どうも(*'▽')
今回はカタログのアップになりますね~。
懐かしい…とも思わんですが、確かに最近は見なくなりましたねぇ…(汗)
MCワゴンR 前期2型です♪
ディーラーで扱うコトもありましたし、友達も乗ってましたね(*'▽')
ただ…コレでどっか行ったとか何かしたとかいう思い出は全く無いですね…(笑)
さて…そんなMCワゴンRは1998年に2代目ワゴンRとしてデビューしています♪
当時の時代背景として軽自動車が現在の規格へ移行したコトにより、このワゴンRもフルモデルチェンジで大きくなり、より豪華になったように思ったものでした。
当時はそう思ったんですが、2022年の視点で改めて見直すと、果たしてホントにそうだったのか??と思う内容もチラホラ…(汗)
まぁ…ソレは後述するとして、1999年に年次改良で今回の2型となります♪
主にメカニズムの改良、装備の見直し、グレードの改廃など、最初の改良にしては結構手が入ってるようにも感じますね(*'▽')
そんなMCワゴンR2型のキャッチコピーは…
世の中
どんどん、
ワゴンR。
確かにこの時期のワゴンRはライバルのムーヴと販売台数で熾烈のデッドヒートを毎月繰り広げており、月販3万台近く売ってましたね(笑)
ホントにドンドン見かけてたクルマではあります(*'▽')
今回は2型になった直後の1999年10月の内容となります。
ってコトでデザインは全体的にキープコンセプト。
新規格化によってボディがややふっくらと丸みを帯びた感じになってます。
フロントグリル及びバンパーのエアインテークはハニカムグリルで、これまた先代最終型のデザインをそのまま引き継いだような感じですよね♪
ただ…なんだろう…初代からの道具感は無くなってしまいました…(^_^;)
リア周りも初代で特徴的だった、バンパーに収まったテールランプはリアゲート端に縦長形状に配置されました(*'▽')
そしてバックドアには初代同様リアゲートハンドルを完備♪
そう言えば上級グレードでもホイールキャップになっちゃってますね…(汗)
新型になってボディは大きくなり、一見豪華な感じがしなくもないんですが、所々に装備が端折られた感じがあり、どうもコストダウンされた雰囲気が漂う気がしちゃいます…。
スズキは結構年次改良に…ってかドル箱のワゴンRだからか、頻繁に使い勝手でネガな面はCTの頃から手が入ってたかと思います(*'▽')
なのでこの2型では、それまでコラムカバー上部に設置されてたハザードスイッチがインパネ上段中央部の一等地へ堂々と移設!!
その下にはダイヤル式の空調スイッチ、オーディオと使い勝手は優れているかと思います(*'▽')
反面、ステアリングはOEM車と共用する為、エンブレムすら入らないシンプルな仕様。
確かに先代のCT系と比較して装備は増え豪華になったものの、先代の割り切りの良さ…コストは掛かってないけど敢えてソレをキャラクターとして取り入れた感じに対し、このMC系では装備が増えて上級化したものの、基本的なプラスチッキーな部分に変化が無い為、2022年の現代の目線で見るとやけにチープに見えたりもします…(汗)
シートは2型で表皮が変更…1型がどんなのか覚えてないけど(爆)
とりあえるややシックな感じにはなってますね。
CT系のような平板なシートでは無く、サポートが気持ちながら入って乗用車然とした形状は、道具感が無くなりこれまた今の時代に見ると余計チープに見えます…。
頑張って背伸びしたい感じが出てるといいますか…けどライバルのムーヴ程に吹っ切れてないからどうも安っぽく見え…(汗)
スズキは道具感を出すようなシンプルなクルマを造らせるとウマイんですがね…初代のアルトやジムニーなんてまさにそう。
変に市場の声を取り入れて背伸びしちゃうと、咄嗟にチープに見えちゃう。
だったらダイハツにしときますよ…と。
