どうも(^^)v
今回は自身でチョイスしました「DOHC」をお題としましたカタログになります。
いや~カッコイイですよねぇ♪
Z31フェアレディZ前期
200ZRシリーズ追加時です♪
個人的にZ31は前期のシャープなフォルムが好みでして、特にこの3ウェイツートンがたまらんですね♪
日産のイイところを存分に引き出しているクルマの1つかと…。
ただ、縁は無いですね…ディーラー時代に前期は入庫すらありませんでしたし…。
そんなZ31フェアレディZは、Zとしては3代目のモデルで、1983年にデビューしています♪
クサビ形のフォルムに日本初の3リッターV6ターボを搭載♪
ラグジュアリーとスポーツを融合させた日本最速の1台ではありましたが、S30時代と比較するとボディは拡大され、次第に豪華となったので、当初の出でたちとはかなり変化して行ったという感じではありました…(^_^;)
また、2リッターV6ターボも搭載されていたものの、コッチは正直3リッターの前ではどうしても目立たない…と…(汗)
ソコで、1985年にこの200ZRシリーズを追加!
最大の特徴は、C32ローレルで新搭載されたRB20にターボをドッキング!
更にそのターボが世界初のセラミックターボというのがポイントです(*'▽')
そんなZ31フェアレディZの200ZR追加時のキャッチコピーは…
セラミック・レスポンス
当時としてはかなりインパクトがあったかと思います(*'▽')
また、カタログの演出も物凄く硬派な感じが出ててイイんですよコレが!!
なのでついつい写真で見とれてしまうという…(笑)
それと余談ながら、CM曲は久石譲が手掛けてます…曲名はセラミック・ビート。
今回は200ZR追加直後となる、1985年10月の専用カタログとなります(*'▽')
コレ…ボディカラーが特に効いてますよね~。
元々ラグジュアリー色の方が強かったZ31ですが、コレで一気にスパルタンな感じに!
低いノーズに、フード上の大型エアインテークがまたスポーツな感じを出してます♪
震える。ツインカム・24バルブターボ……
感動は、このマシンを駆って、はじめてやってくる。
単にリアからのカットかと思ってますと、なんとコチラは2by2。
2by2はリアクォーターガラスの頂点がややなだらかなんですよね(*'▽')
そりゃ4人乗れた方が実用的ではありますが、好みで言えばカッコで2シーターなんですよね(*'▽')
リアテール上部のガーニッシュに入った200ZRの文字がまたイイですねぇ♪
このクールなコクピットとスーパーサポート・シートが、
男たちのハートを鋭く挑発する。
インパネは黒を基調として、確かに2連メーターと相まってスパルタンな感じです!
但し、エアコンパネルやら、各種物理スイッチはやや多い感じで少々ゴタついてます…(^_^;)
RBツインカムなんで、タコメーターも9000回転スケールで、こういうトコも当時としては高回転型スポーツのイメージを強くさせる1つかと♪
■精悍な黒とダンディなグレーを基調にデザインされた、
200ZRのコクピット&インテリア。
黒一色のなかにシルバーグレーの指針を配した大径のメーター、
握りの太い3本スポークのステアリング、本革風のシフトブーツ。
そしてシート地にはシックでスポーティなジャガード織りクロスを採用。
フロントシートはハードなコーナリングにも身体をぴったりサポートする
❝スーパーサポート・シート❞だ。
新開発のシートではありますが、好みの問題にはなるものの、正直柄物が…(^_^;)
特に柄の無いシックな方が好みではあります…R30だとハイタッチモケットとかですね。
ただ、サポートがかなり張り出したシートですね(*'▽')
ザ・エキサイティング❝セラミック・ターボ❞。
いま、新しい神話が生まれた。
もうこのカットからしてカッコイイですよね(*'▽')
ポスターにしてもイイ位ですよ(笑)
そんなZ31フェアレディZ前期の200ZRに搭載されるエンジンは以下の通り。
・RB20DET…直列6気筒2000㏄ツインカムターボ、ネット180馬力、23.0kg-m。
最新鋭の直6…RB20に世界初のセラミックターボをドッキング♪
タービンローターに軽量なセラミックを採用するコトで、レスポンスアップを狙っているようですね(*'▽')
で…RBはそのままセラミックターボをR32まで採用して行く訳ですが(確かR33は斜流タービンでしたよね…)。
正直耐久性の面ではまずまずだったんでしょうね…GT-RでもN1仕様はメタルタービンになってたりしましたし。
ソレとこの時代の初期型RB…R31とかもそうですが、ノーマルのままだと実は言う程速くは無いっていう…(;´・ω・)
R32になってからこの辺りはかなり良くなってますね(*'▽')
コレに組み合わされるミッションは、5速マニュアルのみ…硬派ですねぇ(∩´∀`)∩
タイトコーナーはこのサスペンションのためにある。
パワードリフトも意のままだ。
もうホントにどのカットも秀逸!
