どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…昔は沢山走ってたなぁ…。
ってコトで…
T140コロナ前期
ツインカムターボ追加時です♪
懐かしいですよねぇ…ホントにドコにでもいたクルマですよね(^^)v
で…前回のカタログとアップが入れ替わった件ですが、実は本来でしたら簡易カタログをアップするつもりでした…(^-^;
ところが、アップ直前になって条件のイイ本カタログが出品されていた為に落札→到着までに少々時間が掛かった為、アップする順番を入れ替える結果となりました。
ってコトで今回はコロナ…な訳ですが…
もう今から30年前の話…当時通ってた幼稚園はお寺がやってた私立幼稚園で、園長先生も他の先生も全員女の先生でございました。
なので体操の時間になったらドコからか非常勤だかで雇われたオジサンが体操の先生として来てたんですよ(^^)v
よく乗って来てたTNアクティトラックのドアに何かしらイラストが描いてあったけど…何のイラストかはさすがに覚えてない…(苦笑)
で…その先生が時折この水色のコロナのセダンに乗って来てた訳です。
恐らく仕事はアクティで、普段乗りがコロナだったんでしょうね(^O^)
改めてカタログを見直すと亀の甲羅のようなホイールキャップだったので、記憶が正しければ1800GXだったんでしょう。
ソコまで覚えておきながら体操の授業内容全く覚えてない(爆)
ソレから20年以上経過しまして、JZT143さんのコロナを運転させて頂く機会に恵まれまして、初めて140コロナを運転するコトになります。
さて…そんなT140コロナは1982年に7代目コロナとしてデビューしています♪
当時最大のライバルはこのクラスで大ヒットを飛ばしてた910ブルーバードは言葉通りの無敵状態…なんと27か月連続で販売台数No.1を記録する訳です。
ってコトでコロナは先代となるT130系を僅か3年4ヶ月でモデルチェンジして今回のT140系になる訳でして、ブルーバードVSコロナのBC戦争はこの時が最大に激化していたかと思われます…
ちなみに当時のブルーバードのCMはジュリーこと沢田研二がCMに出てまして…
このように白いスーツで出てた訳ですが…
皮肉っぷりがスゴイ件(爆)
そんでもって当時の国産車は「ツインカムか?ターボか?」論争が繰り広げられております。
コレは、当時のラインナップではツインカムはNAしか無くて、ターボはシングルカムしかなかったという台所事情があった訳です。
ソコにデビューから僅か9か月後の1982年9月に殴り込んで来たのが今回のツインカムターボとなります…さぞかし当時のインパクトは想像を絶するモノだったかと…(だってまだ自分生まれてないもの)
だからキャッチコピーも当然こうなりますよね…
ツインカム+ターボ。
スーパー・コロナ出現。
んでもってCMには007のロジャームーア…けど007を実は見たコトが無い(爆)
今回のカタログは1982年9月のモノでして、ツインカムターボ追加時のモノになります。
ってコトでまずは2ドアハードトップになります(^O^)
直線基調で明らかに910ブルーバードを意識したボクシーなスタイル♪
現在のカタログのようにCGでも無ければ何度でも撮り直せるデジカメでも無い。
一発勝負のフィルムカメラだからこその躍動感だったり気迫だったり…カメラマンの気合いが40年近くを経た今でも伝わって来るような気がします!
あぁ…なんかワクワクさせてくれるクルマだな。
なんてこの1枚からでも感じてしまう訳です。
ソコにはCGやら合成なんていうゴマカシが無くて、全てに真剣勝負という気迫が滲み出ているのだと思います。
で…肝心のコロナですが、テールランプの形状は当時としてはかなり個性的な縦型。
そしてシンプル…ただ個人的には当時としてはオーソドックスな横長テールランプのセダンの方がバランス的にもしっくりきます。
インパネも実が2ドアと4ドアではワザワザ差別化してましてホントに気合を感じます。
メーター周りもシルバーのパネルでスポーティ♪
一方コチラは4ドア…ボディのデザイン云々よりも、アドバンストーニングという独特のボディカラーのインパクトが強い(笑)!!
