どうも(*'▽')
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります。
乗ったコトも無いし馴染みは無いですが、カッコイイクルマだとは思いますね~♪
ってコトで…
KA8レジェンドクーペ デビュー時です♪
やっぱりこの時期のホンダは垢抜けててドコか色っぽいクルマを造らせるとめっぽう強いメーカーでしたね(^_-)-☆
当然車格はあるものの、レジェンドを始め、アコード、プレリュードと、ドコか大人の色っぽさがあって、一見似通ったコンセプトのクーペだけど、それぞれに明らかに違う感じがしたもんです(*'▽')
自分達の世代ではレジェンド=VIPカー、またはラグジー系でセダンの方に圧倒的な人気がありましたが、FFだから深リムが入らないってコトで回りでレジェンドに手を出す友人はいませんでしたね…(^_^;)
なんせ2003年の時ですから、レジェンドの中古相場で深リムのホイールが履けるFRの14マジェ、Y32セドグロ、センティアが来てましたからねぇ…(汗)
ただ、このレジェンドには独特の大人の世界があったのは間違いなかったです♪
さて…そんなKA8レジェンドクーペは1991年に2代目レジェンドクーペとしてデビューしています♪
当然、メインにセダンがありますが、クーペはセダンより3か月遅れて登場。
共通シャーシながら、全長は60㎜短く、またエクステリアは専用デザインと実に凝ってまして、いかにもバブル真っ盛りのクルマと言った印象です(笑)
また、他社に先駆けて各種安全装備に力を入れていたのもこの型の特徴です!
今回のカタログはクーペがデビューした直後の1991年1月の内容です。
ってコトでビガーとかもそうなんですが、レジェンドも横長のヘッドライトに小さめのグリルが特徴。
この時代のセオリーとしては、高級車はグリルが大きく張り出した方が威厳を感じるのが定説でしたが、レジェンドもビガーもその逆を行ってますよね(*'▽')
それなのにグリルを前方に張り出すなどして品良く威厳を出してるように見えますし、実際にビガーもレジェンドも大ヒットまでは行かずともそれなりに売れていたと思います♪
そしてセダンとエクステリアは全く別物なのに、ちゃんとレジェンドしてます。
全長は4880㎜、全幅1810㎜と今見ても大柄なボディは十分な伸びやかさ!
この時代のこの手のクーペは同時期にモデルチェンジしたソアラに、モデル末期のレパード、税を極めたユーノスコスモとある訳ですが、レジェンドクーペもこれまた独自の大人の世界を演出してまして、20代の若者がクーペというだけでおいそれと簡単にとっつきにくい雰囲気、優雅さを持ち合わせています(^_-)-☆
自分が未だにこのレジェンドを見て思うのはテールの形状が独特でボディサイドに周り込んでないところですね~。
正直この辺りは個人的に好み…ではないんですが、レジェンドの個性はありますね♪
インパネは高級車らしい上質なモノですが、キンキラキンな感じでは無く、ホンダらしいオシャレさを兼ね備えます(*'▽')
インパネアッパーの一等地にはナビゲーションシステム、その下には艶々とした天童木工の本木目パネル、そしてクーペだからかスポーティさを演出するアイテムの1つとしてガングリップタイプのシフトレバーが装備されていますね(*'▽')
シートは見るからにクッションが厚そうな本革シートが目に入りますね(*'▽')
ちなみにこの本革はオプションですが、このゴージャスさを見ちゃうと本革に乗りたくなりますね(*'▽')
シートサイドのリクライニングスイッチの周りまで合皮かもしれませんが、しっかりと囲まれてる辺りがもう今のクルマじゃ考えられないトコです…(汗)
そんなKA8レジェンドクーペデビュー時に搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・C32A…V型6気筒3200ccSOHC、215馬力、30.5kg-m。
車両の大きさに似合った大排気量エンジンを搭載♪
車重は1570㎏と当時としてはヘビー級ですが、ソレでもココまでのスペックなら十分でしょう…何より当時のホンダはスペック以上に回る回る(笑)
で…レジェンドも当時のアコードインスパイアやビガーと同じくフロントミッドシップレイアウト…。
今となってはFFでミッドシップレイアウトにしちゃったら、トラクション抜けちゃうから何考えてんだ案件ですが、この為にオイルパンがドライブシャフトを貫通しちゃってます…。
