どうも(*'▽')
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります(^_-)-☆
うん…正直全く馴染みが無いです…(苦笑)
カルディナバンです♪
色々資料を調べてみたんですが、貨物故に細かい改良内容が記載された資料が出てこないんですよねぇ…(^_^;)
デュアルエアバッグの設定とかがあるので、少なくともデビュー時から何かしらの改良は都度入ってるようです。
恐らく…ですが、カルディナまではともかく、初代にバンの設定があったのを知ってる人も今となっては少なくなってきてるかもしれませんね…(^_^;)
小学校の時に通学路で、当時としては比較的まだデビューして間もない時期にバンがいたのを記憶しています。
まぁ…ソレだけなんですが…(爆)
さて…そんなカルディナバンは1992年にデビューしています♪
位置付けとしては、カリーナバン及びコロナバンの後継になります(*'▽')
カローラバンよりは気持ち豪華でやや大きめ、だけどマークⅡバンまでの豪華さは要らねぇ…なんて人にまさにジャストフィットなヤツ。
で…どうも96年、98年、99年と改良が3度入るものの、この改良内容が分からん。
どうやら99年のヤツはガソリン4駆が2リッターの3S-FEになるって位。
そんなカルディナバンのキャッチコピーは…
注目の、新ビジネスカー。
で…今回はどうやら1度改良が入った後の1997年8月のカタログ。
つまりもうこの時点でデビューから5年が経過している上に、ワゴンの方は2代目にモデルチェンジしているので、最早注目される訳も無く、全然新でもない…(苦笑)
恐らくケンちゃんラーメンみたいにいつでも新発売みたいな気持ちがあるのかと。
さて…じゃあドコが注目かと言いますと、フロントのナンバープレートの枠が写真の通り横長タイプのサイズでも行けるので、欧州仕様と共通と思われるフロントバンパー。
ちなみにカルディナの欧州仕様はカリーナEらしいので、カリーナEの低グレードとかとも同じかも…しれません。
基本的にはシンプルになったカルディナ…まんまですか(爆)
どうやらモデルライフ中で外観に変化は無かったように見えます。
リア周りはハッチゲートがバン用で簡素化されてますね(*'▽')
恐らくこのバックドアも欧州仕様と共通でしょう。
バックランプは取って付けた位の簡素化された仕様。
グレードにもよりますが、何気に給油口がカギで開ける懐かしのタイプ♪
インパネはシンプルながらも、90年代初期のバブリートヨタのデザインなので、質感が高いように見えます♪
ステアリングは2本スポークが標準ですが、デュアルエアバッグ仕様だと3本スポーク、運転席のみエアバッグの仕様は4本スポークというややこしい仕様(笑)。
他はバンだとタコメーターは一切ありません。
室内は5人乗りで、グレードによりシート生地が変わります。
リアシートはいかにもバンで簡素な仕様ですね。
オプションにはなるものの、リアの3点式シートベルトも用意されていて、バンにしては後席の乗員のコトも考えてる感じがしますね(*'▽')
そんなカルディナバンに搭載されるエンジンは全部で2機種…
・5E-FE…直列4気筒1500㏄DOHC、97馬力、13.7kg-m。
ガソリン仕様は丈夫且つシンプルな5E-FE♪
・2C…直列4気筒2000㏄OHCディーゼル、73馬力、13.2kg-m。
ディーゼル仕様は2駆と4駆に設定。
どうやらこの後の99年にガソリン4駆が設定されますが、コレに3S-FEが載るようで、結構な快速バンになります(*'▽')
コレらに組み合わされるミッションは、全車に5速マニュアル。
そしてガソリンに3速オートマ、ディーゼルの2駆に4速オートマ。
足回りはフロントがストラットでリアがワゴンと違いリーフリジッド。
4駆のシステムにはビスカスカップリング式のフルタイム4駆となってます(*'▽')
更に安全面では全車にデュアルエアバッグをメーカーオプションで設定。
97年なんで、色々なクルマに採用車が増えた頃ですね(*'▽')
さて…バンなので荷室の話題を…。
最大積載量は2駆が500㎏、4駆が400㎏(2名乗車時)。
荷室長は2名乗車時で1740㎜、荷室幅はホイールハウス間で1150㎜。
布団を敷いて1人なら楽々車中泊が出来ます(*'▽')
グレードにもよりますが、ニードルパンチのカーペットが敷かれたグレードもあるので、それなりに豪華ではあります(^^♪
装備としては、荷室ポケットがありまして、ソコに車載工具が入ります。
パワーウインドウはUXなら全席パワーどころか、挟み込み防止機能まで付きます!
