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2024年02月18日 イイね!

ボディもハートもまるい。

どうも(*'▽')

今回も「後輪駆動」をお題としました、カタログのアップになります。

コレもまだコッチの地域だと、たま~に見るかなって1台ですかね(*'▽')

ってコトで…




DC51Tキャリイデビュー時です♪

自分が馴染みに残るのは、キャリイじゃなく、寧ろエブリイの方だったりしますが…。

この型のキャリイで印象に残ってるのは、スタンドでのバイト時代に軽運送で来てたオッチャン。

ムチャクチャ不愛想で、灰皿が毎回パンパン…(苦笑)

もうただでさえ車内が狭いのに、ヘビースモーカーだから、ヤニ臭さがハンパない…、んでもって本来は白で間違いない車内のパネルは茶色になっておりました(爆)

タダでさえ小口配送の接客商売ですからねぇ…今なら100%アウトでしょ…(爆)

さて、そんな(どんなだよ…)DC51Tキャリイは9代目モデルとして1991年にデビューしています♪

軽自動車の新規格化に合わせボディを拡大、その他基本的なところは至ってオーソドックスな軽トラとなりました(*‘ω‘ *)

今回のカタログはトラックのみ掲載される内容ですが、同時に廉価仕様としてのバンが復活…乗用タイプに関してはエブリイのままとなります(*'▽')

当時のキャッチコピーは…



ボディもハートもまるい。

確かにこの時代のトレンドに合わせ、効率上スクエアなフォルムが絶対的な軽トラの中では丸味を感じるボディだったりします(*'▽')

今回はモデルチェンジ直後となる1991年9月の内容となります。



それにしてもこのカタログ…表紙からしてとても商用車のカタログとは思えず、イラストに遊び心があります♪

最近のカタログってどれも画一的で事務的な説明ばっかりで、正直見る気のしない内容が多いなと思ってます…(汗)

もっとコレ位の遊び心を持ってもイイと思うのですが、この辺りがバブル全盛の造りなんでしょうね…国民全員で浮かれてる感がスゴイですもの(笑)

で…メインとなるのはキャリイの話でしたね…(苦笑)

そうですねぇ…横長のヘッドライト、そして視認性を考慮してか、ミラー周りのベルトラインが下げたデザインが特徴と言えます(*'▽')



で…デビュー当初はダンプモデルの金太郎というグレードだけ丸目のヘッドライトになります(*'▽')

後にトラックの廉価グレードも丸目になる訳ですが、正直ソレだけの為にフロントパネルのプレスから変えないといけない訳ですから、ホントにソレで廉価になるのか??なんて思う訳です…(苦笑)

キャリイの話では無いですが、嘗てとある車種で、デラックスよりスタンダードの方が専用部品を用いるので原価が実は高い車種がある…なんて聞いたコトがあります。

特に昔は車格に今より目線がウルサイ時代だったので差別化を出すコトの方がコストより重要視されたようですね…。

最も今じゃクラスレスだったり、一般的な乗用車にソコまでの差別化を求めない…というよりクルマへの関心・拘りなんざ大半の人は持ってませんので、造り分ける必要性が無くなるのも納得ではあるのですが…。



こうやってリア側から見ますと、キャビンの丸味に対し、合理的設計が最優先となる荷台側のスクエアなフォルムとは非常に対極な立場にあると言えます…(^_^;)



荷台のスペースはこんな感じ…恐らく軽トラとしては標準的な寸法でしょう(*'▽')



とにかく積載に関する使い勝手を重視しているのがよく分かる内容。

コーナー部分の凸部分を小さくする工夫もしています♪



先代の80年代が思い描いた近未来的な直線基調のインパネも好きですが、コチラの90年代ならではのドライバーオリエンテッド的な意匠もイイですよね~(*'▽')

ただ、パネル等の素材は当時のスズキらしい割り切り…まんまのプラスチック感。

デジタル時計は珍しいでしょうね…エブリイでも装着車は少ないと思います。



シートは上級グレードなら写真のファブリックかと思ってたんですが、実はコレもビニールレザーだったり…(爆)

写真だと触れないから、撮り方次第で気付きにくいですよねぇ…(苦笑)

で…当時最大のライバルとなるハイゼットのシートスライド量が60㎜に対し、エブリイは75㎜。

いくら相手がモデル末期とは言え、しっかりライバルを上回ってきます(爆)

