どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
ってコトで。
C34ローレル中期です♪
C33乗ってますと10年前まで思ってたのは、「C34ってどうもカッコ悪いよなぁ…。」
なんて思ったモンです…全幅3ナンバーだし、サイドのプレスラインがミョーに高い感じがしたりですね…(苦笑)
しかし…しかしですよ。
時が進むにつれ価値観ってマジで変わる←コレはココ数年でホントに分かってきた
ソレは…
「車体が貴重になってきたから」とか「例年登場するニューモデルのデザインに気持ちが付いて行かないから」とか「当時を思い出すから」とか色々あるんだと思う←人によってココの感受性はマチマチですよね!
で…ぶっちゃけると…
何でか分からん…(苦笑)
気付けばあっという間に自身の人生の時間軸で36年が過ぎた気がするものの、反面で人生は長いモノであり、その間に価値観が変化するのは当然のコトなのかと。
で…価値観の変化とやらで、今やC34がイイクルマに思えてる昨今…
皆さんもありませんか?そういうケース。
思えばコレがデビューした1993年…同級生の家にあった新型ローレル誕生のVHSを見ては「カッコイイ」と思った8歳の自分がいたりします。
花占いのように好きになったりキライになったり、そしてまた好きになりと忙しないオッサンです…(苦笑)
え~と…
なんなんだこの周りクドい前説は…(汗)
とにかくC34ローレルは1993年に7代目ローレルとしてデビューしています♪
先代…C33と比較し前述のように全幅で3ナンバーとなった上にメリハリのあったプレスラインから一転、ややプレーンな面が多くなり一見では地味に見えたのが今回の7代目C34。
居住性も大幅アップしたものの、シャープだったC33からは間延びした感もありましたし、なによりライバルのマークⅡ3兄弟はツインターボだってのに、ターボすら無い…ってコトで人気はガタ落ちとなった訳ですね。
売れ線クラスがそりゃヤベェなぁ…となった日産は1994年に恐らく予定に無かったであろうマイナーチェンジを急遽実施し、今回の中期型になります。
CMのキャッチコピーにはありませんが、カタログにはこう書いてます…
デザインが新しい。走りが新しい。
チョコッとデザインを変えて「デザインが新しい。」
ターボを追加して「走りが新しい。」
なんとかかんとか生き残りを賭けて行く訳です。
今回のカタログは1994年1月のモノで、まさに中期マイナーチェンジ直後になります。
まずはメダリストシリーズ。
外観は前期から大きな変更は無く、フロントグリルの中央にC33を彷彿とさせるような加飾が追加されただけです…デザインが新しい!?
今見るとこのパールツートンが似合うんですよね(´ω`*)
ちなみにデザイナーは開発時にデザインを学ぶ為にパリのホテルに滞在して研修してたりします。
このC34はドアモールが無いのでノッペリした印象が拭えない気もするんですよね…(^-^;
なので単色だと締まらない感じがするのかな…なんて思ってしまいます。
リア周りは前期まんまですね。
インパネは正直C33のが好みですね…助手席まで回り込んだソフトパッドが無いのが少々寂しいのです…(泣)
アナログ時計はC34でも健在なものの、今回の中期までの採用でして、後期型から一般的なデジタル時計になってしまいます…。
細かいところでC34はヘッドライトとワイパーのスイッチ根本に蛇腹が採用されてて、コラムカバー周りの見栄えの質感がアップしてます…流用出来たらしたいんですがね…(^-^;
シートは車体が大きくなってますので、C33よりも座れるシートにはなっています♪
ドアトリムも剥がれない…コレが羨ましい…(笑)
25メダリストVには本革シートも選べますが、装着率はかなり低いかと思います。
一方コッチはクラブS。
中期ではクラブSのエクステリアが特に大きく変化しています♪
フロントグリルとフロントバンパーがクラブS専用で差別化され、より精悍な顔付きになったのが特徴♪
冒頭のこのクラブSターボのCMがなんか分からんけどカッコイイんですよ(笑)
リア周りはモールがブラックアウトされてる他、どうやらリアワイパーはクラブS系の一部にしか採用されてないようです。
インパネはクラブSだからと言って特に変りなく…
クラブS系のシートは中期でどうやら全体的にコストダウン…(汗)
新登場のクラブSタイプXのみがスーパーラッセルという少々イイ素材。
後はプレミアムトリコットに格落ち。
何よりもC33だとクラブS系で標準だったエクセーヌはなんと20Eを除くクラブS系にのみオプションという…(泣)
どうりで以前車検したC34のクラブSはエクセーヌじゃなかった訳だ…(泣)
C34のシートでイイなぁって思うのは助手席にパワーシートが付くグレードがあるってコトですね(^^)v
そんなC34ローレル中期に搭載されるエンジンは全部で5機種…
・RB25DET…直列6気筒2500㏄ツインカムターボ、235馬力、28.0kg-m。
ライバルのマークⅡに遅れやっとこさ搭載された2.5リッターターボ。
しかしながら280馬力とまでは行かず、更にR33スカイラインのオートマが245馬力に対し、コッチは更に10馬力ダウン。
けどスペックじゃないんだな。音も良いしなによりフィールが気持ちイイ♪
そして燃費が悪い。ソレがRB。
・RB25DE…直列6気筒2500㏄ツインカム、190馬力、23.5kg-m。
上記NA版。C33比で10馬力アップ。
