どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります。
いや~今回アップする際に改めて前期と後期を見比べたんですが、違い探しが中々難しいクルマでしたよ…(苦笑)
ってコトで…
14アリスト後期です♪
意外や乗った記憶無いんですよね…(汗)
しかも20代前半の時位まではアリストは16の方が好みでした…(^-^;
14はイイ意味ではエレガントですが、どうもグリルが小さくてクラウンとかに比べて見た目の押しが弱いと言いますかね…。
今は好みが逆転し、寧ろこの落ち着いた14の方が好きだったりするんですから分からんもんです…(笑)
だからかなぁ…周りも14って言ったらマジェ乗ってる友人のが多かったです。
スタンドでバイトしてた時に2コ下の子がソレこそ14アリストの前期は乗ってたんですが、購入して間もなく駐車中に炎上して廃車になりました…う~む…(汗)
そうだ!思い出した!
2日位前にタイムリーな話題でMORiさんと14アリストの話題してましたわ(爆)
アンサーの14アリストがまだ現役でいるっていう話題を。
今月号のVIPSTYLEで丁度その記事が載ってたんでその話題になりました(笑)
そんな14アリストは1991年にデビュー…ってか30年前のクルマなのか!?
基本的には14マジェスタの姉妹車となりますが、アリストには2JZツインターボが搭載されるという大きな違いがありました!
完全にシーマ潰し(爆)
更にライバルのシーマと比べて高剛性の4ドアセダンのボディに最新鋭のエンジンを搭載してくるんですから…(汗)
ただ…ほぼ同時期にシーマがモデルチェンジしたものの、シーマは路線変更しちゃった上にコレが市場でソッポ向かれたもんで、気付けば自然と自滅。
14アリストは気付けば国産唯一無二の最速重量級セダンとして君臨していきます。
そして1994年に今回の後期型へとマイナーチェンジ。
カタログの表紙をめくっていきなり出てくるのが「走り」のワード。
こういうセダン中々ありません…(笑)
今回は後期型へマイナーチェンジした直後の1994年8月のカタログになります。
ってコトでフロント周りで前期と後期を見分けるのが非常に難しい…(苦笑)
フロントグリルが違うんですが(メッキ部分が増えてる)、もうそれ位。
ちなみに有名な話ですが、デザインしたのがジウジアーロというのもありましてドコか日本車離れしています。
確かに1991年に発売されていたクルマの中でもかなり先進的でエレガントでしたね(^^)v
リア回りは後期でテールのデザインが…と言ってもリフレクターの配置が変わったりとか、これまた間違い探しのような変更。
大きく変わったのはリアバンパーが延長されて全長が55㎜も延びてます!
最もこれまた特にこの時代のセダンとしましてはかなりのハイデッキです。
大体シーマにしろなんにしろ、伸びやかで後端に連れてトランク部分が低くなって行くようなクルマも多かったんですが、ソレとまるで真逆。
ただ、当時の意志とは反するような感じがしますが、リアバンパーが伸びたこの後期の方がデザイン的には好みだったりします♪
インパネはドライバー側にやや傾いたデザインな上、この時代の高級車を象徴するアイテムの1つだった木目パネルの使用は最小限。
クラウンと違うのは、完全にドライバーズカーとしての雰囲気しか伝わってきません♪
何気にエアコンスイッチ周りもダイヤル式でスイッチ数もこの手としては最小限。
比較的シンプルなものの、素材がイイので質感の高さが伝わるデザインです。
しかしながらマジェスタベース且つ、セダンボディで居住空間は抜群!
標準のこのシートでも素材は凝っておりまして、表皮に活性炭を織り込んで消臭を目的とする「デオドラント機能付」ってのが世界初だったりします(^^)v
更に静電気防止加工なんてのも…。
更に100%ウールシートなんてのもあります!
本革もかなり質のイイ革かと…。
今のクルマと違うのは、シート座面の上面部分だけとかじゃなく、背面はモチロン、ドアトリムまで本革を使ってます…スゲェ。
ちなみに最近の本革シート車は1000万円台前半クラスまではサイドサポートやリアシートのセンターアームレストはモチロン、ドアトリムなんて合皮ってのが大半です。
そんな14アリスト後期に搭載されるエンジンは全部で3機種…
・2JZ-GTE…直列6気筒3000㏄ツインカムツインターボ、280馬力、44.0kg-m。
80スープラと同じエンジンになりますが、搭載時期で言えばアリストの方が先。
44キロのトルクは当時としては異常な程に太いです。
セラミックツーウェイツインターボってコトで、言葉通りタービンホイールに熱膨張が少なくレスポンスに優れたセラミックを採用♪
更にツーウェイなので、吸排気の通り道が回転数によって切り替わるコトでターボが1コ作動と2コ作動の領域を作る訳ですねぇ(^^)v
アリストと言えばツインターボがウリになる訳です。
・2JZ-GE…直列6気筒3000㏄ツインカム、230馬力、29.0kg-m。
上記NA版ですが、クラウンの3リッターと同じですね。
そのクルマの雰囲気でクラウン選ぶかアリスト選ぶかという感じでしょう(*'ω'*)
・1UZ-FE…V型8気筒4000㏄ハイメカフォーカム、260馬力、36.0kg-m。
セルシオと同じ4リッターV8ですね…4駆グレードの4.0Z i-Fourに搭載。
コレらに組み合わされるミッションは4速オートマのみになります。
足回りは4輪ダブルウィッシュボーン…基本的にクラウンと一緒で味付けが違うという感じでしょう。
コレに3.0Vは通常がハード設定で、段差乗り越え時はソフト設定で減衰されるというピエゾ素子を用いたピエゾTEMSを採用。
ってかピエゾTEMSって何で廃れちゃったんでしょうね…コストなのか?
