なかなか天候が良くならない。
本日もかなり良い降りをしている。
気温はそれほど上がってはいないが、湿度がヤバい。
ジメジメである。
先日、ボンネットに発見した飛び石による塗装面の傷。
1ミリにも満たないキズではあるが、かなり深く傷が入っている。
シルバー層まで変形しているが、この穴を埋めるためクリアーを流し込むのだ。
感覚的には塗料を乗せて穴を埋めるって感じだね。
もちろん脱脂してからタッチアップ、傷に少量のクリアを乗せる感じだ。
乾燥する度に塗料は収縮して凹むので、この作業を3回程度行い塗装面より肉盛りを高くする。
ただし、高くなり過ぎると削る工程が長くなるためトラブルを抱えやすくなり既存塗装面にトラブルとなる危険性が多いので注意したほうがいい。
出来るだけ高低差をつけないように盛るのがコツである。
完全に乾燥したら、傷以外にダメージリスクを少なくするためマスキングテープで養生。
クリアが盛られた凹凸部分を1000番でならず。
もうちょっと大きい傷で範囲が広い補修なら水研ぎするのだが、これぐらい小さな傷は水研ぎしてしまうとどこに傷があるがわからなくなりなってしまい結果的に広範囲を磨いてしまうことになるので細かな傷は空研ぎがいい。
あくまでももとの塗装面は出来るだけ削らないようにするのがポイントだ。
大まかな凹凸がなくなったら、2500番、3000番と番手を落として周囲の高さまで削りフラットにさせる。
その後は3Mコンパウンドで軽く均した後、ピカールで傷周辺を軽く磨いて光沢を出す。
ピカールは金属用研磨剤であるが、使う理由は研磨粒子が細かく塗装面にも悪影響がないから。
きれいに拭き取ったあと、撥水剤として溶剤なしシリコンオイルを塗り終了。
あくまでも自己責任でねw
遠巻きでは気づかない傷になったよ。
ただしシルバー層にまでダメージがあるので光の屈折によりシルバー層の凹みは見て取れる。
シルバーも多少盛れば目立たなくさせられたかもしれないな。
かなり傷が深かったからな。
シルバーは、アルミ粉のかかり方で光りの風合いが大きく変わってしまうので補修は難しい。
カメラの接写ではこれが限界。
画像をアップにして見ると…凹みは見て取れるが傷は埋まってる。
こういった傷から水分が中に入り、知らないうちにサビが広がってくるんだよ。
水分を鉄板素地にまで到達させない処理が錆びさせない方法だと思う。
雨降りは憂鬱だね(=^・^=)
早く青空でないかな。。。
エキゾチック〜ジャパン!!
Posted at 2022/07/18 09:08:39 | |
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