どうも(^^)v
今回はリクエスト頂いたカタログのアップになります。
馴染みは全く無いですが…
カレン前期です♪
高校の時に後期に乗ってる女の先生いたなぁ…けど授業も受けたコトも無い先生だし、このクルマについても全く縁が無く…(苦笑)
さて…そんなカレンは1994年にデビューしています♪
全く新規の車名となりますが、その実態はST200系セリカのクーペ版。
元々FR時代のセリカはクーペとリフトバックの2タイプが用意されていた訳ですが、FFになってからはボディ形状で言えばリフトバック、そして正式にコンバチの2タイプになった訳です。
で…無くなったクーペ版は、160系ではコロナクーペとして、180系はセリカの輸出仕様にのみ用意。
そして200系はこのカレンがビスタ店より販売された訳ですねぇ(*'ω'*)
で…冒頭のカレンのCM。
ムーンリバーが流れる中で、個人的には私立探偵濱マイクで印象の強い永瀬正敏が、コンビニで買ったと思われるパンと牛乳を持ちながら歩いていると、ビスタ店に展示されていたカレンを見つけて一目惚れするという、日常的な?光景から始まります。
このCMはそれからどうやらシリーズ化されてまして、その後、ディーラーへ赴き契約書に判を突き…(コレがちょっと羨ましい。いかにも購入するって感じで。プリウスの契約の時はタブレットだったもんなぁ…)、カレンを手にする訳です。
で…購入して夢のようなカーライフが待っているかと思いきや、デートで出かけた先の駐車場は全て満車…(苦笑)
更に自宅と思われる車庫入れで寄せ過ぎて降りれず…(苦笑)
しまいには海に出向けば砂浜でヤケドし…
と全くカレンに何も関係ないCMっていう(爆)
何をアピールしたいのか全く分からないものの、BGMは全て何かしらの映画を元にしていてどことなくユーモアがありますね(笑)
しかし…このカレンは何かと色々惜しいクルマだなぁ…って思います…(苦笑)
コレだけCMでアピールしておきながら、カタログにはそんな内容が微塵も出ておりません…(汗)
一体何がしたいんだ…??
今回のカタログは1994年1月の内容で、まさにデビュー当時のモノになります。
さて…当時のセリカが若干クセのある丸目4灯なのに対し、カレンの方は細長いヘッドライトでなんともオーソドックスで、シルビアの2番煎じのような典型的スペシャリティカーという感じです。
悪く言えば無個性かもしれませんが、自分はセリカよりカレンのフロントマスクの方が好みだったりしますね(^^)v
ちなみにデザインも色々変わってきますが、前期はウインカーレンズがアンバーなのが見分け易い特徴かと(*'▽')
リア回りはセリカのコンバチとまんま同じですね(^^)v
なのでリアを見るとST200系ってのがあからさまに分かるトコかと思います。
インパネもまんまセリカ。
180系もそうですが、運転席側のレジスターがフルシャット⇔送風⇔外気導入と切り換えれる辺り芸が細かいんですよね~(*'▽')♪
しかしながら、バブル崩壊後の影響が大きいんでしょうね…装備やギミックはこの手のクラスにしては結構簡素です…(^-^;
今回は「後ろに人を乗せるクルマ」をテーマとしておりますが、このカタログにリアシートの写真が無いっていう…(苦笑)
しかしながら、リクエスト頂きました方のコメントにはダブルデートでリアシートに…なんて話題を頂いております♪
こういうクーペって狭いけど案外4人乗れちゃうんですよね~(笑)
で…運転席はシートリクライニングがダイヤルで微調整可能なヨーロッパ車にありがちな機構と、一気にリクライニングする時はレバーでリクライニングする併用式!