足まわりはフロントがストラットで、リアがセミトレの4独になります。
最高速度250㎞/hを現実にしたスーパーキャパシティサスペンションを200ZR専用にチューニング♪
コレにLSDを標準装備し、元々最高速アタック的な特性をZをワインディング向けにしたような感じですね(*'▽')
鋭く応答するステアリング。
クロスレシオのギヤリング。
ブレーキもハイグレードだ。
細かい演出…何気に雨なんですよ。
んでもってリアワイパーもしっかり動かしてるし…(笑)
ブレーキはフロントにベンチレーテッドディスク、リアにはソリッドディスクを採用。
う~ん…日産車ってブレーキフィールは悪くないんですが、効きという面では正直もう一つって感じのコトが多いですかね…(^_^;)
コレにタイヤは215/60R15の超ワイドタイヤに、6.5JJのこれまた当時としてはワイドなホイールを組み合わせます(*'▽')
ちなみに空力性能も良く、cd値は0.31と中々の数値♪
装備としましては、この時代のスペシャリティカーにはよくあった、メーター周りのクラスタースイッチ。
操作性は…う~ん…何とも言えないものの、演出としてはイイですよね~(∩´∀`)∩
そしてステアリングはメモリー付のスウィングアップ機能が装備され、何気に実用性もあるっていう(笑)
この手は低いので、オッサンになると乗降時の「よっこらしょ」が標準装備になります…(苦笑)
そしてカギがまた凝ってる…セラミック製の飾りが付いたゴールドキーっていう(笑)
こういうのもイイですねぇ…何よりスマートキーと違ってメカって感じですし(笑)
ソレにZと言えばのTバールーフ♪
雨漏りしちゃうのは…まぁ、なんですが、コレこそZって感じですよね(笑)
リアスポイラーはディーラーオプションですが、コレを装備するとcd値は0.30に向上!
