どうも(^^)v
今回よりしばらくはリクエスト頂きましたカタログのアップになります(^^)v
まぁ…全く縁の無いクルマって訳でも無いですが…。
SW20 MR2 Ⅲ型です♪
AW11に乗ってたので、モチロン気になる1台…ではあります。
ただ…AWに乗ってた身からすると、どうしても一回り大きく(ソレでも十分コンパクトなんですがね…)、やや別のクルマという感じがします…(^_^;)
ライトウェイトなAWに比べ、ややツアラー的に振ったなという感じ。
それにターボなんてバカッ速なので、ムリに振り回そうとすると即死です。
強アンダー出してアウト側のガードレールに突っ込むか、踏み過ぎてパワーオーバーステアでスピンして、イン側ガードレールに突っ込むか(爆)
当然、自分にはそんな腕は全く無いので、大人しくしか走れません(笑)
さて…そんなSW20 MR2は2代目モデルとして1989年にデビューしています♪
カローラクラスだった先代から、2代目はセリカクラスへ車格はアップ…したものの、オーバー200馬力の2リッターターボの出力に、明らかに小径な14インチのタイヤサイズ、それに伴い容量不足のブレーキ、LSDすら設定の無い駆動系等、様々な問題点が挙げられ、日常領域でもスピンをするようなクルマが多発…危険なクルマ扱いされたのは結構有名な話かと…(^_^;)
ソコでⅡ型ではサスペンションメンバーから再設計し、コレらの問題点を解決♪
やっとMR2らしい評価を得るようになっています…。
ただ、ソコで終わらないのがMR2で、1993年に今回取り上げるⅢ型へと改良されます(*'▽')
このⅢ型では、内外装の変更は当然、エンジンの出力アップに足回りの見直し、エアコンの134a化等、改良点が多岐に渡っています♪
で…SW20の後期はカタログの表紙の通り、共通したキャッチコピー…
Would you like midship sports?
なんてワードもありますが、Ⅲ型は表紙をめくった次のページにこんなコピーも…
きっと、このクルマにあつくなる。
確かに乗るとホットになるんだなぁ~(笑)
独特な低いドラポジにコクッと決まるシフトフィール、ミッドシップならではの鼻からスッと入る動きとかですね(*'▽')
今回はⅢ型になった翌月の、1993年12月の内容になります。
ハイ…SW20と言えばコレ!ってなるデザインですね(*'▽')
Ⅲ型では、フロントスポイラー及び、各モールがカラード化され、一体感が向上♪
ミッドシップでリトラクタブルのヘッドライトというコトもあり、ノーズの低さが強調されるデザインとなっています(*'▽')
Ⅲ型で大きく印象が変わるのがリア周り。
テールランプとリアガーニッシュのデザインが変更されるんですが…
実はⅡ型が一番好きです(ぇ
あの野暮ったい黒いモールに、黒いガーニッシュ、リアスポイラーもⅡ型までのボディに一体化したような方が好きでして…(^_^;)
ソレとⅡ型にはターコイズメタリックがあるんですよ…激レアですが…(汗)
そそ…Ⅲ型ではリアスポイラーもウイングタイプとなります。
今回初めて知りましたが、ターボモデルのエンジンフードって樹脂製なんですね。
その割に経年での変形とかなんて話題は聞いたコトが無いですね…。
一方で、コチラは最廉価グレードのG。
最廉価グレードでもアルミホイールにカラードモールで、安っぽさは無いものの、唯一のリアスポレスが特徴!
どのクルマもそうですが、個人的にはリアスポレスの見た目が好きなんですよ(爆)
ヌルンッとして、ちょっと間が抜けたこの感じがイイです♪
コレは80スープラやFDも共通の好み(笑)
写真では天地に広いように見えますが、実際の室内高は1010㎜とソコソコ低い!
