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2020年10月03日 イイね!

アウトバーンの旋風。



どうも(^^)v

今回はカタログのアップになります…

コレが馴染みが無いんだよなぁ…(^-^;

ってコトで…



C31ローレル前期です♪

う~ん…後期ならハードトップも運転したことありますし、セダンはターボメダリストの燃料ポンプ換えたコトもあるのですが、この前期ってのが全然関わりが無い…(苦笑)

思えば中古車で出て来るのも後期ばかりで前期の比率は少ない訳で…(汗)

あくまで想像の範囲ですが、防錆面で後期より弱いのか…、そもそも新車時に売れてないのか…。

さて…そんなC31ローレルは1981年に4代目ローレルとしてデビューしています♪

自分もC33に乗ってるから?余計そう思うのですが、このローレルというクルマは歴代全体で見ると日産の悪いクセが垣間見えてきます…

キャラクターがブレる。

例えば初代は日本初の高級ハイオーナーカーとしてはコレ見よがしにゴージャス…では無くてさりげなく高級感を出してて気持ち程度で欧州調。

2代目ブタケツは和製モパー系で思いっきりアメリカン。

3代目の棺桶はコレまた思いっきりコテコテなアメリカン。

で…今回のC31ローレル前期のキャッチコピーは…



アウトバーンの旋風。

旋風と書いて「かぜ」と読む…実はそんなコトどうでもよくて、キャッチコピーから分かるように思いっきりヨーロピアン。

ソレでもってこの手の2リッタークラスのハイオーナーカーってパッと見のゴージャスさで勝負するのが当時の常套手段。

例えばマークⅡならボタン張りの豪華なシートにソレに伴う高級装備♪

で…ココでC31ローレルはキャッチコピーからしてこんな感じへ…



Cd=0.38 驚異の空力ボディ

ヨーロピアンに振ったから故のキャッチコピー…恐らくアウディ80辺りをベンチマークにしたんでしょう…(^-^;

ちなみに当時の開発責任者は、「スカイラインの父」こと櫻井眞一郎。

この手の比較的高級車のキャラクターながら合理的に振りたかったのであろう櫻井さんの考えがあったのかもしれません…(汗)

ただですよ…

空力アピールするのになんでローレル…(汗)

この手の空力をアピールするならスカイラインなりZなりなんなりと出来たハズなのに…。

例えばアウディなら1982年に登場した100なんていうセダンでフラッシュサーフェスなりCd値0.30なり謳うなら分からんでも無い。

国の自動車に対する文化&価値観の差

コレかなって自分は思います…1980年代の日本車の文化ならこのような性能的な付加価値はスポーツモデルの方がアピール度が高いハズ…なのに…(泣)

んでもってCd値0.38は1981年では結構良くて、1985年のアルシオーネはかなり飛んで0.29。

C33ローレルは0.34…現行プリウスはかなり低くてなんと0.24!!

数字はあくまで見える化の目安であって、真実とは限らない。

コレには前面投影面積やらリフトやらマイナスリフトやら諸々の複合要因が絡みあい…

スゲェ複雑になる。


まぁ…とにかくC31ローレル前期は合理的なヨーロピアンを少なくとも目指したんでしょう。





前説長過ぎた…(汗)

もうパッと行ってしまえ…

とにかくカタログは1980年11月のデビュー時のモノです。



ってコトでまずは4ドアハードトップ。

ハードトップは先代には設定のあった2ドアが時代の流れなのか廃止されて4ドアのみになりました…このポジションはレパードに行ったんでしょうかね。

見た感じでは煌びやかな感じが無くなってこの手のクラスのクルマとしては一気にシンプルで合理的な感じになったかと…(^-^;



で…このシチュエーションは何(笑)??

何が一体こんな場所でヘリの発着を待っているのか…何かの取引か。

または朝日ヘリコプターの車両でレミントン持ってレイバンのサングラス掛けたのが降りてくるのが正しいのか…(爆)



前期のリア周りはナンバープレートがテールガーニッシュの上部に配置されます。

で…やっぱりメッキ類の装飾はこの時代のクルマとしてはやや控え目。

バンパーが上級グレードのメダリストでも黒ウレタンってのがまた効いてるかと。



一方コチラは4ドアセダン。

西部警察感がより出るならコッチ。

ちなみに2ページ使ってデカデカとしたカットの場合は上級グレードを使う場合が多いのですが、不思議なコトになんと下から2番目の1800GL…なんで??