そんなDC51Tキャリイに搭載されるエンジンは1機種のみ…。



・F6A…直列3気筒660㏄OHC、キャブ、ネット42馬力、5.8kg-m。

当然のようにフルトラ点火で、エアクリーナーも自動温調式。

エンジン自体はもう当時のスズキの軽だったらコレでしょ…っていう定番のF6A。



コレに組み合わされるミッションが、4速と5速のマニュアル。

また、4駆グレードも仕様によって様々で、エクストラローが付いた5速マニュアル、そして高低速切替式の4速マニュアルがあります(*'▽')

ってかオートマが…無い(笑)



足回りはフロントがストラットで、リアがリーフリジッドという、これまた定番のサス設計。

駆動方式は、キャリイこそ定番のFRとなりますが、実はエブリイはこの代に限りミッドシップ…つまりフロアが違うんですよ…(汗)

この辺り実にバブリー…コストを切り詰めるスズキとしてはかなり大胆です(*'▽')

合理的な内容を求めるコトが多いスズキですら好景気な時代はこんな凝っていたんですよね(^^♪

カプチーノまで出してくる位ですからねぇ(笑)



そう考えると4駆のシステムも軽トラにしては凝ってる方かと(*'▽')

スイッチ1つで前輪アクスルのフリー⇔ロックが可能なアクスルクラッチを装備♪



そしてこれまたスイッチで30km/h以下ならデフロックが可能なスイッチまで♪



そして軽トラのカタログでよく出ているアピールポイントが防錆♪

この辺りから亜鉛メッキ鋼板を使用し出すのと、これまた定番カチオン電着でサビに対しての耐久性もアップしていますね(*'▽')

更にアオリの角には樹脂製のカバーを付け、キズやサビから保護するという地味な所にも手が入っています!



ってかアオリの角っこ…ロールって言うんですね。

とにかくそのロールの中まで塗装入れてんですね…サフでドブ漬けならまだ分かるんですが、確かにココが腐食して朽ちてるのって見たコト無いような…。

アオリって頑丈ですね~。



装備としましては、軽トラック初のタウンライト…

ってかタウンライトってスモールランプのコトです??

いや…違いますよね…(汗)??

セフィーロのタウンライドなら分かるんですが(ぇ



シートバックポケットはナゼか運転席側…(汗)

助手席側じゃないんですね…(苦笑)

コレだと毎度降りないと引き出せないじゃないですか…(苦笑)



そして濃繁キャリイ…実に購買層が分かりやすいネーミング(笑)

濃繫キャリイはアオリの上部や鳥居の上部にプロテクターを装着♪

更に荷台作業灯やツールボックス等、荷台に特化した装備が特徴!



そしてダンプ仕様のグレードは金太郎(笑)

力強いイメージは確かにダンプにピッタリなネーミングかと思います(^^♪

ダンプ電動油圧式で、最大角度50度で、15秒で上昇します。

土砂の積載はモチロン、ロープで括り付けての拷問、水着美女のローション滑り台クイズ等、様々な用途に活躍します。



で…グレードはこんな感じで、まずは2WDシリーズから…。

・TA (1方開)…(4MT)

シリーズ中の最廉価グレード。

■TAの主な装備
〇インストルメントパネル
・透過式メーターパネル照明
・バイレベル式エアミックスヒーター
・サイドベンチレーター(右側)
〇インテリア
・運転席サンバイザー
・サンバイザーチケットホルダー
・3ポジションルームランプ
・ルームランプドアスイッチ(運転席側)
・塩ビドアトリム
・ビニールレザーシート
〇エクステリア
・ハロゲンヘッドランプ
・タウンライト
・フロントウインドウワイパー(2速)
・電動式フロントウインドウウォッシャー
・前後マッドフラップ
〇セイフティ・その他
・温水式オートチョーク機構
・バキュームサーボ
・5.00-12-4PR-ULTタイヤ


・TC (1方開)…(4MT)

1方開の最上級グレード。

■TAにプラス、またはグレードアップする装備
〇インストルメントパネル
・電子チューニング式AMラジオ(デジタルクロック付)
・トリップメーター
・シガーライター
・空調コントロールパネル照明
・サイドベンチレーター(両側)
〇インテリア
・両側サンバイザー
・パッドウェルダードアトリム
・塩ビフロアカーペット
・プリントビニールレザーシート
・ドライバーズシートスライド
・運転席シートバックポケット
・助手席ドアポケット
〇エクステリア
・フロントウインドウワイパー(2速+間欠)
・電動式フロントウインドウウォッシャー(ワイパー連動式)
・助手席ドアキー
〇セイフティ・その他
・145R12-6PR-LTタイヤ+ホイールセンターキャップ


