どうも(^^)v
今回はカタログのアップになりますが…
過去最大の写真枚数です…(汗)
それだけバリエーションやトピックスが多いってのもありますがね…(^-^;
コレも懐かしいねぇ…ホントに沢山走ってたんですもの。
ってコトで…
910ブルーバード後期
CAエンジン変更時です♪
2ドアも4ドアも…タクシーなんてかなり長く生産してましたから、中学生位まではフツーに見かけてて、言い方はなんですが、街中に溶け込み過ぎて特別感もそんなに無かったクルマではあります…(^-^;
カトちゃんケンちゃんでは何かと壊されてスタントに使われてたり。
そんなドコにでもいたクルマだからこそ、今見掛けるとホントに懐かしい訳です。
SSSターボとかそういうマニア向け?というよりも1800GLとかSSS-Eとか(笑)
さて…そんな910ブルーバードは1979年にデビューしています♪
排ガス規制の波に揉まれた上に不人気で終わった旧世代の810と比較して、一気にボクシーでスクエアのスタイルになり、今までの6気筒を捨て4気筒専用のコンパクトなボディへ。
しかもターボまで搭載して日産らしいスポーティムードに拍車が掛かります。
登場早々に大ヒットし、「510の再来」と言われるまでの名車となります(^^)v♪
そして1982年に今回の後期型へとマイナーチェンジ…4ドアハードトップが追加されてさらに波に乗る訳ですね~。
当時のキャッチコピーは…
ザ・スーパースター
まさに言葉通りで80年代初頭のスーパースターでもう間違いないでしょう(^^)v
CMキャラクターはお馴染みのジュリーこと沢田研二。
で…
何がどうなって
こういうシチュエーション(爆)?
それにしても赤黒ツートンはカッコイイ♪
今回のカタログは1982年11月のモノになります。
まずは4ドアハードトップになります♪
日産お得意の4ドアピラーレスハードトップ…伸びやかでホントにカッコイイ!
ちなみに今更ながら見た目が前期と後期で殆ど分からないんですよね…(汗)
どうやら調べてみたところ、フロントグリルとヘッドライトの高さが均一になってますね…フロントはソレ位しか自分には分かりませんでしたよ…(苦笑)
コチラは4ドアセダン。
パッと見は同じ直線基調のフォルムですが、上手くパーソナルとフォーマルのキャラクターを分けていると思います(´ω`*)!!
ハードトップの方は柱が無いのもあるんですが、リアガラスが3面になってるのが効いてるんでしょうね~
歴代では最後に設定された2ドアハードトップ。
黒セフィーロの最初のオーナーがセフィーロの前はコレ乗ってたんですよ。
赤黒の。
ちなみに後期でテールは形状こそ同じものの、SSS系はレンズに入る凹凸の模様が横から縦に替わってるみたいですね(^^)v
他のグレードは横に一本入ってたラインが無くなってます。
やっぱり大ヒットしただけありまして、マイナーチェンジではする必要が無い位に何もデザインは弄ってないですね…(^-^;
コレで冒険出来ずにFFに転換しちゃったのが次のU11になる訳ですが…。
ワゴンモデルの設定もあったんですが、コチラはADワゴンというシリーズ。
82年に貨物でADバンが出る訳ですが、ソレはB11サニーベースでFFという全く別のモノ。
共通点が無いのに「AD」というネームが共通だからややこしいのがなんとも日産らしい…(苦笑)
インパネは80年代の日産車らしい絶壁インパネ←毎回言ってる
今のクルマと違って何がイイって全てのスイッチが手探り操作で触って判別出来るのは素晴らしいと思うのです…結構スイッチ類多いと思いますよコレ。
最近のクルマは曲線基調でオシャレなインパネがホント多いですし、ソコはイイのですが、結局運転するのが人間なのはこの40年何も変わってない訳です。
摘まんで上下や左右に動くレバー、ダイヤルで回すスイッチ。
コレでいいじゃないですか…と。
シートはグレードがとにかく多いので仕様も多々ありまして…(汗)
とりあえず写真のモノはSSS-X・Gタイプ。
7ウェイシートと呼ばれるフルモケットタイプ。
他にもハイソ風味のルースクッションシートや、ビニールのシートまであります。
そんな910ブルーバード後期は搭載されるエンジンもホントに多い…(汗)
なんと7機種…(汗)
・CA18E…直列4気筒1800㏄OHC、EGI、110馬力、16.5kg-m。
最新型、夢のエンジン!