C31ローレルは前後共にハードトップもセダンもそんなに見た目の大差が無いかなって思いますね…寸法で言えば純粋にボディの全高が20mm違います。

どっちが良いかはともかく、コレがGX61マークⅡならセダンとハードトップで全然外観が違いますよね。

パーソナルとフォーマルの使い分けが上手いのはやっぱりマークⅡかなぁ…(^-^;



インパネは当時の日産らしく絶壁。

エアコンの吹出し口がやや小さめな感じはします…ソレにしてもスイッチ多い(笑)

エアコンパネルで驚いたのはこの時代でMAXボタンがあるってコトです…。

炎天下での急激なクールダウンとかではボタン一つで出来て便利なんですよ(^^)v

現行モデルではゴルフ等のVW車にありますが、日本車では見かけません…(^-^;



で…アウトバーンだ空力だでヨーロピアンな感じに振ったかと思えば、シートはルースクッションでアメリカンだったり…(汗)

この辺りでキャラクターのブレを感じるものの、よくよく考えたら初代ソアラの2800GTエクストラもこんな感じでしたね…(^-^;

室内は角張ってるからか、このクラスでも適度な広さがあります…少なくともC33より広い。

そんなC31ローレル前期に搭載されるエンジンは全部でなんと8機種…(笑)



・L28E…直列6気筒2800㏄OHC、ECCS、155馬力、23.5kg-m。

セダンとHTの2800メダリストに搭載される訳ですが、なんせ当時の3ナンバー…。新車でも売れてないので、現在では激レア…どころか現存してないかも…(汗)

現存してるのを聞いたコトがありません…(汗)

・L20ET…直列6気筒2000㏄OHCターボ、EGI、145馬力、21.0kg-m。

当時の日産がウリとしたターボ…マークⅡよりもチョット早く搭載されてます♪

但し、L型ターボはマニュアルじゃないと全然走らんです…(苦笑)

・L20E…直列6気筒2000㏄OHC、ECCS、125馬力、17.0kg-m。

コレが恐らく最量販。今でも現存するのはコレが一番多いかと。

・L20S…直列6気筒2000㏄OHC、ECC、115馬力、16.5kg-m。

静かな6気筒。ECC(電子制御キャブ)システムを採用。

・Z20S…直列4気筒1800㏄OHC、キャブ、110馬力、16.5kg-m。

Z18Sをストロークアップした力感派。ツインプラグで低音ドロドロ型。

・Z18S…直列4気筒1800㏄OHC、キャブ、105馬力、15.0kg-m。

画期的な急速燃焼方式の2プラグZエンジン。

・LD28…直列6気筒2800㏄OHCディーゼル、91馬力、17.3kg-m。

静かで、パワフルな6気筒の新型ディーゼル。

・LD20…直列4気筒、2000㏄OHCディーゼル、65馬力、12.5kg-m。

力強く、経済性に優れた4気筒ディーゼル。

ってかLDって2000と2800で気筒数すら違います。

コレらに組み合わされるミッションは、4速と5速のマニュアル。

そして3速でコラムとフロアのオートマ。

やっぱりオートマがこの手で3速なのはツライ…後期まで待たないといけません。



足回りはフロントがストラットでリアはグレードによりセミトレと4リンクになります。

個人的に気になったのは、セダンのセミトレは2800メダリストのみ。

ココだけ造り替えてきたところはチョット面白いですね(^^)v



で…メダリスト系は全てにオートレベライザーが付いててチョット凝っております♪



装備としましては2800メダリストはピュアトロンが標準♪



で…別バージョンのCMでもウリにしてたのがフリーシートセッター。

通常のシートリフターと違って斜め前方方向に上下するので…

日本初なんだそうです…。

マニアックなトコを突いてきますねぇ。



電動サンルーフはパネルではあるものの、チルト&スライド機構付♪

しかしながらコレも不思議なモンでして、2000SGL系とディーゼルのVX-6だけという…(汗)

メダリストに無いってのが…(汗)

どうやらメダリストにはASCDのスイッチやオートレベライザーのインジケーターがルームランプにあるからっぽいですね…いやいや…どうにかしようよと。



世界初のタイマー付パワーウインドウ

今じゃ当たり前の便利装備はC31ローレルがなんと世界初でした♪

最近のネットニュースではC32の電動格納式が結構取り上げられてますが、C31ローレルもココはトピックとして頂きたい。



足踏み解除式パーキングブレーキも世界初!!

