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2018年01月19日 イイね!

ロイヤル・ツインカム



どうも(*^^)v

今回でリクエスト頂いたカタログのアップが終了します…遅くなってスイマセン(汗)



12クラウン前期です♪

以前からブログを見て頂いてた方はご存知かと思いますが、乗ってましたね(笑)

もうアレから6年ですよ…早くね…(汗)??


正確に自分が乗ってたのは、前期の後期なんでチョットだけ違いますけどね(笑)

さて、そんな12クラウンは7代目クラウンとして、1983年8月にデビューしています♪

っつかコレも35年前のクルマなのか…(汗)

この型のクラウンは世界初のフルフレーム4輪独立懸架や、ロイヤルサルーン以上のグレードには全車ツインカムエンジン搭載と、贅の極みを尽くして来ています!!

そんな訳で当時のキャッチコピーも…

ロイヤル・ツインカム

「いつかはクラウン」というキャッチコピーもこの型から生まれています(^^ゞ

ところで、今回のカタログ…チョット詳しい方なら表紙を見て気付いた方もいるかもしれません…。

「なんか普通の12クラウンの本カタログと違う。」


実はお得意様向けのVIP用です!!

実際に新車で購入された方から頂いたカタログなので間違いありません(笑)♪

なので…



社長直々の挨拶文から始まります!!

つまりソレだけ当時のクラウンがいかにトヨタにとって重要な1台だったかを物語る1ページです。

当然…ですが、今回のカタログはデビュー当初の1983年8月のモノになります♪

新車当時に購入検討している中小企業の社長になった気分でご覧ください(爆)



ってコトでいきなり80年代定番のカッコイイ透視図からのスタートになります(*^^)v♪

まずコレでテンション上がる(笑)



で…まずはハードトップ。

クラウンと言えば日本を代表する高級車…やはりまずはトップグレードが登場(笑)

ハードトップ2.8ロイヤルサルーンG!

威風堂々としたフロントグリルに3ナンバー専用の大型バンパーはインパクト抜群です♪




リアピラーには透明樹脂レンズの化粧版を施した、通称:「クリスタルピラー」がトピックの一つ。

テール周りもややスラントしており、「ただ単に角張ってる訳じゃねぇんだぞ」オーラが出てます(爆)



んでコッチは2リッター版…ロイヤルサルーンですね(*^^)v

5ナンバーバンパーでやや素っ気なくなりますが、実際に見ても品のイイ感じが出ています。

以前も書きましたが、3ナンバーのロイヤルサルーンGが高級クラブのホステス…とにかく煌びやかで見た目も派手だけど、全てが完璧のお嬢様(笑)

一方2リッターのロイヤルサルーンは料亭の女将ですね…決して派手ではないが、天下一品の心配り。

一見地味そうに見えるんだけど、存在感がちゃんとある…みたいな。

けどロイヤルサルーンGが本音は欲しかった(爆)


おしとやかより派手な子のがイイもん(ぇ



んでもってインパネは直線基調で、意外とソフトパッド等は使われておらずこの辺りのコストはさほど掛かってなさそうな印象ですね…寧ろ現行の方がインパネだけ見ると手間もコストも掛かってます。

しかしながら、当時のクルマで…つまりマークⅡと比べるとちゃ~んと質感的には作り分けてヒエラルキーを保たせる辺りが何ともトヨタらしい訳でして(笑)



特にシートはかなり頑張ってまして、今乗っても質感も座り心地も最高。

マークⅡ程にソフトじゃなくて、芯となる部分は意外と??程良く固めです♪

実はコレで長距離を試さなかったのが唯一の心残りなんですよね…(^_^;)

ただ、長距離乗っても間違いなく楽なシートだと思います…基本がしっかりしたシートです。




んでもってコチラはセダン。

勿論??グレードは最上級の2.8ロイヤルサルーンG。

何気にこのワインレッドメタリックは新車時に台数が出てないのでかなり希少です。




で…面白いのは同じロイヤルサルーンでも、セダンになると購買層が変わる為、カタログでの演出の仕方も変わる訳です(笑)

なんでリアシートにステータスの自動車電話。

なんと分かりやすい(爆)




