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イイね!
2022年05月06日

石橋叩いて造るFF



どうも(^^)v

今回はリクエスト頂いたカタログのアップになります。

自分は全然馴染み無いんですがね…(汗)

ってコトで…



初代ターセル前期
ビスタ店併売時です♪

う~ん…表現が難しいですが、カタログの種類も色々あるので、こんな感じで表現しておきます…(^-^;

この型のターセル/コルサ自体が最早マイナー…子供の頃もそんなに見かけるコトは無かったものの、近所に3ドアがいたコトだけは覚えてます。

ただ…アレがコルサなのか、ターセルなのか、前期後期なんて正直全然分かりません。

4~5歳位の時の記憶なので、赤の3ドアでしか覚えてませんし、後々小学校高学年位に雑誌で見た時、独特のリアスタイルから思い出した次第。

ちなみに天然の個体は恐らく25年位前に下関で見た青の4ドアセダンが最後かと。

ソレでも当時は驚愕もんでした…アレはグリル形状から恐らくコルサ。

さて…そんなターセルは1978年にトヨタ初のFF車としてデビューしています♪

当初は1500㏄のみでしたが、1979年に一部改良が入り1300㏄車が追加されると共に、1500㏄もエンジンが改良され型式も変更されてます(*'▽')

ちなみにこの時からCMには山口百恵が出てくる訳ですが、今回のカタログには一切出て来ません…(出てくるバージョンのカタログも持ってないけどあるらしい)。

で…元々はカローラ店をメインに(一部はディーゼル店)販売されたターセルですが、1980年4月にビスタ店が発足する為に併売するコトになります。

今回はその際のカタログで、1980年4月のビスタ店発足時の内容です!



さて…そんな初代ターセルはボディタイプに2ドア、3ドア、4ドアとありますが、このカタログのメインカットにはナゼか3ドアしか登場してきません…(苦笑)

当時のこのクラスの乗用車の中では異様に長い2500㎜のホイールベースを強調するカット。

前期なんでノーズは絶壁で、バンパーは2種類ありまして、コッチはスチールバンパー。

フロントマスクはスッキリしてて、正直特徴が無いと言えば…無い…(苦笑)



一方コッチはウレタンバンパー装着車ですが、ナンバープレートの配置も変わるので顔付きが変わってきますね(^^)v

ちなみに自分はコッチのフロントマスクのが好みですね~。

このターセルは当時としても結構トレッドが広いんですが、写真で見る限りフロントタイヤが結構フェンダーとツラに近い感じだよなぁ…と昔から思ってます。



3ドアのリア回りがこの型のターセル最大の特徴かと思います♪

ガラスハッチ(雨漏りしなかったんですかね??)と六角形のテールランプ。

自分も子供の頃の記憶に残るターセルはフロントマスクよりもこのリアですね!



インパネは下側にコンソールが無いので足元が広々とした印象ですね(^^)v

いかにも70年代な形状、色使い。

ただインパネの上部がラジオ、時計、小物入れと段々と隅に追いやられちゃった感…(^-^;



2500㎜のロングホイールベースは室内…特にリアシート側に効いてます♪

リアタイヤのホイールハウスが当時の国産車には珍しくシートに掛からないので、ゆったりと座るコトが出来るのが最大の特徴!

更に足元も広々…クラス最大の室内長1740mm♪

ちなみに最新のヤリスはこのターセルより全長が20㎜短いものの、室内長は1845㎜と100㎜以上の差があります。

…が、実際のトコ室内長って測定部位が様々なのと、ターセルはインパネがほぼ垂直で張り出しておらず、シートバックの厚みも薄いですし、オマケにボディもスクエアなのもあるでしょう…恐らく実際にはターセルのが広いかと思います。

そんなビスタ店併売時の初代ターセル前期のエンジンの種類は全部で2機種…



・3A-U…直列4気筒1500㏄OHC、83馬力、12.0kg-m。

79年の一部改良で1500㏄は1A-Uから3A-Uになりました。

意外と3A-Uって頭文字Dのハチゴーで散々な書かれ方してますが、実際に車重が軽いのもありましてコレが普段乗りなら何の不満も無く軽快に走りますよ(^^)v

但しマニュアルですけどね…(^-^;