コラムシフトのみですが、コレも意外と知られてませんよねぇ…(^-^;



さらにメダリストに標準で電子式ボイスワーニング。

U11ブルで一回だけ聞いたコトありますね…ネタにはなりますが、お節介装備(笑)

ASCDはメダリストに標準…しかしメインスイッチはもっと配置を考えればよかったのに…(^-^;

そしたらサンルーフ付けれたかもしれないのに…(汗)



意外と便利なのはテーブル組込みセンターコンソール!!

うわぁ~コレはC33にも欲しかった…チョットしたコトで使えますよねぇ♪



この時代の先進装備だったドライブコンピューターもご用意しております…

但し2800メダリストにオプションなので…まず無いでしょう…(苦笑)

とにかく見た目のシンプルさとは違って装備は結構あるんです(^O^)♪



そんなコトもありまして、グレードはとにかく多いです…

まずはガソリンNAの4ドアハードトップシリーズを左上から。

・1800GL…HTで一番ベーシックなヤツですね。

・2000GL…4気筒。フリーシートセッター付。

・2000SGL…4気筒。シートも豪華になってPS、PW付。

・2000SGL-E…6気筒になってリアサスがセミトレに。

・2000メダリスト…ASCDにオートレベライザーの豪華仕様。

・2800メダリスト…激レア。ピュアトロン装備。タイヤもミシュランに。



次いでガソリンNAの4ドアセダンシリーズ。

・1800カスタム…セダンのベーシックなヤツはカスタムになります。

・1800GL…テーブル組込みセンターコンソールが付きます。

・1800SGL…PW、PS、フリーシートセッターも付きます。

・2000GL…1800GLの2000版。

・2000SGL…1800SGLの2000版。但し4気筒。

・2000SGL…上記6気筒版。セダンはココから3針式時計がタコメーターに。



・2000SGL-E…ECCS版。

・2000メダリスト…セダン豪華版。

・2800メダリスト…当然激レア。見てみたい。

右ページはターボシリーズとなります♪

・4ドアHT2000ターボSGX…ナゼかメダリストじゃないんだな。後に追加。

・4ドアセダン2000ターボSGL…そう言えばターボはステアリングが専用。



最後はディーゼルシリーズ。

・4ドアHT280D VL-6…HTでベーシックなヤツ。2000GL相当でしょう。

・4ドアHT280D VX-6…HTの最上級。2000SGL相当でしょう。

・4ドアセダン200Dカスタム…セダンのベーシックなヤツ。

・4ドアセダン200D GL…ラジエターサブタンク付。

・4ドアセダン280D VL-6…タコメーターがココから付きます。

・4ドアセダン280D VX-6…ディーゼル最上級。

書くだけでも大変なラインナップ…(汗)

で…こんなローレルはどうなったかと言いますと、マイナーチェンジで一気にメッキパーツを使った上にマルーン内装になって、マークⅡのようなツートンまで出してきて…

ヨーロピアンからアメリカンへ(爆)

けどCMキャラクターはフランスのファッションブランドのジバンシィ。

まぁ…この辺りはリンカーンもジバンシィとのコラボモデルがあるので何とも言えない訳でもないのですが、それにしてもこの右往左往っぷりが日産車らしい感じもします。

C32になると…ビバリーヒルズの…ですし…。

C33はCMでイギリスの街中を走る位に明らかな欧州調…。

しかしながら、走らせるとどのモデルも味があってドコかしらスポーティなのがこのクルマの面白いところではあるんですがね(笑)

ソレにしてもC31の前期…2800メダリストなんて特に1度お目に掛かりたいもんです…(^-^;
Posted at 2020/10/03 20:46:14 | コメント(14) | トラックバック(0) | カタログ~日産~ | クルマ

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何シテル?   12/31 21:57
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