…なにが夢かはよく分かりません(爆)
Zエンジン譲りの1気筒ツインプラグ…ってか実質の後継機で、エンジン単体で35㎏も軽量なのが特徴♪
・CA16S…直列4気筒1600㏄OHC、キャブ、90馬力、13.6kg-m。
上記1600のキャブ版。
・CA18S…直列4気筒1800㏄OHC、キャブ、100馬力、15.2kg-m。
上記1800のキャブ版…そういえばCAってZと違ってタイベルなんですよね。
・Z20S…直列4気筒2000㏄OHC、キャブ、110馬力、16.5kg-m。
ガソリンでは最大排気量になる2リッター。低音ドロドロがカッコイイんですよ。
・Z18ET…直列4気筒1800㏄OHCターボ、135馬力、20.0kg-m。
モデルライフを通してシリーズ最強だったのがこのエンジン。
・LD20T…直列4気筒2000㏄OHCディーゼルターボ、81馬力、16.5kg-m。
基本的にガソリンの4気筒L型がベース。
・LD20…直列4気筒2000㏄OHCディーゼル、65馬力、12.5kg-m。
上記のターボ無し。
コレらに組み合わされるミッションは、4速と5速のマニュアル、3速と4速のオートマ。
特に4速オートマは後期でもCA追加時にZ18のターボモデルにのみ追加されてます♪
足回りはフロントはストラットですが、FRでは日本初のゼロスクラブ。
タイヤの接地面の中心が車両のストラット頂点からロアアームのボールジョイント中心の軸(キングピン軸)と交わるのがゼロスクラブってのらしいです。
路面からのキックバックが抑えられたりするようですね(^^)v
リアはSSS系はセミトレになるので4独。
他は4リンクコイルとなってます。
装備としては、後期になって追加されたのがデジパネ♪
ただ…デザインが結構独特で、タコメーターは真横にチョロチョロっと動く感じ。
左側なんてオドとトリップだけでかなりの面積を占めてるし…(苦笑)
かなりやっつけ感がしなくは…(汗)
さらにもうこの年代のブルーバードでもASCD(要はクルコンですね)も装備!
80年代の先進装備!
SSS-X・Gタイプにドライブコンピューターも設定してます♪
コンピューター…と言いつつも、この時代なのでどのメーカーも似たり寄ったりでチョット賢い電卓程度ではあります…(^-^;
更にはマルチ・ボイス・ワーニングを新採用!
コレはU11ブルで経験しましたが、なんとも言い難い年齢の昔のオネェさんがイチイチ喋ります(爆)
コレが今回個人的には1番アタマイイなって思ったオートカットタイマー付熱線リアウインドウ♪
アナログチックではありますが、一昔前の電子レンジみたいにアナログでOFFタイマーが15分までで決めれる訳です!!
常時ONも出来るってのがまた賢い!!
コレは今のクルマよりも絶対優れてると思う訳です(^^)v
ターボSSS-Sには80年代車あるあるのヘッドランプウォッシャーも装備!
いつ使うのコレ(笑)??
いくら歌手がCMキャラクターやってるからって、オーナー全員がTOKIOは歌わない…(苦笑)
けど何がスゴイって8スピーカーだったり…(汗)
ちなみにインフィニティQ45は4スピーカーだったり。
オプションでは電動サンルーフにオートエアコンも選べます♪
ブルーバードのミドルクラスもこの辺りでドンドン高級化していったんだなぁって思いますね~。
後期で採用されたらしい、ワンタッチ式のルームランプ。
コレも中々で、減光機能まで付いてます!!
恐らく…ですがR31前期パサージュもこんなんじゃなかったかなぁ…と。
ココからはグレード展開ですが、マジで多岐に渡ります…(汗)
まずは4ドアハードトップシリーズから…
・1800SSS-E
・ターボSSS
・1800GL
・2000GF
SSS-EとターボSSS辺りが恐らく最量販狙いなんでしょうね(^^)v
1800GLはハードトップで最下級、GFはルースクッションシートのラグジュアリー仕様。
・1800SSS
・2000SSS-X
・ターボSSS-X
・2000SSS-X・Gタイプ
・ターボSSS-X・Gタイプ
1800SSSはハードトップのSSSで1番ベーシックなタイプ。
SSS-Xはシート生地がモケットになってて豪華になったタイプ。
SSS-X・Gはデジパネからマイク付コンポにドライブコンピューターも標準!
なんでもアリなタイプ。
ってか4ドアハードトップでなんと9グレードあるんです…(汗)
お次は4ドアセダンシリーズ。
・1600GL
・1600CT
・1600DX
・1800GL
・ディーゼル2000GL
グレード順に言いますと、1600CTが全モデル中の最廉価。
もう営業車と言ってもイイレベルでホントになんにも無いのです。
1600DXはシガーライターに照明や運転席ドアポケットが付いて…。
この差…マジで要るんか(汗)??