・2A-U…直列4気筒1300㏄OHC、74馬力、10.7kg-m。

コレも79年の一部改良で追加された1300㏄版。

そういえばエンジンの写真の上にあるイラスト…エンジン油圧ダンパーがモロにショックアブソーバーってのがスゴイですよね(笑)

今なら液封マウントです。



コレらに組み合わされるミッションは、4速と5速のマニュアル、及び3速オートマ。



足回りはフロントがストラットでリアはトレーリングアームの4独♪

ホイールストロークも比較的長いようです(^^)v



で…エンジンの写真を見て「お!!」ってなった方もいらっしゃるかと。

縦置きエンジンでございます。

しかもミッションの下にデフを置く2階建て構造ですよ…(汗)

フロント周りが腰高になっちゃうし、見た感じフロントオーバーハングも長くなってかな~り不利にも見えちゃいます…(苦笑)

コレには理由がありまして、縦置きにするコトでなるべくFRのようなフィールにしたかった…と…当時はまだFFなんて歴史が浅くて未知の乗り物に近かったと。

今の時代ならEVに踏み入れる位の抵抗感はあったかと…(汗)

他メーカーは70年代初期辺りからFFの小型車を出したものの、トヨタはこの辺りかなり慎重で、後発でFRに近い感じで縦置きのFFとしてターセルを。

そして80年代に入ってやっとカムリ辺りで横置きのFFを…とかなり慎重。

ホントに石橋を叩いて造ってます。



で…ナゼかココで出てくる開発テストの光景(笑)

耐寒のナンバープレートだけは合成っぽい←ソコ?

ブレーキテストのカットは中期のKP61っぽくも見えますね(爆)



装備としては、ガラスハッチ上部に付いたリアワイパーが個性的。

いかにも取って付けたワイパー感。



メーターが外部照明式ってのもかなり古い感じですが、カタログ上ではアピールしています。

確かにこの時期はクラウンでも透過照明かどうか…って時代。



電圧計一体式タコメーターは個性的ですね(^^)v

ボタンを押したらタコメーターと電圧計が切り替わるギミック…このアナログ感がイイですねぇ♪

更に当時のトヨタの上級グレード装備となるOKモニターもあります。



カップホルダーじゃないんですよ…

コーラボックス(爆)

コレで栓抜きまで装備してたら更にネタです…無いですが…。



インパネの小物入れはグレードによって半透明のふた付き。

ステアリングは今のこのクラスでは絶対にありえないキャストウッド。

シフトノブも本木…絶対今じゃありえません…。



バンパーは前述の通りでグレードによってウレタンとスチール。

ヘッドライトはハロゲンが上級グレードでやっとオプションの時代です。



グレードはこんな感じでまずは3ドア。

・カスタムデラックス…(1300)

3ドアのエントリーグレードはコチラから。AMラジオや前後席の灰皿を装備。

・デラックス…(1300/1500)

助手席ウォークイン機構やリアワイパー、1500にはミスト付ワイパーも装備。

・ハイデラックス…(1300/1500)

分割式ヘッドレスト、燃料残量ウォーニング、リアデフォッガーを装備。

・S…(1500)

専用サイドストライプ、フットレスト、OKモニター等を装備。
5速マニュアルのみの走りのグレード。

・S特別仕様車…(1500)

特別仕様車なのに写真の掲載が一切ありません…(汗)

内容としては…
①レッド+ブラックまたはベージュ+ブラックのツートンボディカラー。
②シートにレッドまたはライトブラウンのアクセントストライプ。
③ハロゲンヘッドランプ
④サイドプロテクションモール
⑤特別仕様のサイドストライプ

百恵セレクションとはまた違います。

・SE…(1500)