バンにしては豪華ですね(^^♪
どれも実力伯仲。カルディナバン・ラインアップ。
ってコトでまずは2駆のグレードから。
・UX…最上級グレード。
チルトステア、挟み込み防止機能付パワーウインドウ、集中ドアロック、両側ドアポケット、カップホルダー×2、ファブリックAのシート、アジャスタブルシートベルトアンカー、AM/FMラジオ、エアコン標準♪
・UL…中間グレード。
前席のみパワーウインドウ、電気式バックドアロック、運転席側のみドアポケット、カップホルダー×1、ファブリックBのシート、AMラジオ×2スピーカーと若干装備が落ちるものの、営業で1人で使うにはそんなに困らない装備です(^^♪
・U…最廉価グレード。
サイドモール、間欠リアワイパー、電動ミラー、パワーウインドウ、電気式バックドアロック、フューエルリッドオープナー、フットレスト、シート上下アジャスターと装備が削られる項目も多く、デッキマットがニードルパンチから塩ビ、セミファブリックシート、AMラジオ×1スピーカーとグレードダウンもします。
ココまで来るとやや修行僧的な感じがしなくもないです…(苦笑)
次いで4駆シリーズ。
・UL…4駆の上級グレードで基本的に2駆のULと装備は同じです。
・U…4駆の最廉価グレードで、これまた2駆のUと装備は同じ。
ボディカラーは全部で3色ですが、Uのみマゼンタマイカが選択出来ません。
自分でしたらUXのガソリン5速でマゼンタマイカを…。
オプションで、リアの3点式シートベルト、雪国仕様って感じですね。
エアバッグやハイマウントストップランプの設定もありますが、まぁココは無くてもイイでしょう(笑)
で…ちょっと変わったオプションでEGRがあります。
最もコレは自動車Nox法の絡みで地域によっては付けましょうねという感じです。
EGRがオプションだなんてのは今では考えられません…。
さて…そんなカルディナバンですが、2002年まで生産され、比較的長い10年のモデルライフで終了しています。
後継となるのはサクシードなんだそうですが、そのサクシードもボディが最終的にプロボックスと統一されて消滅…(汗)
よくよく考えますと、日本の自動車文化において元々このライトバンの存在は乗用と営業用の2台持ちなんて夢のまた夢だと思われていた1960年代に、平日は営業車、週末はデートやファミリーカーにという、良いトコ取りなジャンルだった訳です。
その中で車格を必要とし、トヨタで言えば下はパブリカバンに始まり、カローラバン、コロナバン、マークⅡバン、クラウンバンとバンのヒエラルキーが与えられた訳です。
対して1990年代の日本の自動車文化は、わざわざ一軒で二刀流のようなクルマは必要なく、ヘタすりゃ1人1台のような感じになり、最早バンにヒエラルキーは無くても良くなっていたので、カルディナバンのようなカローラとクラウンに挟まれた中間管理職は21世紀に入ってリストラされちゃった感はありますね…(^_^;)
何と言うか…説明下手で申し訳ないですが、この手のバンのラインナップが減っていくのはモータリゼーションの普及と共に最早分かり切った結末だったとも言えます。
だってねぇ…確かにカローラバンやクラウンバン程リアルタイムで見た記憶無いもの…(苦笑)
さて…そんなカルディナバンは意外や輸出で人気があるのか?タマは絶望的ですが、中古車の価格は案外強気です。
う~ん…だけどこの強気の価格で30年近く前のバンを買うマニアは日本では正直かなり少数派でしょう…。
そりゃ海外に流れて当然かと…。