どうも(*'▽')
今回は「軽除くアンダー1500㏄車」をお題としたカタログのアップとなります。
いや…コレが全く馴染みが無い…(苦笑)
JA51ジムニー1300
一部改良時です♪
そう…ジムニーなら古けれど未だ見かけないコトも無い、あの軽クロカンですよ(笑)
そして15年位前なら辛うじてジムニーシエラは見たりしてましたよね(*'▽')
このジムニー1300ってのは、そのシエラとはまた違うんですよ…(汗)
そもそも子供の頃に見かけてたコトもあるんでしょうけど、正直違いが少なくてピンと来なかったのかもしれません…前後から見たらナンバーで分かるけど…(笑)
さて…そんなジムニー1300の元になるジムニー自体は1981年にデビュー。
そして遅れて1982年に普通車版としてジムニー1000がデビューしています♪
先代モデルでも、途中からジムニー8という普通車モデルがあるにはありましたが、台数が出なかった為、日本市場では軽モデルだけで行く予定でモデルチェンジしたものの、市場からの要望が出たので追加した…と。
更に1984年に新たにカルタスのエンジンをベースに開発した1300㏄を搭載した、このジムニー1300にバトンタッチしたというカタチになってるようです(*^^*)
で…今回のモデルは、1985年に主にパノラミックルーフを追加していること、そして各種装備の見直しが入っていますね(*'▽')
カタログ自体は1986年1月の内容で、このパノラミックルーフが追加された翌月の発行になっています♪
楽しむために、一流のクルーを集めよう。
ジムニー・ツーリング。
ハードな装備のかわりに、軽快な会話を乗せてゆく。
それが、ジムニー・ツーリング。
走りの快感を知る大人たちのこれは、新しい楽しみだ。
4WDの実力をさりげなく隠して走るもうひとつの旅。
新たにパノラミックルーフのワゴンも加わって、新展開の走りも見えてきた。
愉快な大人達のパーティ、ジムニー・ツーリング。
いま、僕たちは2つの走りを手に入れた。
ってコトで…
違いが分かり難い…(苦笑)
まずはエンブレム…1300って書いてる(笑)
ソレと分かり難いんですが、どうやらバンパーが大きいようで、全長が意外や160㎜も長いんです…けどコレじゃ分かり難い…(汗)
細かく見ればグリルとフロントのパネルも違うか…パネルの下部とバンパーの上部の間に吸気口?みたいなのがありますし…。
ソレとオーバーフェンダー…コレで全幅が70㎜違います。
ただ、現行のジムニーシエラと比べると、いかにもなオーバーフェンダーでは無いので、スッキリしていて分かり難いですよね…(^_^;)
次は、ひとりで。知らない道に出会う、ジムニー・ツーリング。
ロングドライブのラストシーン。
クルー達も少しずつ無口になる夕刻の一瞬。
辺りが少しずつ、黄金色に染まりだすと、
ジムニー・ツーリングのエンディングも近づく。
ゆっくりと、荒野から離れてゆく、この時間が好きだ。
次はひとりで。
心地よい疲労を楽しめる人々は、また、地図の上の理想郷を探し始める。
こういうのが新車で選べるってのが実にイイ時代!!
しかもこの手の屋根が無いヤツも、ハーフメタルドアとフルメタルドアの2種類がありますし、フロントガラスまで倒れちゃう!!
現代のクルマでは絶対に得られない解放感…スーパーセブン位じゃないです(笑)?
