先月は動かす予定の無かった長期テスト車のC33ローレル.
しかしもう1台の長期テスト車であるGX61マークⅡの突然のトラブルにより通勤に約1週間程使用することになってしまった.
今回はその約1週間の間に起こった出来事をレポートしよう.
■相変わらず快適なエンジン
走行距離に関してはこの1週間の間に通勤,オフ会へと使用した為,約500kmの走行と,普段の使用と違い,市街地でのゴー・ストップが多かったのだが,そのような環境下においてでも特段不具合は見ることが出来なかった.
今回,マークⅡに乗り始めてから気付いた事は,2500ccもの排気量を持つ車なのに,異様に発進加速が悪いことに尽きる.
これは,RB25エンジンが比較的,高回転型の特性であることも原因のひとつであるのだが,それ以上にオートマチックトランスミッションのギヤレシオの配分が悪く,市街地走行には全くと言ってよい程,適しているとは思えないのである.
このような基本設計の概念においては,やはりトヨタとニッサンのレベルの差がハッキリと見えてしまうので少々残念である…….
写真上:今回走行面においては不具合の無かったC33ローレル. 単体で乗れば悪いとも思わないが,マークⅡと比べた場合,メカニズム面において設計の甘さが見え隠れしてしまう点が少々残念である.
■エアコンに関しての今後の対処は?
先日のオフ会の最中に,コンプレッサー本体からのガス漏れが発覚してしまったC33ローレルであるが,コンプレッサーを分解しOリングを換えればよいという意見を頂いた.
最初は筆者もそのように考えてはいたのだが,リビルドコンプレッサーの値段が3万円台半ばと比較的安価ということと,今後リビルドすら出てくる可能性も無くなってしまいそうなので,いっそのこと18年使用したコンプレッサーのOリングを換えるよりコンプレッサーを新調した方が良いと判断した.
しかし,現在では残念ながら筆者にそのような生活の余裕がどの方向から見ても考えられないので,初夏目前で交換をしようと目論んでいるところである…….
写真上:コンプレッサー本体からガスが漏れているのが明らかである.リビルド部品が容易に手に入る今のウチにいっそのこと交換しておいた方が,長年所有することを考えると,後々リーズナブルだと思われる…….
■今までも…そしてこれからも…
そんな筆者も3月4日にとうとう最初のローレルを乗り出してから4台,6年の月日が経過した.
最近は余り乗る機会も少ないので興味が無くなったのかと思われがちかもしれないが全くそのような気は無い.
ただ,最初のローレルの頃から考えると,通学や遊びにとオールマイティに使用していたクルマが,やがて遊び専用の車種になり,最近はガレージに長期保管するクルマへと考えが変わっているということである.
しかし,所有する前より憧れのクルマであり,また,これからも憧れの理想通りのクルマであるという気持ちは一切変わっていない.
その気持ちは他の長期テスト車をいろいろと比較し,楽しむことによってより引き立っているのであろう.
まさにこのクルマは家に戻ってきた時のホッとする気持ちのような1台だと筆者は思っている.
車庫のシャッターを開ける度に,憧れていたクルマがいつも出迎えてくれるのはいつも気持ちがいいものである.
写真上:最近はもう1台の長期テスト車のマークⅡに若干入れ込んでいるのも間違いでは無いが,いろいろなクルマを比較して楽しんでからこそ,長年楽しんでいるローレルの魅力がより引き立つのだろう…….
Posted at 2010/03/05 05:04:51 | |
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