どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
リクエスト来たものの(しかも2人…)現車すら見たコト無いかも…(汗)
初代クリッパー60年型です♪
クリッパーって言ったら、歴代で言うと2代目のプロペラクリッパーが旧車好きの方々ならまずはピンと浮かび…
旧車は詳しくないけどクルマは好きよ♪
な~んて方は軽自動車のクリッパーを思い出すでしょう…ミニキャブやエブリィベースの。
後は北九州の人間ならスペワの子供用コースターを思い出す方も…多分少しはいるハズ…うん…いるハズだ…(苦笑)
ただ、この初代となるとテンで見かけないですし、博物館も色々行ったけど…見たかなぁ…多分無いよなぁ…(汗)
そんな初代クリッパーなんですが、デビューは1958年…もう還暦超えてます(汗)
6つの穴が開いたフロントグリルが見た目でも特徴的なトラックです。
そしてこの時代は年次改良も多く、今回アップするのは1960年4月にハイポイドギヤに改良されたモデルになります。
どうやらカタログ自体はたまたま当時の印字がありまして、1961年4月19日と書いてありました(^O^)
ちなみにこの時期にはハイパワー版のスーパークリッパーってのも追加されてますね(^^)v
今回はフツーのクリッパーとクリッパーのマイクロバス仕様、そしてライトコーチというバスも載っているのでアップします♪
ってコトで特徴的な6つ穴のグリルは後の2代目のプロペラに通ずるものがありますね♪
大きさは5ナンバーフルサイズでして、当時の個人商店が使うトラックの中では大きいと思います(^O^)
荷台に尺と寸が書いてある辺りに時代を感じます!
荷台長は3180mm、幅は1570mmと十分現代でも実用性十分な広さです(^O^)
ちなみにコレは平床…高床もキチンと用意されてまして、ソチラですと荷台はフラットになります。
室内は3人乗りで、当然の如くインパネは鉄板剥き出しでクラッシュパッドすらありません…シンプルなんですが、グローブボックスやメーター回りのパネル等、所々がデザインされていてトラックながら品がありますね(^^)v
ステアリングもメッキじゃないもののホーンリングがありますし、シートはビニールながらもエンジ色だったりと、ぶっきらぼうに合理的過ぎる感じを無くしているのは未だに良いところだと思いますね♪
現代のトラックもこういう感じで小じゃれたのが…まぁカスタム仕様車とか無くはないですがチョットベクトルが違う感じですね。
で…コッチはマイクロバス。
通勤・通学に、連絡用に、観光に、お手軽な…
お手軽な(爆)??
とりあえずコチラも5ナンバーフルサイズで14人乗り。
スライドドアでは無くヒンジドアとなっています♪
バックドアは観音開きのようですが、最後列までセパレートシートなので非常口ってニュアンスだったんですかね…(^-^;??
ちなみに3人乗りのルートバンもございます…コッチの方が営業車として台数出てそうな気もしますが。
で…コチラはライトコーチという17人乗りの小型バス。
クリッパーより7か月早い1958年3月にデビューしています。
大きさもコレはやはりそれなりにありまして、全長は5175mm、全幅は1900mmもあります!!
現行のレクサスLSより全長が数㎝短く、幅は同じです。
サザエさんで出てきそうな雰囲気です(ぇ
コレに乗って磯野家は高原辺りに家族で行き、隊列をなしてウォーキングしながら、変な色のログハウスに向かって変形する程の勢いで突っ込んで行くのだと思います。
アレ…確か家族全員が130km/h位の勢いで家に向かって突進しないとアソコまで変形しないようです。
そしてアソコまでなると家族全員木っ端微塵で血まみれになるだろうと空想科学読本に書いてました(爆)
にしてもあの家は耐震強度どうなってるんだ??
ヘーベルハウス辺りがハウスメーカーなのか…
そんなクリッパー、マイクロバス、ライトコーチに搭載されるエンジンは1機種のみ。
GA4型…直列4気筒1500㏄OHV、70馬力、11.5kg-m。
ちなみにクリッパーで1.6t位ありますが、ライトコーチなんて2.2t!!
コレに70馬力はツライだろうなぁ…そしてガソリンですし…(汗)。
但しミッションは4速マニュアルでして、この時代では多段。
そして60年型からハイポイドギヤになる訳ですが、静粛性や低床になるのが特徴…なんですが、このクリッパーにはどちらかというと耐久性に要件を置いたんでしょう(^^)v
そしてブレーキは当時の乗用車ですらディスクなんて稀ですから、当然4輪ドラムす。
元々がシンプルな故、装備としても特徴的な感じのモノって無くて…(^-^;
ウインカーレバーが自分で戻る…って今では当然ですが…(^-^;
後はラム圧型ヒーターとベンチレーター…ってラム圧ってコトはブロア無いのか…(汗)
そういえばベンチレターになってますね。
後はトラックカタログあるあるで架装車の紹介。
中でもトーハツのサービスカーなんて貴重かと思います♪
確かバイクとかやってたトコですよね??ランペットとか(名前しか知らんけど)
そしてコレは国鉄のトラック。
三菱電機洗濯機のトラックもさることながら、ココではCALTEXのタンクローリーに個人的には目が行きました…
なんか聞いたコトはあるんですが、イマイチ詳しくないので調べてみますと、日本石油が業務提携で1950年~1972年まで使ってたブランドなんですね(^^)v
海外ではシェブロンが展開するブランドでして、現在でも世界60か国で展開されてるそうですね。
最近の日本は石油会社もM&Aでドンドンブランドが消滅していってますね…(汗)
最早エネオスが大半で出光やシェルがチョコチョコあるだけと寂しいコトに…。
エネジェットってなんだよ…。
で…カタログでは特に触れられずこの1カットしか無いですがダブルキャブがあったり、全日本空輸のトラックなんてのも。
深ボデートラックには写真じゃ分かりませんが、「通産文化用品 九州営業所」って書いてます…調べてみてもよく分かりませんでした…(^-^;
チョロっと見ただけなので、もっと調べたら何かしら出てくると思います。
最後に一番刺さったのはライトコーチのグレラン錠。
かつてあったグレラン製薬ってトコらしいです。
どうやら痛み止めっぽい。
にしてもアメ車っぽくてカッコイイですね♪
どっかで現存してて欲しいですが…絶望的でしょうね…(´;ω;`)
そんなクリッパーにはプリンス純正モーターオイルのマイラールブをご用命ください♪
さすがに60年を経過しますと酸化して…というより缶があるのか(爆)??
っつか缶が鉄だったらサビてボロボロでしょうね…(汗)
昔のこういうオイル缶とかだけでも見てて思いますが、オシャレで味があります♪
さて…そんなクリッパーですが、その後3代目まで続いた後に1980年代前半で一旦消滅するものの、その後21世紀に突入してミニキャブOEMで復活すると知った時はズッコケそうになりました(爆)
せめて…グリルだけでもオマージュしてプロペラデザインにしてみるのもイイと思いますけどね…オプションでもいいので…(笑)
けどよく考えたらプリンスのネーミングだった車名で復活したってのもスゴイですわ…。
バイソンはともかくキャブオールでもよかっただろうに。