本木製シフトレバーやデジタル時計、電動ミラー等を装備した最上級グレード。



次いで2ドアセダンと4ドアセダン。

2ドアスタンダード…(1300)

最もベーシックなターセルは2ドア専用のコレ。
それでもブレーキはブースター付、運転席のみのサンバイザー、灰皿も前席のみ。

・4ドアカスタムデラックス…(1300)

コチラは4ドアのみで、リアシートが分割しない以外基本的に3ドアと装備は同じ。

・2ドア/4ドアデラックス…(1300/1500)

2ドアはコレが最上級。ボディ形状問わずどれも基本装備は同じです。

・4ドアハイデラックス…(1300/1500)

コレも3ドアハイデラックスと基本装備は同じです。

・4ドアSE…(1500)

4ドアセダンの最上級。しつこいようですが、ココも3ドアと同じ。



ボディカラーはこんな感じで全部で9色…特別仕様車も加えると11色もあり結構多いですね(^^)v!!

自分でしたら3ドア1500SEの5速でピースグリーンメタリックでしょうか(^^)v



ってコトでこのまだ出来たばかりの新生ビスタ店でございます(^^)v

この頃はまだビスタ自体は出ておらず、ビスタが出てくるのはココから更に2年後なんですね~(*'▽')

けどよく考えたら今やそのビスタ店も無くなり、ネッツ店になってます。

あぁ…その前に全車種取扱いになっちゃったもんなぁ…。

さて、そんな初代ターセルですが、もう激レアなのはご存知の通り。

出てきたとしても後期の方がどうもまだ多い模様…2ドアはおろか百恵セレクションなんてもう幻です…(汗)

恐らくもう絶滅してるんでしょうね…(^-^;
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Posted at 2022/05/06 10:18:01

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この記事へのコメント

2022年5月6日 10:34
このターセル、親父の同僚が乗ってて、3ドアなのにハッチが変な形ってのが印象的だったね。
それ以外は特に思い出がない(笑)
百恵セレクション、ほぼ絶滅だろうね。

車よりもCM曲が強烈。硬派と言うか。歌が宇崎竜童が作ってるからなあ。
コメントへの返答
2022年5月7日 8:22
ガラスハッチだけだから余計に印象に残る…同じくソレだけ(爆)

コレ…ってか調べたらもう1つのバージョンが宇崎竜童なんやね~。
2022年5月6日 10:36
  おはようございます。

  懐かしいターセル!

  カローラ店でも扱いはありましたが、あまり印象は薄いですね。
  
  当時、親父は70カローラでしたね。

  カローラより小さいといっていました。

  誕生から20年後にはターセルも生産終了しましたね。

  
コメントへの返答
2022年5月7日 8:23
おはようございます(^^)v

特にこの当時だと上級車の方にショールームでは目が行きがちだったんじゃないかと…(^-^;

今やタコⅡとか言っても通じませんね…(爆)
2022年5月6日 13:13
トヨタ初のFF&縦置きエンジン、
懐かしい車です。
「百恵の、赤い靴」ってキャッチ
コピーで売ってました。

かなり昔、誰かに乗せてもらった
記憶があり、FR車の全盛期だった
頃なので室内がゆったりしていた
ことは覚えています

EP71以来ずっとFF車に乗り続け
今に至りますが、初期のFF車は
「タックイン」が怖かったです。

EP71に乗り替えて間もない頃、
脇道から左折の際何気なくアク
セルを戻したら「グイ!」っと
車が内側に回り込みガードレー
ルに寄っていってヒヤリ!

