どうも(*^^)v
今回も相変わらずカタログのアップとなります…
ってコトで…
20ソアラ前期 簡易版です♪
残念ながら本カタログ(後期はある)を持ってなかったので、後々に本カタログを手に入れた場合は、そのウチですがアップさせて頂きます…(苦笑)
以前もチョコっと話しましたが、今年の盆休みに…
前期の3.0GTリミテッドのサンルーフ付きがあるけどどうよ??
なんて言われた上に相場の半値位ってなもんでスゲェ悩んだ1カ月…(苦笑)
71に不満があるなら何しろ、スゲェ気に入ってるし…(^_^;)
けど、このチャンス逃したら絶対20ソアラがマイカーになるだなんてコトは無いのは確実。
もうスゲェ悩んで悩んで…(苦笑)
結局その後、思いも寄らない、プライベートでスゲェ色々とありまして。
ローレルのように最期まで…とは行かないまでも、維持出来る限りは維持しようと思い、71に乗り続けるコトにした訳です。
にしても…所有してみたかった…(苦笑)
まぁ…このまま71でイイですけどね…将来のパートナーにツノが生えない限りは乗るつもり。
さて…そんなさすがに3台持ちなんてしたら破産確定の20ソアラ前期は2代目ソアラとして1986年にデビューしています♪
間違いなく40代以上の方はクルマに興味が無くてもご存知な方が多い通り、日本を代表する高級スペシャリティカーだった初代がモデルチェンジをしてこの型になった訳です。
あくまで主観ですが、トヨタは大ヒットしたクルマをモデルチェンジすると、大抵次の型は商業的に失敗、もしくは設計的に失敗をするというジンクスがあります…あくまで自分の見解。
この20ソアラは見事吹き飛ばすどころか、あんなに大人気だった初代をさらに昇華させたスーパーグランツーリスモへと進化しています!
女子大生ホイホイなる呼ばれ方になる位の大ヒット車となりまして、この手にしては異例の販売台数…30万台を超える大ヒット高級車になりました(*^^)v
どうやら初代もヒットしたコトもあって、この2代目は開発時にコスト的に厳しい内容もかなり承諾が出たらしく、それによりかなりコストの掛かった内容になっています…
今のトヨタじゃ正直絶対無理。
多分こんな内容で出した日にゃ2000万クラスでもおかしくない…と思う。
ちなみにカタログ自体は1986年1月のもので、デビュー当初のモノになります。
ってな訳で、3.0GTリミテッド専用カラーのクリスタルホワイトトーニングが特徴的。
初代のデザインを更に昇華させ、角の中にも丸みを帯びています♪
A,B,Cピラーを延長させて行くと、3点が1点で交わる富士山型のシルエット…コレがまたソアラの美しさの最大の特徴と言ってイイかと思います(*^^)v
で…前から見た場合、フロントグリルがメッシュタイプで、エンブレムのグリフォンが赤くなるのが前期の特徴です♪
リアビューについては、簡易カタログの為に掲載されていなかったので飛ばしまして…(汗)
インパネはコレまた3.0GTリミテッド専用のグランベールが特徴。
ステアリングの2本スポークが今見ればジジクサイですが、コレが前期ならではです。
シートは本革のバケットシートになります♪
コレ…実車を見て驚く訳ですが、何が凄いって、シートバックからヘッドレストの裏まで全ての表皮に本革が採用されてるってこコトです!!
レクサスの頂点なヤツでもさすがにシートバックやシートサイドは合皮です…ってかそれがフツー。
さて…そんな豪華の極みだった20ソアラ前期に搭載されるエンジンは全部で4機種。
7M-GTE…直列6気筒3000ccツインカムツインターボ、ネット230馬力、33.0kg-m。
この手の超豪華車に当時の国産最強エンジンを搭載してきた辺りが凄い訳です。
エンジニアの夢。究極のスーパーツインカム。
この言いまわしですらカッコイイ(爆)
元々は60年代前半に登場したこのエンジンがココまで進化するってんですから凄いです(笑)
1G-GTE…直列6気筒2000ccツインカムツインターボ、ネット185馬力、24.5kg-m。
このエンジンも71マークⅡで日本初搭載となったツインターボになります。
そういえば1度運転しましたが、まぁフツーな感じでしたね(笑)
1G-GEU…直列6気筒2000ccツインカム、ネット140馬力、16.5kg-m。
GTのみに搭載で、まぁまぁフツーってトコでしょう。
1G-EU…直列6気筒2000ccシングルカム、ネット105馬力、16.0kg-m。
スーパーグランツーリスモでワンカムってのはキャラクター的にも少々ツライ…(苦笑)
ちなみにVXとVZに搭載。
これらに組み合わされるミッションは、5速のマニュアルと4速オートマと、非常にフツーな構成(笑)
足回りは4輪ダブルウィッシュボーン…までは当時としてあまぁフツー。
特徴的なのはアッパーアームがアルミの鍛造ってのが当時としては珍しいかと思います♪
で…当時としてはインパクトが大きかったのは…
世界初の4輪エアサス!!
