こんばんは(*^^)v
まだまだネタは色々とあるのですが、まだアップ出来る段階に無いものばかりなので、今回はカタログアップと行きましょう(^o^)
今回からしばらくの間、60年代のクルマ特集で行ってみたいと思います♪
ってコトで、このタイトルでピンと来た人も結構多いと思います…
初代カローラ前期です♪
数年前に行ったイベントでコレのATが28万円で出てたんですよ…結構綺麗で♪
いいなぁ…と思いつつも、壊れたらどうしようも無い2速AT…トヨグライドに躊躇してしまい、結局辞めておきました…(苦笑)
さすがに子供の頃にはもう走ってなかったですね…30カローラは良く見ました(笑)
さて…そんな初代カローラが登場したのは1966年。
型式はKE10型。
当時、大衆車と真っ向勝負するべく、トヨタが打った手法はキャッチコピー通りの展開…
「プラス100ccの余裕」
コレに尽きますね…(笑)
当時のライバルが軒並み1000ccだった中で、ご近所のクルマよりチョイと背伸びしよう的な感覚で100ccアップで発売したところ、当時の大衆にヒットし、いきなりトヨタのドル箱車的存在となります。
コレにより、カローラより半年程度早く登場した最大のライバル、サニーは出鼻を挫かれた感じになるのであります(^_^;)
尚、今回のカタログは復刻版となります。
まずは最上級グレードである、デラックスです(*^^)v
当時のライバルと比べると、パッと見の豪華さがこれまた大衆の心を掴みました♪
今見てもとてもオシャレですよね(*^^)v
まぁ…無意味な兄弟は置いときましょう(爆)
リア周りは質素過ぎず、派手過ぎずとこれまた上手い具合にデザインされています(^o^)
当時としては至って普通なインパネだったんでしょうが、これまた今見るととても新鮮です(^^)/
運転席の下にさりげなくタバコが置かれてる辺りに時代を感じます(笑)
室内も今の視点で見れば赤一色でとても派手ですね!!
ちなみにニョキッと生えているようなフロアシフトですが、当時はコラムシフトが主流の中、カローラは同クラス初のフロアシフト!!
これでも当時はスポーティ車という雰囲気もあったようです♪
エンジンはカローラの為に新開発された、K型1100cc、60馬力。
最高速度140km/hと、当時としてはトップクラスの性能!!
なんでも、当初は1000ccで開発されていたところ、ライバルのサニーも1000ccで出すという情報が入りまして、当時のトヨタで「販売の神様」と呼ばれていた、神谷正太郎の要請で、急遽1100ccに改良されます…。
結果的に「プラス100ccの余裕」というキャッチコピー通り、高度経済成長により、上昇志向にあった大衆のハートを見事ゲットしましたので、神谷正太郎の千里眼はマーケティング目線で見ますと成功と言えます(^o^)。
ちなみに、このエンジンを20度傾けて搭載しています。
それに組み合わされるミッションはフロア4速オールシンクロ。
当時としては先進的な4速で、フロアシフトに関しては、操作性向上とコストダウンを目的としているようです。
そして足回りも実に凝っています!!
国産初のフロントストラット!!
リアは当時メジャーな板バネザマス♪
装備としては、2スピードワイパーや…
ラジオを入れると自動的に1段飛び出すマグネットアンテナなんてのもあります♪
デラックスに関してはシートスライド&リクライニング♪
さらにフルリクライニングもします(*^^)v
子供も今やイイオッサン(爆)
おばあちゃんが着物なのも時代です(笑)
そんなカローラは無響室に入れて騒音テストや…
冠水路や冷凍実験室に入れられたり…
その他にも色々なテストを繰り返され…
まじめに素敵に作られてます(爆)
さて…そんなカローラはデラックスばかりが出てますが、その下のグレードはスペシャルと言います。
で…コチラが最下級グレードのスタンダードなんですが、パッと見では80年代のカローラ程、グレードの上下差がパッと見でわかりにくいですね(笑)
そんなカローラのボディカラーは、ギリシャ神話がテーマとなった9色のバリエーションで展開されます♪
なんかこの辺り結構面白いですよね(^o^)♪
そんなカローラはワザワザ生産する為に、高岡工場を新設してまでのスタートでした!!
つまりはメーカーがどれだけ気合いを入れて出したのかと言うのがわかりますね!!
そんなカローラは今の基準で見ると非常にコンパクト。
全幅も現在の軽自動車と1cm位しか変わらないんですよ!!
正直、日本のコンパクトカーはこれ位の大きさで十分だと自分は思うんですよね…(汗)
側面の衝突基準云々で…なんて言う人もいますが、事実、軽自動車はこの幅で販売してるんですから出来るハズです…(^_^;)
室内幅はそりゃこの当時のカローラより多少は狭いでしょうけど、日本の国土を考えるとコレで十分です(笑)
さてさて…そんなカローラは、モーターショーでカローラクーペと言うものが発表されています。
コレが後のカローラスプリンターとなるんです。
意外と思った方も多いと思いますが、実は初代スプリンターはカローラのクーペ版だったんです(^^)/
2代目以降は完全にカローラの兄弟車的扱いになっちゃいましたけどね…(^_^;)
さてさて…そんな初代カローラは60年代車入門としてみれば、シンプルで意外と良いかもしれません♪
K型エンジンの部品は未だに出やすいようですしね(*^^)v
燃費も今の基準で見ても十分走ると思いますし、ある意味、真のエコカーなのかもしれません♪