どうも(^^)v
今回はリクエスト頂いたカタログのアップになります。
自分は全然馴染み無いんですがね…(汗)
ってコトで…
初代ターセル前期
ビスタ店併売時です♪
う~ん…表現が難しいですが、カタログの種類も色々あるので、こんな感じで表現しておきます…(^-^;
この型のターセル/コルサ自体が最早マイナー…子供の頃もそんなに見かけるコトは無かったものの、近所に3ドアがいたコトだけは覚えてます。
ただ…アレがコルサなのか、ターセルなのか、前期後期なんて正直全然分かりません。
4~5歳位の時の記憶なので、赤の3ドアでしか覚えてませんし、後々小学校高学年位に雑誌で見た時、独特のリアスタイルから思い出した次第。
ちなみに天然の個体は恐らく25年位前に下関で見た青の4ドアセダンが最後かと。
ソレでも当時は驚愕もんでした…アレはグリル形状から恐らくコルサ。
さて…そんなターセルは1978年にトヨタ初のFF車としてデビューしています♪
当初は1500㏄のみでしたが、1979年に一部改良が入り1300㏄車が追加されると共に、1500㏄もエンジンが改良され型式も変更されてます(*'▽')
ちなみにこの時からCMには山口百恵が出てくる訳ですが、今回のカタログには一切出て来ません…(出てくるバージョンのカタログも持ってないけどあるらしい)。
で…元々はカローラ店をメインに(一部はディーゼル店)販売されたターセルですが、1980年4月にビスタ店が発足する為に併売するコトになります。
今回はその際のカタログで、1980年4月のビスタ店発足時の内容です!
さて…そんな初代ターセルはボディタイプに2ドア、3ドア、4ドアとありますが、このカタログのメインカットにはナゼか3ドアしか登場してきません…(苦笑)
当時のこのクラスの乗用車の中では異様に長い2500㎜のホイールベースを強調するカット。
前期なんでノーズは絶壁で、バンパーは2種類ありまして、コッチはスチールバンパー。
フロントマスクはスッキリしてて、正直特徴が無いと言えば…無い…(苦笑)
一方コッチはウレタンバンパー装着車ですが、ナンバープレートの配置も変わるので顔付きが変わってきますね(^^)v
ちなみに自分はコッチのフロントマスクのが好みですね~。
このターセルは当時としても結構トレッドが広いんですが、写真で見る限りフロントタイヤが結構フェンダーとツラに近い感じだよなぁ…と昔から思ってます。
3ドアのリア回りがこの型のターセル最大の特徴かと思います♪
ガラスハッチ(雨漏りしなかったんですかね??)と六角形のテールランプ。
自分も子供の頃の記憶に残るターセルはフロントマスクよりもこのリアですね!
インパネは下側にコンソールが無いので足元が広々とした印象ですね(^^)v
いかにも70年代な形状、色使い。
ただインパネの上部がラジオ、時計、小物入れと段々と隅に追いやられちゃった感…(^-^;
2500㎜のロングホイールベースは室内…特にリアシート側に効いてます♪
リアタイヤのホイールハウスが当時の国産車には珍しくシートに掛からないので、ゆったりと座るコトが出来るのが最大の特徴!
更に足元も広々…クラス最大の室内長1740mm♪
ちなみに最新のヤリスはこのターセルより全長が20㎜短いものの、室内長は1845㎜と100㎜以上の差があります。
…が、実際のトコ室内長って測定部位が様々なのと、ターセルはインパネがほぼ垂直で張り出しておらず、シートバックの厚みも薄いですし、オマケにボディもスクエアなのもあるでしょう…恐らく実際にはターセルのが広いかと思います。
そんなビスタ店併売時の初代ターセル前期のエンジンの種類は全部で2機種…
・3A-U…直列4気筒1500㏄OHC、83馬力、12.0kg-m。
79年の一部改良で1500㏄は1A-Uから3A-Uになりました。
意外と3A-Uって頭文字Dのハチゴーで散々な書かれ方してますが、実際に車重が軽いのもありましてコレが普段乗りなら何の不満も無く軽快に走りますよ(^^)v
但しマニュアルですけどね…(^-^;
・2A-U…直列4気筒1300㏄OHC、74馬力、10.7kg-m。
コレも79年の一部改良で追加された1300㏄版。
そういえばエンジンの写真の上にあるイラスト…エンジン油圧ダンパーがモロにショックアブソーバーってのがスゴイですよね(笑)
今なら液封マウントです。
コレらに組み合わされるミッションは、4速と5速のマニュアル、及び3速オートマ。
足回りはフロントがストラットでリアはトレーリングアームの4独♪
ホイールストロークも比較的長いようです(^^)v
で…エンジンの写真を見て「お!!」ってなった方もいらっしゃるかと。
縦置きエンジンでございます。
しかもミッションの下にデフを置く2階建て構造ですよ…(汗)
フロント周りが腰高になっちゃうし、見た感じフロントオーバーハングも長くなってかな~り不利にも見えちゃいます…(苦笑)
コレには理由がありまして、縦置きにするコトでなるべくFRのようなフィールにしたかった…と…当時はまだFFなんて歴史が浅くて未知の乗り物に近かったと。
今の時代ならEVに踏み入れる位の抵抗感はあったかと…(汗)
他メーカーは70年代初期辺りからFFの小型車を出したものの、トヨタはこの辺りかなり慎重で、後発でFRに近い感じで縦置きのFFとしてターセルを。
そして80年代に入ってやっとカムリ辺りで横置きのFFを…とかなり慎重。
ホントに石橋を叩いて造ってます。
で…ナゼかココで出てくる開発テストの光景(笑)
耐寒のナンバープレートだけは合成っぽい←ソコ?