1600GLは装飾が豪華になったりシートも全面ファブリックに。
1800GLはラジオにFM機能が付きます。
・1800ファンシーGL
・1600GF
・1800GF
・ディーゼル2000GF
・2000GF
ファンシーGLは初代から伝統の女性仕様♪
パワステにバニティミラー等…
後はルースクッションシートのGF系が4種のエンジンで。
・ターボD
・1800SSS-E
・ターボSSS
・1800SSS
ターボDはラインナップ唯一のディーゼルターボ搭載車。
・2000SSS-X
・ターボSSS-X
・2000SSS-X・Gタイプ
・ターボSSS-X・Gタイプ
・ターボSSS-S
ターボSSS-Sは4ドアハードトップには無いグレードで本気の硬派仕様。
専用ステアにハードサス、ミシュランのラジアルタイヤも奢られます!
シートも硬派そうな専用生地♪
4ドアセダンだけで19グレードもあるんですけど…(汗)
2ドアハードトップは後期で縮小されて僅か2グレードに…。
コレで分かるのは、2ドアの需要が減っていていたのと、4ドアハードトップ追加によりユーザーニーズを移行させようというコトなんでしょうね…(^-^;
・ターボSSS-S
・ターボSSS
…というようにターボしかありません。
需要により2ドアを縮小し4ドアへ統一させていく…。
時代は繰り返すというか、昨今ではコレが4ドアセダンの需要が低迷したので縮小させ、SUVへとラインナップを統一させていくという構図と似てると思います。
そしてADワゴンシリーズ。
・1800GS
・1800GL
GSはほぼSSS的なポジション?
けどADワゴンのリアサスはどちらも4リンクコイルとなってます。
全部で32グレード…(笑)
もっと言えばコレにタクシー仕様の営業車、更にはバンもあります…。
それだけ需要があったからこそのワイドバリエーションだったのかもしれません。
メーカーの提案とユーザーニーズがピタリと合ったからこそのラインナップ♪
最近はメーカーの提案に乗るしかなくて消去法で選ぶ感じがやや強いかなぁ…(^-^;
セットオプションが多過ぎる…(汗)
あ…ちなみに自分ならハードトップのターボSSS-X・Gタイプの5速を…。
オプションでサンルーフとオートエアコンを…ローレルのそれなりのグレードが来る価格帯になるんでしょうけどね…(苦笑)
投げたリンゴは(多分リンゴ…リンゴですよね!?)果たして陸奥かサン津軽…
はたまたジョナゴールドなのか…。
で…まだ続くの。
実はこんなカタログが挟まれておりました…。
中古車のカタログ(笑)!!
コレ…何がスゴイって、次期型のU11が出てるのに人気が衰えないもんだからとうとう中古車で専用のカタログを出しちゃってる模様です…(汗)
ブルーバードの関心度…皆様ゼヒ考察を…(笑)
あ…自分は6問でした…(苦笑)
オーナーの声…その①
息子と釣りに行く1800GL
その横には開発時のデザインからCADの図面、クレイモデルとかが…。
オーナーの声…その②
新婚さんは2000SSS♪
オーナーの声…その③
サラリーマンの生活感を感じる4ドアハードトップターボSSS。
オーナーの声…その④
父や兄に相談して買ったOLが目一杯ルースクッションシートを楽しむ1800GF。
イラストでアピール…ビミョーに似てない(爆)
わざわざお支払いプラン記入欄まであります…
ココに何か書いてたら更にネタになってた(爆)
安心のワイド保証!
ってかシート張替えまでやるんだ(笑)!!
今のディーラー中古車ではコレを聞かない…(笑)
そういえば中古車オリジナル企画とか今は聞かなくなりましたね…。
アレ…やればいいのに。
ってコトでコレで全て…(汗)
コレ…アップする自分も結構大変でしたが、見る方はもっと大変な気もします…。
けどソレだけメーカーが力を入れてたのが分かる1台です。
さて…そんな910ブルーバード。
実はこの後もモデルチェンジ3か月前位にドアミラー仕様を出したりと、最後まで改良&追加の繰り返しな1台でした…スゴイですよね。
しかし…ソレだけ売れたのに今やまず見ませんからねぇ…(汗)
確かにサビに弱い当時の日産車なんですが、R30と比較しても消滅具合がハンパ無い…。
やっぱりこういう辺りで良くも悪くも名車であり、大衆車だったと思いますね…。