風を味方に付けます♪
で…200ZRシリーズのグレード構成はこんな感じで…。
車両本体価格は福岡県の販売価格です。
・2シーター200ZR-Ⅰ (5MT)…250万円
当時の最廉価仕様でコレですから、やはり高級スポーツカーですね(*'▽')
■2シーター200ZR‐Ⅰの主な装備
〇視界
・ハロゲンヘッドランプ
・無段階調整式間欠ワイパー(フルコンシールド式)
・リアウインドウワイパー
・リアウインドデフロスター
・可倒式電動リモコンドアミラー
〇計器盤まわり
・透過照明メーター
・イルミネーションコントロール
・デジタルクォーツ時計
・ブースト計
・燃料残量警告灯
・半ドア警告灯
・ライト消し忘れ警報
・パワーステアリング
・ツイントリップメーター
・AM・FMマルチ電子チューナー&カセット+4スピーカー
・パワーアンテナ
・リヤゲートオープナー/フューエルリッドオープナー
〇室内
・スポットランプ
・運転席フットレスト
・大型コンソールボックス
・ラゲッジバンド
・コートハンガー
〇外装
・デュアルエキゾーストテールチューブ
・215/60R15スチールラジアルタイヤ+6.5JJアルミホイール
〇メカニズム・その他
・LSD
・等速ドライブシャフト
・SST(スペースセービングタイヤ&電動ポンプ
▲2シーター200ZR‐Ⅰの主なオプション
・フェンダーミラー
・エアコン
・2シーター200ZR-Ⅱ Tバールーフ (5MT)…297.7万円
Tバー装備の豪華版。雨漏り気にするならZR-Ⅰを…(汗)
Tバーの魅力を感じたいならコッチですよね(*'▽')
■2シーター200ZR-Ⅰにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・ブロンズガラス
〇計器盤まわり
・メモリー付スウィングアップチルトステアリング
〇室内
・エアコン
・パワーウインドウ
・助手席フットレスト
・ドアポケット
〇外装
・Tバールーフ
・2BY2 200ZR-Ⅰ (5MT)…258.1万円
バイツー廉価版ですね。
■2シーター200ZR-Ⅰにプラス、またはグレードアップする装備
〇室内
・リアスプリットシート
・ラゲッジルームランプ
・2BY2 200ZR-Ⅱ Tバールーフ (5MT)…305.8万円
最高グレードは、この通り300万円オーバー♪
200ZRでも結構な価格なので、300ZXの場合は更に…というコトになります…(汗)
■2シーター200ZR‐Ⅱ Tバールーフにプラス、またはグレードアップする装備
〇室内
・リアスプリットシート
・トノカバー
・ラゲッジルームランプ
コレにボディカラーは当時全て新色のようで4色になります(*'▽')
自分でしたら2シーター200ZR‐Ⅱ Tバールーフのブラック3ウェイツートンですね(*'▽')
いや~もう雰囲気でやられますって(笑)
ちなみに東京日産自動車の板橋営業所…なんだそうです。
まだありますかねココは。
で…コチラはZ専用のオプションという訳ではありませんが、ニスモが出していたオートルーバーランプ♪
当時はフォグランプ連動でカバーが開閉するフォグランプがありまして、今ではマニアが喜ぶアイテムの1つだったりする訳ですが…(笑)
なんとコレ…開閉に形状記憶合金を使ってるんですよ…(汗)
フォグランプ球の発熱で形状記憶合金が変形し、1~4秒で開きます。
そしてフォグランプをOFFにした時は自然放熱で戻るので約20分掛かると…(笑)
アナログながら、そういう使い方します!?って感じです(笑)
しかし、コレって何度も繰り返してると経年で折れたりしないもんですかね??
で…コチラもニスモの汎用品でスポーツステアリングホイール♪
コチラは車検対応品で、ホーンパッドが付くタイプもあるようですね(*'▽')
コチラはレースタイプ…恐らく小径で競技用なんでしょうね(*'▽')
正式なステアリング外径は未記載なので不明…。
ところで、車検に受からないので競技用という記載で販売するのはよくある手法ですが、ホーンとかも競技用って書かれて販売されてたりしますよね。
競技のホーンってなんだよ!?ってつい思う訳ですが(爆)
で…Z31フェアレディZはその後、翌年の1986年にビッグマイナーチェンジが入り、アメリカのNDIのデザインが採用されると共に、大型ブリスターフェンダーで一気にグラマラスなフォルムになります(*'▽')
そして1989年に次期型のZ32へバトンタッチ…日本初の280馬力という話題をかっさらい、バブル日産車の人気車種のウチの1台になりました(*'▽')
一時期は人気が冷え切って、ソレこそ20万とかでゴロゴロ転がってたZ31ですが、近年はネオクラブームと相まって、そりゃもう高い高い…と…(汗)
そして前期はあまり残ってないような気もしますね…(^_^;)