どうも(*'▽')
今回も「DOHC」をお題に自身でチョイスしたカタログの話題を…。
とにかくマイナー車ですね…当時全く見ないってコトまではありませんでしたが…。
BGレーザークーペ前期です♪
そう…まずオートラマの取扱車種って、フェスティバがヒットしたのと、コンスタントにスペクトロンが出た位じゃないですかね…(^_^;)
レーザーもそりゃいましたが、本家ファミリアと比べると母数は雲泥の差…(汗)
しかもクーペとなるともう見ませんよホント…(苦笑)
さて…そんなBGレーザーは3代目モデルとして1989年にデビューしています♪
基本骨格はファミリアと同じ兄弟車ではあるものの、よりアメリカナイズされた専用の外板と、ファミリアには無い3ドアクーペを持つのが最大の特徴と言えます。
しかし…日本車のビンテージイヤーと呼ばれた1989年はとにかくジャンルを問わず名車がひしめいておりました…。
そんな中で比較的マイナーなレーザークーペを選ぶってのは中々かと…(笑)
で…レーザークーペのキャッチコピーは…
ネクスト・シェイプ
確かに90年代のトレンドとなっていく、オーガニックフォルムに寄せて行った感じはしますがね…(^_^;)
イマ一つ響きにくいキャッチではあります…(苦笑)
今回はデビュー直後となる、1989年3月の内容です。
このレーザークーペ…正直エアロを纏ったグレードでもスポーティさはほぼ無く、とにかく地味な印象が強いという…(苦笑)
元々がまず日本人の趣向に全く合わせて無く、寧ろアメリカのセクレタリーカーとしてのジャンルに落とし込んでるからでしょうね…(^_^;)
日本で言うとアルトとかミラのようなOLのゲタ車って感じでして、北米で売ってたターセル2ドアや、サニー2ドアと肩を並べるようなヤツな訳ですよ。
ソレに日本人の琴線にチョットでも触れてやろうと、エアロでなんとかしてみたって感じかと。
日本じゃコレに同クラスで92レビンなんてあったりしたので、一般的にはソッチを選ぶでしょうし…(^_^;)
リアスポイラーは当時では比較的大型と言える部類。
黒のボディカラーのアルミホイールで確かに雰囲気は変わります♪
それとUSDMな気分を味わいたいならイイかも…しれません。
けどなぁ…オートラマへ行けばフェスティバのDOHCキャンバストップが一緒に売ってる訳ですよ…(汗)
ソレに同じファミリア系列でアスティナは更にスタイリッシュですし…存在意義がやや難しい…(苦笑)
新しいクーペの世界へ、このコクピットは続いている。
インパネは恐らく基本的なトコはファミリア…なんですが、スポーティグレードの方がこの2本スポークのステアリングで、コレが妙にこれまた廉価っぽい感じが…(汗)
正直バブル全盛期の1989年デビューの車種としてはかなり地味に行った感じ。
一点豪華主義はもう卒業しよう、と、囁く声が聞こえる。
シートはそれなりにスポーティで、このカットからでは分かり難いですが、リアシートも1人分で表皮の柄が区切られてます(*'▽')
ソレと他のマツダ車に比べてやや控えめながらもインテリアはラウンドしてますね。
この手の3ドアクーペの美点は、リアシートを倒すとフラットで広大なラゲッジスペースになるコトかと♪
レーザーはこの通りリアシートとの境目もフラットなので、簡易的な車中泊なら全然いけますよ(笑)
そんなBGレーザークーペ前期に搭載されるエンジンは全部で3機種…。
・B6…直列4気筒1600㏄DOHC、EGI、130馬力、14.0kg-m。
最もハイパワーなユニットはロードスターとかと同じB6ですね(*'▽')
レーザーだけどコレがハイオク仕様だったりで何気に本気っていう…。
他には可変吸気システムなんかも取り入れてたりします(*'▽')
・B5…直列4気筒1500㏄DOHC、EGI、110馬力、12.9kg-m。
上記1500㏄仕様で、コチラは燃料もレギュラーになります。
税制面とかを考慮しても正直このユニットで十分だとも言えます。
・B5…直列4気筒1500㏄SOHC、電子制御キャブ、91馬力、12.4kg-m。
当時のこのクラスとしては平均的なスペックで、コチラはシングルカムで電子制御キャブ仕様。
最早クーペのスタイルが欲しけりゃ動力性能は気にしないって人のユニットです。
