どうも(^^)v
日常の話題はネタ切れなのもありまして、今の間にリクエスト頂きましたカタログの話題を…。
コレは結構乗ったり触ったりする機会があった1台ですね~
ってコトで…
6代目サンバーバン/ディアス デビュー時です♪
コレの中期だったか…アレは顧客でリース車を大量契約してる企業があったので、点検の度によく引取と納車に行ってたので結構乗る機会があり…。
で、その大量契約の車両の一部でまだリースアップ前の前期バンが恐らく数台だけあったので、稀にこの前期は乗ったという感じですね(^^)v
モチロン、ディアスとかではなく、一般的なバンモデルでしたが…(^-^;
そんな6代目サンバーは1999年にデビューしています♪
軽乗用車は1998年10月に一斉に新規格化されたものの、ワンボックスやトラックは1999年初頭に一斉にモデルチェンジしてましたね~。
つまりサンバーもその1台。
他車がセミキャブ化されたのに対し、サンバーのみフルキャブで対応。
なので、先代モデルがキープコンセプトのまま、前方にコブが付いたようなスタイルになりました…アタマでっかちというか…(汗)
そんな6代目サンバーデビュー時のキャッチコピーは…
もっと大きく、もっと安心。
新規格サンバー。
えぇ…まんまですね…(爆)
今回はまさにデビュー直後で、1999年1月の内容です。
ってか、もう四半世紀前のクルマなんですね…時の流れは残酷。
ってコトで旧型にコブを付けたようなスタイル。
フルキャブなのもあってショートホイールベースな訳ですが、そのせいでやけに見せかけではフロントヘビーな訳です。
ソレと個人的に初期モノはナンバープレートの位置がやけに高過ぎるのがどうも。
コレは中期以降で自然な位置になったかと…(^-^;
他はヘッドライトが当時の一般的なレンズカットに対し、ディアススーパーチャージャーに標準のフォグランプはマルチリフレクターと、チグハグな印象。
リアから見ると、もうそのまま変えてないんじゃないの?ってな位にキープコンセプト。
もちろんそのままなんてコトは無く、新規格化というコトもあり、しっかりと変わってます(笑)
ただ、先代ではスライドドアのガラスよりも下端に広かったクォーターガラスが、この代ではスライドドアと天地の大きさが同じに…(汗)
正直この辺りは先代の方がスタイリッシュな上、視界も有利だった訳で…。
恐らくバブル全盛期と崩壊後でコストが掛けれなかったのかなぁ…なんて…(汗)
インパネはスクエアなデザインで、上段にエアコンパネルとオーディオスペースが横並びで使い勝手は抜群♪
ステアリングが2本スポークなのが少々安っぽく感じちゃいます…(^_^;)
ソレとインパネシフトでフルキャブというコトもあり足元は広々♪
RRなので車内もライバルより静かなのは美点です(^^♪
バンとディアスではシート形状が違うのもありますが、バンに乗った印象では、全体的に平板でクッション厚はやや薄め。
しかし、スプリングのバネレートが低めなのか、全体的にソフトな乗り味が相まって、意外と苦痛ではありません(*'▽')
新規格化により、バックドア開口部は従来モデルより幅で+85mm、高さで15mm大きいのが特徴…結構大きい荷物も載ります♪
新規格化の恩恵は特に室内の広さに出ているのがよく分かるのがコレ。
荷室長さは2名乗車時で1.8mを超えるフラットフロアで車中泊もラクラク♪
また室内全体の長さも旧型比+180㎜!!
3050㎜の長さで、軽自動車の寸法で室内を広く使うなら、限界の域ですね(*'▽')
そんな6代目サンバーバン/ディアスのデビュー時に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・EN07…直列4気筒660㏄SOHC、EGI、46馬力、5.9kg-m。
大半のサンバーに搭載されるのはノンターボ版のコッチですね(*'▽')
このモデルよりNAグレードもEGI化になり信頼性向上♪
スペック上の数字は低く感じますが、RRならではのトラクション性能も後押しし、コレが結構キビキビと元気よく走ります(*'▽')
そうそう…ソレと4気筒だった(笑)
コレが静かで振動も少ないのと、リアに搭載されてるので、より静かという♪
・EN07…直列4気筒660㏄SOHCスーパーチャージャー、EGI、58馬力、7.5kg-m。
ディアススーパーチャージャーにのみ搭載されるエンジンで、先代モデルよりパワーアップ!
