どうも(^^)v
今回は関西のみん友さんの愛車紹介に出ていたクルマのカタログをアップします♪
コチラの方とは十数年前に1度お会いしたきり…もう更新もされてないので恐らく見ても無いとは思うのですが…(^-^;
余談になりますが、みん友さんで例えば更新しなくなった方がいても自分は削除しないようにしてます…例えソレが10年経っても。
稀にはなるものの、ある日10年経っていきなり再更新し始める方もホントにいらっしゃいます…その時に改めてコメントを通じてやり取りが出来たりするコトがあります。
それでまた連絡取れれば嬉しいじゃないですか…。
なので消すことはありませんし、消す理由もありません。
ちなみにエリシオン…全くもって人生に1㎜たりとも関わりが無いので全く分かりません…(苦笑)
CMソングがエンヤな位でしょうか…中学の時に掃除の時間に流れる曲はエンヤでした…この曲じゃないけど…(苦笑)
さて…そんなエリシオンは2004年にラグレイトの後継車としてデビューしています♪
当時のホンダのミニバンは「低床・低重心プラットフォーム」を売りとしてましたが、このエリシオンも新開発の低床プラットフォームを採用しているようですね(^^)v
当時のキャッチコピーは…
革新プレミアム8シーター
実はこのキャッチコピーを見た瞬間に自分は「あぁ…」と思ってしまいました。
理由は後述。
ちなみにこのエリシオン…名前の由来はこの通り。
ギリシャ神話の叙事詩「オデッセイア」に登場する楽園の名前だそうで。
なんだろか…このオデッセイ意識感(爆)
今回のカタログは2004年5月のモノでまさにデビュー当時のヤツになります。
さて…このエリシオンは大海原を疾走するクルーザーがデザインモチーフになってるんだそうです。
まぁ…確かにフロントグリルの出し方とか、フードからルーフに続くラインの傾斜辺りにクルーザーを意識した感じもしなくはないが…(^-^;
このクルマは実車を見ても思うんですがどうも縦横のバランスが今一つな感じがします。
なので低床・低重心の割にはどうも安定感が無いように見えますし、やはりRB1…つまりは3代目オデッセイのワイドローのスタイルが余りにもカッコ良すぎた訳で。
後はフロントマスクが無難と言いますか…この手の押し出しの強さに欠ける気がします。
ソレはリア回りにも見て取れて、なんかホンダらしい垢抜けた感じと言いますか…都会的なニオイが余り漂わないと言いますか…。
どうも自分には記憶に残らないのです…(^-^;
独特なのはハイマウントのデザインで、ボディサイドにモール兼用なのか周り込む感じが個性的でイイですね(^^)v
インパネはホンダの最上級ミニバンという位置付けだけありまして、ベルトラインを一直線に木目パネルがドカンとある訳です。
他はコレが結構パッと見では意外とシンプルですよね。
メーターバイザーがモニターを取り入れるようにして囲むデザインはY34辺りにドコとな~く似ています。
本革シートにしますと室内はかなりゴージャスに見えますし、何よりガランと広い。
室内幅はなんと1580㎜もあります…コレは結構広い!
シートは2列目と3列目がチップアップして広大な荷室スペースを確保するコトも出来ますし、オプションで回転対座の機能を加えるコトも出来ます(^^)v
ただ…ただ…引っ掛かるのが…
革新プレミアム8シーター
そう…
7人乗りが無いんです…(泣)
例えばこのような最上級ミニバンですと、7人乗りのキャプテンシートが欲しいと思う訳です。
実際にこのエリシオンがデビューした2004年と言えば、まだまだミニバンは2列目ベンチシートの8人乗りが主流ではありました。
で…7人乗りは最上級グレードに唯一用意されるような存在で、まだまだ確かにユーザーの選択比率も8人乗りが大半ではありました。
恐らく2列目がキャプテンシートの7人乗りを重視する比率が高まったのは20系のアルヴェルの存在が大きかったんだと思います(^^)v
見た目のゴージャスさがソレまでのミニバンと違って分かりやすかったのでしょう。
反面、エリシオンで7人乗りを選択するとなると福祉車両のサイドリフトアップシート車しか無いのです。
まだこの2004年でしたらコレで通用した訳ですが、このクルマは最終的に2013年まで販売される訳ですので、途中からキャプテンシートのニーズに対応しにくい状況になっていたコトかと思います…(汗)
少なくともソレが理由で他車種に流れた可能性もあるのではないか?