さらにワゴンもある訳ですが、ワゴンはロイヤルサルーンが用意されず、スーパーサルーンとなります。

ルーフの上に明かり取り程度のガラスルーフが備わるのが特徴。



当時としては凄まじく安楽に目的地へと向かえるワゴンの一つと言えます♪

コレはゆったり乗れるハズ…パワー感は時代なりですがソレもまた味。

そんな12クラウン前期に搭載されるエンジンは全部で6機種…多いねぇ…(笑)



5M-GEU…直列6気筒2800ccツインカム、175馬力、24.5kg-m。

初代ソアラであっと言わせた当時でも国産トップクラスのパワーだったエンジンです(*^^)v

しかしながら僅か1年後に3リッターの6M-Gへと進化するコトになります…すげぇなぁ…(汗)

1G-GEU…直列6気筒2000ccツインカム、160馬力、18.5kg-m。

1Gツインカムの中でも、通称:青ヘッドと言われるエンジンです。

その後の改良版…通称:赤ヘッドと比べると2000回転までのトルクがスッカスカで実用域は赤ヘッド…(苦笑)

しかしながら、高速域での伸びは圧倒的に青ヘッドですね…あっという間に気付いたら「ぬうわkm」まで出てますね…赤ヘッドはソコまで加速するのが青ヘッドに比べたらきついんです。

ちなみに平均燃費で言うと青ヘッドのが良かったりします(ぇ



M-TEU…直列6気筒2000ccシングルカムターボ、145馬力、21.5kg-m。

通称:Mターボ。実は乗ったコトありません。

オートマのみの設定でして、マニュアルとは相性が悪い…らしい。

1G-EU…直列6気筒2000ccシングルカム、125馬力、17.5kg-m。

61マークⅡに搭載した時点でフツーな動力性能なんで、コレを12クラウンに載せちゃうと結構キツイかと…(苦笑)

2L-TE…直列4気筒2400ccシングルカムディーゼルターボ、96馬力、19.5kg-m。

弱い…と言われるL型ディーゼル。

ちなみに2L-Tってのもありますが、スペックは同様。MTが2L-TでATが2L-TE。

2L…直列4気筒2400ccディーゼル、83馬力、17.0kg-m。

全てが未知…どんな感じなのかさっぱり分かりません(爆)



コレらに組み合わされるミッションが、4速コラム、5速フロアのマニュアル、ソレと4速でコラムとフロアのオートマ。




足回りは前述の通りで世界初のフルフレーム4輪独立懸架です♪

フロントがダブルウィッシュボーンでリアがセミトレ。

しかしながらコレはロイヤルサルーン系のみでして、他のグレードはリアがリジッドになります。



で…シャシーもコレまた前述で分かりますが、クラウン伝統のフレーム♪

とにかくボデーの剛性は高く…いや…シャシーの剛性か…(苦笑)

凄く乗り味はゆったりしてまして漂うような感じです(*^^)v

この乗り味は今のクルマではチョット味わえません…独特です♪




さらに足回りではオートレベラーも装備されてまして、車高を一定に保ちます。



また、ブレーキでは4-ESCも設定がありまして、当時としてはかなり先進的です♪



その他のメカニズムでは、静粛性アップの為、三重シールドウェザーストリップという、かなりコストの掛かった内容までしてますね…(地味に凄い)

このA-A断面図はセダンボディの物ですね…(ガラスの上部にドアフレームありますし)

この断面図から察するにドアフレーム上部と一段下…つまりドア側に2つのウェザーストリップを備えてますね。

外側のウェザーストリップは主に風切り音対策、内側で止水、更にボデー側の内側のウェザーストリップで透過音対策って感じの入れ方ですねコレ。

現行車のこのクラスでは当たり前だと思う内容ですが、当時としてはかなりコスト掛かってますね…通りで静かな訳です…(^_^;)



更にエンジンルーム周りにも徹底的な防音対策で静粛性アップをアピールしてます(笑)

さて…確かに静かになる…が…全てがメリットではない。

デメリットとして重くなる訳です…ソコで源流対策として、振動騒音の源から見つめ直して出来たのがセルシオへと繋がる訳ですねぇ。


さて…装備としては、さすがクラウン…至れり尽くせり…(笑)




当時としては…(ってか今でも多いけど)なんと4人分のシートポジションをメモリー出来る、マルチアジャスタブルマイコンパワーシートっていう…

まぁ何とも長ったらしいネーミングの装備(爆)

1つ目はオーナー、2つ目は運転手、3つ目は奥様、4つ目は愛人用(爆)



そう言えば何気にフルフラットに出来るんですよね…1度位はコレ使って旅行すればよかった…(泣)

またHTロイサルGのセパレートシートにオプションっていう、殆ど装備されてるのねぇじゃねぇか!!

