2015年12月の内容になります。
速さを生みだす秘密は、軽さにあった。
スポーツ走行において、マシンのパフォーマンスを左右するのは重量だ。
新型アルトワークスは、わずか670kg(2WD・5MT車)の軽量ボディ―に、
専用チューニングを施した高性能ツインカムターボエンジンを搭載。
パワーだけが速さではない。軽さが走りのポテンシャルを飛躍的に高める。
アクセルを踏み込むとすぐに体感できる、
軽やかでレスポンスのよい加速を実現した。
ホントに軽いんですよね…コレがこのクルマは本気で効いてます。
ハコスカっぽい感じがドコとなく漂うフロントマスクに、ベルトラインがクォーターガラスの部分で跳ね上がって行く部分、ソレに低いように見えるルーフなんてのが効いてると思います(*'▽')
ソコソコ低いようにも見えますが、全高は1500㎜とそれなりにあるので、この辺りデザインの上手さがあるんでしょう(^^)v♪
操る愉しさと、心地よい一体感。
速く走るためにはエンジンパワーを余すことなく使い切り、
無駄なく動力を伝えるギヤの選択とシフトワークが大切だ。
つまりドライビングは、コーナリングでもある。
意のままに操る歓びこそ、ドライビングの醍醐味。
素早く、的確なシフトチェンジが求められる連続コーナーやワインディングは、
きっとこのクルマとの一体感を味わうための特別なフィールドとなるはずだ。
実はこのアルトが出た当初、テールランプが下側にあるのが正直好みでは無く…。
しかし、このお陰でバックドアが大きく出来て実用性を兼ねてる辺りがスゴイと。
んでもって見慣れると、コレはコレでいいなと思う訳です(笑)
ドアのワークスステッカーも色合いが80年代っぽくてイイですよね…ツボを得てます(笑)
コックピットと呼べる空間であるために。
ドライビングはスポーツである。
だからこそ、ステアリングやシフトの操作感、ペダルの質感、
さらにはカラダを包み込むようなシート形状にいたるまで、
ドライバーとクルマがひとつになれる空間を目指した。
専用開発のレカロシートに身をあずけた瞬間、その一体感を味わえるはずだ。
元々が軽自動車の中でもベーシックな車種故に、スパルタンな雰囲気との相性は実にマッチしています(*'▽')
アルトなんて特にバンもありますので、バンの持つシンプルさと、スポーツモデルから出るスパルタンなキャラクターは、ベクトル的に似通ったトコにあるんでしょう(笑)
結果的にコレが非常にイイ方向に行ってるってコトですね。
エアコンダクトが円形のフルシャットタイプなのもマッチします(^^)v
AGSモデルのシフトレバーの位置が、マニュアル車では大型のポケットになるのも面白いですね(笑)
室内の全体カットは無いものの、シートはこの通りレカロが標準♪
歴代ワークスの中でもかなり本格的で、シート1つ取ってもかなり大盤振る舞いなクルマだなぁと思います(*'▽')
写真には無いものの、この型のアルトはリアドアトリムの後部が結構な面積で鉄板剥き出しだったりしますが、これまた安っぽい感じも無く、ワークスならチョイと硬派な感じにも見える訳です(^^)v
そんなHA36Sアルトワークスに搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・R06A…直列3気筒660㏄ツインカムターボ、VVT、64馬力、10.2kg-m。
反射神経と運動神経。
この両方を強化したパワーユニット。
あくまでスペック上ではHA22だっけ…新規格になってすぐのワークスが確か最強なんですよね…トルク11.0kg-mだったかで。