コレだと余裕の性能かと(*'▽')
ただ、サンバーはRRというコトもあり、メンテナンス性は…(苦笑)
特に水路が長くなるので、冷却水のエア抜きはややコツが要りますし、オイルフィルターのエレメントにブレースが被るので、コレが外しにくく…(苦笑)
ソレとエンジン上にレイアウトされたエアクリーナーがブローバイでベットベトに汚れる上、交換するには荷物を降ろさないといけないという…(苦笑)
エンジンを傾けて搭載されてるコトもあり、ヘッドカバーからオイル漏れを起こすのも定番トラブル…そして結構弱い…(苦笑)
しかもタイミングベルト…交換したコトないけど換え難そう…(汗)
整備する側からすると、ややツライユニットですね…(汗)
コレらに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアル、又は電子制御3速オートマ。
また、マニュアルの4駆はセレクティブ4WD…いわゆるパートタイムで、オートマはフルタイム4WDなのが特徴です(^_-)-☆
自分は大概3速オートマのヤツになりましたが、4気筒なのもあって意外と静かなのとパワーもあるので、高速移動しない限りは十分快適でしたねぇ♪
足回りはフロントがストラットで、リアがセミトレでして、スバルの軽ならではの4独なのが特徴です(^_-)-☆
コレは乗り心地がホント良くてですねぇ♪
そしてホントにソフト…トラクションかけたらRRってのもありますが、ハナがピョコッと持ち上がるのがクセ(笑)
ちなみにボディはモノコックではなく、フレームボデー♪
更に新環状力骨構造…要は衝撃吸収ボディなるヤツ。
フレーム先端のY字が結構頑強らしく、当たり所によっては10t車と衝突しても意外と大丈夫だったりするそうですよ…(汗)
装備としましては、このクラスでもシートベルトにショルダーアジャスターがあります!!
毎度しつこく話題にしますが、ナゼ現行モデルでコンパクトカーのヤリスには装備されないのか…。
ステアリングとシフトレバーは抗菌仕様♪
そういえばこの時代から、各社抗菌アイテムを採用してきましたよね(*'▽')
車載工具はシート下にアンダーカバーと共に搭載!
カップホルダーは4個分用意されます(*'▽')
また、実際の耐久性も高い?のかなぁ。
まぁぶっちゃけどの車種もやりますが、高温高湿テストに塩水路走行テストを…。
とりあえず、穴開きサビは3年、表面サビは1年の保証を付けてます。
グレードにもよりますが、リアシートセンターアームレストやトノカバーも装備!
意外だったのは、後席も3点式シートベルトなんですね!
新規格化とは言え、当時の軽貨物でココに手が入ってるだけでも結構良心的です!
グレードはこんな感じで、まずはバンシリーズから。
・VB2シーター
シリーズ中で一番ベーシックな仕様。
名称通りの2シーター、そして唯一4駆がありません。
■VB2シーターの主な装備
・ミスト付2速大型ワイパー
・Fr:5.00-12-4PRリブパターンタイヤ(MT車)
・Rr:5.00-12-6PRリブパターンタイヤ(MT車)
・Fr:5.00-12-4PR低燃費ラジアルタイヤ(AT車)
・Rr:5.00-12-6PR低燃費ラジアルタイヤ(AT車)
・抗菌ソフトタッチステアリングホイール
・抗菌シフトレバー
・時計機能付AMラジオ(1スピーカー)
・強化レザーハイバックシート
・シートスライド/リクライニング(運転席)
・フロントフラットシート
・ツールホルダー付シートアンダーカバー
・ルームランプ
・荷室ランプ
・運転席SRSエアバッグ
・シートベルトショルダーアジャスター(運転席)
▲VB2シーターの主なオプション
・フルエアミックスエアコン
・VB
4人乗り仕様のVB。
ココから4駆も用意されます♪
他は2シーターと全く同じ装備です。
・VC
バン豪華版…装備も僅かながら実用装備で便利な内容が増えます♪
■VBにプラス、またはグレードアップする装備
・ハイマウントストップランプ
・熱線プリントリアデフォッガー
・リアワイパー
・145R12-6PR低燃費ラジアルタイヤ
・電気式バックドアロック
・フルエアミックスエアコン
・プリント強化レザーハイバックシート
・助手席リクライニングシート
・助手席サンバイザー
・運転席ドアポケット
・運転席乗降用グリップ
・助手席アシストグリップ
