どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
石投げりゃ当たる位にドコにでもいましたねぇ♪
90カローラ後期です♪
親戚のジイちゃんに、中学の先生に、小学校の通学路で雨が降った翌日は大事そうに拭き取ってるオバちゃんに、車検の代車に、クルマ仲間の愛車に…
と…ホントにドコにでもいた1台…30年が経過した今でも稀に見ちゃう位ですからやっぱり大ベストセラー車な訳です。
ただ…その見かけたカローラはほぼ高確率でスーパーホワイトだったという(笑)
いや…マジで凄かった時代です。
さて…そんな90カローラは1987年に6代目カローラとしてデビューしています♪
バブル景気に乗っかって、大衆車カローラも一気に高級化。
当時のハイソカー路線に乗るように前述のスーパーホワイトのボディカラーに毛足の長いマルーンのファブリックシート…と、国民の生活水準が上がっていく様子がクルマにも反映されてるように思います。
で…1989年には更なる商品力強化の為に後期型へとマイナーチェンジ。
正直前期でも結構豪華なんですが、全体的により煌びやかに…ホントにトヨタはこういうトコ上手いんですよ…(笑)
当時のキャッチコピーは…
この国のセダン。
国内No.1のベストセラーだからこそ言えちゃうこのキャッチコピー。
続・ニッポンの自動車の新しい物語。
なんてコトもありまして、ファミリーが騎馬戦スタイルで応戦です(ぇ
今回は後期でも1990年2月のカタログになります。
この後期になってやっぱり印象的だったのはメッキで輝きが増したフロントグリルと、バンパーのデザインもより洗練されて…けど嫌味がない程度に高級感が増してるトコですね♪
ホイールも切削タイプになるんですかね…輝度が増してコレがまたイイですね(^^)v
で…何気にこのカタログを見て思ったのは、カローラの車内を覗き込む子供も、今や恐らく自分と殆ど年齢差の無いアラフォーのオッサンになってるんだろうなと…。
「今度のサニーはココにランバーサポートがあるんだって♪」「へぇ~!」
みたいな会話をしてるんだと思います。
リア周りもウインカーレンズがクリア化されてよりスッキリとしています(^O^)
そういえばリアウインドウに無鉛ガソリンのステッカーがあったギリギリのクルマかと。
インパネはもう見た目からして使いやすさしか感じません!!
2DINオーディオのスペースだけでなく、インパネ上部に1DINのラジオスペースも。
この1DINの位置に型は古くなりますが、インダッシュナビも入れれちゃう。
そしてエアコンパネルも比較的使いやすい、温度&風量はレバータイプ♪
灰皿も一番下…までは行かなくてチョット上にありますし、ソレでいて吹き出し口からは灰の影響を受けないようにキチンと遠ざけられてたり…。
各スイッチ&メーター、全てが大きく見やすく、触れやすく…と、運転するには使いやすさしか感じない訳です(^_-)-☆
シートはハイソカー風味溢れるマルーンのシート(ブル―もブラウンもあるにはありますが…)。
しかしながら着座感はマークⅡ系のフワッとした感じではなくて、適度に固め。
この後の100カローラの前期とかなると更に高級感増すのがスゴイ…(汗)
そんな90カローラ後期に搭載されるエンジンは全部でなんと7機種…
・5A-FE…直列4気筒1500㏄ハイメカツインカム、EFI、94馬力、13.1kg-m。
90カローラで一番出たのはこのエンジンでしょう。性能も必要十分♪
カローラでもハイメカだろうとツインカムでEFIですからバブリーだなぁと。
・5A‐FHE…直列4気筒1500㏄ハイメカツインカム、EFI・S、105馬力、13.5kg-m。
SEリミテッドG専用のエンジンでワザワザ造り分けちゃう辺りがスゴイ(笑)
で…コレがホントに元気のイイエンジンでしてね…ビュンビュン回ります♪
・4A-GE…直列4気筒1600㏄ツインカム、EFI、140馬力、15.0kg-m。
GTに搭載される名機4A-G…後期はハイオク仕様で更にパワーアップ!
