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イイね!
2019年10月15日

フードを開けて止めましょう。


どうも(^^)v

今回はカタログのアップになります…

ってコトで…



クラウンエイト前期です♪

実は数年前の話ですが、とある方の家に伺った際にクラウンエイトがありましてね。

ナンバーこそ切ってますが、屋内保管でキレイでした…が…

フードが半ドアの状態で置いてあるんですよ…そして…

「フードは触っちゃいけないよ。」

理由は後述。

ってコトでそんなクラウンエイトは1964年にトヨタ初の3ナンバーセダンとして発売されています♪

クラウンという名称が付きますが、型式はVG10となってまして、正式にはセンチュリーのルーツという位置付けと言えるでしょう(^^)v

とりあえず当時の日本車では異様な程の超高級車…当時の最新装備が惜しみなく投入され、現在の最新型車にも通用する位にスゴイものまであります!!

今回のカタログはデビュー時のもので1964年のモノになります…が、状態が悪い為、各ページが崩壊してまして、ファイルに閉じているような現状です。




さて…そんなクラウンエイトですが、パッと見た感じではS40系クラウンが幅広くなっただけのような感じもします…しかし…

全幅は1840mmあります!

実は「クラウン」と名の付くモデルでは現行型まで含めて一番ワイドです!!

撮影用でしょうが、品3のナンバーがイカします!



リア回り全体のページが破れてたのでコレだけ…(^-^;

フロントと同じく、涙目クラウンをワイド化したような感じですね。

ちなみにエンブレムは⑧っていう感じのエンブレムです。



そして時代を感じるこのカット(笑)

来年のオリンピック…前途多難感しか無いんですけど…ホントに大丈夫なのアレ??



インパネは楕円形のメーターパネルに昭和ならではの横バー方式?のメーター…

そしてインパネ右上に見えるメガホン形状の装備特徴的ですが、コレについてはコレまた後述で…(笑)

ホーンリングもこれまた味があります♪



フロントシートは一見60年代の高級車らしい豪華絢爛なベンチシートです♪

クッションが厚くてフッカフカな感じがしますね(^^)v




そしてVIPが座るリアシートは大きなアームレストが鎮座しております♪

室内幅は1560mm…50系と現行センチュリーやアルファードよりも狭いですが、レクサスGSやESよりも30セルシオより広いです!!

そんなクラウンエイト前期に搭載されるエンジンは1機種のみ…



V型…V型8気筒2600ccOHV、115馬力、20.0kg-m。

国産初のV8エンジンは写真の通りアルミ製で重量は152㎏。

車両重量は1370kgと当時ではヘビー級ですが、最高速は150km/hと結構な高性能エンジンかと思います♪

その後、このエンジンは排気量アップやらEFI化を行いながら初代センチュリーのエンジンとして90年代末期まで生き続けるコトになります(^O^)



コレに組み合わされるミッションは、トヨグライドと呼ばれる2速のオートマのみ!

当時でオートマのみってのが大変珍しいです…その後マニュアルも出ますが…(^-^;

特徴的なのはシフトパターンが今と違いますね。



フロントサスはダブルウィッシュボーンの独立懸架。



そしてリアサスは4リンクのコイル式になります(^O^)


装備としては、1964年という時代背景を考えると驚きの装備ばかり!!



オートドライブ!!

実は初代のクラウンでもオプションであったようですね…クラウンエイトもオプション。

ただ、名神高速道路が開通するって時代でもうココまであるんですね~。



そしてコレもオプションですが、フロントパワーシート!

6ウェイでシートリフターも装備…さらにフルフラットも可能♪



更にコレが一番驚いたコンライトという装備。

前述のインパネ右上にあったメガホン状のヤツですね(^^)v

要はオートライトなんですが、ハイビームで走行中に対向車のライトを検知して自動的にロービームに…

つまり今のオートハイビーム!!



そしてパワーウインドウは勿論、三角窓までパワーです!!


