どうも(^_-)-☆
今回はみん友さんの愛車紹介に出てるクルマのカタログですね。
え~と…県内の方ですね…たまにイベントでお会いします(*'▽')
ってコトで…
F31レパード後期です♪
後期はかな~り昔に89年の後期一部改良版はアップしてたんですが、意外やこのようにアップしてそうでアップしてないのもあるっていう…(笑)
余談ながら、表紙にシールが貼ってあるタイプ(つまり今回のカタログ…金縁に沿って四角形のシールになっているのです…)が88年の後期らしい。
89年のヤツは印刷になってます。
ちなみにみん友さんでも所有者多数…乗ったコトもあります(*'▽')
ただ、自分は免許を取った時のF31レパードの印象は完全に刑事ドラママニアのクルマというイメージのが濃いですね…(苦笑)
ナンパ車とかデートカーなんてキャラクターは皆無になっておりました…(汗)
ってか、ハタチ位の時は正直周りでコレに食いつく友人がいなかったのが実情。
クーペならこの手よりも格安でタマも多いR32に食いついてましたね(*'▽')
まぁ20年前は「ネオクラ」や「ハチマル車」なんてワードが存在していた訳でも無く、単なる型落ち底値の中古車でしたからねぇ…解体屋に投げられてましたし。
さて、そんなF31レパードは1986年に2代目モデルとしてデビューしています♪
初代はブルーバードの上級版という位置付けの高級パーソナルカーで、2ドアと4ドア、更にレパードTR-Xまで用意されていましたが、ライバルのソアラが登場し大ヒットを横目に見たレパードは、この2代目でR31スカイラインとプラットフォームを共有する2ドアクーペに一本化。
しかし、ソアラと較べ直線基調過ぎるデザインや、3リッターターボなんて飛び道具もゼロ、更にやや垢抜けない絶壁インパネなんてのが災いし、またもや後塵を浴びるコトに…(汗)
ソコで起死回生を狙い、1988年に今回のビッグマイナーチェンジを実施した後期型が登場するコトになります(*'▽')
さて…そんなF31レパード後期のキャッチコピーは…
若いというだけでは、
手におえないクルマがある。
非常にアダルトなムードが漂うCM…しかもボヤケ気味に女性の横をタダ通り過ぎるだけってのがまたスゴイ…(汗)
今じゃなんでもかんでも言葉とCGでアピール…確かに分かりやすいけど、ガキッぽい感じがしなくもない…。
逆にムード一辺倒のこのCM…コレで買おうって人はどれ位いたのか…。
ちなみに上記のキャッチコピー…後年、経年劣化による故障で維持費が掛かるコトに掛けられて揶揄されちゃってるのも有名な話…(泣)
そんなBIG 2DOOR…レパードのカタログはマイナーチェンジ直後の1988年8月の内容になります…ってか35年前なのか…(汗)
知の煌めき。
う~ん…よく分からんけどカタログにそう書いてる。
ってコトで後期でも最高峰の3リッターグレード…アルティマV30ツインカムターボ♪
大型バンパーで全長は4800㎜もあります!
しかしなんだ…もうこのスタイルだと港302としか言いようがない(爆)
当時としてはそりゃもう高級クーペで間違いありませんが、ソアラに比べ更にターゲットユーザーの年齢層が高そうな気もします。
至高の走り。
ってコトでコチラは2リッターシリーズでXS。
ソレまではテールランプがスリット風にボディカラーごとに造り分けられた非常に凝った仕様でしたが、アレではバリエーションが多岐に渡ってコストが掛かってしょうがないからでしょうね…後期では一般的な雰囲気の仕様になってます。
また5ナンバー仕様はバンパーがこの通り短いので迫力に欠けますね…本来持ちたかった伸びやかなスタイルを崩しているように思います。
綾なす楽しみ。
インパネ形状はこの後期で一気に近代的な形状になり、ソレまでの旧態化した絶壁仕様と完璧に決別。
但し、前期でカッコ良さ抜群だった、ブルーバックのフル液晶デジパネが、妙にスポーティな感じのホワイトメーターになってますが、個人的にはもっとラグジュアリーな感じのメーターにした方がよりアダルトな雰囲気がするのになぁ…と、後期を見ると思ってしまうトコです…(^_^;)
この時代の日産車の傾向に漏れず、インパネの時計上部辺りがめくれやすかったりするのがウィークポイント。
ソレとF31はドアロックノブがドアトリム前方にあるのが独特ですね(*'▽')
シートはアルティマターボを除き100%ウールモケットシートが標準!
今じゃセンチュリーとかじゃないと考えられませんねぇ…バブリーです(*'▽')
但し、経年でサイドサポートのウールが擦れやすいので扱いに注意ですね~(^_^;)
ソレと、シートに座った時に意外や座面が高く、ローレルよりもアップライトなポジションになります…この手のクーペはもっとローポジションだと思ってたんですがね…(^_^;)
更にアルティマターボは本革が標準!