余談で記憶の限りでは、数値上で軽最強はL880Kコペンの11.2kg-mだったハズ。
ただ…このワークスのエンジンはVVTってのがミソですよ…えぇ(笑)
15年分の進化は大きいと思いますよ…とにかくキビキビ走ります(^^)v
ただ、従来のワークスのようなエンジンありきで、エンジンがとにかくアピールする感じでは無かったかと…。
トータルバランスがとにかく高い…そんな印象です。
コレに組み合わされるミッションは、まずはキャッチコピー通りの5速マニュアル。
コレがワイヤー式ですが、スコスコ入ります(笑)
縦も横もストロークが適度ですよね…まずココで楽しい♪
どんなスポーツモデルでも、ココがイイ加減な時点でオートマでイイじゃん…ってなったりします。
そしてもう1つは5速のAGS…オート・ギヤ・シフトってヤツなんですが。
基本的機構はマニュアル同様、クラッチの断続動作及び半クラを自動的にしますよってヤツです。
このAGSなるヤツは、この時代のスズキや、フィアット500のデュアロジック、VWuP!のASGなんてのと基本的に同様です。
元祖はいすゞのNAVI-5…ルーツはココなハズ。
スズキのはスミマセン…よく分かりませんが、少なくともVWのヤツもフィアットのヤツもとにかく変速がカッタルイ。
クラッチ踏んで~変速して~クラッチ繋ぐ…っていう、人間だったらコンマ数秒の世界に数秒掛かる訳ですよ。
つまりダルイ。エルフのスムーサーもそう。
人間本来の持ち味である直感は中々のモノで、普段何気にマニュアル乗ってたらやってるであろう、何気ないアクションを自動化するのはとかく難儀なのです…。
ソコでVWやアウディにはツインクラッチにした定番のDSGがあるものの、コチラはコストがお高い上に、これまた壊れる…面白い位に。
個人的にソコまでなるならもうCVT化…又はコスト掛かっても多段化ATでえぇやんけ~ってなります。
案の定、2025年1月にAGSはスズキから消滅しています。
要はそういうコトで、メーカーも試行錯誤であの手この手を使い、未来への投資をしていて、ユーザーという大義名分に実用域での実験台になって頂こうと…。
長々語って申し訳ない位になりますが、結果的に失敗と言わざるを得ない例。
コレが上手く行った例??
トヨタTHSのプラネタリーギヤですよ…結果的にこの画期的なメカニズムは、極めて合理的で、構造的にシンプルだから全く持って壊れねぇ(笑)
初代プリウスから合算してトヨタHV系のバッテリートラブルは耳にしても、このミッションに対してのトラブルって耳にしませんもの。
モチロン大量生産品なので、多少のトラブル事例は有れど、分母に対しての分子は極めて低いハズ…(ゴメン…勝手に言ってるんで想像の範疇)です。
コレに組み合わされるアシは、フロントがストラットで、リアがFFならトーションビームという軽では定石のレイアウト。
4WDはスズキ定番のI.T.Lになってます。
コレにカヤバのショックを採用しています♪
正直、カヤバってあんまり良いイメージが無かったんですが、コレに乗ってイイなってなりました(*'▽')
とにかくしなやかで、突き上げる感じも無く、キビキビ動くしで(笑)
昔のワークスって跳ねながら曲がってく感じでしたから、乗員無視っていう昔のワークスとは丸っきり違います(*'▽')
ブレーキはフロントがベンチレーテッドディスク、リアはドラム。
キャリパーが赤塗装になってたりと妙にコスト掛けてます(笑)
ソレとホイール…コレって何気に初代スイフトスポーツのホイールだったり。
ボディは徹底的な軽量化で、この時代ながら僅か670kg!