と予想してしまいます。
そんなエリシオン前期に搭載されるエンジンは全部で2機種…
・J30A…V型6気筒3000㏄SOHC、i-VTEC、250馬力、31.5kg-m。
インスパイアと同じエンジンで、当時としてはかなり珍しかった気筒休止制御を投入。
気筒休止による周波数帯域の変化で発生する振動やこもり音の制御はアクティブコントロールエンジンマウントで振動特性を変化させたり、スピーカーからの打ち消し音を発生させるコトで最適化しています(^^)v♪
で…ホンダらしいと言うか、シングルカムでタイベルっていう。
・K24A…直列4気筒2400㏄DOHC、i-VTEC、160馬力、22.2kg-m。
ステップワゴンとかにも載ってましたね(^^)v
恐らくホンダのコトなんで、コレでもこのクラスのクルマをパワフルに走らせるんだろうとは思います…気になるなぁ…。
コレらに組み合わされるミッションは、全車5速オートマとなっています。
そして足回りは4輪ダブルウィッシュボーン。
気のせいか意外とフロントロアアームの長さが短い気がします。
んでもって、ブレーキは4輪ディスクでフロントが片持ち2ポッド。
4駆のシステムは新開発のリアルタイム4WDってなってますね。
ちなみにブログの進行上、外観→内装→メカの順でアップしてますが、このカタログ実はですね…
外観の次にメカの説明(爆)
ミニバンのカタログなのに…(爆)
内装や装備なんてその後にされてるんですもの…(笑)
コレ…トヨタ辺りのカタログじゃありえんですね。
例えばミニバンだったら外観からの広い室内の写真。
場合によっては2列目シートでくつろぐ写真を2ページ丸々1枚の写真で出してくるなんてザラ。
メカなんてチョロって1ページで纏めて書いて終了みたいな…(苦笑)。
場合によってはエンジンの説明だけで写真すら出てません…(笑)
なのにエリシオンは外観からいきなりメカ解説っていう。
しかも3ページ使ってこの手にしては結構細かく書いてます(爆)
さて…気を取り直して?装備の話題を…。
まだまだ当時としては高級装備だったパワースライドドアを装備。
しかし両側電動は3.5リッターのVZのみ…ソレだけ豪華だったってコトです。
で…窓は2列目がキレイに下まで降り、3列目はスイング開閉。
そういえば最近スイング開閉する窓のクルマってあんまり見ませんね。
そしてパワーテールゲートもこの時期じゃまだ珍しい部類でしたね(^^)v
確かこの時期のアコードワゴンが日本初とかでしたよね♪
ココまでリアゲートが大きい車種ですと欲しくなる装備になります。
サンルーフは前後とも電動開閉♪
前はアウタースライド、後ろはインナースライドとなります。
2000年位からですかね…以前は3リッタークラスのセダンであるかどうかの装備だった間接照明もこの辺りからクラスレスでドンドンと採用されていった感があります。
エリシオンはブルーのイルミネーションとなっております。
スマートキーもこの時代辺りから一気に普及…今では当たり前の装備ですね(^^)v
エリシオンの場合はカードキータイプで、イグニッションはボタンでは無く、ノブを捻ってエンジンを始動するってのが少々意外でした…(^-^;
だってS2000がボタンスタート採用して流行らしたようなもんなのに…(汗)
ヘッドライトもAFSを採用…高級車って感じですね♪
90年代だとコレがコーナリングランプだった訳です。
で…コネクテッド系のナビでは比較的先を行っていたホンダのインターナビ。
もう2004年の時点で世界初のプレミアムメンバーVICSと渋滞予測情報を取り入れています!!
プレミアムメンバーVICSはインターナビ搭載車の軌跡を情報共有して反映させるんでしょうね…。
ただ…この時点では母数もたかが知れてますからまだまだ実験的な感は否めないのかなぁ…と…(^-^;
渋滞予測情報は意外と使えるんですかね??
状況によって迂回させつつも目的地へ出来るだけ最短ルートで案内するんでしょうし。
その下の駐車場セレクトは、エリシオンのサイズをナビが自動認識し、は入れる駐車場だけを案内するそうで…。
ちなみにサイバーナビも車両サイズ入れる項目あるんですが、コレが全くもって役に立った試しがありません…(苦笑)
そして、トヨタで言うトコのMONET(モネ)やG-BOOK、日産で言うトコのコンパスリンク。
ホンダではインターナビプレミアムクラブQQコールと称してます。
但し、コンパスリンクが目的地を遠隔操作で入力するサービスがあるのに対し、ホンダのコレはどうやら未対応…(泣)
QQコールって言うだけありまして、車両の応急処置対応とかそんな内容らしく。
その他装備ではリアエンターテインメントシステムがあります。
9インチワイドのフリップダウンモニターを装備し、外部入力端子も装備。
少々大ゲサな感じのヘッドホンが見物…いつ使うのか…(汗)
ワイパーはグレードによって熱線入り。
それよりもケンカワイパーなんですね!!