そしてこのホイールも独特。
デザインで言いますと、フロントバンパーの先端が尖って出ている感じがイイですねぇ♪
リア周りはトランクパネルが若干傾斜しながら下がっている感じが兄貴分にあたるマークⅡに準じたようにも思え、この辺りのトヨタのやり方はホント上手い訳です。
う~ん…やっぱり横長のテールのがイイです♪
で…セダンのインパネはオーソドックスな直線基調の中で、このデジパネが極端に近未来感を出してるように思えます。
そういえばT140コロナって何気にファンの風量を左右に振り分けるレバーがあるんですよね(^_-)-☆
コレ…ナゼか兄貴分のマークⅡはおろかクラウンにも付かない訳で…(汗)
なんすかこのありえん感じ(爆)
前に座りゃえぇやん。
タクシー用途に使われるコトもありまして、室内空間はこの手にしては広め。
ただ、全幅は無いので、さすがに今乗ったら横3人掛けはかなりキツイかと…(^-^;
そんなT140コロナ前期のツインカムターボ追加時のエンジンラインナップは全部で5機種…
・3T-GTEU…直列4気筒1800㏄ツインカムターボ、160馬力、21.0kg-m。
このカットがカッコ良過ぎ!!
写真から分かるように4気筒だけどプラグホールは8個。
ってコトでツインプラグな訳です…コレが今となってはネックでして、やれデスビが死んだらどうしようも無い…なんてコトになります…(汗)
ブースト圧は当時としては高めでしょう…0.52kg/㎤あります。
・3T-EU…直列4気筒1800㏄OHV、105馬力、16.5kg-m。
同じT型でもコチラはなんとOHVとなる訳です…よく考えたらスゴイ話。
だって当時最先端なツインカムターボの次がツインカムNAどころかOHVになるっていう今じゃ絶対にありえない…
いや…どっちにしろ今やもう軽トラでもツインカムに可変バルタイだもんねぇ…。
・1S-U…直列4気筒1800㏄OHC、キャブ、100馬力、15.5kg-m。
R型の後継エンジンで当時としては新開発。
うろ覚えですが、初期の1Sはタイベルが細くて切れるトラブルがあったとか聞いたコトありますね…(^-^;
にしても3TをEFIにするよりも、この1SをEFI化した方が良かったんではないの?
なんて思ったり。
ちなみにEFI化されるのはもう2年後の話でしかも横置き。
ってコトはひょっとしたらトヨタは後のFF化の為に敢えてFR系はキャブで留めといたのかもしれませんね…憶測ですが、そういうのやりそうだし(爆)
・3A-Ⅱ…直列4気筒1500㏄OHC、キャブ、83馬力、12.0kg-m。
言わずと知れた?ハチゴーに搭載されてるアレと同じ。
マンガじゃ色々書かれる訳ですが、実際は車重が軽いから普段使いだとなんら不満の無い性能だったりします♪
マジで中々にバカに出来ません…
2020年の今でも十分経済的でイイエンジンなんですから…。
・1C…直列4気筒1800㏄OHCディーゼル、65馬力、11.5kg-m。
ってコトでコロナで初搭載されたC系エンジン…後に3CーTEまで進化して21世紀へ突入します。
コレ…何がスゴイってツインカムターボは同じT系でもほぼ大改良で、1S、1Cなんてほぼ新開発…。
気合は入ってる訳です。
にしてもシュールだよなぁ…このカット(笑)
よほどのエンジンフェチですよ…この人。
そんなエンジンフェチはさておいて、ミッションの説明は僅かこんだけ…(苦笑)
組み合わされるミッションは4速と5速のマニュアル。
それと3速と4速のオートマ。
グレードによって組み合わせの可否があるんですが、メンドイから省略(ぇ
まぁ…本気で知りたきゃどっかで載ってるでしょうからソッチで調べてください(爆)
足回りはフロントがストラットでリアは1800SXとツインカムターボがセミトレ。
他は車軸式のコイルとなります。
ちなみにGT-Tではスポーツ5なるセットオプションがあるようで、8ウェイスポーツシートにアルミにポテンザ、マッドガード、サイドストライプと装備出来るらしく。
っつか…サイドストライプはセットオプションなんですか…(爆)
装備としてはGT-TRとハードトップのSXはオプションで当時流行ったヘッドライトクリーナーが装備出来るようですね(^^)v
う~ん…要るかと言われればビミョ~。
合理的な内容だけで絞ると、コレでヘッドライトがキレイになって効果が目に見えるようになった試しが無い(爆)
積雪を溶かしての視界確保ならまた別ですね…九州ではその実体験がゼロなんで。
んでもって80年代定番のデジパネ…当然コロナもあります。
で…コレも80年代定番ですが、装着車の比率はどのクルマもかなり低かったクルーズコンピューター。
内容的にはチョットした電卓程度です。
更に必要性の低いスピードアラームなんてのも…(汗)
で…実はホントの初期モノにはナビコンという電子コンパスもあったものの、なんと9か月後のカタログには掲載されてない!!!