正直、今のクルマにはこういうお手軽クーペってのが無いんですよ…(汗)
どれもコレも妙に凝ったメカで本気でスポーツしたがる…。
いやいや…スポーティ…スポーティチックなヤツの潜在需要ってのも少なからずあるとは思うんですが…。
コレらに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアルと4速オートマ。
何気にミッションはイイの奢ってますよね…オートマがちゃんと4速してます。
しかも電子制御ですし。
足まわりは4輪ストラットの独立懸架。
リアにはSSサスペンションを…って、まんまメカニズムはファミリアな訳で。
他にメカニズムではブレーキが以下の通りで…。
フロントは1500SOHCの5速がソリッドディスクでベンチレーテッドディスク。
リアは1500がドラム、1600はディスクと…。
装備としましては、控え目ながらも無塗装と思われるフロントスポイラー。
時計はデジタル式な上、カレンダー機能が付属していてムダに凝ってたり(爆)
他は運転席シートリフター等、実用的な装備で固められます。
で…グレードはこんな感じで。
・1500LX (5MT/4AT)…88.6万円/96.9万円
最もベーシックなグレードは、最早クーペのスペシャリティ云々も皆無で、かなりシンプル。
営業用って訳でも無いので…北米感を味わいたいならって感じで。
■1500LXの主な装備
〇エクステリア
・ハロゲンヘッドランプ
・大型バンパー&カラードフロントグリル
・バンパーモールディングカラー(グレー)
・ダイレクトリモコン式可倒式ドアミラー
・セミコンシールド間欠ワイパー
・熱線プリント式リアデフォッガー
・リアワイパー
・標準タイプサイドプロテクター
・リアフィニッシャー(グレー)
〇インテリア
・チルトステアリング
・PVC3本スポークステアリングホイール
・タコメーター
・AM電子チューナー+1スピーカー
・デジタルクォーツ時計(カレンダー表示機構付)
・コンソールボックス
・スタンダードタイプフロントシート
・一体可倒式リアシート
・小型ドアアームレスト
・フルドアトリム
・防眩式ルームミラー
・リアヒーターダクト
〇タイヤ&メカニズム
・155SR13タイヤ+ハーフキャップ
・フロントスタビライザー
・フロントディスクブレーキ(MT車)
・フロントベンチレーテッドディスクブレーキ(AT車)
▲1500LXの主なオプション
・パワーステアリング
・1500GL-X (5MT/4AT)…97.3万円/105.6万円
1500SOHCの実用クーペって感じでしょう。装備もまずまず。
■1500LXにプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・バンパーモールディングカラー(シルバー)
・サイドシルピッチ塗装(ブラック)
・リアフィニッシャー(レンズタイプ)
〇インテリア
・パワーステアリング
・フューエル警告灯
・半ドア警告灯
・ランプ消し忘れサウンドワーニング
・イグニッションキー照明
・シガーライター照明
・フットレスト
・運転席シートリフター
・6:4分割可倒式リアシート
・大型ドアアームレスト
・布張りフルドアトリム
・アシストグリップ
・トランクリッド&フューエルリッドオープナー
・コートフック
・リアパッケージトレイ
〇タイヤ&メカニズム
・ハーフキャップ+リング
・1500SタイプA (5MT/4AT)…107.5万円/115.8万円
ココからは見栄えを含め装備が充実♪
■1500GL-Xにプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・フロントリップスポイラー
・ボディカラー同色大型バンパー
・バンパーモールディングカラー(レッド)
・カラード電動リモコン式可倒式ドアミラー
・時間調整式間欠ワイパー
・幅広タイプサイドプロテクター(レッドモール)
〇インテリア
・ウレタン2本スポークステアリングホイール
・大型コンソールボックス
・GTバケットタイプフロントシート
・助手席シートバックポケット
・シートベルトショルダーアンカー調整
・成形ドアアームレスト