ブレーキテストのカットは中期のKP61っぽくも見えますね(爆)
装備としては、ガラスハッチ上部に付いたリアワイパーが個性的。
いかにも取って付けたワイパー感。
メーターが外部照明式ってのもかなり古い感じですが、カタログ上ではアピールしています。
確かにこの時期はクラウンでも透過照明かどうか…って時代。
電圧計一体式タコメーターは個性的ですね(^^)v
ボタンを押したらタコメーターと電圧計が切り替わるギミック…このアナログ感がイイですねぇ♪
更に当時のトヨタの上級グレード装備となるOKモニターもあります。
カップホルダーじゃないんですよ…
コーラボックス(爆)
コレで栓抜きまで装備してたら更にネタです…無いですが…。
インパネの小物入れはグレードによって半透明のふた付き。
ステアリングは今のこのクラスでは絶対にありえないキャストウッド。
シフトノブも本木…絶対今じゃありえません…。
バンパーは前述の通りでグレードによってウレタンとスチール。
ヘッドライトはハロゲンが上級グレードでやっとオプションの時代です。
グレードはこんな感じでまずは3ドア。
・カスタムデラックス…(1300)
3ドアのエントリーグレードはコチラから。AMラジオや前後席の灰皿を装備。
・デラックス…(1300/1500)
助手席ウォークイン機構やリアワイパー、1500にはミスト付ワイパーも装備。
・ハイデラックス…(1300/1500)
分割式ヘッドレスト、燃料残量ウォーニング、リアデフォッガーを装備。
・S…(1500)
専用サイドストライプ、フットレスト、OKモニター等を装備。
5速マニュアルのみの走りのグレード。
・S特別仕様車…(1500)
特別仕様車なのに写真の掲載が一切ありません…(汗)
内容としては…
①レッド+ブラックまたはベージュ+ブラックのツートンボディカラー。
②シートにレッドまたはライトブラウンのアクセントストライプ。
③ハロゲンヘッドランプ
④サイドプロテクションモール
⑤特別仕様のサイドストライプ
百恵セレクションとはまた違います。
・SE…(1500)
本木製シフトレバーやデジタル時計、電動ミラー等を装備した最上級グレード。
次いで2ドアセダンと4ドアセダン。
2ドアスタンダード…(1300)
最もベーシックなターセルは2ドア専用のコレ。
それでもブレーキはブースター付、運転席のみのサンバイザー、灰皿も前席のみ。
・4ドアカスタムデラックス…(1300)
コチラは4ドアのみで、リアシートが分割しない以外基本的に3ドアと装備は同じ。
・2ドア/4ドアデラックス…(1300/1500)
2ドアはコレが最上級。ボディ形状問わずどれも基本装備は同じです。
・4ドアハイデラックス…(1300/1500)
コレも3ドアハイデラックスと基本装備は同じです。
・4ドアSE…(1500)
4ドアセダンの最上級。しつこいようですが、ココも3ドアと同じ。
ボディカラーはこんな感じで全部で9色…特別仕様車も加えると11色もあり結構多いですね(^^)v!!
自分でしたら3ドア1500SEの5速でピースグリーンメタリックでしょうか(^^)v
ってコトでこのまだ出来たばかりの新生ビスタ店でございます(^^)v
この頃はまだビスタ自体は出ておらず、ビスタが出てくるのはココから更に2年後なんですね~(*'▽')
けどよく考えたら今やそのビスタ店も無くなり、ネッツ店になってます。
あぁ…その前に全車種取扱いになっちゃったもんなぁ…。
さて、そんな初代ターセルですが、もう激レアなのはご存知の通り。
出てきたとしても後期の方がどうもまだ多い模様…2ドアはおろか百恵セレクションなんてもう幻です…(汗)
恐らくもう絶滅してるんでしょうね…(^-^;