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2022年04月26日 イイね!

新世紀

どうも(^^)v

今回はリクエスト頂いたカタログのアップになります。

このモデルは馴染みが無いなぁ…(^-^;

ってコトで…



VG40センチュリー中期
一部改良モデルです♪

この型のセンチュリーは30年に渡って販売されたので、モデルの判別がホントに難しいですね…(苦笑)

まず、VG10というセンチュリーの祖先とも言えるクラウンエイト。

で…センチュリーとしてデビュー当初のVG20。

ソコから排気量が3.4リッターにスープアップしたVG21、51年排ガス規制で改良されたVG30、53年排ガス規制で改良されたVG35、そしてビッグマイナーと言える位に大幅変更されたVG40があり、更にソコから前期、中期、後期と別れるようですね…(^-^;

年式は分かりませんが、小学生の時に同級生の家がこのセンチュリーでしてね。

ドコぞの政治家の家でも社長の家でも無く、クルマを趣味とするフツーのサラリーマンのお父さんがファミリーカーとして購入したんだそうです(爆)

今でこそネットは当たり前にありますし、高速有鉛なんて雑誌でそんなマニアの方も多々登場する時代ですが、90年代前半のインターネットすらワードも出てこないような時代にはソレはソレはかなり珍しく見えました(笑)

だってねぇ…会社社長や政治家やヤ〇ザとかソッチ系の人が乗る特殊な車種ってイメージでしたしね…(^-^;

さて…そんな初代センチュリーは1967年にデビューしています♪

時としてトヨタ2000GTが発売されたのと同じ年になるんですよね(*'▽')

で…上記のVG40ってタイプに大幅改良されたのが1982年。

排気量も4リッターになり、各部が時代に合わせて改良されてます。

そして1987年に中期へとマイナーチェンジ…ココで見た目の改良が入ると共に、電気装備が時代に合わせて色々と増えてます(*'▽')

前置きが長くなりましたが、この中期の一部改良が入ったのが今回のモデル。

オートマにシフトロックが追加された他、コンソールボックスのフタの開閉方法が変更される等、細かな改良が変更点になるようですね♪

そんなVG40センチュリー中期一部改良モデルのキャッチコピー…



新世紀

ま…まぁ…車名からして分からんでもない…(^-^;

にしても金ピカなカタログでございます。

今回はまさにその中期一部改良時となる1989年5月の内容となります。



ってコトでホントに和の高級車…オリジナリティしかありません(*'▽')

中期になってどうやらフロントグリルもヘッドライトも変更されてます!

基本が1960年代な訳ですから、古そうにも見えるものの、各部は時代の流れに合わせアップデートが図られ、最新装備が奢られています。

全長は5120㎜、全幅は1890㎜と未だに堂々としたボディサイズです。



テールは中期よりスモークレンズ化…更にテールの淵がクリアレッド、エンブレムがゴールドになってるようですね(^^)v

にしてもリアオーバーハングがかな~り長いですねぇ♪



運転席はまさにバブルの時代…メーターはデジパネになるわ、スーパーモニタリングディスプレイが追加されるわで、古いデザインのインパネが電気仕掛けの要塞になって行きます。

ちなみにインパネの木目は元々本木目だったのが、VG40から木目調に。

今回のモデルより更に後のモデル末期の最終型でまた本木目になるらしいです。



前席シートは主に3種類で、Eタイプならウール生地のラウンジシート。

又はオプションで本革のセパレートシート。

Dタイプならモケット生地のラウンジシートになるようですね(^^)v

クッションも厚く、いかにもシッカリとした感じのシートですね♪



そしてセンチュリーと言えばやっぱりリアシートでしょう(*'▽')

Eタイプのオールウールシート…コレだけでも十分豪華ですが…



オプションの本革シートもコレまた捨てがたい♪

ちなみに今回の中期一部改良から本革シートが追加されてます(^^)v

トヨタのフラッグシップだけありまして、間違いなく革の触り心地は抜群かと思います(*'▽')



しかしながらDタイプのモケットシートも生地の仕立ては恐らく抜群の質感でしょうから、触感や耐久性は他のクルマの比ではないかと…(汗)

そんなVG40センチュリー中期一部改良モデルに搭載されるエンジンは1機種のみ…


・5V-EU…V型8気筒4000㏄OHV、165馬力、29.5kg-m。

基本的に1964年にデビューしたクラウンエイトのV型をベースに改良し、この5VーEUを最終形態として1997年まで生き残った長寿ユニットです(*'▽')