・KA (3方開)…(4MT)

TAの3方開版で、装備も同じです。

・KC (3方開)…(4MT)

これまたTCの3方開版です。

■TCにプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・アングルポスト

・金太郎 (3方開ダンプ)…(4MT)

カタログ未掲載なものの、ラインナップにはあります(笑)

ダンプ装備以外はTAより削られます…そして唯一の丸目ヘッドライト。

そして正式グレード名称は、「金太郎ダンプWA」なんだそうです。

■金太郎の主な装備
〇インストルメントパネル
・透過式メーターパネル照明
・バイレベル式エアミックスヒーター
・両側サイドベンチレーター
〇インテリア
・運転席サンバイザー
・サンバイザーチケットホルダー
・3ポジションルームランプ
・ルームランプドアスイッチ(運転席側)
・塩ビドアトリム
・ビニールレザーシート
・ドライバーズシートスライド
・運転席シートバックポケット
〇エクステリア
・フロントウインドウワイパー(2速)
・電動式フロントウインドウウォッシャー
・アングルポスト
・前後マッドフラップ
〇セイフティ・その他
・温水式オートチョーク機構
・バキュームサーボ
・5.00-12-4PR-ULTタイヤ+ホイールセンターキャップ



次いで4駆シリーズ。

4駆になると共通して以下の装備が増えます…。

・4WDインジケーター
・乗降グリップ
・アンダーガードバー
・アクスルクラッチシステム

・金太郎 (3方開)…(高低2段付4MT)

強力ダンプ機構が頼もしい、力技のキャリイ。

金太郎ダンプの4駆版ですね(*'▽')

■金太郎ダンプWA(2WD)にプラス、またはグレードアップする装備
・デフロックシステム


・KA (3方開)…(高低2段付4MT/EL付5速)

これまたKAの4駆版。装備は4駆専用の共通装備以外は同じですね(^^)v


・KC (3方開)…(EL付5速)

同様にKCの4駆版。

■KC(2WD)にプラス、またはグレードアップする装備
・デフロックシステム


・農繁キャリイ (3方開)…(高低2段付4MT)

正式グレード名称は「農繫キャリイKL」となるようですね(^^)v

KAとKCの中間程度の装備内容ですが、名称通り、農業向け装備に特化してます♪

■KA(4WD)にプラス、またはグレードアップする装備
〇インストルメントパネル

・電子チューニング式AMラジオ(デジタルクロック付)
・シガーライター
・サイドベンチレーター(両側)
〇シート
・プリントビニールレザーシート
・ドライバーズシートスライド(スライド量75㎜)
・運転席シートバックポケット
〇エクステリア
・荷台作業灯
・ツールボックス
・アングルポスト(プロテクター付)
・リヤゲートチェーン
・導板引掛式リヤゲート
〇セイフティ・その他
・バックブザー
・デフロックシステム
・145R12-6PR-LTタイヤ+ホイールセンターキャップ

どうやらボディカラーはホワイト1色のみの模様…特に記載が無いんです…(苦笑)

確かに他の色のキャリイって珍しい気がします。



あぁ~最後までこんな感じのノリがイイですねぇ♪

ってコトでDC51Tキャリイはココから都度改良やグレードの改廃を行いながら1999年(と言っても最初の8日だけ…実質1998年)に更に新規格化された次期型へバトンタッチします(*'▽')

モデルライフが比較的長いコト、耐用年数の長い軽トラ、納屋保管の農家も多々ある為、意外と低走行の上物もこの手は未だに出てきたりしますね(^^)v

そしてハイゼット同様に30年前のクルマとしては比較的安価で何より実用的(笑)

あ…ちなみに自分でしたら2WDのKCを…。

ディーラーオプション扱いとなりますが、最低限エアコンとパワーウインドウの人権は頂きたい(笑)

そう言えば要らないんでしょうけど、パワステなんてワードすら出て来ません(爆)

シンプルで壊れにくいでしょうし、こういう1台を楽しむのも、ソレはソレで良かったりします♪
Posted at 2024/02/18 03:04:46 | コメント(11) | トラックバック(0) | カタログ~スズキ~ | クルマ

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