ただ、AW11と比べますと、前後左右ともに広くなっているので、正直結構ゆったりしてるんですよね(*'▽')
AW11は良くも悪くもタイト…2DINデッキですらギリギリで入る位ですから(笑)
で…この手のスポーツカーにしては、室内のスイッチ配置等にスペシャリティ要素はほぼ皆無…ややドライバー側へ配置している意外は、ひたすら実用的な感じですね…(汗)
この辺りは18セリカの方が断然スペシャリティな感じ出てます…。
ちなみにエアバッグ付のステアリングはⅢ型で小径化してるそうです(*'▽')
室内ではシートバックの形状とランバーサポートの位置が変更されてるようですが…自分には違いがよく分かりません…(苦笑)
実際に座った感じでは、サポートが良くしっかりシートという印象。
ただ…2時間位連続で座った場合はどうなんでしょうかね??
18セリカは2時間乗るとオシリが拷問でしたので…(汗)
ちなみにガソリンタンクは初代同様、左右シート間に配置されます(*'▽')
ソレと、初代ではディーラーオプションだった、リアタワーコンソールがSW20では標準になってます…コレだけで収納変わりますよね♪
そんなSW20 MR2のⅢ型に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・3S-GTE…直列4気筒2000㏄ツインカムターボ、245馬力、31.0kg-m。
ターボチャージャーやインタークーラーの改良、燃料ポンプやインジェクターの大容量化で20馬力アップとなってます(*'▽')
また、本来でしたらモデルチェンジの際、バキュームセンサーの採用が間に合わず、急遽エアフロで凌いでいたようですが、このⅢ型からバキュームセンサーになってますね!
・3S-GE…直列4気筒2000㏄ツインカム、180馬力、19.5kg-m。
AT車は170馬力、19.5kg-m。
上記NA仕様も吸排気系やバルブ周りの改良により、MT車で15馬力、AT車で5馬力アップしてます(*'▽')
コレらに組み合わされるミッションは、全車に5速マニュアル。
また、NA車のみ4速オートマ。
尚、NA車は2速、ターボ車は2速と3速がダブルコーンシンクロになってます(*'▽')
足回りは4輪ストラットの独立懸架でレイアウトこそAW11同様。
Ⅲ型ではキャスター角が変更されてたりしますね(*'▽')
ショックアブソーバーもⅢ型からNAモデルは2段絞りバルブ付き、そしてターボモデルにはビルシュタイン製が装備されるようになり、ますます走りのモデルという感じになりました(*'▽')
パワーステアリングは、SW20からEHPSという、電動油圧方式を採用!
そうそう…AWはパワステすら無いですからね…(苦笑)
この電動油圧も近年はY51フーガとかそうでしたが、フリクションロスを狙って電動ポンプにするものの、走行中の操舵フィールを重視して油圧化するというのが狙いでしたね(*'▽')
ただ、SW20の場合は単純にエンジンとステアリングラックまでの距離がある為、電動油圧にしてるんだと思います。
コレだと油圧経路も最小で済むので、整備性や耐久性でのメリットも大きいですし(*^^*)
最も、近年では電動パワステの制御も緻密化され、嘗ての油圧同等、またはそれ以上のフィールになった上、各種先進制御(レーンキープとか自動駐車とか…)の類で、電動化がもはや避けられないので、この手の電動油圧も聞かなくなりましたね…(^_^;)
ブレーキは、ブースターの変更及び2段サーボの採用、更に通常のABSに加え、新たにスポーツABSが採用されたコトが特に大きいかと(*'▽')
通常のABSと違い、左右Gセンサーを用いてABSを制御するという、当時としては画期的なシステムだったようですね(∩´∀`)∩
特にシビアな操作が要求されるSW20では、このスポーツABSだけでサーキットのラップタイムが向上する位に良くなるようで…。
この辺りも最近は電子制御の進化が凄いので、最早当たり前と言えるに内容です。
で…LSDはこの通りビスカスLSDを採用。
そしてMR2と言えば、名称通りのミッドシップレイアウトですね(*'▽')
正直スペース効率云々には全く優れませんが、重量物を車両中心に低重心で纏められるレイアウトとしては最適とありまして、コーナリングの動きは正直普通に流すだけでもクセになるものがあります(笑)
で…装備としましては、MR2と言えばのTバールーフ。
自分は雨漏りに泣かされたので、MR2乗るなら絶対ノーマルルーフですが…(苦笑)
ちなみにSW20もやっぱり雨漏り…しますよねぇ…(^_^;)??