ラグジュアリーなムードが増しますねぇ♪
助手席は世界初のパートナーコンフォタブルシート…コレがホントに快適!
そんなF31レパードに搭載されるエンジンはなんと全部で4機種!
・VG30DET…V型6気筒3000㏄ツインカムターボ、255馬力、35.0kg-m。
後期になってこのツインカムターボで一気に75馬力アップ!
ライバルのソアラをも凌ぐスペックとなりました(^_-)-☆
元々ソアラ対抗用としてレパード用に開発されていたのを、シーマへ先行搭載するように頼み込んでデビューしたのは、シーマの開発者である三坂主管のインタビューでよく話題に上がりますね(^_-)-☆
結果として、シーマが大ヒットしたのもあったのか、レパードではカンフル剤とまでは…(汗)
ただ、明らかにパワーアップしたのは事実…未だにパワフルなユニットです♪
・VG30DE…V型6気筒3000㏄ツインカム、200馬力、26.5kg-m。
上記ノンターボ版。コレでも結構走ります♪
ちなみに、このVG30系2機種は気筒別燃焼制御を採用し、コントロールユニットに使われる16ビットCPUはなんとINTEL入ってるという…(汗)
リアルにINTELinsideですよ…
「パン♪パパパパン♪」←あのフレーズ音がつい脳内再生されてしまう(爆)
・VG20DET…V型6気筒2000㏄ツインカムターボ、210馬力、27.0kg-m。
2リッター最強版は前期よりツインカム化してパワーアップ!
・VG20E…V型6気筒2000㏄シングルカム、115馬力、16.6kg-m。
一番ベーシックなユニットですが、一気に馬力が下がり、正直この手のスペシャリティとしてはアンダーパワーな部類に入るかと…(^_^;)
しかしながら、街乗りとしては低速トルクもあり乗りやすく、経済的なレギュラー仕様でもあります…但し燃費はソコまで上等ではありません…(苦笑)
コレらに組み合わされるミッションは、全車4速オートマのみ。
シングルカム以外は全て電子制御となってます♪
足回りはフロントがストラットで、リアがセミトレの4独♪
コレがレパードらしいと言いますか…確かにこの時代でもやや旧態化した形式ではありますが、3リッターの大トルクでケツを沈ませながら加速して行く姿が最高♪
超音波センサーで路面の凹凸をキャッチして減衰力を変える、スーパーソニックサスペンションも装備こそされていますが、殆ど効果をしてない位にグッと沈みますね…アレがカッコイイからイイんですが(爆)
ソレと…ABS…当時の名称で4WASも装備してます♪
後期になるとコレにビスカスLSDも装備されます(*'▽')
で…こんなカットがいきなり出て来る訳ですが、抜群にカッコイイ!!
余計な世話ながら、ソアラがアレだけ人気でバリバリ売れてる中で、敢えてレパードを選ぶってどういう理由なのかと思ったコトがあり、とある方から聞いた言葉で「おぉ!!意外だった!!ソレは目からウロコだ!!」って思ったコトがあり、ソレが…
「レパードはサッシュレスドアでカッコイイ!!」
コレは盲点だった…なるほど…言われればそうだ!!
ソアラはプレスドアですもんね…確かにドアを開けた時のスッキリした感じがレパードにはあります(*'▽')♪
あともう1つはレパードのサンルーフはチルト機能付!コレもデカイ。
意外やソアラはスライドしかしないんですよね…(^-^;
さて…装備としましては、デジタル表示となったフルオートエアコン♪
何気に日本語表記なんですよね…この辺りソアラ意識したんでしょうかね!?
そしてパーソナルキーは当時の日産ならではで、車種別の専用デザイン(*'ω'*)
パートナーコンフォタブルシートはバックレストが最大30°傾斜するのと、リクライニング連動で座面が動き、極楽な姿勢が取れます♪
AVシステムは確かソニー製のブラウン管。
さすがに35年も前のアイテムですが、コレも壊れやすい一品だったり…(汗)
コレには赤外線リモコンとJBLのスピーカーをセットで装備♪
更に電子制御のアクティブサウンドシステムや、全車オプションになりますが、レパード専用にチューニングされたBOSEサウンドシステムも用意されます(*'▽')
更に後期では、ユマクレスという、名前通りの油膜取りウォッシャーも採用♪
トランクオープナーもグレードにより電磁式になります(*'▽')
そしてF31レパードは前期よりカードエントリーシステムも継続採用!
コレは当時としては先進的過ぎた装備ですよね…要するにスマートキー♪
但し、エンジンを鍵でかけるのは変わりません。
コレ…雨天時に鍵刺さなくてイイからホントに便利でしょうねぇ…。
シートはパワー機能は当然、ランバーサポートが3箇所…しかも全てパワー制御!
確かココのカバーも外れやすかったかな…交換する人が多いですね。
ソレとバニティミラーは照明付…こういう辺りが高級車って感じです♪
シートがウールなのは話題にしましたが、実はセンターアームレストも当然のようにウール!!