で…トドメが…



このマグネットドアロック…(汗)

コレこそ今回のブログのタイトル。

集中ドアロック…なのですが、今のと違って電磁式…

つまりは最近のクルマのバックドアを開ける為のスイッチなんですね…押したらロック解除されるけど、バッテリーが上がったら開かずの間になるアレ。

アレがドアに4枚…

アレがドアに4枚!!

バッテリーが上がると開かずのドアになります…(汗)

どうやらバッテリー上がると中からも外からも開かないらしいんですよ…(泣)

フェイルセーフって考えは無かったのだろうか…(汗)??

なので、駐車中はフードを開けておかないと、いざバッテリートラブル等で開かなくなった時は大ごとになります…(苦笑)

勿論この機能は問題だらけだったんでしょう…その後のセンチュリーではこういう機構ではなくなっております…(汗)




後はオプションでカークーラー…当時の超高級車でもコレはオプションでした。

日本初のアキシャルタイプコンプレッサーというのを採用してるんだそうです…。

よく分からんけど…(^-^;



ボディカラーはインペリアル・トーンと呼ばれるアクリルエナメルのメタリック塗料を使用♪

全部で4色のラインナップ。

自分はシャーウッド・オリーブ・メタリックの全部付きがイイですね(^^)v

当時の金銭価値ではよく分かりませんが、多分一般的な一軒家が来るような価格かもしれません…(汗)

そんなクラウンエイトは僅か3年のモデルライフで総生産台数は3834台。

モデルライフこそ短いですが、コレがセンチュリーの礎となり、昨年出た現行モデルまで「日本の美意識と匠の技」を貫いている訳ですね~(^O^)

こういう日本ならではの高級車ってホントにイイですね♪
ブログ一覧 | カタログ~トヨタ~ | クルマ
Posted at 2019/10/15 23:14:02

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この記事へのコメント

2019年10月16日 12:53
凄いですね…この時代にハイテク装備のオンパレード…。
今となっては軽自動車にも付いてたりするけど当時それはそれは画期的どころか超越した存在だったと思いますね。

開かずの間(笑)
トラブった時は…おいおいマジかよ!?絶対当時の人も思った筈!
コメントへの返答
2019年10月16日 22:32
正直装備に圧倒されますね!

当時は軽自動車を一般家庭で所有するのも夢でしたでしょうから、このようなクルマは未来から来たようなインパクトがあったのではないかと思います♪

コレ…ホントにドアはどうするんでしょうね…(苦笑)
2019年10月16日 15:17
なるほど~

自分も閉めないように気を付けます!
って出会う機会がないかも…><;

当時は逆にボンネットどうしていたのかも気になります。
コメントへの返答
2019年10月16日 22:33
もし扱う機会がありましたら…自分は無いでしょうが…(^-^;

そうなんですよ…実際に当時はどうやって対処していたのか気になります…(汗)
2019年10月16日 17:46
こんにちは!
リクエストにお応え頂き、ありがとうございます!!
非常に感激しております^^
1960年代に3ナンバー、更にV8エンジンが存在していた事に本当に驚きですし、V8と云うとセルシオ等で載せられている4リッター超の大排気量エンジンのイメージでしたが、2.6リッターと云うV8にしては小排気量なのにも驚きです!
ボディーサイズも今見てもとても大きいですし、何よりオートハイビームが装備されている事に驚かされますね。
この車が後にセンチュリーに繋がる事を思うと、とても感慨深いものがあります。
マグネットドアロック!きっと当時、色々とトラブルがあったのでしょうね(苦笑)
コメントへの返答
2019年10月16日 22:35
こんばんは(^^)v

ならよかったです♪

2.6リッターでV8なので、1気筒辺りのパンチは薄いですが、フィールはスムーズでしょうね~♪

とにかく自分も一番驚いたのはオートハイビームです!!