ソレとさすがにもうこの辺りのウェザーストリップも新品出ないかと…(汗)
シートはGTが本革とエクセーヌのコンビシート♪
GT-SとGリミテッドがフルファブリックスポーツシート。
Gはフルファブリックノーマルシートという感じです(*'▽')
更にオプションでレカロシート、MOMOステとこれまたMOMOのシフトノブが選べます(*'▽')
この時代のトヨタ車って純正でレカロを設定する車種がホント多いんですよね~♪
フォグランプは世界初のステアリング連動機能!
舵角に応じ、左右に最大30°動きます…が、未だに動いてる個体を見たコト無いのです…(泣)
と…いうのもGTにしか設定が無いのと、ターボモデルはGT-Sが大半なんですよね…(汗)
で…フロントフードの下はスペアタイヤを収納。
残りのスペースに工具なり、汚れても構わないような荷物を積むなり出来ます。
そしてリアトランクもあるので、手荷物程度の1泊旅行なら楽々♪
ちなみにAWは350mlのビール缶24本のケースが入りませんでした…(苦笑)
SWは…う~ん…ギリ入りそうな気がします…。
で…グレードはこんな感じで。
・G…(5MT/4AT)
最もベーシックなグレード。唯一のパワステレス!
■Gの主な装備
〇足まわり
・195/55R15フロントタイヤ+6JJアルミホイール
・225/50R15リアタイヤ+7JJアルミホイール
・前後スタビライザー
・2段絞りバルブ付ショックアブソーバー
・4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ
〇外装
・カラードフロントスポイラー
・ブロンズガラス
・カラードサイドプロテクションモール
・デュアルエキゾーストパイプ
・カラードアウトサイドハンドル
〇視界
・フォグランプ
・ミスト機構付時間調整式間欠ワイパー
・リアウインドウデフォッガー
・電動リモコンカラードドアミラー
〇計器盤
・電圧計
・イグニッションキー照明
〇操作性
・本革巻ステアリングホイール
・本革巻シフトノブ(MT車)
・本革巻パーキングブレーキレバー
・チルトステアリング
〇シート
・フルファブリックシート
・運転席シートリフター
〇内装
・パワーウインドウ
・集中ドアロック
・ドアカーテシランプ
〇空調
・オートエアコン
〇オーディオ
・オーディオレス+6スピーカー
▲Gの主なオプション
・ABS+TRC
・カラードリアスポイラー
・Tバールーフ(装着車を設定)
・フェンダーミラー
・運転席SRSエアバッグ
・電動ポンプ油圧式パワーステアリング
・MR2スーパーライブサウンドシステム
(AM/FMラジオ+カセット+CD+8スピーカー+FMダイバシティアンテナ)
・AM/FMラジオ+カセット+CD
・G-リミテッド…(5MT/4AT)
NAモデルのほぼ大半がコレです…逆にGなんて幻レベルな位皆無ですので…(汗)
■Gにプラス、またはグレードアップする装備
〇外装
・カラードリアスポイラー
・ティンテッドブロンズガラス
〇視界
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
〇計器盤
・ランプ消し忘れ防止ブザー
〇操作性
・電動ポンプ油圧式パワーステアリング
〇シート
・フルファブリックスポーツタイプシート
・前後調整式ヘッドレスト
・運転席ランバー&サイドサポート
▲Gより更に選択可能なオプション
・MOMO社製ステアリングホイール&シフトノブ
・キーレスエントリー
・レカロシート
・GT-S…(5MT)
ターボモデルのエントリーグレード。
ターボは大半がこのグレードになりますね(*'▽')
装備はG以上、G-リミテッド以下という感じです。
■Gにプラス、またはグレードアップする装備
〇足まわり
・前後ハイグリップタイヤ
・ビルシュタイン社製ショックアブソーバー
・ビスカスカップリングLSD
〇外装
・カラードリアスポイラー
・TWINCAM16turboマーク入りカラードサイドプロテクションモール
〇計器盤
・ターボゲージ