当時としては非常に先進的…ではあるものの、今となっては部品供給が絶望的なので、敢えて通常のコイルサスに戻す人も多いのが現状です…(苦笑)
そしてボディは空力重視で徹底的にフラッシュサーフェス化されていまして、ドアガラス上部とボデーの差は僅か1mm、クォーターウインドウで2mmとなってます。
アレから30年…今度発表されたLSではついに段差がゼロになったそうです…(汗)
地味ながらソアラで培ったテクノロジーは確実に進歩しているようです(*^^)v
さらにドアの開閉機構にもイージーアクセスドアという特殊ヒンジを使用している凝った構造をしています。
一旦横に開いてからドア全体がやや前方に動きつつ開いて行くんですよ。
にしても建付調整がスゲェ手間そうだと毎度思います…(苦笑)
さて…装備としては…
従来のエレクトロニック・ディスプレイメーターを更に進化させた…
世界初のスペースビジョンメーター!
コレも凄く特殊な機構でして、メーター上面からだったか、映し出された表示部をそのまま鏡で虚像として前面に表示させ、メーター表示部がより遠方に見えるように配慮してなんたらかんたら…。
とにかく変態なヤツです。
さらにトヨタ・エレクトロ・マルチビジョンも確実に進化♪
燃費モニターにTEMSモニター、更に付属のROMカセット(爆)
このROMカセットをEMVに入れますと、高速道路地図や取扱説明方法が表示されるんだそうで。
見てみたい(爆)
で…TVも映る訳ですが、世界初のクォーターウインドウダイバシティTVアンテナなんだそう。
さらにエアコンとオーディオの操作を1枚の液晶で操作可能とした…
世界初のマルチコントロールパネル
もうスゲェ…至るトコが世界初な訳です。
更に未だに凄いと思わせるのが、3.0GTリミテッドのみですが、インパネ全体からドアトリムまでをグランベールというドイツはベネケ社製のスウェード表皮で覆ってしまってます…(汗)
で…インパネは射出成型でもパウダースラッシュ成形でもない、真空成型ってヤツなんだそうです。
ただ…コレ…(汗)
表皮の毛が抜けまくるのです…(苦笑)
なんでも新車当時から抜ける位に耐久性が全然ダメだったそうで、新車購入時にメンテナンス用のブラシが付属してるのですが…
ソレでブラッシングすると抜ける(爆)
耐久性なのか…コストなのか…その後は採用されてないですね…(苦笑)
んでもってグレードは全部で6グレード。
3.0GTリミテッドを筆頭に、3.0GT、GTツインターボ、GT、VX、VZなんですが…
未だにVZを見たコトが無い…(汗)
VXまでは見たコトあるんだけどねぇ…(汗)←コレ20ソアラ界隈の人みんな言う。
ちなみに前期だけです。
とにかく拘りが凄いクルマだと未だに思います。
最近のトヨタ系で言いますとレクサスLC…アレは結構気合い入ってるなぁ…って思います♪
あのコンセプトカーさながらのデザインはチョット凄いものがあります…街中で見ると「オッ!!」って思いますもの。
オマケ
87年の東京モーターショーにはエアロキャビンが参考出品されています。
その後、89年に3.0GTベース(なんでリミテッドじゃないのかと未だに思うけど…)で500台限定で出ているものの、現状の流通具合を見るとホントに500台だったのか未だ疑問に思う…(苦笑)
ちなみによく考えたら前期ベースのエアロキャビンはこのコンセプト1台だけですよね…貴重(笑)
で…89年にはS-2 XVというコンセプトカーが出ています。
パッと見はフツーなんですが…
実は2ストのスーパーチャージャー付エンジンだったります。
3リッターで240馬力、トルク50kg-mなんていう化け物(笑)
最終的に開発が頓挫しましてお蔵入りになった企画です…(苦笑)
やっぱりこうして見ますと、20ソアラもバブルを象徴する1台だと思いますね(*^^)v
そう言えば平野ノラはレインボーブリッジからセリカかシーマでよく来ますが、ソアラでやって来る日は無いのでしょうか??