で…4リッターはエアサス。
少ないグレード展開で多種に渡るアシのバリエーション。
4駆のシステムはEC-ハイマチックⅡという機構を採用してます♪
湿式多板クラッチでのセンターデフの差動制限に用いる際の油圧をリニアソレノイドで制御して駆動配分を行うって仕組みらしいですね。
差動配分は30:70~50:50。
装備としましては、もうこのリアスポと言えばアリストしか無い!!
って位に独特な形状。
クセが強いです(爆)
リアスポレスのが好みではありますが…(^-^;
自動車電話は結局最後までお金持ちでエグゼクティブでなんじゃらホイな方々のステータスツールという感じで庶民には結局縁の無いアイテムだったかと…(苦笑)
今や車内にハンズフリーやらBluetoothなんて当たり前(笑)
ってかこのアリストのモデル末期からですよね…PHSやケータイが普及したの。
我が家の両親もセルラー持ち始めてましたね…まだメール機能も無いヤツ(笑)
ヘッドライトはプロジェクター式…だけど日産のソレと違ってトヨタのプロジェクターは暗いって話題を耳にしたコトが無いですね。
後はまだこの頃は装備されてた超音波雨滴除去ミラー。
で…この辺りが時代の流れを感じるトコでして、後期からオプションで助手席のエアバッグも装備されるようになりました(^O^)
ただコレは94年のお話…この2年後位にはどのクルマもデュアルエアバッグとABSが上から下まで当たり前のように付くんですからスゴイですよね。
で…グレードはこんな感じで。
・3.0V…最強グレードのツインターボ。
・3.0V Sパッケージ…超音波ミラー、クルコン、エアバッグ、エアピュリを省いたグレード。
・3.0Q Lパッケージ…唯一ウールシート標準のNAグレード。
・3.0Q…NAの標準グレード。
ウールシートやオートエアピュリ、リアの熱線反射ガラスが無くなった位ですね。
あとオーディオの仕様違い。
・4.0Z i-Four…唯一の4駆グレード。北米はFRの4リッターもあります。GS400。
ボディカラーは以下の6色となります。
・ダークブルーイッシュグレーメタリック…グレード紹介の3.0Qの色。
・シルバーメタリック
・ブラック…後期でやっと追加されたのが最大のトピック
・ウォームグレーパールマイカトーニングG…パールツートンですね。
・ブルーイッシュグリーンM.I.O…ダークグリーンです。
・ダークブルーマイカフタロシアニン…ダークブルーです。
で…コチラが後期になった直後に同時発売された特別仕様車の3.0Qリミテッドになります。
94年8月のカタログ。
3.0Qリミテッドは専用色となったボディカラーやホイールが特徴です(^O^)
黒ツートンってのがイイですよね♪
それとシート表皮の柄が専用に…正直少々地味かなぁ…(汗)
ってコトで特別装備は意外と少なくって前述のカラーコーディネートに専用シート表皮、んでもってステアリングとシフトレバーが本革になるだけ。
けどこのボディカラーがイイですねぇ…ブラックトーニングG。
自分でしたら折角のアリストなんで3.0Vのブラックを♪
コレに本革シート、ムーンルーフ、トルセンLSDを。
敢えてエアロレスで18か19インチかましてベッタベタにしたいですね。
リムとフェンダーツラ位で。
オマケ
やはり当時としてはかなりの最速セダン!
最高速は250km/hをオーバーし、ゼロヨン14秒台もかなりのタイムです。
しかもコレがウェットでの計測値っていう…(汗)
さて…そんな14アリストは数年前まで相場が意外と安値で停滞してましたが、今やそんなソレがウソのように一気に上昇…(汗)
確かにトヨタがこんな重量級セダンでぶっ飛んだスペックの最速セダンを出してくるなんて当時でも異様でしたし、ましてやそんなのは今後2度と無いでしょう。
にしてもコレが30年前ですよ…信じられん…(汗)