実車を見るともうエンジンルームなんてホイールアーチの内板なんて無いですもんね…最近そういうクルマって多いものの、アルトはとかく削ってるイメージ。
かと言ってボディもペラペラのシャバシャバじゃないのでよく出来てますよ…(汗)
昔のアルトなんてドア閉めたら、なんともうペラペラなのが垣間見えましたし…。
最近のスズキは特にこのボディの進化がスゴイと思います…明らかに他メーカーより軽いのに、かと言って全然ソレがペラッペラじゃないんですもの。
さて…装備としましては、こんなトコが妙にマニアックでして、ブーストインジケーターがあるんですよね(笑)
モロに80年代末期の軽ターボってこんなだったじゃないですか(笑)
マジメにブーストメーターじゃなくてイイんですよね…この雰囲気が好きです(*'▽')
数値だけじゃない美学だと思ってますよ…えぇ(笑)
ソレでもって便利なトコはしっかりと近代的になってるので、スマートキーでプッシュスタートですよ(笑)
カバンにキー入れてりゃ良いんで、そりゃ便利です(*'▽')
かと言ってクラウンやローレルにキーレス付けようってはならないんですよね…。
このクルマはそういうクルマだからイイんだと…割り切っちゃうんです不思議と。
また、AGS車に限っては、このようにレーダーブレーキやら誤発進抑制やらのお節介…いや…先進安全装備が入ってます(*'▽')
ってコトで専用カタログなので、グレードは1つだけですよ(笑)
・ワークス (2WD/4WD)…150万9840円/161万7840円
実はミッションが違っても価格は同じってのがイイんですよね(*'▽')
コレに2駆と4駆の価格差は約10万円強…もう好みの範疇ですよね~(笑)
■ワークスの主な装備
〇安全装備
・レーダーブレーキサポート(AGS車)
・誤発進抑制機能(AGS車)
・エマージェンシーストップシグナル(AGS車)
・ヒルホールドコントロール(AGS車)
・ディスチャージヘッドランプ
・マルチリフレクターハロゲンフォグランプ
・オートライトシステム
・ヒーテッドドアミラー(4WD)
・フロントベンチレーテッドディスクブレーキ(レッド塗装キャリパー)
・ミスト付間欠ワイパー
・リアワイパー
〇快適装備
・フルオートエアコン
・エコクール(AGS車)
・オーディオレス+2スピーカー
・キーレスプッシュスタートシステム
・電動格納式リモコンドアミラー(リモート格納)
・PTCヒーター(4WD)
〇インストルメントパネル
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ)
・シフトブーツ(レッドステッチ)
・ステアリングオーディオスイッチ
・パドルシフト(AGS車)
・チルトステアリング
・ブーストインジケーター
・マルチインフォメーションディスプレイ
・外気温計
・メッキメーターリング
・エアコンサイドルーバーリング(サテンメッキ調)
・エアコンサイドルーバー(ブラック)
・エアコンセンタールーバー(サテンメッキ調)
〇インテリア
・前席バニティミラー
・メッキインサイドドアハンドル
・ピアノブラック調センターガーニッシュ
・ピアノブラック調フロントドアアームレスト
・メッキパーキングブレーキボタン
・可倒式アシストグリップ(助手席、リア両側)
・残照式3ポジションルームランプ
〇シート
・前席レカロシート
・ファブリックシート表皮(レッドステッチ)
・一体可倒式リアシート
〇収納スペース
・ショッピングフック
・ラゲッジアンダーボックス
・フロントドアポケット
〇エクステリア
・ブラックメッキヘッドランプ
・メッキヘッドランプガーニッシュ
・カーボン調フロントバンパーアッパーガーニッシュ(WORKS)
・メッキフロントバンパーアッパーガーニッシュ
・フロントバンパーロアガーニッシュ(ガンメタ)
・メッキリアバンパーガーニッシュ
・リアバンパーロアガーニッシュ(ガンメタ)
・サイドアンダースポイラー
・ルーフエンドスポイラー
・メッキバックドアガーニッシュ
・ボディサイドデカール(WORKS)
・LEDサイドターンランプ付ドアミラー
・全面UVカット機能付ガラス
・スモークガラス
・カラードドアハンドル
〇その他
・ストラットタワーバー
・アイドリングストップシステム(AGS車)
