どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
ってコトで…
クラウンエイト前期です♪
実は数年前の話ですが、とある方の家に伺った際にクラウンエイトがありましてね。
ナンバーこそ切ってますが、屋内保管でキレイでした…が…
フードが半ドアの状態で置いてあるんですよ…そして…
「フードは触っちゃいけないよ。」
理由は後述。
ってコトでそんなクラウンエイトは1964年にトヨタ初の3ナンバーセダンとして発売されています♪
クラウンという名称が付きますが、型式はVG10となってまして、正式にはセンチュリーのルーツという位置付けと言えるでしょう(^^)v
とりあえず当時の日本車では異様な程の超高級車…当時の最新装備が惜しみなく投入され、現在の最新型車にも通用する位にスゴイものまであります!!
今回のカタログはデビュー時のもので1964年のモノになります…が、状態が悪い為、各ページが崩壊してまして、ファイルに閉じているような現状です。
さて…そんなクラウンエイトですが、パッと見た感じではS40系クラウンが幅広くなっただけのような感じもします…しかし…
全幅は1840mmあります!
実は「クラウン」と名の付くモデルでは現行型まで含めて一番ワイドです!!
撮影用でしょうが、品3のナンバーがイカします!
リア回り全体のページが破れてたのでコレだけ…(^-^;
フロントと同じく、涙目クラウンをワイド化したような感じですね。
ちなみにエンブレムは⑧っていう感じのエンブレムです。
そして時代を感じるこのカット(笑)
来年のオリンピック…前途多難感しか無いんですけど…ホントに大丈夫なのアレ??
インパネは楕円形のメーターパネルに昭和ならではの横バー方式?のメーター…
そしてインパネ右上に見えるメガホン形状の装備特徴的ですが、コレについてはコレまた後述で…(笑)
ホーンリングもこれまた味があります♪
フロントシートは一見60年代の高級車らしい豪華絢爛なベンチシートです♪
クッションが厚くてフッカフカな感じがしますね(^^)v
そしてVIPが座るリアシートは大きなアームレストが鎮座しております♪
室内幅は1560mm…50系と現行センチュリーやアルファードよりも狭いですが、レクサスGSやESよりも30セルシオより広いです!!
そんなクラウンエイト前期に搭載されるエンジンは1機種のみ…
V型…V型8気筒2600ccOHV、115馬力、20.0kg-m。
国産初のV8エンジンは写真の通りアルミ製で重量は152㎏。
車両重量は1370kgと当時ではヘビー級ですが、最高速は150km/hと結構な高性能エンジンかと思います♪
その後、このエンジンは排気量アップやらEFI化を行いながら初代センチュリーのエンジンとして90年代末期まで生き続けるコトになります(^O^)
コレに組み合わされるミッションは、トヨグライドと呼ばれる2速のオートマのみ!
当時でオートマのみってのが大変珍しいです…その後マニュアルも出ますが…(^-^;
特徴的なのはシフトパターンが今と違いますね。
フロントサスはダブルウィッシュボーンの独立懸架。
そしてリアサスは4リンクのコイル式になります(^O^)
装備としては、1964年という時代背景を考えると驚きの装備ばかり!!
オートドライブ!!
実は初代のクラウンでもオプションであったようですね…クラウンエイトもオプション。
ただ、名神高速道路が開通するって時代でもうココまであるんですね~。
そしてコレもオプションですが、フロントパワーシート!
6ウェイでシートリフターも装備…さらにフルフラットも可能♪
更にコレが一番驚いたコンライトという装備。
前述のインパネ右上にあったメガホン状のヤツですね(^^)v
要はオートライトなんですが、ハイビームで走行中に対向車のライトを検知して自動的にロービームに…
つまり今のオートハイビーム!!
そしてパワーウインドウは勿論、三角窓までパワーです!!
で…トドメが…
このマグネットドアロック…(汗)
コレこそ今回のブログのタイトル。
集中ドアロック…なのですが、今のと違って電磁式…
つまりは最近のクルマのバックドアを開ける為のスイッチなんですね…押したらロック解除されるけど、バッテリーが上がったら開かずの間になるアレ。
アレがドアに4枚…
アレがドアに4枚!!
バッテリーが上がると開かずのドアになります…(汗)
どうやらバッテリー上がると中からも外からも開かないらしいんですよ…(泣)
フェイルセーフって考えは無かったのだろうか…(汗)??
なので、駐車中はフードを開けておかないと、いざバッテリートラブル等で開かなくなった時は大ごとになります…(苦笑)
勿論この機能は問題だらけだったんでしょう…その後のセンチュリーではこういう機構ではなくなっております…(汗)
後はオプションでカークーラー…当時の超高級車でもコレはオプションでした。
日本初のアキシャルタイプコンプレッサーというのを採用してるんだそうです…。
よく分からんけど…(^-^;
ボディカラーはインペリアル・トーンと呼ばれるアクリルエナメルのメタリック塗料を使用♪
全部で4色のラインナップ。
自分はシャーウッド・オリーブ・メタリックの全部付きがイイですね(^^)v
当時の金銭価値ではよく分かりませんが、多分一般的な一軒家が来るような価格かもしれません…(汗)
そんなクラウンエイトは僅か3年のモデルライフで総生産台数は3834台。
モデルライフこそ短いですが、コレがセンチュリーの礎となり、昨年出た現行モデルまで「日本の美意識と匠の技」を貫いている訳ですね~(^O^)
こういう日本ならではの高級車ってホントにイイですね♪