今の車はFF特有の挙動がモロに
出ず、MT車もシフトフィールが
良くなって乗りやすいですが、
当時のシフトフィールはグニャ
グニャで「何じゃこりゃ?」な
操作感覚でした。

もう街では見られない車です。
コメントへの返答
2022年5月7日 8:25
当時のFR車ってかなりセンタートンネルが出ていたので、余計広く感じたんでしょうね♪

そういえばコレ位古い時代のFF車って運転したコト無いかもしれません…(汗)

クセのあるFFってのも面白そうですね(^^)v
2022年5月6日 20:04
こんばんは。

この車をベースに4WDにしたのが初代カリブと聞いたことがあります(名前はスプリンターなのにカローラの仲間じゃないという)。

百恵とターセル…5代目ターセルの特別仕様車のCMが百恵パロディだったのを思い出しました(・∀・)
https://youtu.be/bAXbzR4O1U0
コメントへの返答
2022年5月7日 8:26
おはようございます(^^)v

ベースになったのはコレの2代目ですね…型式もまんまAL20系で同じです(爆)

そう言われるとアレはそんな感じだったんですかね~
2022年5月6日 20:46
こんばんは。


この型のコルサは実物見たことありませんが、こうやって拝見すると3ドアの後ろ姿はなかなかオシャレですね。

前輪駆動で縦置きエンジンは初めて知りました。


Sのグレードのサイドストライプとかは標準でついているなんて時代を感じますね。


今は純正でサイドストライプ付きの車はほとんど見ませんもんね。



ちなみに最後の型のコルサは以前勤め先にありました。
身障者仕様で手でアクセル、ブレーキ操作出来るんですけど、このコルサで免許取ると教習車の寸法が小さいので免許の条件に大きさの限定がついて、記憶は確かではないですが確か5ナンバーサイズ以下しか乗れなかったと記憶しています。



コメントへの返答
2022年5月7日 8:28
おはようございます(^^)v

このリア回りが個性的で印象に残ってます(^^)v

そう言えば今は昔みたいにサイドストライプや腰下がツートンなんてクルマを見なくなりました…(^-^;

身障者仕様も何回か動かしたコトがありますが、アレってホントに慣れないと難しいですね…(汗)

5ナンバーサイズ限定なんてのは初めて知りましたが、そうなるのも分からないでもないです…(^-^;
2022年5月6日 22:41
初代ターセル、コルサ軽量で良く走る車でしたよ。
トヨタ初のFF車でしたがクセは少なく乗りやすかったですね。
ただし縦置きエンジンなので整備性は悪くベルトは替えにくい、クラッチ交換はミッションが外しにくかったですが 良く出来た車でしたよ。
ちなみにハブはPCD114.3の4穴でした。
コメントへの返答
2022年5月7日 8:29
やっぱり縦置きFFってのが良くも悪くも影響してそうですね…(^-^;

コレでクラッチは確かに…大変そうですね…(汗)
2022年5月7日 13:34
何故か、コレのプラモデルを小学生の頃に作った事があります(^^)

確かコルサの3ドアで、ラリー仕様みたいな箱絵でした(笑)

エンジンダンパーが本物のダンパーって、あまり見ないのではないでしょうか(しかも縦方向だし)
コメントへの返答
2022年5月7日 23:20
コレ…プラモ出てたんですね…(汗)

モロにダンパーが付いてたんで思わずビックリしました(笑)

液封マウントの方が細かい振動まで減衰しそうな気がしますね~(^-^;
2022年5月7日 17:34
こんにちは。
今はなき実家の隣のお家がターセルを二台並べて停めてました。それもキツキツでよく入れてるな、って感じで。そのご主人はトヨタの販社にお勤めで、1983年、我が家に86トレノが来る以前からお乗りだったと記憶してます。大昔の話ですね(汗)
コメントへの返答
2022年5月7日 23:21
こんばんは(^^)v

それもまた当時ならではの光景ですね…今でしたらマニアの家としてでしか認知出来ません(爆)
2022年5月12日 0:37
このターセル、思い出といえば高校時代に通ってた塾の事務員さんが4ドアに乗ってました。
私が塾に通っていた94年当時でもかなりレアでしたね。
因みに担当の先生は20ソアラ前期GTのシルバーとグレーメタのツートンに乗ってました。
コメントへの返答
2022年5月12日 5:29
94年当時ですと最終型でも12年オチだった訳ですが、当時は12年オチなんてクルマはもう中々見かけませんでしたね…(汗)


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