・布張り成形フルドアトリム
・前席ドアポケット
・助手席バニティミラー
・トランクルームランプ
〇タイヤ&メカニズム
・175/70R13タイヤ+フルホイールキャップ
・前後スタビライザー
・フロントベンチレーテッドディスクブレーキ
・1500SタイプB (5MT/4AT)…117.2万円/125.5万円
1500㏄最上級振グレードはコレに装備が充実…もう十分でしょう。
■1500SタイプAにプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・ブロンズペーンガラス
・リアスポイラー
〇インテリア
・パワーウインドウ
〇タイヤ&メカニズム
・185/60R14タイヤ
▲1500SタイプAより更に選択可能なオプション
・チルトアップ付電動スライドガラスサンルーフ+マップランプ
・1600GT-X (5MT/4AT)…136.8万円/146.1万円
シリーズ最上級且つ、唯一のテンロク仕様♪
■1500SタイプBにプラス、またはグレードアップする装備
〇インテリア
・パワードアロック
・ラップルーバー
〇タイヤ&メカニズム
・リアディスクブレーキ
コレにボディカラーは全部で4色…定番色で固めた感じで、突飛なカラーは皆無。
自分でしたら1600GT-Xのブリリアントブラックの5速ですね(笑)
コレにサンルーフ…もうコレでフルオプション(笑)
で…コレがオプションカタログ。
オートラマの場合、カーライフ総合ショップ的なコンセプトでやっていたので、各種用品に力を入れてたからか、ディーラーオプションとは言わず、ショップオプションと呼んでいたのが印象的です(^_-)-☆
まずは各種エアロパーツで、コレは上級グレードのヤツを流用という内容。
液晶テレビはルームミラー上部に設置…コレはセダンならまだしも、クーペの車内で見るにはかなりキツそうな角度です…(苦笑)
メーターパネルは5種類より3種類をセレクトし、2DINスペースを利用するタイプですね(*'▽')
ソレと定番用品のダッシュボードトレイやセンターアームレスト、灰皿利用のコインボックス等…。
で…気になったのがバニティミラーなんですよ…
単4乾電池4本使用(爆)!!
照明に乾電池…純正バニティでは正直初めて見ます…(笑)
ってか何もレーザーじゃなくてもコレは行けます(笑)
そしてオートパワーウインドウなるヤツも。
コレ…なんとリモコンで窓の開閉をやるっていう…(笑)
いや~普通のでイイッス…(苦笑)
アンブレラホルダーは雨水を排出するドレン付♪
更にオリジナルの傘を用意…。
愛車セットはトランクにフィットするタイプですね(*'▽')
コレもまた珍しい(笑)
ハイマウントストップランプにメッセージ機能を備えたタイプです!!
正直コレは今も用意されてて…寧ろあった方がイイと思う装備です。
今ならカラー液晶でなんとでもなるでしょう…定型メッセージでもイイから数種類用意しとけばいいと思います。
カーテンはセダンのみですが、時代を感じるアイテムですよね~(笑)
停車中専用のサイドシェード…いや…プライバシーガラスでえぇやん…と…(汗)
更にフラッシュボックスなるクーラーボックスも用意されてます(*'▽')
ほほぉ~フォードもブランケットクッションがあったんですね~。
しかし、コレもかなりレアだと思います…第一、新車発注時にコレ頼むか??ってなると頼まないでしょ…ほぼ…(苦笑)
さて、そんなBGレーザークーペはコレから半年経たないウチに4駆モデルを追加。
更にターボは大本命で180馬力の1.8リッターターボを搭載してきて、まさに先代のフルタイム4WDの後継と言える仕様が復活するコトになりました(*'▽')
そして1991年にマイナーチェンジをした後、1994年に次期型へバトンタッチしています。
この94年に出たヤツは大概クセの強いモデルで、特にハッチバックなんてもう…(笑)
ただ…やはりオートラマブランド故かファミリアの裏に常に隠れる感じではありましたねぇ…(;´・ω・)
元々の販売台数が少ないコトもありますが、やはり基本が大衆的な実用車。
クーペに関しては現存数台って感じかと…ネットで検索するとたまに浮上するので絶滅こそはしてません(笑)