コレ…自分が乗ってた18セリカもそうでしたが、マジで便利でしてね♪
外車もダイヤルだけじゃなくてこうしてくれたら有難いのに…って思います。
更にカレンでは進化してまして、シートクッション後端を上下させると、シートクッションが前後する機構もセットされてて何気に造りが凝っているのが特徴(*'▽')
更にオプションで本革シートも選択出来ます…本革いいなぁ…(笑)
そんなカレン前期に搭載されるエンジンは全部で2機種…
・3S-GE…直列4気筒2000㏄ツインカム、180馬力、19.5kg-m。
オートマは170馬力になりますが、セリカと違いカレンはコレが最強ユニットになります。
いや…正直ココが惜しい…(苦笑)
セリカのネームバリューや広告戦略ってのもあるんでしょうが、個人的にはカレンの方にGT-FOURを設定してWRCに出た方がより有利な気がしてならんのです。
ノッチバックで剛性高いでしょうし…気持ち戦闘力もアップしただろうし…。
この時代にランエボやインプに対し重量級だったセリカは最早パワー面で不利だった訳です。
たらればですが、ひょっとしたらカレンで参戦してたらリストラクター事件も無かったかも…しれないかは分からんですが…(苦笑)
なんとな~くそんなコトを考えてしまう訳です。
カレンGT-FOURなんてのも見てみたかった(笑)
・3S-FE…直列4気筒2000㏄ハイメカツインカム、140馬力、19.0kg-m。
いかにもスポーツ…では無く、スペシャリティな雰囲気を楽しむ為に用意されたユニットと言えるでしょう(^^)v♪
コレらに組み合わされるミッションは、5速マニュアルと4速オートマ。
足回りは基本的には4輪ストラットの独立懸架。
そしてZSスポーツセレクションにはセリカ譲りでフロントにスーパーストラットサスペンションが入ります(^^)v
更にXSツーリングセレクション装着車にはデュアルモード4WSが装着される訳ですが、セリカに乗ってた身としましてはコレはマジで要らない…(苦笑)
ギミック好きで試したいような自分のような人にはイイですが、高速域のレーンチェンジはリアの収まりが悪いのでマジでコワイです…(汗)
リバース2WSモードとか凝った機構を入れてたり、Uターンなんて場面には重宝するメリットもあるにはあるんですがね…(^-^;
ソレと個人的に気になるのが、スポーツABS!
車両中心…恐らくセンターコンソール付近にGセンサーが入ってて、そのGを検知してブレーキの油圧配分とか変えて行くんでしょうかね…気になります(笑)
上下G感応TEMSがこんな感じでGセンサー入ってるのでソレの応用なんだろうなぁとは思うんですが。
さて…装備としては、コレがバブル崩壊後ってのモロに影響出てますね…(汗)
あんまりトピックとなる内容が無く…(^-^;
カップホルダーもまんまセリカ…アームレスト下から出てきて、コレを使えばもれなく灰皿は使えないという機構。
ソレとスーパーライブサウンドシステムは8スピーカー。
ちなみに18セリカは10スピーカーですから地味に減らされてたり…。
で…グレードはこんな感じで。
・ZSスポーツセレクション
最上級グレードでスーパーストラットサスとマニュアル車はLSDを装備。
オプションでABSを装着した場合はスポーツABSになります。
他にもリアスポイラーが標準装備された文字通りのスポーツ仕様。
・ZS
3Sツインカムのベース仕様。
上記スポーツセレクションの装備を省いたヤツでホイールキャップになります。
・XSツーリングセレクション
ハイメカ仕様の最上級グレード。
14インチアルミにシリーズ唯一の4WS装着車。
ステアリングもハイメカ唯一の本革巻きになりますね(^^)v
・XS
ハイメカ仕様の中間グレード。
上記ツーリングセレクションの装備を省いた仕様になります。
・FS
カレンのベースグレード。
唯一ティンテッドグラス無し、ミラーの格納無し、イグニッションキー照明無し。
オプションでムーンルーフやトラクションコントロールの選択肢も無くなります。
ボディカラーは全部で6色。
自分でしたら、ZSの5速でグレイッシュターコイズマイカメタリックを。
オプションでムーンルーフと本革シートと言ったトコでしょう♪
そして1995年にはXSリミテッドという特別仕様車が出てますね!
で…ココでやっと出てくる永瀬正敏。
ハイメカ仕様の中間グレード…XSをベースに5つの特別装備を採用した、言わばお買い得車ってヤツですね(^^)v
ボディカラーは通常のシルバーメタリック、ブラック、スーパーレッドⅣの他、写真に出ているパープリッシュブルーマイカメタリックがXSリミテッド専用色で採用されています(^^)v♪
寧ろこのボディカラーが最大の特徴と言えるでしょう。
特別装備になったのは、リアスポやCDプレーヤー付きのカセットデッキ。
専用シート表皮、本革巻きステア。
そして専用のエンブレムを装備♪
さて…そんなカレンは1996年に後期型へマイナーチェンジするも、やはり販売の方は鳴かず飛ばずで1999年には1代限りでモデル自体が終了しちゃってます…。
しかし、コレはカレンだけが…って訳でも無くて、もうこのカレンが登場した時から世の中のクルマの流行はRVブーム⇒ミニバンブームとなっていて、最早この手のスポーツ&スペシャリティはどの車種でも下火となっていたのはご存知の通り。
登場のタイミング、グレード構成、ムードや笑いがあれど車種の特徴を活かせてないCM、アピールポイントにいささか乏しい装備等…
基本的なところが悪くないクルマだけあって、その周りのとりまく環境や世相により色々と惜しい1台となってしまった感が否めない感じがしてしまいますね…(^-^;
昨今では90年代の車種は中古車相場が軒並み高騰しているコトもあり、カレンも一時期よりは価格が高くなってきていますが、それでもそれなりって感じはありますね…(苦笑)