コレも個人的にはバブリーだなぁ…って思います。
今ならケチって合皮なり貼って誤魔化す部分です…(泣)
ディーラーオプションの一部ですが、こんな感じで、サイドサンシェードやツインカムターボステッカーなんてのは恐らく未だマニア羨望のアイテムの1つかと(笑)♪
で…グレードは全部で4グレードになりますが、全て搭載エンジンが違う訳です。
実に贅沢ですよね~(*´з`)♪
・XJ V20E
2リッターシングルカムのベースグレード。
ちなみに「XJ」は未知のチャレンジを意味する「X」とジュエリーの「J」らしい。
■XJ V20Eの主な装備
・ボカシ付グレートーニングガラス
・オートライト
・無段間欠ワイパー
・ユマクレス
・電動格納式ドアミラー
・コーナリングランプ
・デジタル時計
・ASCD(クルーズコントロール)
・光通信ステアリングスイッチ
・イルミネーションコントロール
・パワーステアリング
・メモリー付スイングアップ式チルトステアリング
・車速検知式オート集中ドアロック
・タイマー付ワンタッチパワーウインドウ
・運転席&助手席照明付バニティミラー
・トランクオープナー
・エアダンパー付グローブボックス
・アクティブサウンドシステム(AM/FMラジオ+カセット+6スピーカー)
・イルミネーテッドエントリー
・フルオートエアコン
・ハイテクウールシート(帯電防止付)
・パートナーコンフォタブルシート
・電動エア式ランバーサポート
・フットウェルランプ&ステップランプ
・前後マッドガード
・デュアルエキゾーストテールチューブ
・9インチブレーキブースター
・205/60R15タイヤ+フルホイールカバー
▲XJ V20Eの主なオプション
・AVシステム(AM/FMラジオ+カセット+テレビ+JBL6スピーカー)
・BOSEサウンドシステム(AM/FMラジオ+カセット+4スピーカー)
・本革シート
・運転席パワーシート
・カードエントリーシステム
・電動ガラスサンルーフ
・215/60R15タイヤ+6.5JJアルミホイール
・寒冷地仕様
・電動リモコン式フェンダーミラー
・XS V20ツインカムターボ
2リッターツインカムターボ搭載のスポーツグレード。
当然?ながらXSの「S」はスポーツの略。
■XJ V20Eにプラス、またはグレードアップする装備
・電子制御パワーステアリング
・運転席パワーシート
・スーパーソニックサスペンション
・4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ
・8+9インチタンデムブースター
・ビスカスLSD
・215/60R15タイヤ+6.5JJアルミホイール
▲XJ V20Eより更に選択可能なオプション
・4WAS
・アルティマ V30ツインカム
ココから3リッターでグッと高級感がアップ♪
究極を意味するアルティマですね(^^)v
■XS V20ツインカムターボにプラス、またはグレードアップする装備
・電磁式トランクオープナー
・カードエントリーシステム
・衝撃吸収式カラードバンパー
・デュアルモードマフラー
・アルティマ V30ツインカムターボ
ってコトでコレが最上級グレードになりますね(^^)v
最速の255馬力3リッターツインカムターボ搭載!
■アルティマ V30ツインカムにプラス、またはグレードアップする装備
・AVシステム
・本革シート
・電動ガラスサンルーフ
・4WAS
▲アルティマ V30ツインカムより更に選択可能なオプション
・ハイテクウールシート(帯電防止付)
ボディカラーは全9色と、意外と多い気がしますね(^^)v
自分でしたら、アルティマ V30ツインカムターボのレッドパールでチョット違う感じを狙いたいですね♪
まぁ…到底購入出来るような車種にはならなくなりましたが…(苦笑)
そう言えば昔ディーラーで働いてた時に工場長が乗ってたという話を聞きましたが、ワークのレザックスを履いてたと…確かにメッシュ似合いますよね…特に後期♪
ベタにBBSもイイし、確かに後期ならメッシュの社外履きたくなります(*'▽')
ソレと当時のF31を味わいたいなら、ホリデーオートBGはバイブルでしょう(*‘∀‘)
97年~99年辺りのBGを3年分持ってますが、レパード特集ばっかりです(爆)
見てたら当時の弄り方が楽しめますよ…カッコイイ個体は今見ても全然通用しますので(^^)v
さて…そんなF31レパードですが、ココまでビッグマイナーをしたものの、商売として考えるとズッコケまくったまま1992年にモデルチェンジ。
次期型はJフェリーなる似ても似つかないクルマになって更に低迷したのはご存知の通りでしょう…(汗)
で…日産車あるあるですが、F31は現役時代よりも販売終了後から人気が爆発するっていう…メーカーからすると泣くしかないオチ。
90年代中盤~末期がBGと共にまさに華を開きまくった時代となります。
今では80年代を代表する1台として大人気のまま暴騰化…(汗)
気付けばもう今や若くなくても手におえないクルマになっちゃってますね…(泣)