そらそうだ罠

さて今日は、以前に書いたローンチコントロールの続編の話。
停止状態でのレブリミットを任意に設定でき、アクセル全開、ブースト正圧状態から発進できるという代物だが、問題はレブリミットの作動原理。今回導入した無料のパッチは純正のそれと同様、フューエルカットにより回転数を制限している。

普通に考えれば、燃調は瞬間的にしろ薄くなるはず。大丈夫か？という懸念は導入前からあったが、無料のパッチとはいえ商業ベースの一環として提供されているもののようなので一応使ってみた次第。なお点火カットによるレブリミッターを用いミスファイアも併用したシステムがあるのは知っているが、今回のは言わばプアマンズローンチコントロールと言ったところか。

しかし、やはり作動原理からして心配ではある。
2,3回ほどロギングしてチェックしたところ、リーンにはなるものの何故か（？）ノックが発生していないようだったのだが、ブーストセッティングのついでに今回改めてログを取り直してみた。結果は画像の通り。案の定というべきか、Fine Learning Knock Correctionが負値となり、IAMも16から8へとさっくり低下。ノッキング発生のお知らせである。

当然こんなものは危険過ぎるので、使えなくなるように即マップを書き直し。
つか、いくら無料のパッチだからといってこんなもん配布しちゃマズいんでないの？タダのものを使うのは完全に自己責任かもしれないが、DL元のサイトでは有料のパッチも販売しているようなのに、Launch Controlの部分が同じものであれば詐欺っぽい気も。…一般的な詐欺じゃぁ払ったお金以上に持ってかれることは少なそうだが、これだと下手すりゃエンジン終了なわけだし。


まぁそれはそれとして、ブーストについては何とかセッティングが出たっぽい。結局ほとんどDutyしかいじっていないというのが不本意な気もするのだが、そこはそれ。データはそのうち公開するつもりだけれど、あくまで現車なので参考にならないかも。
どうせならノーマルソレノイドとの比較もデータで出したいところだけれど、ノーマル時のログ取りが不十分だったので、比較するにはまたノーマルに戻さなきゃいけないんだよね…