どうも<(_ _)>
相変わらず…なんだかんだで色々やってます…
なんとか月末までにジムに入会したい…(@_@)
さて…ブログの更新は控えているものの…。
クラウンを手放しましたので、恒例の如く、ココはキチンと最後に纏めておきたいと思います。
通勤車は自分にとってテストカーのようなものなので。
今までと違いまして、淡々と書いていきますが、写真が42枚ありますので覚悟してご覧ください。
ちなみに、今回はコメント機能を復活させておきます。
皆さん言いたいコトあるかもしれませんので…
■概要
1974年に5代目としてデビューしたクラウン。
先代モデル、通称:クジラが余りにも先進的なデザインだというコトもあり、商業的には失敗に終わった為、保守的なデザインで再び巻き返しとなったモデルです。
自分が所有していた車両はセダン2000スーパーサルーン。
2000ccの中では最上級グレードになります。
■エクステリア
威風堂々としたスタイル。
過去所有の中でも唯一のアイアンバンパー。
メッキが随所に使用されてまして、豪華です♪
このクルマを所有してて常に思ってたのが、コレで5ナンバーサイズなのかと思う程にとにかく大きく感じます…(汗)
会社に乗って行って5ナンバーと言っても誰も信じない…(笑)
今ではフロントドアガラスのステッカーはNGですが、コレは新車当時にメーカーが貼ったものなのでOK。
昭和48年排ガス規制対策車…主に点火時期の進角をしています。
Cピラーのエアアウトレットがエンブレムになっているのも特徴。
フロントフェンダーにもグレードエンブレム。
CROWNの書体は170系まで共通になります(*^^)v
Wの字が特徴。
2000ロイヤルサルーンの登場は1983年の120系まで待たなければなりません…。
今では珍しい無鉛ガソリンのステッカー。
現車は経年劣化で剥げかかってます。
バンパー四隅に付いたコーナーラバーはかなり硬質なラバー。
実際にフロント右を結構な勢いで接触させてしまいましたが、殆ど変化無し…ってか当てたのがわからない…(汗)
コレはホントに凄いと思いましたね…。
ウォッシャーノズルは丸パイプなので、詰まりが発生する確率はかなり低いです。
それがフードのルーバーから綺麗に出てくる訳です…現行車は拡散ノズルが多いですが、コレもまたいいですよ♪
■インテリア
インパネはとにかく絶壁(笑)
ステアリングはホーンスイッチが左右にレバー状で配置されます。
ちなみにコレ…金属製!!
フロントシートはとにかくしっかりしてまして、シート単体としてみましてはかなり素晴らしいです!
ヘタリを考慮しても現行車に負けてませんよ!!
ホールド性も日常領域においては全く問題ないです…。
中にスプリングを使用していると思うのですが、現行車はコストや軽量化の関係でウレタンフォームで形成されていますので、多分40年後にもここまでの機能は保持していないかと思われます。
リアドアは当時のクラウンの伝統であります、文金高島田の角隠しが接触しないように、広角でリアドアが開き、乗降性も抜群です♪
欠点は前後ドアトリムの取ってが縦型の為、若干閉めづらい。
リアシートはシートバックの角度も適度で、クッション性も抜群!
さすが後席居住性を重視したクルマです。
足元がとにかく広く、確か、助手席シート位置を最後端にした状態でこのレッグスペース…(汗)
5ナンバーセダンとは思えません…
シート生地もこのように刺繍??で模様が入ってるんですよ…さすがって感じで。
■ユーティリティ
トランクはとにかく広いが、ボディ剛性を意識してか、開口位置が高い。
背の低い方は体力の無い方は重量物の搭載が大変だったハズです。
容量は深く、奥行きもありますが、この型のクラウン最大の欠点として、トランクの雨漏りがとにかく酷かったですね…(汗)
対策としては、リアウインドウのメッキモールを全て外して、シーラントを流し込む。
手放すまでに完璧に出来ませんでした…(苦笑)
■室内装備
フロントシートベルトは当時としては超最先端のELR式!!
