さて、昨日はトヨタがプリウスを発売した話をしましたが、実は昨日日産からヒッソリと新型車が発売されていたのでした。
それが…
新型バネット!!
正式名称はNV200バネットと言うそうだ。名前がムダに長い。
今回のバネットのモデルチェンジ…実にめでたい!!
なんせ基本設計から言うと26年振りのモデルチェンジ。
しかも先代のマツダ製OEMと違い自社製へカムバック。これだけでも実にめでたい。
ちなみにコレが旧型。
マツダの手によって26年間、環境や安全基準を何とかクリアしながら作られてきたわけです。
マツダ内での型式が確かSK82VN型(間違ってたらスイマセン)
コレが日産にOEMされると、社内呼称型式が、
平成6年~11年のがS20型、ビッグマイナー後の11年~現在までのがS21型と呼ばれます。
ちなみに日産内ではバネットバンを通称:バネバン、バネットトラックはバネトラと呼ばれます。
実はこの先代バネットが自分は大の苦手…
車検や点検、一般整備に到るまでコイツが入ってきたらいつも整備はスムーズに終わらない1台でして…
ガソリンエンジングレード(型式:F8エンジン)は新車半年にしてヘッドカバーからオイルが漏れてくる究極の迷機。
車検の度に何度調整しても数値が出ない盲腸のようなサイドブレーキ。
リアのウォッシャーはタンクではなくビニール袋。オマケに設置場所が悪いから荷物を沢山に積んだバンの場合(ってかホトンドの場合がコレ)水の補給すらうまく行かず…
何とか水を補給しても袋のフタを閉めるまでに袋がヨレて水を荷台にぶちまける始末…
初期型のホイールナットは何故か助手席側が逆ネジ…しかもナットではなくホイールボルト。
リアのトラクションが全然掛からず雨の日の摩擦係数の低い路面では滑ってばっかりで坂もマトモに登らない…
しかも、このバネットは平成17年末のマイナーチェンジでディーゼルにDPFというものが付くワケでして…
DPF=ディーゼル・パティキュレート・フィルター
一般で言うところの排気ガス浄化装置です。
これがまた厄介な曲者でいくらか走ったらメーターに「DPF」というインジゲーターが点灯→最寄りのディーラーに行くか自分で対処するわけですが、
コレが点いたらインパネに付いてるDPFボタンを押せばいいだけなのですが…
押した途端車体からものすごい白煙が出ます…(汗)
多分路上でやったら間違いなく通報される…(汗)
おまけにこのDPF…インジゲーターが点灯して数十キロの間に対処しないと触媒がいかれて高額な修理代が来ます…(汗)
正直このバネットがボンゴとして出たのが83年…
先々代バネットが出たのが86年…
そして何故かバネットが94年に83年に出たボンゴをOEMにしてモデルチェンジ…
文字通りの進化による退化(爆)
そんなバネットがモデルチェンジ!!実にめでたい!!
さて…ではエクステリアで言うと…
全体のデザインは貨物っぽく見えません♪♪
リアウインドーの処理はハイエースやエルグラ意識でフラッシュサーフェス化されています♪♪
で…このデザインを見て思ったのが…
セレナカーゴに似ている!!
NV200というサブネームと言い、バネットのモデルチェンジというよりも復活したセレナカーゴと言う感じです。
セレナも元はバネットセレナですしね(この正式名称を知らない人って結構多いと思います。)
C23は当時の日産らしいキレイなデザイン構成で内装の質感も高く、リアに樹脂バネを採用するなど非常に凝った車です♪♪
まぁ懲りすぎて整備性にやや難はありますが…(あの水の回りの悪さはど~にかならんのかい??)
ちなみに今回のNV200バネットは駆動方式はFFになりました。
しかしリアは板バネだったり(笑)
室内はこんな感じです!!
営業者らしく室内は収納が豊富ですが、各種小物入れにフタは必要じゃないんですかね??
衝突時の人員保護という面では、やや不満が残ります。
しかし…営業者の内装もかなりオシャレになったものです♪♪
今回のバネットはワゴンも設定されています♪♪
室内は質素で写真の最上級グレードでも内装は鉄板剥き出しですが自分はコレで十分だと思います。
最近のクルマが豪華になり過ぎているかと思います。
乗り心地はリアサスが板バネなのでマズマズだとも思います。
そんなバネットの魅力…
それは価格!!
最低グレードでも150万円台後半~最上級グレードで190万切ります!!
噂じゃ追々ガソリンターボも追加されるようです!!
NAと1.6じゃさすがにパワー不足ですね…(汗)
せめて2リッターは欲しいトコです…
そんなバネット…
ディーゼルとトラックは旧型併売らしい…(汗)
整備士さん♪♪頑張ってね(爆)
Posted at 2009/05/20 21:38:08 | |
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