このユニットに組み合わされるミッションは4速オートマのみ。
そして足回りは4輪ダブルウィッシュボーンとなっています♪
更にホンダならではの歴史あるA.L.Bの採用。
更にTCSも装備しアクティブセーフティを確立すると共に、国産初のシートベルトプリテンショナー、更にこれまた国産初の助手席エアバッグも装備し、パッシブセーフティも固めているのがレジェンドのスゴイトコになりますね(*'▽')
装備としては、初代で計画までされたものの、搭載には至らなかったナビゲーションシステムも搭載♪
但し、この初期モノはガスレートセンサー…つまりジャイロ式のみ。
この翌年の改良でGPS機能が追加されてるようですね(*'▽')
更に高級車らしい装備は盛り沢山で、2名分のシートメモリーと、ドアを開けるとシートがメモリー位置に自動復帰、ソコからキーシリンダーへカギを差すとステアリングがドライビングポジションへとセットされる、インテリジェント・キーレスシステム♪
クーペでは珍しいアクティブドアロック(イージークローザーってヤツですね)も装備されています♪
ドアミラーはヒーテッド式。
コレもクーペでは珍しく、後席のウインドウも昇降式になっています♪
恐らく知る限り、例えば自分が昔乗ってたS110ガゼールとかもサイドのウインドウが昇降出来ましたが、そういう機構を搭載したクーペは恐らく国産ではこのレジェンドが最後じゃないかな?って思います(*'▽')
ソアラやレパードは下がりませんもんね。
(追記:そうだ!SVXも昇降してましたね…スッカリ忘れてた…)
そしてカギは当時まだ先進的だった内溝式…。
子供の頃にこのカギを見ると高級車だなぁ…って思ったアレです(笑)
本革シートではシートヒーターを装備。
更にドア開閉に連動してシートベルトタングが回転する、電動シートベルトリーチャーなんてのはバブリーな装備だと思いますね…こんなトコまで電動化(笑)
他に地味なトコですと、救急箱まで標準装備(笑)
グレードはモノグレードのみで、ボディカラーの設定はこのカタログに記載は無く不明…(苦笑)
自分でしたら、ナビとカーテレホンのセットオプション。
ちなみにナビを付けると本革も装備されますね♪
コレでフルオプション。元々の装備も豊富ですからね(*'▽')
で…コチラは1991年6月に追加されたタイプβとなります。
このカタログも1991年6月の内容で追加された直後の専用カタログになります。
タイプβは廉価版で、後に元々登場した方はα(アルファ)というグレード名になりますね(*'▽')
ただ…廉価版と言えど装備は十分に豪華♪
削られるトコを調べてみると…(間違ってたらスミマセン)。
電動チルテレ/革巻ステアリングホイール/ウールモケットからモケットシートへ格下げ/本木目PWスイッチパネル/革巻シフトノブ/コンソール内蔵カードホルダー/本革アームレスト/アルミサイドステップガーニッシュ/リアのハーフシェードガラス/リアの熱反射ガラス/TCS
と…まぁこんな感じですね。
価格表はこんな感じです。
1991年6月の価格表なので車両本体価格で388万5000円のヤツはタイプβ。
参考に記憶の限りでユーノスコスモの20BタイプE-CCSで確か530万円。
で…従来仕様のレジェンドクーペだと70万円アップの458万5000円。
ソコから本革シートにすると481万5000円…23万円アップと意外や良心的?
更にナビを足せば536万5000円…55万円アップ。
トドメのフルOPのハンズフリーを入れて550万円ですね(笑)
ってコトはオプション足せばほぼコスモと横並び。
う~ん…当時だったらモデルチェンジ直後の30ソアラにせずに20ソアラの3リッターのGTリミテッドのマルチ&エアサス&ムーンルーフの新車同様の個体を買った方が得策のような気もしますし、ロータリーに行くならコスモ。
考え方によってはフェアレディZやGTOツインターボの選択肢もあるでしょう(笑)
いいなぁ…こんだけウレシイ悩みで積極的に選ばなければダメだったこの時代。
ちなみにもう中古車はかなりレアですね…個体は絶望的。
大概出てきてもβの方、あってαツーリング。
こんな大人な感じのボルドーレッドパールのクーペなんて壊滅的でしょう…(汗)
いや…今見てもイイですね♪
そういえばセダンはいたけどクーペで弄る人ってあんまり見なかった気もします。