・RB20DE…直列6気筒2000㏄ツインカム、150馬力、18.6kg-m。
C33比で5馬力ダウン。
コレは自分の中では意外でして、20ツインカムは前期だけかと思ってたら中期まで設定あったんですね…(汗)
ちなみに20ツインカムのC34は特にレアでまず出て来ません…。
・RB20E…直列6気筒2000㏄シングルカム、125馬力、17.5kg-m。
高速域のパワーこそツライけど、街乗り最高、音が最高、フィール最高♪
・RD28…直列6気筒2800㏄シングルカムディーゼル、100馬力、18.2kg-m。
吸気系をリファイン&圧縮比アップで更に力強く。
ホントに静かでこれまた名機。
コレらに組み合わされるミッションは、NAツインカム系に5速オートマ。
後は4速オートマ、そしてディーゼルにのみ5速マニュアルが選べます♪
5速オートマはある意味バブルの遺産でもありますが、どうも耐久性に乏しく壊れがちなのは有名な話…なのですが、そう言えばC34で壊れたって聞いたコトないですね。
たまたま自分が知らないだけなんでしょうけどね…(^-^;
足回りはフロントがストラットでリアがマルチリンク。
ステアリングフィールがC33比でかなりダルな感じになっていて、シルビア寄りのシャープな動きだったC33と違い、ホイールベースが長くなってるコトもあるんでしょう…Y33セドリックのようなゆったりとした動きになっています。
それとクラブSは専用チューンのサスになってますね。
ハイキャスは油圧だったハイキャスⅡから電動スーパーハイキャスに進化しています(^O^)
一瞬逆方向へ操舵するディレイ制御も採用。
装備としましては、ホログラフィックサウンドシステムにしますとなんと10スピーカー!!
C33だったら4スピーカーだったのでエライ差です…コレは羨ましい…(泣)
そして日産車初のファインビジョンメーターも採用。
前述の通り、25メダリストVには助手席にパワーシートが付くものの、パートナーコンフォタブルシートは廃止になっています。
そしてこのカップホルダーが意外と使いやすいのと、押し込んで収納出来るのは便利かと思います…しかしながら灰皿隠れちゃうんだなコレが…(汗)
更に25メダリストVの中でもGセレクションというのにしますと、オートリフレックスミラーにASCDが標準に…。
逆に言えばソレ以外を選択すると、従来のC33では他のグレードにもあったようなモノが選べなくなるというのが悲しいところ…(泣)
グレードはこんな感じでまずはメダリストシリーズから…
・25メダリストV Gセレクション
ココには載って無いけど最上級。ASCDが唯一付くのと、オートリフレックスミラーもコレだけ。ソレとビスカスLSDとABSが標準。
10スピーカーのオーディオがオプションになりますが、選べるのはコレだけ。
・25メダリストV
電子制御パワステにファインビジョンメーター、助手席パワーシートの豪華仕様。
・25メダリスト
コレでも結構な豪華装備。他エンジンのメダリストと装備の違いはオプションで断熱グリーンガラスが選べます。
・メダリスト (20DE/20E/28)
ナゼか25メダリストで選べないファインビジョンメーターがオプションで選べるっていう…(笑)
・メダリストL (20E/28)
ミラーが格納無しのブラックに、各種照明レス、ヘッドレストの前後調整が無いのとホイールが14インチ…つまりはお買い得仕様。
・グランドサルーン (20E/28E)
ミラーは電動でもなくなり、オーディオは2スピーカー、マッドガードオプション。
ちなみにメダリスト系は最上級グレードだろうと、ステアリングもシフトノブも本革が選択出来ません…(汗)
次いでクラブSシリーズ
・25クラブSターボタイプX…最速かつラグジュアリーなクラブS。
・25クラブSターボ…主な違いはシート生地。ABSとハイキャスレス。
・25クラブS…唯一の25NAのクラブS
・クラブSタイプX…2リッターで内装豪華仕様。
・クラブS…一番ベーシックなクラブS
クラブS系は全車本革ステアリングとシフトノブが標準…違いソコなんだ(笑)
ボディカラーはこんな感じで全7色。
意外なのはブラックとホワイトとシルバーの定番3色がありません…(汗)
ホワイトは辛うじて?特別塗装色でパールがある訳なんで、ソコはイイとして、なんでこの売れ筋クラスでこのボディカラーを入れないのか…(汗)
ちなみに自分なら25メダリストV Gセレクションのダークグリーンツートーンを。
オプションでサンルーフと10スピーカーオーディオ、本革シートってトコでしょう(^^)v
オマケ
コレは後期になりますが、基本的にメカニズムは同じなので。
25クラブSターボタイプXで224.5㎞/hの最高速と結構な性能かと思います♪
しかしながらこの時期の日産車はブレーキがプアですからねぇ(タイプMとかの4ポッドとかは除く)…高速域でのブレーキングがヒヤッとします…(苦笑)
さて…そんなC34ローレルはなんとこの僅か8ヶ月後にはボディのプレス型まで変えてしまうビッグマイナーチェンジをします…(汗)
後期でやや売れるようになったものの、時代がRVブームなコトもありまして、今一歩の販売台数のままC35へとバトンタッチして行きます。
で…四半世紀を経た現在では、ドナーにされたりミサイルにされたりでC33よりも残存は少ないかと…(汗)
但し、中古で出てきた時はC33よりも状態のイイ個体が多いですね♪
少しずつC34も価値はジワジワ上がってきてますね…コレもそんな時代になってきたかと…(泣)