で…こうやって黄昏て立ってますが、トラブってロードサービス待ちにしか見えないという…(爆)
で…フロントからまだ辛うじて1300㏄モデルって分かるかもしれませんが、リアならもう至難の業…(苦笑)
今だったらオリンピックナンバーとかで登録し直したジムニーもいたりするから余計ややこしい…(苦笑)
ミラジーノとミラジーノ1000を見分ける位に難しいと思います(爆)
ステアリングを握るたび、少年に戻っていく。
初めてステアリングを握ったのは、父の膝の上で、僕はまだほんの子供だった。
仕事に出かける前の父の車のシートで、エンジン音を口まねしていた頃。
高いアイポイントは、僕にその頃のことを思い出させる。
想像のなかのドライブで行った峠や砂浜を、いま僕は確実にトレースする。
この感動だけは、少年の頃と変わらない。
こんな感じでポエムが多いのは、80年代のカタログならでは…(笑)
インパネも普通車仕様だからと言って、大きく豪華になってる訳ではありません。
まんま一般的なジムニー…デジタル時計が少々贅沢。
質実剛健で適度にスパルタン♪
初代なんてほぼ鉄板のようなインパネだったかと…(汗)
ジョークをひとつ、ジムニーの装備に加えよう。
ロングドライブの必需品は、ウィットの効いたジョークだ。
リラックスできるシートに、4人の会話が弾み始める。
この雰囲気が、僕たちのいつものスタイルなんだ。
パノラミックルーフから差す日射しが、ジムニーのなかをゆっくりとまわると、目的地が近づいた。
さて、室内はバン仕様もありますが、コチラはワゴン仕様。
フロントはサポート大き目のバケット。
後席スペースはバンより広大…にはなってますが、明らかに不自然なシートポジションなのは明白で、足を投げ出してムリヤリ座らないとダメですね…(苦笑)
そしてリアゲートギリギリまで迫った後席シートバック…そう荷物が載らない。
この辺りがジムニーの装備に加えられたジョークなのかと(ぇ
大人2人に荷物をドカンと載せるか、リアシートの片側を倒し、3人プラス荷物で移動するのが妥当でしょう…(苦笑)
ちなみにこのパノラミックルーフが追加された際に、助手席のシートスライドと分割可倒式リアシートも採用されてます(*'▽')
ココは間違いなくプラスな改良点でしょう♪
そして一応前席フルフラットにもなります(*'▽')
恐らく初代より確実に快適性は進歩していると思いますし、より乗用車の感覚になってます!
しかし、現行のジムニーはもうコレを知ってると快適過ぎ…リッパなモノです♪
そんなジムニー1300に搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・G13A…直列4気筒1300㏄OHC、電子制御キャブ、グロス70馬力、10.7kg-m。
カルタスの1リッター3気筒をベースに4気筒化して、1300㏄としてます(*'▽')
どうやらその際にエンジンブロックをアルミ製にしたコトにより、ベースとなったカルタスのエンジンよりも20kg軽いというのも特徴となってるようですね~。
そして電子制御キャブレターになったコトで、空燃比フィードバック制御や、減速時のフューエルカットも採用されてます♪
コレに組み合わされるミッションは5速マニュアルのみ!
ベースとなるジムニーに対し、下からのトルクが豊かなのと、馬力もあるので、高速性能で多少有利という感じでしょう。
ただ…ジムニー自体がこの時にEPiターボになってるんですよ…(笑)
更に2ストモデルも併売され、マニアにとっては天国のような状態(爆)
足回りは前後共にリーフリジッドという硬派なアシ。
自分はコイルになって以降のJA12しかこの型は乗ってませんが、ソレでもユサユサした動きとゴツの目立つ乗り味でしたね…(^_^;)
しかし、ジムニーに乗り心地を求めちゃダメですね…(現行は除く)。
マニアな方は伸びるアシを好むのでリーフを推します…そしてスタビはカット。
4駆は当然ながらパートタイム式(笑)