って言いたくなる位のレアオプションで、助手席肩口に助手席シート用コントロールスイッチが装備出来ます…

絶対目的一つだよなコレ(ぇ



後はMS100クラウンからの伝統で、ラウンジシートも選択出来ます♪



更にセダンにはリア分割パワーシートは勿論…




リフレッシングシートでマッサージが出来る上…



シートヒーターで凄まじく快適です(爆)



で…エアコンも当時としては凄まじく凝っておりまして、スインググリルは勿論、世界初の10気筒可変容量コンプレッサーで更なる機能性向上をしています!



で…リアには250ml缶が5本程度冷やせるクーラーボックスも装備されてます(*^^)v



オーディオにはサウンド・イン・サウンドシステムを採用し、前席でラジオを聴いていても、後席はヘッドホンでカセットが聴けたりと、いるのかいらないのか全く分からないものまであります(爆)




ソレに当時としては先進的だった、ナビコン一体型クルーズコンピューター。

間違いなく今見れば珍装備です(爆)

地磁気を利用して目的地までの距離を割り出す計算機…カーナビのご先祖様のようなもんでして、当時としては超高級装備の一つと言ってイイでしょう(*^^)v



で…助手席のグローブボックスを開けると、バニティミラーが装備されてたりするんですが…

ぶっちゃけ使いにくい…(苦笑)

けど何気に頑張ってて、グローブボックス照明が角度調整式だったりするのです(爆)




で…自動防眩ミラー。

GX61と同じプリズム式ってヤツですね(*^^)v

当時としては先進装備の一つだったんですが…

とにかくガッチャンガッチャンウルサイ(爆)

この機構を知らない人を乗せた時に作動しちゃうと、作動音の大きさに、「何!?何??」って驚かれます…(苦笑)

知っててもいきなり鳴ると、オーナー本人がビクッ!!ってなるヤツだったりします←経験者



ちなみにインパネは何と3種類…ホント何かと項目多いから、ブログも長ったらしくなっちゃう…(苦笑)

ってコトで…



”いつかはクラウンに”

当時のサラリーマンは、いつか仕事で成功を収め、いつかはクラウンに乗ってやろうという、一つの目標の元に頑張ってました…特に今の60代以上の人達なんて多いんです実際に。

世界中探しても中々そんな1台なんて無いですよ…キャデラック位でしょうか…。

この時代のクラウンは正に国民のステータスマシンだった訳です。


ってコトで、どうやらコレから35年後の現在…どうやらクラウンもそろそろ最新型が発表されるんじゃないでしょうか…コンセプトも出てましたし。

コンセプトのクラウンは…どうもBMのグランクーペを目指して若い人たちへ媚びたいような気持ちが出てるようにしか見えませんでした…(泣)

実際に福岡モーターショーでフツーに柵も無く展示されてたのに、ソコに人だかりが無かったのには驚きましたね…(汗)

たまたま今日徳大寺さんの89年の本を見てて、たまたまクラウンのコトが出てきたのですが…

「セルシオが出た今、クラウンがマークⅡのポジションになっていくだろうと思う…。」

なんて感じの内容を書いてました。

凄いですよね…その通りですもの。

マークXも廃止は時間の問題で、クラウンの敷居…いや…値段は高いんだけど、威厳としてのポジションがココまで下がってきてしまいました…。

クラウンはクラウンらしく…マンネリ化していって行くのも手じゃないかなとも思いますね。

21世紀を目指して行くならゼロクラのポジションは絶妙だったのに、ソコからコンセプトもどうも迷走気味だしなぁ…((+_+))

次期クラウン…どうなるんでしょうかね…。時代の流れとはいえ複雑でもあります。
Posted at 2018/01/19 22:48:30 | コメント(21) | トラックバック(0) | カタログ~トヨタ~ | クルマ

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