シリンダーヘッド及びブロックにはアルミを使用してエンジン容積の割には軽量。



コレに組み合わされるミッションは4速フロアオートマ、又は4速コラムオートマ。



足回りはフロントがストラットでリアは4リンクリジッドとなってますが、リアサスにはオートレベラーを採用して沈み込みの抑制に対応♪

更に電子制御サスのTEMSも装備され、これまた時代の流れに合わせ電気仕掛けの要塞で制御されて行きます。



ブレーキは4輪ベンチレーテッドディスクで、フロントキャリパーはツインピストンを採用し、当時としてはかなりのヘビー級となる約1.8tの重量に対応。

更に4輪ESCも装備され、古き良き味を持ちつつも、時代のトップをリードするような性能を与えられています。



ボディはソリッドカラーなら5コート5ベーク、着色マイカなら7コート5ベーク塗装、パールマイカは6コート5ベークという、とても手間もコストも掛かった塗装です…(汗)

実際に塗面も鏡のような美しさで、最高峰の品質かと思います(*'▽')



装備としましては、さすがVIPの為のセンチュリーなので後席周りが充実。

バイブレーターで疲れを取るリフレッシングシートに、寒い日は非常に心地良いヒーターシート、40:60で分割して中折れ機構も装備したリアラウンジシート…シート1つとってもかなり充実してます♪



更に左後席に座った場合に前方の視界を広げる為に助手席ヘッドレストは前に倒れます(^^)v



リアセンターアームレストはテーブルにもなりますし、助手席シートバックの一部が倒れるコトで足を伸ばすコトも出来ます…(日産で言う助手席リラックスシートってヤツですね)。



その左後席から天井を見上げると、後席用のバニティミラーが有り、ソコから横を向くとEタイプに標準となるリアドアカーテンがあります(^^)v

このカーテンは次期モデルの50系はオプションになるのでチョット意外です。



後席用快適装備はまだまだ続き、標準でリアアームレストにカセットデッキを装備。

ソレにオプションで後席用テレビですね…有線のリモコンが泣かせます。



空調関係で言えば、前席のエアコンにはスイングレジスターを装備!

後席はセンターコンソール後部のエアコンパネルで操作が可能♪

その横には取り外し式のワイヤレスリモコンがありまして、コチラでもエアコン関係及びオーディオの操作が可能です(^^)v



その他、VG40系より採用されたデジパネ、そしてタコメーター及び各種警告灯を備えたスーパーモニタリングディスプレイ。

パワーウインドウは三角窓まで自動開閉可能です♪

コンライト(オートライト)は今でこそ法改正で全車義務化されている装備ですが、センチュリーに関しては感度をツマミで調整出来るなど、アナログながらも可能な限りのおもてなしをしているのが特徴と言えます!



グレードは何度か話題にしてきましたが、2グレードの構成。

・Eタイプ…最上級グレードで至れり尽くせりのVIP仕様。本革も選べます♪

・Dタイプ…ベースグレード且つ、各種パワー装備が結構落とされます。

恐らく大半はEタイプで、Dタイプはハイヤーやあくまで送迎用という役割で用意されたグレードなのではないかと思います。

ボディカラーはカタログでは2色しか出ませんが以下の通り…。

・神威(エターナルブラック)…いかにもセンチュリーな黒です。

・富士(クリスタルパールマイカ)…ホワイトパールになります。

・大和(イリュージョングレーマイカ)…やや茶色味があるグレー系メタ。

・飛鳥(インペリアルマルーンマイカ)…小豆色。

・摩周(シリーンブルーマイカ)…紺色。

自分でしたらEタイプの飛鳥でしょうか…。

VG40はノーマルで乗ってもソレらしく好きですが、敢えてジャンクションのフルキット組むのもソレはソレでイイなと思ってしまいます(笑)

さて…そんなVG40センチュリーは1992年に後期へとマイナーチェンジされ、その後も小変更を続けながら1997年に30年ものロングライフを全うして50系へバトンタッチします。

モデルライフ故にバリエーションも多岐に渡る上、程度も相場もピンキリ。

その世代世代に印象に残るセンチュリーは似て非なる仕様だったりするので、恐らく「初代」と言っても思い描くセンチュリーの印象はかなり異なってくるのではないかと思いますね(^^)v

Posted at 2022/04/26 22:54:03 | コメント(6) | トラックバック(0) | カタログ~トヨタ~ | クルマ

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