トランスファーレバーで切り換えます(*'▽')
そしてコレも当然ながらフリーホイールハブもあります。
コレも説明するまでも無い、ハシゴ型フレーム。
このように下回りが簡単に見れるのもカタログの魅力♪
最低地上高は215㎜をかなり取られてるのと、開口部のステップも高いので、乗降性はともかく…ってそんな話は二の次か…(苦笑)
アプローチアングルとディパーチャーアングルもしっかりと取られてますので、正直ノーマルでも十分な訳ですよ(笑)
ココから本気で岩場を登る人は、バンパーを外してボディの一部を切り出し、ゲタのようなタイヤを履かせていく訳ですね~(爆)
あのガチャガチャした本気仕様も結構好きなんですよね…ボディがベッコベコでもコレが似合うんですねぇ(笑)
装備としましては、何度も話題にしてますが、パノラミックルーフを設定。
ハイルーフにもなるので、全高も145㎜アップして、室内空間も広々♪
と…新車時はファッション感覚で装着する人も当然いた訳ですが、中古車市場ではグッと価格が下がります。
クロカンをやる人からすると、横転した際にガラスが割れちゃうからリスクしか無い訳です…ハイルーフ分で重心も上がりますしね…(苦笑)
安く楽しむなら、コッチを購入し、ガラスを蹴破って、鉄板で塞ぐ…と(笑)
で…ココがジムニー1300の違いでしょうね…大型ブラックバンパー(笑)
正直そんな特別感も無いですが…(苦笑)
ソレと、これまたパノラミックルーフ追加時にハロゲンヘッドランプも採用♪
幌のタイプはフロントウインドウが倒れるので、ロック…軽トラのアオリみたいな感じですよね~。
AMラジオはいかにも昭和な針の動くヤツ。
キー付グローブボックスは幌タイプの防犯上の関係からか、全車に標準!
デジタル時計は当時のこのクラスからすると少々贅沢品か(*‘∀‘)??
幌のタイプはサイドブレーキのレバーにもロックを装備しますし、もう1つはスペアタイヤ…コレは全車にロックが標準。
スペアタイヤ泥棒っているんだろうか(爆)??
ココからはオプションで、傾斜計やロールバー♪
ロールバーは幌のタイプならクロカンしなくても保険で装備はしておきたいですねぇ…(^-^;
デラックス幌
なんかこのネーミングが妙にツボるんですよ…(汗)
・幌(フルカバータイプ)
とか、そういう表記じゃないんだと…(笑)
クロームメッキのホイールや、オートフリーハブなんてのもラインナップ♪
クロームメッキのホイールは結構雰囲気変わると思います(*'▽')
で…グレード構成はまずオープンのタイプから。
・ハーフメタルドア…(GKL)
ドアフレームを持たない、1番解放感のあるジムニー。
■ハーフメタルドアの主な装備
〇ダッシュボード
・AMラジオ
・デジタルクロック
・タコメーター
・トリップメーター
・シガーライター
・2速+間欠ワイパー
・ドアスイッチ付3ポジションルームランプ
・ヒーター
〇インテリア
・前席サンバイザー
・防眩式インサイドミラー
・3本スポークステアリングホイール
・インパネアシスタントグリップ
・キー付グローブボックス
・アンダートレイ
・リアアッシュトレイ
・ビニールレザーシート
・助手席ウォークイン機構
・シースルーヘッドレスト
〇エクステリア
・ハロゲンヘッドランプ
・助手席ドアキー
・キー付フューエルタンプキャップ
・サイドプロテクションモール
・サイドストライプテープ
・電子ロックキー付スペアタイヤ
〇足回り
・フロントスタビライザー
・フリーホイールハブ
・フロントディスクブレーキ
・バキュームサーボ
・195SR15タイヤ+8スポークホワイトホイール
◎オープンモデル専用装備
・リアゲートトリム
・パーキングブレーキロック
・エクステンションセンターピラー
・フルメタルドア…(GML)
ネーミングが妙にカッコイイと思うんですが、要はドアフレームが付いたタイプ。
ドアフレームとドアガラスがある以外はハーフメタルドアと装備は同じです。