なんだか初代のオデッセイっぽい感じです。
グレードラインナップはまず2.4リッター。全車FFと4WDの設定があります。
・Xタイプ…2.4の最上級グレード。
運転席パワーシートやウッドコンビのステア、17インチアルミ等の装飾系の装備が目立ちます。
・Gタイプ…2.4の中間グレード。
意外やココでセンターヘッドレストが装備からフェードアウト…(汗)
そんなものこそ全車標準装備にしてほしいですけどね…(汗)
・Gタイプサイドリフトアップシート車…唯一の7人乗り。福祉車両でもあります。
・Mタイプ…エリシオン全体のベースグレードとなります。
アームレストは運転席のみ、オートスライドドアも未装備に。
次いで3.5リッター…最上級のVZはシリーズ唯一のFFのみとなります。
・VZタイプ…最上級グレード。次点との車両価格差が52万円もあります。
EBD付ABSに横滑り制御のVSA、追突軽減ブレーキ、AFS、インテリジェントクルコン等の安全装備ばかりを加えた感じですね…それと両側パワースライドドア標準。
・VXタイプ…3.5リッター中間グレード。
基本的に2.4Xタイプにリアカメラ付ナビを加えた位の仕様ですね。
・VXタイプサイドリフトアップシート車…3.5リッターの福祉車両。
・VGタイプ…3.5リッターのエントリーグレード。
コレも2.4のGタイプにリアカメラ付ナビを加えたような仕様。
ソレとパワーウインドウが運転席のみAUTOから全席AUTOになる位。
2.4はXタイプを除いてパワーウインドウが運転席オートしか付いてません。
トヨタはこの辺り抜かりなくって確か初代のウィッシュ辺りはもうオールAUTOだったような…。
ボディカラーは全部で9色。
自分ならVXのFFでデザートミストメタリックですかね(^^)v
どうやらVZにはサンルーフの設定が無いのでVX。
未だにシャンパンゴールド系の色を買ったコトが無いので…(^-^;
コレに本革シートとパワーバックドア、AFS、右側のパワースライドドアですかね。
で…コチラがオプションカタログ。
実は先程の本カタログが全58ページと、ミニバンのカタログとしては結構厚いんですが、このオプションカタログも結構負けてません!
オプションカタログなのに全34ページもあります(爆)
まず気になったのがコチラのムートンまみれ仕様(笑)。
全部足して29万9250円(笑)
なんでもオーストラリア産のA級生地らしいんですが、コレをエリシオンで注文する人が一体どれ位いたのか!?
木目パネルはどうやらモデューロシリーズの模様。
10点セットってのも中々…。
これまた木目パネルも全て装着すると結構しますね…(汗)
ちなみに全て木目調。
ルーフ照明なんてのもありますが、最近のアルファードのモノとかに見慣れますと少々ショボく感じてしまいます…まぁしょうがないのですが…(汗)
ステータス感漂うゴールドエンブレムもご用意。
リモコン…地味に高い…(苦笑)
恐らく需要と供給の塩梅からこんなコトになるのでしょうが、それにしてもこんな機能の少なそうなリモコンが当時のプレステ2に迫る価格です(爆)
さて…そんなエリシオン。
コレが意外と長寿だった訳ですが、どうもモデルライフ全体を通じてパッとしなかった印象が自分には残ります。
当時のライバルとなるであろうアルファードとエルグランドに比べてやや大人し目の外観だったからだろうか??
ならばと数年遅れてプレステージを投入…確かに迫力も増したし、エンジンもミニバン最強の300馬力とオラオラ感を注入してきた訳です。
けど…どうもピンと来ない…(汗)
あくまでココからは個人的推測ですが、前述の全幅と全高の縦横比…コレだと。
このエリシオン…ルーツを辿るとオデッセイに行く訳ですが、そのオデッセイは元々アコードのコンポーネンツを利用したセダン系ミニバンな訳です。
つまりはワイド&ローなクルマからやってきたミニバン。
対するアルファードはハイエースだし、エルグランドはキャラバン。
つまりはナロー&トールなクルマからやってきたミニバン。
で…このエリシオンは全幅と全高の比率がほぼ1:1。スクエアなんですね。
本来フードが長く出たセダン系ミニバンでこの比率をやっちゃうとどうにもこうにもヘンテコリンな雰囲気がしちゃいます…違和感。
何気に気になってエルグランドも見てみたら、E52でナロー&トールからワイド&ローな比率になってるんですねぇ。
コッチはエリシオンと対極…フードの本来短いワンボックス派生型ミニバンでワイド&ローな比率にしちゃうから、これまたヘンテコリン。
どうもこの比率がモデルチェンジで崩れると違和感が出てきて台数的にも売れなくなっちゃうのは気のせいだろうか??
何気に最近生産中止が発表されたオデッセイも調べてみたらこの比率が最終型から1:1のスクエアなフォルムに近づいて行っておりました…(汗)
まぁ…有り得ないとして、もし次期ステップワゴンが全高をグッと下げてきてワイド&ローなスタイルになると恐らくコケそうな気がします…(苦笑)
まぁ…思い付きの法則なので独り言と思っといてください(爆)
で…結論から言うとエリシオン…乗ってないし、カタログ見ただけでもやっぱりピンと来ないという…(汗)
だからと言ってこのクルマを購入したオーナーさんは良さを見出して購入してる訳でしょうから、エリシオンならではの良さなマストな部分が恐らくあるのでしょう(^^)v