そんなMCワゴンR前期2型に搭載されるエンジンは全部で2機種…
・F6A…直列3気筒660㏄SOHC、60馬力、8.5kg-m。
スズキの軽ターボの中でもライトプレッシャーターボとか呼ばれたタイプのヤツで、80年代から続きやや旧態化していた鋳鉄製のシングルカムで6バルブ。
・K6A…直列3気筒660㏄DOHC、55馬力、6.3kg-m。
NAは2型で全車オールアルミツインカムエンジンに昇格♪
ソレに可変バルタイが付くタイプ。
そう言えばこの初期モノってクランク角センサーが弱くてエンストするトラブルとかあったハズですね…(^_^;)
コレらに組み合わされるミッションは、FXとFGに5速マニュアル。
ターボは4速オートマ。
そしてNAは3速オートマ…ってかCTは4型RXで4速オートマの設定があったのに、MCでは3速に格下げ…やっぱり豪華になったような感じがしつつもコストダウンしてるような…そんな感覚。
更にFXにはCVTの設定…コレは樹脂ベルトのヤツでL700ミラと同じヤツだそう。
敢えてコッチを選んだユーザーは少なく、どうやらレアな模様…だけど壊れそう。
更にFXにはコラムの3速オートマ、FX-Tにはコラムの4速オートマの設定もありまして、ミッションだけでも結構な選択肢があります(*'▽')
コラムオートマにしますと、シートがベンチシートになる上、フロントアームレストも装備されて室内空間に余裕が出来ます(^_-)-☆
足回りはフロントがストラットでリアはスズキ定番のI.T.L。
完璧にスズキ定番の仕様です。
メカニズムの話題で言えば、この時代のスズキの電動パワステはトルクセンサーがぶっ壊れるトラブルがあったりして、コレが壊れちゃうとステアリングから手を離せばフルロックまで延々と回り続けます…ってかアルトでこの個体に遭遇してバックの時に手を放して死にかけてます…(苦笑)
センサー単体で無くてラック一体だからお高いんですよねしかもコレ…(泣)
15年前で部品代が6万円はしてました…(^_^;)
装備面で言えば、多彩なシートアレンジも売りだったワゴンR♪
助手席シートバックを前方に倒せばテーブルにもなりますし…
初代より定番の助手席シートアンダーボックスもあります(*'▽')
また、収納スペースもこれまた当時としては豊富!
カップホルダーやらコインホルダーやら細かいトコまでポケッテリアが豊富で、特に1+2ドアのグレードでは初代同様でリアクォーターポケットが重宝します♪
ココにCDが沢山入るんですよ(笑)
他にはUVカットガラスに抗菌インテリアも装備され、快適空間を確立。
意外やトノカバーの装備なんてあったんですね…コレは知りませんでしたよ…(汗)
で…グレードはこんな感じで。
・FX-T…SIターボの扱いやすいハイパワーで走り快適。
通常仕様では最上級グレードとなるのがこのFX-T。
鋳鉄エンジンながらターボで唯一の4速オートマは街中での動力性能も十二分♪
両席エアバッグ、ABS、ブレーキアシスト、シートベルトプリテンショナー等の安全装備も唯一標準となってますし、フロントブレーキはベンチレーテッドディスク。
・FX…充実した装備に、乗る人みんなが大満足。
5ドアNAの最上級グレード。
FX-Tの安全面の装備がオプションになる以外は基本的に同様の装備になります♪
・FG…コストパフォーマンスで選ぶならこの1台。
5ドア、そしてシリーズ中でも最廉価グレードになりますね。ちなみに受注生産。
シートベルトショルダーアジャスター、防眩式ルームミラー、2WDはリアワイパーが省略、AMラジオのみ、パワステ、集中ロック、キーレス未装備、タコメーター省略、ステアリングがウレタンからPPに、トノカバー、ラゲッジアクセサリーソケット、運転席シートリフター、リアシートヘッドレスト、UVカットガラス、カラードバンパー、カラードミラー、バックドアアウターハンドル、ルーフレール、ホイールキャップと徹底的に簡略化…(笑)