・バン…(GDL)
名称通りの4ナンバーバン仕様で、後席はとりあえず付いてるような感じ。
シートと足元含め、後席の前後長は僅か475㎜…雑技団でしか座れない(爆)
■オープンモデルにプラス、またはグレードアップする装備
〇インテリア
・ルーフサイドアシスタントグリップ
・フルファブリックシート
・荷室マット&リアホイールハウスカバー
・塩ビルーフサイレンサー
・クォーターウインドウガードバー
〇エクステリア
・熱線リアガラス
・開閉式クォーターウインドウ
・ワゴン…(GWL)
名称が潔くて分かりやすいですねぇ(笑)
後席がなんとか座れるワゴンタイプ…但し荷室スペースは絶望。
■バンにプラス、またはグレードアップする装備
〇ダッシュボード
・パーキングブレーキインジケーター
〇インテリア
・左右リアアッシュトレイ
・分離可倒リアハイバックシート
・リアシート自動ロック
・2点式リアシートベルト
・トリコットルーフサイレンサー
・パノラミックルーフワゴン…(GYL)
一応?最上級グレードって感じでしょう(笑)
このクルマにそんなトコは全く求めないでしょうけど…(苦笑)
パノラミックルーフが装備される以外、ワゴンと全く同内容です。
自分でしたら、フルメタルドアのファンタジーブラックですかね(^^)v
やっぱり解放感があって、ワイルドなジムニーがイイですねぇ♪
但し…ドアガラスは欲しい(爆)
オマケ
コレは1985年の東京モーターショーでの一幕。
手前のモデルは発売2ヶ月前に控えたパノラミックルーフワゴンそのもの。
で…その奥にある白いヤツが、EXPと呼ばれるショーカーで、電動ウインチやプロテクトバーを装備してるようですね(^^)v
まぁ…コンセプトというよりも、ドレスアップ版という感じでしょう♪
で…何気に中古車を検索してみると、壊滅的ながらもジムニー1300が3台程。
ウチ1台は、エンブレムが輸出仕様になってたりするものの、極上ノーマル!
他はリフトアップやら、サムライ仕様になってます…定番ですねぇ~(笑)
更に驚いたのは、ジムニー1000で検索すると、321台しか販売されなかったジムニートラックが何台も出て来る(爆)
恐らく2台位はキャリイの荷台(共通品)に入れ換えて改造してるようですが、中にはフルオリジナルのフルノーマルまで出て来て驚いた訳で…(汗)
ソレとスズキは共通品が多いんでしょうね…場合によっては内装パーツでも所々で新品出ちゃいますね…ドアのレギュレーターハンドルとか。
パーツが豊富でカスタマイズが自由なのは、やはりジムニーの醍醐味でしょう♪
さて、そんなジムニー1300は約4年間で7400台位が販売され、1988年に生産終了。
思うに、550のジムニーがターボでパワーアップされたりする中で、見た目がそんなに大きく変わらない、この普通車版を敢えて購入しようって人はやはり少数でしょうね…違いがとにかく分かり難い…(苦笑)
そりゃ乗り比べれば低速のトルクが豊富で、1300の方が乗り易いんでしょうけど、果たして税制面での不利を被ってまで、コレにするのか?ってコトなんでしょう。
で…一旦間をおいて、1993年に商品力を向上させ、ノーマルジムニーとの差別化も分かりやすい、ジムニーシエラが登場♪
コチラはまだソコソコ見ましたね(^^)v
未だに中古車もソコソコ在庫出てますし♪
更に話は飛んで、現行モデルは明らかにその見た目での違いが分かりやすくなり、シエラはノーマルジムニー比でゴツくなり、敢えてコチラを…って人も多いですね(*‘∀‘)
現に周りで2人が購入。
そういえば、ジムニーってトコトンハマる人は長く乗るんでしょうね…特に酷道クロカン楽しむならコレでしょうし(笑)
後は居住地域や職業柄で唯一無二な人…コレが強い。
反面、通勤やレジャーで楽しむ人は、結構短期で手放す人が多いように感じます。
現に周りで3人が新車でジムニーを…、そして2人がシエラを…。
結果、5人全員手放しました(爆)