この時代は殆どの車種は肩ベルトと腰ベルトが別体なんですよね…。
リリースボタンがメーカー名になってるのが時代を感じます…(笑)
さらに驚いたのは、この当時で既にシートベルト警告灯があるんですよ!!
さすがクラウンって感じで…。
リアシートベルトが2点式…ココまではフツーですよね。
けど巻き取り式なんです!!
伸縮可能な2点式はチョット意外…(汗)
パワーウインドウは全席標準な上に運転席はオートと、現行車と遜色ありません。
さらに20km/hで作動する車速感応オートロックも装備。
トランクオープナーはなんと電磁式!!
40年前のクルマですよ…(汗)
さらに写真下のノブはベンチレーターで初夏は重宝します♪
フェンダーミラーは電動で、キーOFFでも操作可能♪
セダンはタコメーターがありません。
時計は故障。
警告灯は年式が年式なのもあって全く信用できませんでした…(苦笑)
レオスタットも付いてますが、一番明るいモードでも暗くて全く意味が無い…(苦笑)
ヘッドランプとテールランプの断線警告灯も装備。
サイドブレーキはステッキ式。
スーパーサルーンなのでリアはドラムブレーキです。
オプションのカセットステレオ付き。
ラジオはAM/FMでオートサーチ付き。
オートサーチ時はラジオの選局ダイヤルも一緒に回転します(笑)
空調はオプションのエアコン付き。
モード切替は負圧制御です。
リアデフォッガーは15分で切れるオートタイマー付き。
2600ロイヤルサルーンになると、リアエアコンに空気清浄器まで標準(笑)
灰皿が大きいのも時代を感じますね(^o^)
グローブボックスは容量がやや小さい。
しかも内部はボール紙で出来てます。
グローブボックス内にトランクオープナーのキャンセルスイッチが付いてます。
センターコンソールのボックスは、結構容量があり、ポータブルナビも収納できました♪
Cピラー左右には読書灯も装備。
後席の乗員も操作可能なラジオの電源及び選局スイッチ。
シガーソケットも装備。
但し、シガーソケットは前後共に常時12Vなので注意。
アシストグリップはどうやら手縫いです…スゲェ…(汗)
現行センチュリーのものと触感が同じ。
■動力性能
フードを開けてヘッドランプスイッチがスモール以上でメンテナンスランプが点灯しますが、9割方役に立ちません…(苦笑)
エンジンはM-C型…1998ccでグロス115馬力。
アイサン(アイシンとは違う…現在も存続する企業)製シングルキャブレター。
M-C型エンジンは低速トルク…アイドリングスタート時のトルクがとにかく太いです!!
ホントに2000ccとは思えない位。
但し、発進後からのトルクはそれなりで、エンジンの伸びは高回転まで正直絶望的…(泣)
とにかく遅い…発進でワゴンRのNAに置いてかれるんですよ…(汗)
本気で踏んでメーター見ても制限速度な位で…(苦笑)
ココに一番時代の差を感じます。
現代においての最大の欠点はガスケット類が全てにおいて欠品。
ヘッドガスケットも製廃です。
ヘッドカバーガスケットはコルク製なので、レストアを得意とする人ならなんとかなるかもしれません…(^_^;)
他のエンジンに関する所感は、アイドル振動がとにかく少なく、防音材が随所に使われている為、とにかくアイドリング時の車内はかなり静かです!!