・4A-FE…直列4気筒1600㏄ハイメカツインカム、EFI、100馬力、14.0kg-m。
フルタイム4WDグレード用のエンジンになります。
・2E…直列4気筒1300㏄シングルカム、キャブ、73馬力、10.3kg-m。
ベーシックなタイプの1300㏄。
・2C-Ⅲ…直列4気筒2000㏄OHCディーゼル、73馬力、13.5kg-m。
ディーゼルでも4WD用になります♪
・1C-Ⅲ…直列4気筒1800㏄OHCディーゼル、67馬力、12.5kg-m。
コッチは2駆用ですね(^^)v
コレらに組み合わされるミッションは、4速と5速のマニュアル。
オートマは3速と4速がありますが、4速の方はGTのみECT-Sになります。
この当時はカローラでも当然のように4輪独立サスペンション。
「ペガサス」なんて名称付ける辺りがまたトヨタの上手いトコでして…。
前後共にストラット…しかしながら、1500のSEリミテッド以外の1300と1500はなんとスタビライザーが前後共設定されてません…。
更にGTだけにオプションだけどTEMSの設定もあります♪
そして後期でブレーキにはオプションで4輪ESC(今で言うABSですね)も選べるようになりました(^O^)
ESCになると、リアブレーキがドラムからディスクになります。
後はタイヤが多過ぎ(爆)
ココまで設定をするのが今じゃ考えられません…(汗)
装備としては、GTのみのオプションなんでかなりレアにはなりますが、デジパネの設定があります♪
ホワイト系の蛍光管なのがチョット珍しいですね…当時はグリーンかアンバーが定番でしたので。
で…この辺りの実用性を確保してるのが、90カローラのイイところでして、カップホルダーがこのように装備されてるクルマはまだ珍しかった時代です。
対してこの頃の日産車はローレルもですが、ラウンドしたインテリアを重視し過ぎて収納は無いと言っても間違いない位でしたから…(泣)
で…何気にパワーウインドウが改良されているのが後期のコレまたイイところ。
前期はドアパネにベタッと付いてるので使い勝手が…(^-^;
後期になるとこのよういに一般的なタイプになってます♪
で…やっぱり装備が充実してるのはGTになるようですね…
コレまたGTにのみオプションのオートドライブ。
グレード構成はやっぱりこの時代のベストセラー…とにかく多いのです。
・SEリミテッドG…最上級グレード。6連メーターやらで高級スポーティ系。
・SEリミテッド…大半はこのグレードが走ってました♪豪華仕様。
「フルタイム4WD」と紹介されてますが、
正確にはSEリミテッド、SE、XEサルーン、TXの4グレード。
コレにエンジンが1600か2000ディーゼルが選べるんですが、2000ディーゼルは5速マニュアルのみという時代を感じる設定ですね…(^-^;
・XEサルーン…SE系より落ちるけど、ソレでも結構豪華なカローラになります♪
お買い得な内容かと。
・GT…ハイパワー最強グレード。個人的にはレビンよりコッチ(笑)
・SE…正直SEリミテッドと殆ど装備が変わらない…(汗)
んでもってXEサルーンよりシートとかの生地が良くなる位。
けどXEサルーンで選べるパワーウインドウと集中ドアロックがオプションですら無いっていう…(汗)
SEリミテッドとの差はなんと僅か6万円…モデル末期だと値引きで差が埋まるかもしれないレベルだけありまして、存在感がビミョーなトコではあります…(苦笑)
・TX…ココから結構装備が落ちます。一気に合理的に。
・DX…カラードバンパーも無くなります。ビジネス向けですよね。
・カスタムDX…リア熱線もシガーライターも助手席サンバイザーも無い。修行。
ボディカラーはこんな感じで、全8色。
自分ならSEリミテッドGのレッドマイカの5速でムーンルーフ付けます。
で…見えにくいけど価格表。
カスタムDXは最安値をアピールする為の広告塔だったのか…??
もう価格表にも載ってない…(苦笑)
その代わりに??最終特別仕様車のスーパーリミテッドは掲載されてます。
一番高いのは意外や4駆の1600SEリミテッドのオートマ。
153万7000円…コレにエアコンとステレオを付けて177万2000円となります。
どうもカローラと聞くとコレ位の値段のイメージで固まってます…未だに…(苦笑)
今はおおよそ300万円はしますね…その代わりナビも付いちゃうし、各種安全&先進装備がテンコ盛り…ボディサイズも違うので、まぁ名前ばかりだと。
さて…そんな90カローラはこの1990年に年間で30万台も売り上げてます!!
この記録を打ち破ったのが30プリウスなんだそうで。
話は戻って90カローラ以降はバブル崩壊の影響もありまして販売台数は下がって行きます。
2000年に入る頃はワゴンにレビンにスパシオと…カローラという名称で連合化してなんとか販売台数1位をアピールして水増ししてた感しか正直しませんでしたねぇ…(泣)
確かフィットがその後1位を奪った訳で…時代の移り変わりを感じたもんです。
90カローラ…品質が抜群なので、恐らくコレからも結構生き残っていきそうな気はします…もうかなり少なくなってはいますがね…(^-^;