ドアロックは試行錯誤な感じが出てますね~(^-^;
2019年10月16日 22:51
こんばんは。

普通の40系クラウンなら濱マイクとか色々話しできるのですがクラウンエイトは未だ実車を見たことも何かのエピソードもないですね(笑)

件のマグネットドアロックですが、カタログ本文に「万一の際は各ドアのロックスイッチを上げながらつまみを…」の但し書きがあるので、取説では外からの開け方も言及されてる気がするのです(・・?)

コンライトのメガホンみたいな受光部…これも自動車図鑑で見た60年代のキャデラックや100系カローラのオプション品も大まかな仕組みはおんなじかもしれないですね(´ー`)

ベンチシートでパワーシートも突っ込みどころです。
セミセパレートにすればいいのに(笑)
コメントへの返答
2019年10月18日 0:40
こんばんは(^^)v

濱マイク…最近見直して無いですが、あの独特の空気感がたまりません♪

確かに…いわれるまで気付かなかったのですが、内側からは開けれそうですね♪

恐らくオートライトは未だに機構は同様でフォトダイオードを利用してるんでしょうね(^^)v

確かにベンチでパワーも時代錯誤な感じです(笑)
2019年10月17日 0:42
こんばんは。
 子供の頃から、東京の千代田区なんていうど真ん中で育ちましたので、実はこの車は結構見ています。
 で、このような超少数派ですが、ちゃんとマイナーチェンジしていて、最終型の顔が昔からお気に入りでした。
 面白いのは、クラウンをバランス良く、いわば相似形で拡大しているので、かなり実寸は大きくなっているのに、妙なアンバランス感が無いですね。この辺は、流石最高級車だけのことはありますね。
 あと、フロントのウインカーは、クラウンのようにバンパー内蔵にならなかったのも不思議ですが、型をあらたに起こすのを避けたのかもしれませんね。少数派ですから。(笑)
 この2速トヨグライドは、遊星ギアの自動変速は無かったように記憶しています(自信有りません)。だとすると、LとRが隣り合わせの、この独特なセレクターパターンも、駐車時等の前後の繰り返しには合理的な感じがします。
 誇示的には、リアドアの三角窓が開閉可能であることは、この時代には高級車の証のように思っています。それがパワーですから超高級ですね。
コメントへの返答
2019年10月18日 0:44
こんばんは(^^)v

な…なるほど…千代田区で見ないなら当時の愛知県拳母市位しかないでしょう(爆)

確かに上手いコト伸ばしているのでスタイルの破綻が無いんですよね…その分、クラスアップ感が無いのがネガと言えばネガでしょうか…(^-^;

このセレクターパターンは確かにすぐに前後切替出来てイイですが、かなり戸惑うでしょうね…こういうデバイスは各社統一しといた方が安全上好ましいとは思いますね…最近の+-ゲートも方向いい加減合わせろって思いますが…(汗)

窓もフルパワーですからねぇ…いや~スゴイですよ(笑)
2019年10月17日 13:17
こんにちは♪(^-^)

以前の職場でお世話になっていた
行政書士の先生が、数年前に一時期
クラウンエイトを所有されてました!
(当時、高速有鉛?でも紹介されて
ました。)

その頃に先生からヤフオクでカタログの
代理出品を依頼されたことがあるため、
このカタログを拝見したことがあります。
1964年の東京オリンピックのポスターが
写ってるカットも、よく憶えてます。(^_^)

オートドライブやコンライト等の装備が
当時既に存在したことは、非常に
ビックリです。w(゜o゜)w
あと、電磁式のドアロックの件は、
その先生からも聞いたことが
あります。(笑)(^_^;)
コメントへの返答
2019年10月18日 0:46
こんばんは(^^)v

イベントで実車見て当時驚きましたよ…確かこの方は後にベンツの600プルマンにされてましたよね♪

このカタログは当時でもかなりの厚口だったかと思います…今見てもボリュームはタップリあります(笑)

ドアロックでその方はトラブらなかったんですかね…

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