但し、走り出したらウルサイ…理由は後述。
んで、最悪なのがこの4速ミッション。
4速のギア比が直結1.000なので、日常使用域に置いて五月蠅く、さらに伸びが無い。
オーバードライブ付きで5速ミッションは下から2番目のデラックスAしか無いのです。
後期になると、5速化…但しTTC-Cなのもあって走らない…らしい。
乗り心地はフレームボディなのもあってゆったり且つドッシリ感の高い乗り心地。
但し、高速域に置いてはリジッドのアシが影響し、リアサスがかなりバタつきます。
直進安定性はお世辞には良いと言えません…腰高なのも影響し、流されます。
さらにスプリングレートが低いのか、ドコに飛んでいくのか予想がつかない。
しかしまぁ…70年代のクラウンと言うコトを考慮しますと、致し方ないのです。
元々がそういうクルマじゃないのですから…(^_^;)
フロントサスだけで考えると、ダブルウィッシュボーンが効いてるんでしょうね…アシが仕事してます。
ステアリングフィールは意外と重いんです…この辺は予想外でした(笑)
ブレーキフィールはかなり良いですね…フロント2ポッドキャリパーがしっかり仕事していて、80年代のそこらの乗用車よりもしっかり効きますし、フィーリングもかなり良かったですね!!
その他、車内のこもり音に関しては抜けがいいのでしょう…現行同クラスより気になりません♪
なんだかんだ言ってもやっぱりクラウン…40年前の車種と考慮しても凄いクルマなのは確かです。
■燃費
19回給油して…
最高燃費がリッター9.31キロ。
最低燃費がリッター6.61キロ。
平均燃費がリッター7.7キロ。
正直最悪ですね…自分としては。
つまりはクラウンなんです…やっぱり2000ccと言えど当時の超高級車(笑)
サラリーマンの自分が通勤使用でなんてのは甘いですね…えぇ…(苦笑)
ちなみに燃費記録に入れ忘れたのもありますが、使用走行距離は約12000km位。
当時はリッター170円(ハイオク)でしたので、毎月のガソリン代が約43000円位…(汗)
■総括
ココはあくまで2015年の視点で総括しますと…
・動力性能は日常使用において絶望的。とにかく辛い。
・燃費も…(汗)
・装備は全く不満が無いです…寧ろ驚く程…(汗)
さらに、クラウンならではの…おもてなし…ってトコでしょうか…あるべきトコに装備がある。
細部に渡り考え尽くされています♪
このクルマはですね…現在乗るなら、イベント及び休日の相棒して考えるのであれば素晴らしいクルマですね(*^^)v♪
自分のように、日常使用で通勤から買い物までオールマイティに使うのは無理があります…(汗)
ぶっちゃけ、ブログでは色々書いてましたが、上記の諸々が重なりまして、自分の用途に置いては維持が厳しいと思い、実は所有4か月位で乗り換えを考えましたね…。
つまりは自分の使い方としては荷が重すぎました…(汗)
最後に手放す時に、改めて…ですが、スタイルの良さに惚れ惚れしました…(^_^;)
良くも悪くも色々ありましたが、やっぱりクルマって新旧国外含めて全てそうなんです…
所有しねぇとわからねぇ。
つまりは後悔は全く無いですね(笑)
1台のクルマに固執するのも良い。
それも素晴らしいコトです♪
けどね…けどね…自分も含めて…
皆さんもっと沢山のクルマを乗って、触れて、運転して感じてみてください(笑)
だから次は…いつになるか分からないけど、今度は新車でSUVを買いたい。
ハリアーハイブリッドが欲しいのです…実は…(笑)
SUVならではのライフスタイル…気になるんですよね(^o^)
そういう意味も含めてクラウンはホントに勉強になりましたね(笑)
その後…
クラウンの新オーナーさんから写真が届きました(*^^)v♪
鳥取ナンバーに変更され、燃ポンも早速修理。
コレからもまだまだ走るみたいですよ(^o^)
新オーナーさんとはLINEで繋がりましたので、コレからも何かあればクラウンに関しての連絡があるかもしれません(笑)
手放した後も状況が分かるのは嬉しいですね♪
その時はまたアップしますよ(笑)
ってコトで、コレを持ちまして、自分のクラウンライフについてのブログは終了です。
終わり。