ってコトは恐らくソッコーで廃止になったんでしょうね…
コロナにナビコン装着車は激レアってコトになります。
そして世界初のバックソナー!!
今や軽でも付いてたり…更には全方向モニターなんて当たり前。
で…世界初はこのコロナだったと。
ちなみにインジケーターはメーター上ではなくて、リアのパッケージトレイ上。
確かにバックする時は後ろ向くんですから合理的ではあります(^O^)
後はリアにこういう風にインジケーターが付くのはボンゴフレンディ位でしか見たコトないです…(^-^;
で…コレも今や当たり前のシートヒーターはこの当時だとかなり珍しいです!
しかも寒冷地仕様に…ではなくてフツーにオプション。
だけど当時はまだ物珍しかったのか装着車は激レア。
今や1度付けたら手放せない装備ですよコレ…(笑)
リアの回転式ヘッドレストは自分の乗ってた61マークⅡセダンもこんな感じ。
で…コロナも同じくリクライニングします♪
けどヘッドレストが結構固いのと、リクライニングも気持ち程度でしかしませんけどね…(^-^;
しかしこうやって見直しますと、コロナって結構装備イイんですね!
フットランプまで付いちゃってますし♪
コインボックスはチョット面白い形状をしています♪
回転式で収納も出来ちゃう。
で…まだムーンルーフでは無くて鉄板のサンルーフ。
後はグレードがとにかく多いんですよ…詳細省きますがグレード名だけでも…。
まずはハードトップ。
・1800GT-TR
・1800GT-T
・1800SX
・1800EXサルーンAD
・1800EXサルーン
・1800GX
4ドアセダンは更に多いですよ~
・1800GT-TR
・1800GT-T
・1800SX
・1800EXサルーンAD
・1800EXサルーン
・1800GX-AD
まだまだ続いて…
・1800GX
・1500GX
・1500DX
・1500STD
・1800ディーゼルEXサルーン
・1800ディーゼルGX
いや…スゴイね…(汗)
自分なら1800EXサルーンADのアドバンストーニングですね(^^)v
この時代には珍しくオートマしか無いグレードなんですが、自分がコロナに乗るならこの仕様で街中をたららんと流したいですねぇ♪
さて…そんなT140コロナですが、なんとデビュー翌年にはFFの5ドアが…。
で…コレが実際の8代目になる訳で、なんとデビューから1年でモデルチェンジ版が出ちゃうという異例のラインナップになります!
しかしながら当時はFRからFFの転換期というコトもあるのと、特にトヨタがこの動向にかなり慎重だった訳です。
なので併売しつつも、1984年にはFF4ドアセダンを。
更に1985年にはFRセダンを縮小。
で…1986年にはFRセダンのタクシー仕様は原型が無くなる位の大改造が施されてずんぐりむっくりなボディになります。
そして1987年に完全に乗用は9代目でFFへなる訳ですね。
ただ…トヨタってホントこういうトコが上手くって、タクシーモデルだけはこの大改造版を頑なに1998年まで生産して行く訳です…。
ホント慎重ですわな。
しかしもう40年近く前のクルマになっちゃう訳ですね…(汗)
こういうオーソドックスな感じのセダンってのが今はホントに無い…(泣)
クルマってこういうのが一番無難でイイと思うんですがね…(^-^;