・イモビライザー
・フロントスタビライザー
・リアスタビライザー(2WD)
・ステンレス製メタルプレート
・フットレスト(AGS車)
・165/55R15ラジアルタイヤ+ブラック塗装アルミホイール
・セキュリティアラームシステム
・タイヤパンク応急修理セット
コレにボディカラーが全部で4色…。
自分でしらら5速の2WD、スチールシルバーメタリックでしょう…洗車ラクだし。
で…コチラはオプションカタログ。
ワークスとターボRSを掲載しているように見えますが、実は裏がありまして…。
通常のアルトも載ってるので、総合オプションカタログになります(*'▽')
CMキャラクターはゲスと極んだスプリングセンテンス。
この型のアルトで特徴的なのが、メガネガーニッシュなんですよね~(*'▽')
アルトはオプションで各種カラーを用意してて、好みのガーニッシュに交換出来るのが面白いなぁと思います(*'▽')
例えばミライースは良くも悪くも実直で、こういう遊び心みたいなのは薄いですし、このアルトよりも枯れてるような印象が正直あります…偏見もしれんですが…。
クロームメッキは通常アルトにしか設定が無いんですが、間違いなく付けれるだろうと思います…変わらんでしょこんなトコ(笑)
ちなみにブラックメッキがダントツで高くて、他のヤツの倍近くしてます…(汗)
エクステリアはアイテムが非常に豊富…ソレこそダイハツ並(笑)
んでもって妙に80年代スポーツみたいなアイテムがあったりするんですよ…。
フェンダーガーニッシュとかもそうですよね(笑)
ややグラデコ風味(爆)
そういえばガレージにまだグラデコありますわ…クラウンに貼ろうとまではなりませんが…(^-^;
エンブレムイルミネーションなんてのも…。
約28000円を払ってSマークを光らせるか否かはアナタ次第な訳でして…。
ターボRSの方はこのようにデカデカとしたデカールを用意!
このRSのヤツもやけに80年代感があるというか…。
インテリアは各種カーボン調ガーニッシュの類を用意。
全部揃えたらコレも結構しますよね…(^-^;
純正だからクオリティな間違いないとは思いますが、最近は社外品でこんなパネルが沢山あるので、悩む人も多いんじゃないでしょうか…( ;∀;)
一方、通常のアルトもデカールは中々に派手なヤツがありまして、コッチはもっと古い感じで60年代のカフェレーサー風。
こういうアルト…見たコトあるような…。
ちなみにワークスも晴れますが、コレは見たコト無い(笑)
更にこういうデカールをワークスにも設定しちゃってたり(爆)
コレを敢えて貼る人見てみたい…(笑)
実用的なトコで言えば、こんなアイテムも♪
確かにココにガーニッシュを付けるだけで質感はアップします(*'▽')
しかもココを標準にしないトコがイイですね…気になる人だけ付けりゃイイんです。
ただ…価格はそれなりにしますね…。
最も全車標準にしたら量産効果で値段がグッと下がる…ってコトも考えますと、この辺りの設定の塩梅ってホントにメーカーとしては悩みどころなんじゃないかと思います…(汗)
さて…そんなアルトワークスですが、その後は2018年に2型になってボディカラーが変わったり、2020年の3型では2WDのAGS車が廃止されたりと、細々した変更をしながら2021年に生産終了…。
現行の9代目は正直個人的には何がしたいのかサッパリ分からんクルマになったなぁという印象が強いですね…(汗)
明確にどうしたいというのがこの代程には無いですね…通常モデルにしても妙に気合いが入って無いというか。
んでもって実際に街中であんまり見なくなりました…。
確かに軽自動車のシェアは今やスライドドアのスーパーハイト系が結構占めるようになりましたが、ソレでもこの型のアルトはその中でも結構奮闘した方だと思ってますね(^^)v
何より明確でシャープなデザイン・キャラクター、そんでもってターボRSやワークスを用意し、手広く楽しさを提供してます(*'▽')
やっぱりキャラクターが分かりやすいクルマはジャンル問わず売れるよなぁ…とは、どの車種を見ても思う次第です。
例えソレが時代と逆行したようなモデルであっても。
このワークス…将来的に底値になったら手を出してみるのもアリだよなぁと思いつつ、恐らく高値推移のまま下がりきらないんじゃないかなぁ…とも思います。