・RX…1+2ドアで小さなお子さまも安心です。
ってコトで2型で1+2ドアはRXのみに省略されてしまいました…(泣)。
装備は基本的にFXと同じで、ベンチシートが選択出来ないのが違いですかね。
ボディカラーはFGを除き全5色の展開。
FGはホワイトとシルバーのみになります。
自分でしたら初代に思い入れがあるので、ココは敢えてのRX。
ボディカラーは…う~ん…消去法でカシスレッドパールか…。
ちなみに定番のブラックがありません。
で…コチラは特別仕様車のFX-Tリミテッド。
カタログは同じく1999年10月となってまして、2型発売と同時に設定されたようですね(*'▽')
ベースは当然ながら名称通りFX-TなのでF6Aターボ。
コレにアゼストのCD/カセットデッキ、そして吊り下げ式リアアスピーカーを装備。
更に特別装備で通常のFX-Tにはオプションでも選べないスモークガラスと電動格納式ドアミラー(コレがまず装備されてないのが驚き…)、カラードドアハンドル、アルミホイール、そしてリミテッドエンブレム。
コレでやっとCTのモデル末期並の装備に並んできます…(^_^;)
ボディカラーは3色のみの設定ではあるものの、ココでブラックが仲間入り。
う~ん…通常のFX-T買うなら一般的にはリミテッド行きますねコレは。
で…コレもどうやら2型で設定されたワゴンRスペシャルという特別仕様!
クラシック系な装いで、株式会社ベルアートという会社が架装をした持込登録者になります(*'▽')
エンジンはノンターボのみとなりますが、各種に特別装備が奢られた豪華仕様♪
ヘッドライトはRR譲りのプロジェクタータイプ。
専用アルミにフロントガラスにメッキモールが入るなど、結構凝ってます。
リア周りも専用エンブレムにサイドにはピンストライプ。
前後バンパーがツートンカラーになる特別塗装に関しては、なんとドアの下部分が実は塗装じゃなくてデカール(笑)。
という感じで外観はこのようになっております(*'▽')
インパネは専用のカラードパネルに、まさかのウッドコンビのステアリング!
シート生地にも専用のモケット表皮が入るんですよ…とにかく豪華♪
インテリアもメッキインサイドハンドルで見た目の豪華さはあるあるとして…
まさかのダッシュパネルやラゲッジフロアに専用のサイレンサーを投入し静粛性アップまで図ってて手が込んでます…(汗)
更に遮音性の高い専用フロアマットも入ります(笑)
まさに言葉通りのスペシャルで結構手が込んでるんですよ…(汗)
このワゴンRスペシャルはボディカラーもスペシャルで、パールホワイトとグローブグリーンパール/アタックグレーシルバーメタリックの2色♪
で…このMCワゴンR。
MCだけで中古車を探すと元が売れただけあって結構出ますが(大半がRRですけどね…)、さすがに2型だけで絞ると20年越えな上に元々が実用の軽だけあってタマ数は非常に少ない…(苦笑)
但し相場は底値で、NAだろうがターボだろうがRRだろうが横並びの価格ですね(笑)
さすがに20年越えなので、好きな方や思い入れのある方はどうぞというクルマになってますね…(^_^;)
そうでなければ同価格帯で175ムーヴなり初代タントなり気持ち新しいのをどうぞ…となるクルマですね…つまり今は立場が難しい。
恐らくこのMCも懐かしいと当時を振り返るようになる人はコレから先に沢山いるハズで(アレだけ売れたもの…)、2030年位には地味にジワジワと相場が上がるクルマになるかもしれませんよ…いやホントに。
だってねぇ…誰がアレだけ壊れるCT系のワゴンRの相場がジワジワ上がると思ったか…(汗)
最近ジワジワと来てますよ…だったら当然MCもいずれなるでしょう(笑)
当時を愉しむなら今のウチに…。