・ランプ消し忘れ防止ブザー
〇操作性
・電動ポンプ油圧式パワーステアリング
〇シート
・フルファブリックスポーツタイプシート
・前後調整式ヘッドレスト
・ランバー&サイドサポート
▲Gより更に選択可能なオプション
・スポーツABS
・MOMO社製ステアリングホイール&シフトノブ
・キーレスエントリー
・レカロシート
・GT…(5MT)
最上級豪華グレード♪
装備的には1番充実しています(*'▽')
■GT-Sにプラス、またはグレードアップする装備
〇外装
・ティンテッドブロンズガラス
〇視界
・ステアリング連動フォグランプ
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
〇シート
・部分本革+エクセーヌスポーツタイプシート
・前後調整式本革ヘッドレスト
〇オーディオ
・AM/FMラジオ+カセット+CD+6スピーカー+FMダイバシティアンテナ
コレにボディカラーが全部で7色の設定…意外と多いですね(*'▽')
自分でしたら、GTのスーパーブライトイエローを…。
当然?ながらノーマルルーフにキーレス、MR2スーパーライブサウンドシステムって感じでしょう(*‘ω‘ *)
ちなみにコチラが価格表。
最も安価な標準ルーフのGの5速は車両本体価格が205万2000円。
Tバールーフは意外と高く14万円します…(汗)
一方で最高額はTバールーフのGTで、299万2000円と、ギリ300万円を切ってる感じですね。
で…コチラは特別仕様車のビルシュタインパッケージってヤツですね~(*'▽')
カタログとしては1995年1月の内容。
メニューにないMR2…そりゃそうですよね特別仕様車ですもの(爆)
で…今頃知りましたが、コレってMR2の誕生10周年記念車だったんですね!
だとしたら出てくるのが半年遅い…(苦笑)
このビルシュタインパッケージは、G-リミテッド…つまりNAモデルをベースとしています(*'▽')
名称通りで、足まわりにターボ同様、ビルシュタインのショックアブソーバーを装備するのはモチロンですが、単純にお買い得仕様車という訳でも無く、専用外装色を与えたりと、それなりに特別な内容になってます(∩´∀`)∩
専用ボディカラーは、シルバーメタリックになります(*'▽')
コレに、通常ならオプションとなるMOMOステとシフトノブを装備♪
更に専用のキーホルダーがグローブボックス内に入れられての納車になります!
タイヤもターボ用のハイグリップとなる他、ホイール…更にエンブレムまでもグレーに。
ステンレススカッフプレートが装備されるのと、10周年記念のビルシュタインステッカー。
ステッカーはお好みの場所にどうぞ…と。
なので個体によって貼られてる箇所はマチマチ…又は貼られてないか。
ボディカラーは特別色のシルバーメタリックに加え、ブラックの設定もあります。
オマケ
1260kgの車体に245馬力のハイパワー…当時の最高速は254.3km/hを記録しています!!
ただ…経験上思うのは、ミッドシップはフロントにかかる荷重が少ないので、高速域は接地感が薄く、安定性に欠けて怖いんですよね…(苦笑)
自分はビビリなので100㎞/h以上踏み切れません…(^_^;)
AWでもアイでも…ホントに高速はフロントがリフトして行くのが分かります。
ステアの応答も妙に軽くて…(苦笑)
それこそ現代なら空力の解析が進んで、マイナスリフトに持ってくような対策を施したり、ベンチュリー効果を利用して、アンダーボディでダウンフォースを稼ぐ…なんてコトもラクラク可能なんでしょうけどね…(^_^;)
この記事を見た感じでは、200㎞/hオーバーで安定を欠くなんて書かれてますね…。
まぁそんなに出さないから良いんですが…(苦笑)
さて…そんなSW20は今や高騰しまくって、ターボモデルなんてもう絶対買えません…(汗)
NAモデルもジワジワ上昇してますしね…(^_^;)
ちなみにGは探した感じでは1台のみ…他はGリミテッドでも誤表記でGってなってますね…(苦笑)
それにしてもSW20もココまで上昇するとはねぇ…(汗)