・塩ビ荷室マット
・運転席ドア連動ルームランプ
・運転席ドア連動荷室ランプ
・車速感応式パワーステアリング
▲VBより更に選択可能なオプション
・ABS
ドチラかと言うと乗用ユースに向けたディアスシリーズ。
・ディアス
シリーズ全体のNA最上級グレード。
ディアスシリーズになると一気に豪華になります(*'▽')
■VCにプラス、またはグレードアップする装備
・カラードバンパー
・UVカットフロントガラス
・間欠ワイパー
・145R12-6PR低燃費ラジアルタイヤ+フルホイールキャップ
・フロントパワーウインドウ
・集中ドアロック&キーレスエントリー
・時計機能付AM/FMカセットステレオ(2スピーカー)
・後席暖房付フルエアミックスエアコン
・トリコットローバックシート
・運転席&助手席シートスライド&リクライニング
・フルフラットシート
・リアシートピロー&センターアームレスト
・分割可倒式リアシート
・運転席&助手席大型ドアポケット付アームレスト
・助手席&後席左右アシストグリップ
・リアクォーターポケット
・カーゴソケット(DC12V)
・ニードル荷室マット
・運転席&助手席ドア連動ルームランプ
・左スライドドア&バックドア連動ルームランプ
・運転席&助手席シートベルトショルダーアジャスター
・リア3点式ELRシートベルト
▲VCより更に選択可能なオプション
・デュアルSRSエアバッグ
・ディアススーパーチャージャー
最上級&最強スーチャー仕様♪
軽1BOX全体で考えても結構豪華な部類になります(*'▽')
■ディアスにプラス、またはグレードアップする装備
・マルチリフレクターハロゲンフォグランプ
・スモークガラス
・タコメーター
・ファブリックローバックシート
・トノカバー/カーゴフック
・ニードル/防音材付荷室マット
・フロントスタビライザー
・大型ドアミラー&デイナイトインナーミラー&リアアンダーミラー
自分でしたら、ココはスーチャーを堪能したいのでディアススーパーチャージャーの5速マニュアルを…。
ボディカラーはハービィグリーンメタリックって感じでしょうか(*'▽')
ホントはこのグリーンのツートンが好みですが、コレはNAのディアスにしか無いようなので…(泣)
ちなみにエンブレムは「スバル・サンバー」の頭文字を取ったSSエンブレムなんだそうです…なるほど…(笑)
「新規格・サンバー」のSSでは無い模様(爆)
ちなみにコチラはオプションカタログ♪
本カタログよりもコッチのが恐らく珍しいでしょう(*‘ω‘ *)
見た目が濃い…(笑)
恐らくこんなサンバーが目の前通り過ぎたら2度見します(笑)
この手にはありがちなオプションではありますが、フロントバイザーとストライプが印象的♪
ただ、こんなオプションテンコ盛り仕様のサンバーなんて現存してないでしょう…(苦笑)
ちなみに本カタログには出てこないトラックもココでは掲載♪
幌だけでも充実のラインナップ!
ルーフキャリアにロッカーセットなんてのもあります(*'▽')
コレでアースカラーにオールペンしちゃうとソレらしくなっちゃう木製フロアもご用意♪
フロントステップガードは思ったより良心的なお値段。
ユースフルネットなんてのもありますが、ソレに付属出来るウインドウバスケット…ぶっちゃけダイソーとかにありそうな…(苦笑)
リアアンダーミラーは取り外してスコップにも使えそうな形状…いや、使えませんけど…(爆)
さて、そんな6代目サンバーですが、その後8ヶ月程遅れ、乗用ワゴンとしてディアスワゴンクラシックが追加されたり、スバルお得意の一部改良が都度行われながら、2012年に惜しまれながらスバルオリジナル軽としても終了…(泣)
現在は名称だけが残り続けながら、ハイゼットのOEMとして生きている…と、言っていいのだろうか…(汗)
もう今やスバルに限らずOEMの嵐ですからねぇ…。
個人的にはBRZのライン稼働の為に潰す必要はホントにあったのかい?なんて未だに思う訳でして…。
やや凝ったメカニズムが特徴的だった、スバルオリジナルの軽が無くなってしまうのはホントに痛手…ですねぇ。
もう今や4気筒で4独の軽なんて貴重以外の何物でもございません…(泣)
辛うじて今でも仕様によっては手軽な価格で購入可能ですが、果たしてこの状況がいつまで続きますかね…オリジナルのステラを含め底値で購入可能なのは多分10年位ですかねぇ…。